「・・・クックックック・・・ブフゥッ・・・・アッハッハッハッハッハ~~~~~!!!
くるしい!・・・おなか苦しいわ!!こんなツボにはまったの初めてよ~ブフフフフウッ~!」
気がついたら灰色の空間にいて、目の前で気味の悪いオカマが腹を抱えて笑っている。
「おもしろすぎるわよ!仮にも火影の血筋でうちはの血まで混じったハイブリッドが
トラクターにビビって死ぬって・・・ブフフッ・・・なに?耕されるとでも思ったの?
はたけカカシにでもされちゃうとでも思ったの?・・・・フヒヒヒッ・・・」
ウゼェーー!
何この人?心底気持ち悪くて鬱陶しいんだけど・・・
自分の死に、嘆く暇もなく殺意が湧いてくるんですけど・・・
「誰だか知らねぇが人の死に様を笑うんじゃねぇ!」
笑いすぎて蛇っぽい眼に涙をにじませる怪しいロン毛野郎に怒声を浴びせる。
それに全く堪えた様子もなく、オカマ野郎はなお嗤う。
「まともな死に様なら笑いやしないわよ。ま・と・も・な・ら・ね。クックック
いやぁ、狙いをつけて待っていた甲斐があるわ・・・
早死する運命であることはわかっていたけど、まさか、こんなおもろい展開だとはねぇ・・・」
・・・早死する運命?・・・わかっていた?
「あんた・・・何者だよ?」
いや、まぁ、実はなんとなくわかっているんだ。
死んだ後、出会う存在といったら、それはお約束だ。
今、里で流行っている小説の展開そのままだ。
「わたしは大蛇丸。かつては木ノ葉の忍びであり、生命の真理を求め続けた者。その結果、今では蛇神と呼ばれ、とある役目を押し付けられたこの世界の奴隷。」
「世界の奴隷?」
「まぁ、わからないわよね・・・神様の代理人だとでも思ってくれればいいわ」
「・・・・ん?つーか、大蛇丸って・・・たしか昔、木ノ葉を滅ぼしかけた大罪人の名前じゃ・・・・」
「ええ、それで合ってるわ。あなたのお爺さんとも浅からぬ因縁があるのよ?昔同じ獲物を取り合った仲。そう、ホモダチとでも言えば良いのかしら?」
「ぜってぇ違うだろ!人の爺様を勝手に同類にするなオカマ野郎!・・・っていうかそんな極悪人がなんで神様になんかになってんだ!?」
「生前の善悪なんて関係ないのよ。真理を求め、たどり着いてしまったものだけが資格を得るの。
望む望まないも関係なく、そうなってしまったらもう、そういう存在になるしかないのだけどね・・・・」
大蛇丸は随分と疲れたような力の無い笑みを浮かべる。青白い細身の身体と相まって まるで過労死寸前の商人みたいだ。
「そんで、その神様が俺になんの用なんだよ。まさかただ死に様を笑い者にするために呼んだわけじゃないんだろ?」
正直、期待していた。小説のように神様の謎パワーで生き返ることができるのではないかと、そんな都合の良い願望を抱いていた。
「まさか、そこまで悪趣味ではないわよ。あなたをここに呼んだのはあくまで仕事のため。」
大蛇丸は気の乗らないような素振りで告げる。非常にかったるそうに。
「あなたには生まれ変わってもらうわ。・・・・こことは違う世界でね・・・」
◇◆◇◆
「・・・グゴオォォォォォォォォォォ~~~~~~~~~~~!!グガアアアアァァァァ~~~~!!」
地獄のそこから轟いてくるような喧しすぎるイビキで強制的に目覚めた。
よく覚えていないけど、なんだかとても長い夢を見ていたような気がする。
そんなに眠りが浅かったかな?昨日はわりと疲れていたから初の馬小屋でもすぐ眠れたんだけどな。
馬小屋の天井の僅かな隙間から朝日の光が降り注いでいる。
遠くでは小鳥がさえずり、爽やかな朝を演出している。
・・・この音さえ無ければ気持ちの良い朝だったのになぁ。
「グゴオォォォォォォォォォォ~~~~~~~~~~~!!ガガガガガアアアアァァァァ~~~~!!」
それにしても、ほんっとデカイイビキだな・・・・よくこんなのが隣にいて朝まで眠れたもんだ。
