東方携帯獣  ~ポケット・モンスター |幻。夢。|~   作:キョウキ

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はい、私の大好きなポケモンの一匹が登場します。

ここでどんなポケモンかヒントを出しましょう。

ヒント:マジワロスwwwwww

さあ、誰でしょう?
答えは小説に!


4ページ目 白狼天狗の災難 その②

シンオウおとぎ話 「国引きの巨人」  著、・・・;; 絵、::;: 作、・・?」

 

 

むかしむかしあるしまぐにに、とてもわるいおうさまがいました。

 

そのおうさまは、まじゅうたちがだいきらい。

いつもはらいせにまじゅうたちをころしていました。

 

あるひ、おうさまはきたのはてのくにをじぶんのくににしようとおもいって

ころさないでおいたまじゅうたちをひきつれ、きたへ、きたへ

あゆみをすすめました。

 

 

しかし、そのくににもおうさまがいたため、わるいおうさまはそのおうさまを

ころそうとしょうぶをしかけました。

 

でも、わるいおうさまはまけてしまいました。

 

かったおうさまはとてもやさしいこころのもちぬしで、まじゅうたちもやさしいおうさまになつていていましたが

 

わるいおうさまのまじゅうたちはわるいおうさまのことがだいきらいだったため

おうさまのいうことをききませんでした。

 

おうさまはとてもおこり、そのばでまじゅうたちをきりころしてしまいました。

 

やさしいおうさまはとてもおこりました。

 

いいおうさまはいそいでかみさまのしんでんにむかっていのりをささげました。

すると・・・

 

 

そのしんでんからてんをもつかんばかりのきょだいなまじゅうがあらわれました。

 

そのおおきなまじゅうはわるいおうさまをにぎりつぶしてしまうと

そのわるいおうさまのしまぐににむかってたびにたちました。

 

 

そしておおきなまじゅうがたびだって3かめのあさ。

 

いいおうさまはじぶんのしろからうみをみたとき、とてもおどろきました。

 

 

きょだいなまじゅうがみなみからわるいおうさまのしまぐにを、なわでしばって

もってきました。

 

おうさまはそのしまぐににむかい、ころされたまじゅうたちのおはかをつくると

そこでひどいことをさせられていたまじゅうたちをたすけて

 

まじゅうたちとしあわせにくらしました。

 

 

めでたし、めでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ここはどこだろう?

 

 

最後に覚えているのは・・・なんだっけ?

 

・・・なにも覚えていない・・・けど一つだけハッキリしている。

 

 

自分はとても力が強い。

それだけは直感として理解していた。

 

 

でも、この力をどう生かせばいいんだろう?

なにか覚えているのはないか・・・あっ!そうだ!

 

たしか・・・私の主が・・・えーと・・・あっ、そうそう!

 

『いいか、ギガスよ。これよりおまえは旅に出て、悪逆の王の島国を持ってくるのだ。

 何日かかってもいい、一年でも十年でもいいから必ず持ち帰ってくるのだ。

 

 その島国の特徴は・・・

 

 

 まず、巨大な燃える山がある、次に見たこともない植物がある

 そして、ここより遥かに南にあり、とても暖かい国だ。

 

 頼んだぞ」

 

 

そうして、私は旅に出てそして旅から帰って・・・それで・・・あれ?・・・

 

ここは・・・どこだ?

 

そう思っていた彼だがそのとき自分がいるところが見たこともない地であることに

気付いた。

 

 

そしてある結論に至る。

 

 

 

 

 

もしかしたら私はちゃんと目的を達したという夢を見ていたただけであって

本当は目的を達していない!?

 

だとしたらこうしちゃいられない!

 

そう思い立ち上がろうと体を動かしたとき・・・

 

 

ん?妙だな・・・体が・・・動かない!?

 

 

よく見てみると自分の体は氷のように冷たく鋼のように硬い岩の中に

封じ込められ、身動きがとれなくなっていた。

 

 

・・・う、動かん・・・これではまずい・・・でも、打開策が浮かばない・・・

・・・それに眠くなってきたな・・・考えるのはとりあえず眠った後にしよう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドカァン!!

 

椛「な、何が起きたんだ!?」

 

微意「なんでこんなことになるのよー!!」

 

栄「あ・・・あ、ああ・・・あ」

 

椎「嫌だ・・・私は帰るッ!」

 

 

まったく何が起こったのか理解できなかった。

 

確か、そう。この中の誰かが変な石を踏んで、そしたら巨大な巨像が突然・・・

 

動き出した!!

