東方携帯獣  ~ポケット・モンスター |幻。夢。|~   作:キョウキ

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最近になってHGを初めからやり直してます。

昔は技マシンが無限に使えないことを忘れてしまい、つい使いまくっちゃいました。


あ、それと。

あとがきに現時点での状況を軽く書いときます。




6ページ目 新聞記者と虹色の羽

朝。それも早朝。

 

まだ日は明けていないが、少しづつ、少しづつ空が白み始めていた。

 

この日、私は最高にツイていた。

運が、最高に。最高潮に。絶好調に。絶頂に。

私の時代が来たといわんばかりの最高の「ツキ」が回ってきた。

 

 

私の名は「射命丸 文」 (しゃめいまる あや)

種族は「鴉天狗」。

 

立場的には・・・「白狼天狗」より上で、「大天狗」様より下ですかね。

 

 

職業は「新聞記者」。

 

「文々。新聞」という新聞を作り、発行するため、日夜ネタを探して幻想郷を西へ東へ

駆け巡っています。

 

 

 

 

兎に角、私は。

とてつもない「ネタ」を見つけた。

 

それは、白狼天狗の栄に助けを求められる1時間前・・・

 

 

 

「1時間前・・・妖怪の山、射命丸の作業小屋前」

 

今日、私は昨日の書類を「鼻高天狗」のやつr・・・方たちに

おしつk・・・手伝わされていた。

 

射命丸「あー椛、私は今から仕事に向かわなくちゃだから、あなたもなんか仕事見つけて

    それに励みなさい」

 

椛「・・・ハイ・・・」

 

射命丸「ん~?返事が遅いし小さいぞ~?しっかりしなさ~い。

    それじゃ、行ってくるわね」

 

椛「」

 

その後、椛がなんて言ったのかは分からないけど、帰って聞けばいっか。

そんなことを思いつつ、飛ぶ速さを加速させる。景色が飛ぶ。

 

風を肌で感じて、スカートが突風でめくれそうになったので、慌てて空中に停止して

スカートの裾を直す。

 

射命丸「フー、早く飛ぶのは気持ちがいいけど、フー、スカートがめくれちゃうし・・・

    フゥ~、何より疲れるのよねー・・・はぁ・・さて」

 

息を整え、仕事の準備もついでにすることにした。

首からヒモで下げている「カメラ」を手に取り準備する。

 

このカメラは、技術にたけている「河童」達に頼んだ代物で、パシャッとフラッシュを

たき、その瞬間の景色を「写真」に閉じ込める。

 

また、弾幕も消すことができるので非常に重宝している。

 

射命丸「さてさて・・・それではネタでも探しに行きますか!」

カメラの準備を終え、さっきより緩やかな速度で空を飛行していく。

 

 

妖怪の山の麓から河童の河をなぞり、霧の湖に出る。

そこからさらに妖怪の山の反対へ、ずーっと行くとそのうち魔法の森が見えてくる。

 

その妖怪だらけの森の近くには、この幻想郷の中でも数少ない人間が住む集落がある。

通称、「人間の里」。

 

人間の里、と呼ばれてはいるが妖怪も当然のようにいるし、私もネタを探して

里に降り立つことがある。

 

また、人間の里の実質的支配者も人間ではなく、妖怪だ。

妖怪たちが最も恐れていることは、いくつかある。

 

 

自分たちの存在が完全に忘却の彼方へと葬られること。

 

人間がこの幻想郷からいなくなること。

 

龍神様が怒り狂うこと。

 

そして、人里から人里を支配しようとする人間が現れること。

 

この幻想郷では人間を支配するのは人外でなくてはならない。

その理由はよく知らない、考えたこともない。

 

兎に角、人間が支配してはだめなのだ。

 

 

 

・・・話を戻しますが、この人里から離れると「迷いの竹林」などがあり、そこには昔

妖怪を狩る人間たちが暮らしていたとされ、その一族の子孫じゃないのかと

噂が立った死なない人間がいる。

 

ま、この話は別のときに。

 

 

 

 

射命丸「んふー・・・全然ネタが見つかんなわねー・・・

    こりゃ、私のジャーナリスト人生の中でもベスト3位に入るほどの

    平和な日ね・・・誰か事件でも起こしなさいよ・・・」

 

そう空を漂いつつあくび交じりにぼやいていたとき、最高のネタが転がり込んできた。

 

 

私の頭の上を、何かが通ったのだ。

 

射命丸「え」

 

 

私は不審に思い、ゆっくりと顔を真上に向ける。

 

 

眩しい。それは全てを焼かんばかりに地上を照らす陽光であった。

だがそのまばゆいばかりに光り輝く遥かなる太陽とは別に、私に顔を照らす

弱い光があった。

 

 

その光は、虹色に光り輝き、私の服や顔を綺麗に染めている。

 

私はその光の正体が気になり、さらに上を見上げ見渡してみた。

視界の端に鮮やかな翼が見える。

 

私の黒くきらめく翼がひどくかすんで見える程の輝き。

 

 

 

 

 

その虹色の光の正体は。

陽光を浴びて神秘的に光る、七色の翼をもつ巨鳥であった。

 

 

 

私はその神々しすぎる姿を何度も何度もカメラに収めた。

何枚も、何十枚も。

 

写真に収め続けた、が。

 

残念なことにその時私は気が動転していたせいか、カメラがブレてしまっていたらしい。

そのことに気付かず私は何度も何度も写真に撮った。

 

 

その結果、綺麗に収められた写真は46枚中13枚という失態を犯していたことに

気付いたのは、仕事を終え妖怪の山に戻る途中であった。

 

 

しかし、私はまだ納得しなかった。

 

「いったいどこに住んでいるのだろうか?」

 

その疑問の答えを知るべくその巨鳥を追うも、結局気づいたら巨鳥を見失い、また同じ

ところに戻ってきていた。

 

 

射命丸「・・・・・・・・・・」

 

私は、このジャーナリスト人生の中で最も平和、と言ったがそれは間違いではない。

平和だが、事件はすでに起きていた。と考えるべきだろう。

 

 

射命丸「あの巨鳥について知ってそうな人物は・・・稗田乃家の阿求さんに聞いて

    みましょうか・・・それとも、気は乗らないですが紫さんにインタビューでも

    しかけましょうかねー」

 

そんなことを思いつつ、今日は早く帰ろうと思い、妖怪の山へと戻ることにした。

 

その途中、白狼天狗の・・・え~と・・・そう栄。栄ちゃんが私を呼びに来て

それで戻るつもりだったしということで、栄ちゃんに連れられてきてみれば・・・

 

 

射命丸「なんですかなんですかー!今日の私バカヅキすぎますよー!

    うふふふふ・・・思わず変な声出ちゃいましたよ・・・」

 

そう最高にハイな気分で椛たちにあいさつ代わりに言って、帰ってきたのは。

 

椛「・・・文さん・・・」

微意「・・・・・・・・・・」

 

冷たい視線と沈黙、そして

 

 

???「・・・ ・・・ ズッズッ!」

 

洞穴を震わす唸り声であった。

 

 

To be continued・・・

 

 




現在の確認されているポケモンとトレーナー

・博麗神社

博麗霊夢/イーブイ

????/カイロス

・魔法の森

?????/ゲンガー

???・???????/ジュペッタ


・その他

レジギガス(Lv、30)

技、
・??????
・はかいこうせん
・かげぶんしん
・ドレインパンチ

ホウオウ(Lv、??)

技、
・???????
・?????
・??????
・にほんばれ

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