騒音の発信源である隣で気持ち良さそうに眠るナルトのじいさんを半眼で眺める。
口と鼻を押さえたら死ぬかな?と物騒なことを考えていると右隣でもぞもぞと動く音がする。
「くっ!離せっこのっ、バカ女っ!・・・・おい!カズマ!起きているのなら、この馬鹿を引き離せ!!朝っぱらから暑苦しくてかなわん!」
子狐のクラマを抱きしめて幸せそうに眠る女神の姿がそこにあった。
全然神々しくない。
初対面時はもう少し神秘的な美少女感があったんだけどな・・・
クラマがアクアの腕からなんとか抜け出そうと必死にもがいている。
噛んだり、爪を立てたりしないあたり、飼い慣らされた感が満載の優しい獣だ。
しょうがないな、とアクアから哀れな被害者を救い出そうとする。
しかし、想像以上のパワーでガッチリと固くホールドしていてビクともしない。
おのれ・・・
「・・・や~~・・・クラマたんは私のよ~・・・・この温いモフモフは誰にもわたさないんだからぁ・・・・」
「誰がクラマたんだ馴れ馴れしい!このワシを誰だと思っていやがるっ!そこらにいる安っぽい愛玩動物と一緒にされては、こま・・・おいぃぃっ!顔を埋めるな気持ち悪い!ひゃぁっ・・・冷た!てめぇヨダレを垂らすんじゃねぇ!いい加減にしろぉ!!」
それでも、決してアクアを傷つけない心優しいクラマ君でした。
昨日はあれからナルトのじいさんに俺が孫ではないことを数時間に及ぶ説得の末、なんとか納得してもらえた。・・・・ような気がする。
ボケ気味なじいさんは未だに俺とお孫さんを混同しているようなのだが。そこはもう諦めた。
とはいえそれからも、じいさんは他人な気がしないと言って俺たちにとても親切にしてくれた。
晩御飯をご馳走してもらいながら、この街での常識や暮らし方、美味い飯屋、女湯を覗きやすい風呂屋まで幅広く教えてもらった。
とても参考になった。
そこから爺さんと皆で例の風呂屋に突貫した後、アクアのゴッドブローで破壊された肝臓を押さえつつ、皺くちゃのババァの裸体の悪夢に涙を流しながらギルドに戻り、すっかり忘れていた冒険者登録をようやく済ませたのだった。
ちなみに心躍らせて挑んだ結果、幸運以外はとても平凡なステータスで基本職の冒険者しかジョブを選べなかったわけだが・・・
とりあえず、アークプリーストとかいう上級職になって調子に乗って小躍りしているアクアを締め上げ、自棄酒を煽って前後不覚になりながら、じいさんの馬小屋に泊めてもらったのだ。
つーか、ナルトの爺様にお世話になりすぎだろ・・・俺達・・・
飯代から風呂代、登録料に酒代まで・・・・挙句に帰りは酔い潰れてアクアと二人でじいさんにおんぶされていたの覚えている。
まさに至れり尽くせり。
このままではダメだ。ちゃんと働いてじいさんに恩返ししないと!
とはいえ、お金がないと恩返しのしようもないので、今日はじぃさんから仕事を紹介してもらう予定だった。
「 あ、ナルじぃ、遅いです!ダクネスと二人でもう先に食べていましたよ。・・・おや?その二人は新顔ですねっ」
「ナルトさん、お早うございます。後ろの二人は新しいご友人ですか?」
仕事の前に腹ごしらえをするために馴染みの店だという定食屋に入ると、随分とラフな格好をした美少女二人が親しげに声をかけて来た。
「ああ、昨日仲良くなった、カズマとアクアだってばよ。今日から同じ職場の仲間になるから、よろしくな。」
「おお!新入りですねっ!ようやく私に後輩ができるのですか!」
「と言っても、私たちもまだ、働き始めて一週間も経ってないし先輩面するのもどうだろうか?・・」
「ダメですねーダクネスは・・・だから同僚に“М”なんてコードネームみたいな渾名で呼ばれるんですよ。
後輩ができたからには先輩としてプライドを持たないといけないんです。いつもみたいに強面の男達に雑に扱われてハァハァ言っているようではダメなのです!