 

 

椛「これは実は好奇心を利用した罠だったのか!?」

 

微意「知らないけど・・・危ないことには変わりないわね・・・」

 

栄「ねえ、椎?。とりあえず誰か呼んできて・・・って椎?・・・いない!?」

 

 

さきほど帰ると叫んでいた椎は先に逃げ帰ってしまったらしい。

まあ、こんな状態なら致し方ないが・・・

 

椛「・・・栄」

 

栄「ふぇっ?な、なっ、何?」

 

椛「いいから落ち着いて・・・この中で一番足が速かった椎が逃げ出した。

  とすると・・・この中で二番目に足の速いあなたが外に助けを呼びに行って」

 

なるべく冷静になるように努めて栄に言い放った。だが、心の底では

一刻も早く逃げ出したいという思いが海原のように渦巻いていた。

 

一緒に逃げられたらどれほど良いことか。

しかし、一緒に逃げてしまったときこいつ(巨人像)がなにをするか分からない。

 

だったら

なるべくこいつが暴れないようにして、落ち着いて助けを待つのが最上の選択のはず。

 

 

栄「・・・ん、うん!分かったわ、あなた達も早く外に逃げ出したほうがいいわ!」

 

椛「ええ、でも。すぐには逃げられなそうだからなるべく早く、助けを呼んできて」

 

そういうと同時に栄はまるで疾風のように洞穴の外に駆け出した。

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ・・・

 

洞穴内の岩肌が振動で揺れる。

それはこの妖怪の山でさえ崩すことができると思わせるほど大きい揺れだった。

 

 

椛(この洞穴が崩れたりはしないだろうか?)

ふとそんな思いが頭に浮かぶが、それはただの思い込みだと振り払い

目の前の「敵」に再度意識を向け、注意深く観察する。

 

 

体は先程まで岩で覆われてたとは思えないほど白く、ところどころに黒色の模様が

腕や体の至る所についていた。

 

足は体と同じく白色で、また体と同じく黒いマークが一対ずつ並んでいた。

しかしそれよりも目を引くのは足元だった。

 

 

足が植物で覆われている。

いや、「生えている」と表現したほうがいいかもしれない。

その足に「生えている」植物は肩にも生えており、青々とした輝きを

暗い洞穴の中で放っていた。

 

白い色の体、黒い模様、緑色の植物

 

そしてもう一つ目を引くものがある。

 

その腕から方の節々につけられた黄色い環である。

腕は太く、手首に黄色い環がつけられ、指は白く力強い印象を付けるほど太かった。

 

まるで何かを握りつぶすためにあるかと思うほどだ。

 

頭部はこれまた黄色く、目の代わりなのか黒い七つの点が規則正しくつけられていた。

そしてその白い体の胸にあたる部分には赤・青・灰色の模様がつけられ

その白い体を彩ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

全体的に表現すると

 

「鮮やかすぎる巨神兵」

そう表現したほうが巨人像より遥かに分かりやすいだろう。

 

 

その鮮やかさと神々しさに観察するのも忘れて見入っていたほどであった。

 

 

巨神兵「・・・ズズッ!・・・ズズズ!」

 

どこに口があるか分からないが巨神兵は引きずるような機械的な声(?)を出した。

 

 

 

椛「・・・さて、こいつをどうしようかしら?」

 

微意「どうするって・・・とりあえず引き続き観察して、攻撃してきたなら応じる。

   なにもしてこないなら観察。これが一番いいんじゃない?」

 

椛「その案には私も賛成ね・・・とにかく、なるべく刺激しないように

  助けを待ちましょう」

 

微意「そうしましょう」

 

 

そう話していたところ強い視線を感じた。

 

 

 

 

 

・・・巨神兵が物珍しそうに私たちを見つめて、こう「言ってきた」。

 

 

巨神兵「・・・コ・・・ココハ・・・ドコッ・・・ダァ・・・」

 

 

カタコトではありながらも、人の言葉を発した。

 

 

 

この状況、何も知らない者が見たらさぞ奇妙な光景になっているだろう。

 

 

色鮮やかな巨神兵が、二人の妖怪に話しかけている。

 

 

この混沌とした状況から、さらなる混沌へと向かっていることは

巨神兵も椛も誰も知ることはなった。

 

 

 

To be continued・・・

 

 

 

 

 


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