分岐点 こんごうの物語   作:スカルルーキー

33 / 81
こんにちは

今回は、haruGamesJPさんの「艦これの世界に迷い込んだ自衛隊 」のコラボ編です

今回も短編です



番外編3 増援部隊艦隊が来ちゃった ぽい?3

いずもは、CICで、佐藤艦隊から送信された内容を モニタ―を通じて、泊地にいる由良司令へ報告していた。

「まあ、こんな感じよ」と言いながら席へ腰を下ろした

「まあ、君の判断なら間違いない、ここから1000kmも離れていれば、此方で対応出来ないしな、それにしても護衛艦ゆら か?」

「デジタル通信電文にはそう書いてあったわよ」

 

「艦霊はどうしたんだろうか?」と由良

「コアシステムの事?」

「ああ、そうだ」

「多分、霊波動をコピーする技術を確立させたじゃない」といずも

「そんな技術あるのか?」

「私の知る限りまだ、研究段階だったわ、特定の艦娘の霊波動をコピーした艦魂石を艦の操艦システムと連動させて、有人艦で艦娘並みの性能を出すという研究よ」

「でも、何のために?」

「人手不足を補うためよ」

「人手不足?」

「ええ、彼方の次元、世界的に人材不足が深刻化してたのは、覚えているわよね」

「ああ、俺の所にも 防大を退学したらぜひうちに来てくれっていう変わり者の会社があったな」

「へえ~」と睨むいずも

“そっちの方が、収入良かったなんて言ったら 本気で起こるわよ!”

 

「まあ、艦娘艦のコピーを作って、人件費をうかせようとしたのね、艦娘艦なら、制御系は艦娘が一人で出来る、艦娘の子息一人で豪華客船1隻を手足のように操船できるとすれば、元が取れるわ」

「でもよ、その肝心の艦娘の子息はどうするだ、いくら一人で操船できるとはいえ、彼女達だって疲れる、そんな無謀な事を大巫女達が許すと思うか?」

「そう、だから私の知る限りでは、研究段階だった、しかし事情が分かったと思うべきなのでは?」

「まあ、いい、俺が乗っても太平洋のど真ん中で路頭に迷うだけだ」

「そうね、防大の時、“あさぎり”でとんでもない事になったもんね」といずもは由良をみた

「嫌な事を思い出されるな、お前」と怒る由良

由良は、防大卒業年度、訓練艦あさぎりで、横須賀からハワイまでの航海訓練に出たが、由良が艦橋要員の時、ミッドウェイ近海で、羅針盤やGPSが狂い近隣海域を彷徨う羽目になった、防大同期から

“2度と由良を 船に乗せるな!!”と当時の校長へ嘆願書が出た位だ

 

その由良がオーストラリア演習艦隊の指揮官として最新鋭艦のいずも以下を指揮すると発表があった時、防大同期は冗談で

「ちゃんとオーストラリアにつけるといいな」と言ったが 結果は? である。

 

そんな会話をモニター越しにしていると、通信妖精が、

「佐藤艦隊から、デジタル通信です」と数枚の電文を渡した

一読するいずも

「そっちにも来た?」と聞くと

「ああ、今貰ったよ、この護衛艦ゆらだけど、すごい艦だな」

「まあ、戦闘艦と補給艦を足して割った、見たいな艦ね」

電文を読みながら由良は

「この不明の上陸艦隊は全滅したみたいだな」

「対艦ミサイルでアウトレンジ攻撃ね、F-3ってどんな機体なのかしら?」

「F-4の後継機だしな、第5世代以降のステルス機という事になる、無人機かな」

「その可能性は否定しないけど」

いずもは、電文の最後を見て、噴き出した

「指輪くれるって、どうするの」

由良は暫く考えて

「やめておこう、好意は嬉しいが、俺たちの指輪は“一点物”だ、並みの艦娘の物ではない」

「そうね、史上初の艦娘と男性型艦娘の精神同調用リングですし、大巫女様も何度も試作を重ねたリングです、そう簡単にいかないわ」

「まあ、もしかしたら時代が流れて、俺たち以外にもそういう事例があってノウハウがあってもいいが、今は戦闘に集中しよう」

「ええ、もうすぐ接敵するわ」といずもはモニタを睨んだ

 

パラオの夜は静かに開けていった

 

 

 

 

 




こんにちは スカルルーキーです

考えれば、もう12月です、お正月あるといいな....
では



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。