後輩にまで飲み物をパシらされるダクネスなんて私は見たくありません!!」
「そ、それは例えば、私自身がそれを望んでいる場合は?・・・後輩に蔑んだ眼で見下されて罵倒されて理不尽な命令をされる状況を私が待ち望んでたと仮定して・・・
わ、わたしはどうしたらいいだろうか!?」
うわぁー・・・なんかアクアと同じような残念臭がする・・・・
クールな金髪美少女だと思ったのに・・・
「この変態は構うとつけ上がるのでスルーします。とりあえず自己紹介から始めますね。いいですか?」
おお、この黒髪のロリっ子は意外にまともだ。そうだよな、そうそう変な女にばかり出会わないよな。
「我が名はめぐみん!アークウィザードにして、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操るもの!
そしてこの街随一のペンキの担い手であり、いずれ世界を白く染め上げる者!
・・・・・よろしくおねがいしま~す」
この世界にはこんなのしかいないのか・・・・
なんだよ、めぐみんって・・舐めてるとしか思えない・・・
「さ、ダクネスも、この流れで自己紹介を・・・わかってますね?」
「うっ・・・わ、我が名はダクネス・・・!クルセイダーにして、この街随一の木材の運び手!
えーと・・・好物はクリームシチュー・・・よ、よろしくたのむ・・・」
顔を真っ赤にして俯くダクネスを喜色満面で見つめるめぐみん。
「いいですよダクネス!良い名乗りでした!この街随一というのが少し盛りすぎな気もしますが初めてでは上出来です!・・・・好物のくだりは完全にいりませんでしたけど、そこはまぁ、減点ですね・・・」
「お、お~ま~え~は~っ!!」
涙目で掴みかかるダクネスを軽くいなすめぐみん。仲良いなこいつら・・・
「じゃぁ、この流れに乗ってこの私も名乗らせてもらいましょうか!」
突然立ち上がって得意げに宣言するアクア。
「我が名はアクア!アークプリーストにして水の女神!アクシズ教団の御神体とはこの私!
ガンガン働いてたくさんお金を稼ぐつもりなので、これからよろしくねっ!」
元気なアクアの挨拶に生暖かい笑顔で拍手を送る二人。
「うんうん、良いですよ!ノリが良くて先輩的にはとてもポイントが高いです!
・・・自らを女神と名乗る痛々しい面も、私たちは可愛い後輩だと思えば許容できますが・・・・
親方は割と洒落が通じない人なので・・・その・・・ねぇ?」
「ああ、元気がよくて気持ちの良い挨拶だ!・・・・ただ、女神うんぬんはあまり触れ回らない方が・・・その、誤解されたら困るしな?
ただの冗談なんだよな?堅物な私でもわかるよ。・・・しかし、関係者が聞いたら怒られるかもしれないから・・・・な?・・・」
アクアを傷つけないようにやんわりと注意をする二人はなんだか、本当に先輩ぽかった。
「なんで私が渾身のギャグを滑ったみたいな空気になってるの!?おねがい信じてよぉ~!!この街の人は女神に対してどうしてこんなに厳しいのよぉっ!
魔女狩りみたいなものなの!? 女神なのに異端あつかいで迫害されてるの!?」
「大丈夫、俺はちゃんと、わかるってばよアクアちゃん。そうだよな、アクアちゃんは女神だよなぁ・・・」
「おじいちゃぁぁ~~~ん!」
いじめられた子供のようにじいさんに泣きつくアクア。
じいさんは仏のような顔で受け止めるが、しかし、本当は多分なにもわかってないだろう。
可哀想だから適当に優しい言葉をかけただけだ。
ミルクを飲んで傍観していると、ダクネスとめぐみんがこちらをじぃっと見ている。
え?・・・これ俺も言う流れ?
