東方携帯獣  ~ポケット・モンスター |幻。夢。|~   作:キョウキ

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なんだこれ・・・地霊殿ではヒ―ドランちゃんが手なずけられて。
妖怪の山ではレジギガスさんが封印。

人里ではAZさんと鈴奈庵組がお泊り回やってて。
神社では戦闘。紅魔館は凍結。


これらすべてを解決しなければ次へは進めませんね(苦笑)
ま、一つずつやっていきますぜ。


20ページ目 魔理沙戦、決着

静かな夜だった。

 

私は、数日前。気が付いたらこの世界にいた。

自分の名前も、年齢も、家族がいたのかも、自らの存在に至るまでの記憶がない。

 

思い出そうにも、そのたび頭痛で押し返される。

 

 

そこで、私は自分探しの旅に出ることにしたが、

その旅は予想外に早く終わることになった。

 

そう、あのみょうちきりんな「ジンジャ」とかいう建物にいた私の主となる

少女に出会ったことで。

 

私は、その少女のことを一目で気に入ってしまった。

気に入った理由は私でも分からないけど、単に「匂いがいい」とか「かわいいから」という

理由ではない気がする。

 

これも、「うんめい」とか言うやつなんだろか?

まあ、とても優しくしてくれるし、遊んでくれるし。

 

素晴らしい個室まで用意してくれた。

私は一層、彼女に懐いた。

 

 

そのうち、彼女は私を鍛えるために練習も行ってくれた。

その時の私は、なぜか本来の自分を現しているかのようで気分がよかった。

 

そして、友達もできた。紫色で、妙にぽっちゃりしていて、目つきが悪いのが特徴の

いけすかない子だったけど、話してみると意外に気さくで面白かった。

 

でも、この子は友達だけど今は敵同士でもある。

やはりこの子は、私と似ているところがある。

 

この子も私と同じで自分の主を慕っており、そのために頑張っていたけど

この子は怒ってしまった。

 

自分の得意な攻撃を外しただけで、あんなにも怒るものなのだろうか?

正直言ってピンと来ないけど、今は敵となってしまったこの子を落ち着かせることに

集中しよう。

 

そう身構えたとき、頭が再び痛くなってきた。

誰かの声が聞こえてくる。

 

『ザザ・・・-ブイ・・・ザザザ・・・の・・・ブローチ・・は・・・ザザッ

 ブローチは・・・ケット団が・・作・・・しかし・・・ザーザ

 

 きっと、おまえの役に立つはずだ』

 

そこで声が途切れた。

その時ブローチが光り、私の体も光る。

 

自分の体が少しづつ塗り替えられていくのを感じながら、頭の中に浮かんだのは

 

『月』の輪のイメージ。

 

そこで私の頭は頭痛から解き放たれ、新しい自分になれた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「おい、なんだ?何が起きたんだ?霊夢?イーブイに何が起きた?」

霊夢「・・・え?」

魔理沙「だからイーブイに何が起きたんだって!」

霊夢「・・・知らないし、分からないし、分かってたら教えてるわ」

 

魔理沙「・・・じゃあ、なんなんだ?あの姿は?」

 

私が聞きたいくらいよ。そう言おうとしたが未遂に終わる。

 

今まで沈黙を守っていたゲンガーが急に動いて、イーブイのような生き物に向かって

影の球を発射する。

 

???「ぎゅおっ!」

その生き物は、飛ばされた影の球をそのまま体で受け、黒い輪状のエネルギー体を

発射する。

 

「あくのはどう」

 

そのいくつもの輪が重なり合ったようなエネルギー体は、予想以上のスピードで

ゲンガーに向かい、直撃する。

 

ゲンガー「ぐげあああっ!・・・グゥングァア・・・」

ゲンガーは、そのエネルギーを避けることはできずその身に受けてしまい、断末魔を

上げてその場に倒れてしまった。

 

 

私達はその様子を黙って見ることしかできなかった。

ゲンガーが倒れた後でも、その生き物が誇らしげに私の方を向いてきても、

 

しばらくはその様子を見た後の余韻に浸っていた。

???「ぎゅおん」

 

私は、その生き物がこっちを向いて鳴いたことで現実に引き戻された。

 

霊夢「ッ!、魔理沙!」

魔理沙「・・・ん?あ、ああなんだ?」

 

霊夢「いいからゲンガーを球の中に入れてやりなさい」

魔理沙「お、おう!・・・・・って、どうすんだ、これ?」

 

魔理沙がそう困っているとき、いきなり背後から

紫「何かお困りのようね」、と紫が顔を出した。

 

魔理沙「う!うおお!なんだよ紫かよ!」

紫「そうよ、私よ。それで、何か困りごと?」

 

霊夢「魔理沙がゲンガーの入れ方が分からないんだって」

紫「それわねー、こう・・・ゲンガーの方にボタンを向けて、そして押せば・・・ほら」

そう紫が実践してみるとゲンガーは魔理沙の球の中に灯り光になって吸い込まれていった。

 

それを確認したと同時に、黒い生き物が私の足元にすり寄り、「ぎゅおん」と

愛らしく鳴いた。

 

まるでイーブイのように。

 

 

・・・イーブイのように?

 

霊夢「!?・・・もしかして、イーブイ?」

イーブイ(黒)「ぎゅおんっ!」

 

紫「あら、霊夢。イーブイを「進化」させたのね」

霊夢「進化?」

 

紫「まあ、そのことについては後々説明するとして。霊夢、魔理沙」

霊夢「?・・・なにかしら?そんな真剣な顔して」

魔理沙「?・・・なんだ?」

 

そう問うと、紫はさらに険しい顔立ちになり、信じられないことを言った。

 

紫「・・・紅魔館および、霧の湖が凍らされて、ほぼ壊滅状態になってるわ」

霊夢・魔理沙「「!?」」

 

紫「これは由々しき事態よ・・・幻想郷の一大勢力でもある紅魔館が壊滅しそうな状態。

  明らかに・・・幻想郷のバランスが崩つつある・・・」

 

霊夢「それって・・・つまり・・・」

 

紫「ええ・・・」

 

 

 

紫「幻想郷が壊れてしまう可能性があるということね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「霧の湖~湖の孤島」

 

???「ふんふふ~ん♪ここで寝ているだけで湖が全部凍っちゃうなんて・・・

    あたいったら最強ね!」

 

???「チルノちゃん!これは多分だけどチルノちゃんの力じゃないと思うの。

    なんか嫌な予感がする・・・」

 

チルノ「もう!大ちゃんは怖がりだな!どんな奴が来ても、あたいがババシ―っと

    やっつけt(じゃきー・・・

 

大・チルノ「ひっ!?」「?・・・なんの声だ?」

 

 

???「・・・じゃきー!!」

 

チルノ「!?・・・なんだ?お前は?」

???「じゃききー!」

 

 

 

 

 

To be continued・・・

 

 

 

 

 

 




なんか全体的に急ぎ足でしたかね?

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