「あー、ゴホン・・・・我が名はカズマ!!異界より訪れし冒険者にして、いずれ魔王を打ち倒すもの・・・!これより行う土木工事が俺の伝説の第一歩だ!
立派な城を建ててそれをカズマ城と名づけて拠点にしてやる!
・・・ちなみに全く働いたことのない初心者ですがお手柔らかにお願いします・・・」
「おぉ~!!ブッ込んできました!色々ツッコミどころが多くて非常にレベルの高い名乗りです!!個人的に嫌いではないですっ!むしろそういうの好き!」
「とんでもないルーキーが現れたものだ・・・まずは魔王を倒すのに土木工事の仕事は関係ないだろう!・・と突っ込んでおこうか・・・
それとも、仕事で建てた建造物を自分の城にするという発想を正すべきか・・・そもそも、街の外壁の補強が仕事なのだが・・・」
「ぷぷ・・・引きニートのくせに大きなこと言っちゃって・・・なぁに?初めてのお仕事ではしゃいでるの?・・・クスクス・・」
めぐみんが瞳を紅く輝かせ、ダクネスが生真面目な顔でブツブツと呟き、アクアは小馬鹿にして笑っている。
三者三様の反応に、俺は急に気恥ずかしくなって朝飯のハムサンドに齧り付いた。
そんな俺を爺さんとクラマはミルクを飲みながらニヤニヤと見ていた。
とりあえず自己紹介は終わり、その後は飯を食いながら軽い雑談を交わしていたのだが、思いの外、盛り上がってしまい朝から店を賑わせてしまった。
見目麗しい三人の美少女と仲良く食事をしている俺は店内の野郎どもに嫉妬混じりの視線で睨まれるが、
俺としてはあまり可愛い女の子と会話を弾ませているドキドキ感がない。
どちらかというと男友達と馬鹿話に興じているようなノリだ。
まぁ、そのほうが気安くて良いんだけどさ・・・・
「ハッハッハ、お前らは絶対に気が合うだろうと思ってたんだってばよ。なんだかんだで似たもの同士だしな。」
「・・・ワシとしてはもう少し静かに飯が食いたいんだがな・・・・」
「良いじゃないですか賑やかで。・・・それにしても、なんだか本当に、あなた達とは上手くやっていけそうな気がするのです。なんというかこう・・・波長が合う気がします。」
「ああ、確かに・・・このメンバーは落ち着く気がするな。」
「そう?・・・・私を迫害しないのなら私としてもこれから良い関係を築いていきたいわ。」
「まぁ、これからは一緒に仕事する仲だからな。仕事終わりにでも皆でまた飯でも食おうぜ。」
俺の提案に4人が快く頷いた。一匹はそっぽを向いていたが。
そう、こうして俺達は出会ったのだった。
後に、“アクセル街の最終兵器”と呼ばれ、世界に名を轟かすことになる伝説的なパーティが・・・・・
・・・・・・土木工事現場の同僚として・・・・・・
◇◆◇◆
異世界生活一ヶ月目。
ワシは何をしているかというと・・・・・・
酔っ払いのために、壁になっていた。
「オロロロロロロロォォーー!ゴホッ、ゲホッ・・・ヴェェ!」
「あんなに飲むからだ、この馬鹿・・・・ほらアクア全部出しちまえ・・・・・」
「かずまざぁーん・・・・ありが・・・・ど・・ねぇ・・・」
「はぁ・・・いいから早く楽になって自分にヒールかけろ・・・」
前かがみになり、むせながら吐瀉物を撒き散らすアクア。
酸っぱい匂いに顔をしかめながらアクアの背中をさすっているカズマ。
「グフッ!・・お、おのれ・・・・・ゲホッ・・・・馬鹿な・・・・私としたことが・・・・・なんという体たらく・・・・こんなはずでは・・・オエ・・・情けない騎士で、すまない・・・・・」
「ホントですよ。もう騎士とか言ってる場合じゃないですよ。人としてダメです。といういか女の子として終わってますよ。このゲロネス・・・!」
「こんな時に・・・言葉責めは・・・・本気で洒落に・・・・ならない・・・・ウップ・・・死にたくなるだろう・・・・・」
同じくゲロネスの背中をさすってやっているめぐみん。
今日も一日の労働が終わり、いつものメンツで酒屋に集まり乾杯してお互いを労い、馬鹿話に花を咲かせていたのだが。
いきなりアクアが怪しげなゲームを発案して、それに負けたものが罰として一気に酒を煽るという、粋がった酒飲みのようなことを言いだしたのが原因だ。
もちろんめぐみんは酒は飲ませず代わりに不味いジュースだったが、運の悪いアクアと不器用なダクネスの負けが続き、ほとんど二人の酒の飲みあいになっていた。
・・・・・その結果がこれである。
ちなみにナルトはと言えば・・・・・・
「 土遁・極小――黄泉沼!」
二人のために円形の小さな底なし沼を作り出していた。二人はそこに向かって吐いているのだ。
街にとっても優しいクリーンな忍法である。
そしてワシは・・・・・壁になっている・・・・
緊急事態だった。
帰り道で急に口を抑えて顔を真っ青にしている二人を救うために急きょ、壁に変化して簡易的な個室を作ったのだ。
もうだいぶ夜も遅いが、冒険者の多い街だけあって夜明けまで飲み明かす若者が結構いる。
曲がりなりにも嫁入り前の娘が大勢の前でゲロをぶちまけるのは色々と致命的だろうからな。
「私は絶対、将来お酒を飲むようになっても、こんな無様な姿は晒さないようにします・・・・
こうはなりたくないのです。・・・アクア達はとても良い反面教師になりましたよ・・・・」
「そうしろ、そうしろ・・・・まぁ、お前はなんだかんだ言ってこいつらの二の舞になりそうだけどな・・・
性格上、酒とかめっちゃ好きになりそうだし・・・・」
「む・・・・確かに大いに興味はありますが、それでも節度を持って嗜むつもりです。
こんな、仲間に多大な迷惑をかけるような恥さらしな真似は絶対にしません!」
「ああ、わかった・・わかったからそれくらいに・・・アクアとダクネスが泣いてるから・・・・」
まったく・・・・なにをやっているんだろうワシは・・・・・
こんな騒がしい若者達とつるんで毎日、毎日・・・・
もう、ひと月になるのに帰る手がかりなんて何も掴んでいない。
日中はこいつらの土木作業の上達ぶりを見守り、夜はどんちゃん騒ぎするこいつらのお守り・・・・・・
いい加減、動き出さなければ・・・・・
生活のために仕事は必要だったが、もう資金は十分溜まっただろうし。
あのクソ悪魔のアーデルハイトとか言う奴をとっ捕まえるために行動に移さなければ事態は何も変わらないのだ。
明日から頑張ろう。超がんばろう。
・・・・・日付が変わったばかりの今日は眠いしだるいから、明日から頑張る!
何をどう頑張るのかまだ決めていないがそれも明日決めよう。
今日はもう馬小屋で夕刻近くまでのんびりして英気を養おう。そうしよう。だるいしな。
酔いと眠気でフラフラなナルト達を先導し我が家である馬小屋へと歩を進める。
気の毒なことにこいつらは全員、明日も仕事があるのだ。
・・・そういえば、ナルトはともかく・・・他の四人はどうして土木工事の仕事ばかりやっているんだろうか?
・・・・・・・こいつらの本職って・・・・・確か、冒険者じゃなかったっけ?
それぞれの現時点の土木作業員期間
ナルト・・・・約一ヶ月
めぐみん&ダクネス・・・・二週間
カズマ&アクア・・・・・10日間
次回はようやく冒険者として活動します!
展開が遅くてすみません・・・・