博麗の神主?夢だろただの   作:ぬんちゃくティッシュ

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神主と上海&蓬莱トーク

蓬「…(…)」
上「シャンハーイ…(また蓬莱が萎れてます…)」
神「今度は何だよ?」
ア「実はね…」
少女&人形説明中…。
神「要するに?普段動画や絵師のイラストで、上海ばかり出てて蓬莱が少なすぎて落ち込んでんのか?」
上「シャンハーイ(そう言うことですね)」
神「確かに言われてみれば、アリスの人形が出るの動画で蓬莱が出るのは珍しいからな。ほぼ上海だけだな…」
ア「私も蓬莱を同じように接してるけど、言われてみれば、上海ばかりだったわ…」
上「シャンハーイ…(自覚はあったんですね…)」
神「まぁ元気出せって蓬莱!」
蓬「ホーライ…?(キモい神主さん?)」
神「デジャヴ…知ってた…キモい付けられるの。んな事より、蓬莱!お前は、自分の存在をどう思ってる?」
蓬「ホーライ…(私なんてどうせオマケキャラなんですよ…)」
神「何でそう思う?アリスの人形は、上海と蓬莱なんだ。上海+αだって言われたことあるのか?ないよな?みんな蓬莱だって使いたいんだよ。でも…1体いるかいないかで動画制作がキツくなったりするからみんな使えないんだよ。苦渋の選択の末、仕方なく、割愛してるんだ。でも俺は、蓬莱も仲間だと思ってるさ!な?俺達とわいわい話そうぜ?蓬莱がいないと始まらねぇんだ」
蓬「ホーライ…ホーライ!(神主さん長いです…でもありがとうございます!)」
上「シャンハーイ、(蓬莱、何かごめんなさい)」
蓬「ホーライ(ううん謝らないで上海)」
ア「ありがとうグラン」
神「良いって事よ。実際、蓬莱いないと盛り上がらないからな」
ア「その調子で次回はゴリアテも入れてほしいの」
神「良いってこ…はぁ!?ゴリアテ!?却下だ却下!」
ア「何でよ!人形みんな仲間じゃないの!?」
神「アイツ喋らねぇしでかすぎるんだって!」
上&蓬「シャンハーイ!&ホーライ!(文句言わず出してあげなさい!)」
神「お前らこう言うときだけ一致団結してんじゃねぇよ!」



次回…(多分)ゴリアテ参加です。

実際に見てみても蓬莱が出演してる動画やらイラストやら、少ないですよね。それに関しては些か不満がありますね。

では本編どうぞ!


光浴びし者は幻想となる

 

───幻想郷、博麗神社付近の森───

 

─side マエリベリー・ハーン─

 

「んん…ぅん?」

 

気を失ってたのかしら?確か…蓮子が神社の開き戸を開けた瞬間、光に包まれて…ここどこよ?さっきの景色と打って変わって、神社はないし木々が生い茂って、幸いに空は明るいけど、場所がまるで把握できない。確かに神社の直ぐ近くは何もなくて、ただ石畳が敷かれてただけだけど、それもない。確実にさっきの場所とは違うところだと言うことが伺える。

そう言えば、蓮子の姿が見えないわね…まだ頭がぼーっとするから辺りを見回していないけど、恐らく遠くには行ってないでしょう。さすがにそこまでバカじゃないはずだからね。…フラグじゃないよ?完全に遭難フラグだけど、フラグになんてなってたまるものですか!…戯れ言はどうでも良いから、とりあえず、辺りを見回してみましょう。蓮子が倒れてるかも…。

 

「………」

 

いた。ちょっと離れてるけど倒れてたわ。フラグ回収しなくて良かったわ…。とにかく、あのバカの安否は確認できたから起きるのを待ちましょう。一人で行動するのは危険すぎるわ。

 

…数分後。

 

「ぅ…んん…。…はっ!ここは!?」

 

「知らないわよ…こっちが聞きたいわ」

 

とりあえずバカは起きたから、良しとしよう。どうせ蓮子も考えてること私と一緒なんだろうし、まずこの森を出ないと。

一度落ち着いて、話し合ってみることにした。結局無鉄砲に行っても危険は深まるから、もしもの事のために策を持ってても損ではないはず、と思ったゆえの話し合いだ。

 

「この森を出る…と言うより、神社に戻った方が良いんじゃない?」

 

蓮子が突如提案してきた。森からの脱出ではなく、今一度神社に向かおうぜって事らしいが、なぜ神社に戻らなければならない?まぁ確かに、ここはその異世界と言われる場所かもしれない。けれど…。

 

「なんにしても、私はここを異世界だと思う。いや、異世界と言うより、幻想郷と言うべきかしら。神社に戻れば、幻想郷なら神主さんと巫女さんがいるはずだし」

 

「でも、ここが異世界だって保証はないし、第一、どこに神社があるか、これじゃ分かんないわよ」

 

…結局意見は出るが、行動に移せない意見ばかりでまとまらない。早くしないと日が暮れちゃうし…。

 

「ん…?何あれ…」

 

蓮子が何かを発見したようだ。何だろうと思い、視線を辿ると、一人の女の子がいた。小学生くらいで金髪で赤いリボンを着けて、全体的に黒い服を来た女の子がいた。何でかは知らないけれど、腕を左右とも横に伸ばしてる。疲れないのかしら?

とにかく、一応人に会えたのは良かったけど、不自然でもあった。こんな人気もない森で、女の子が一人で歩いて…。

 

「ねぇ君?」

 

「んん?何なのだー?」

 

蓮子がまた急に話しかける!もう少し慎重に行動出来ないかなぁ!まぁ…進展がないよりはマシかもしれないけど。それに日本語が通じるなんて、ハーフかしら?

 

「君、一人なの?…お父さんお母さんは?」

 

「……。(ニヤッ)」

 

ぇ?何?この子…宙に浮き出した!?え?

 

「そーなのかー。お前ら外の人間なのかー」

 

「外…?一体どういう…」

 

「やっぱりだ!!」

 

「きゃああ!!!!」

 

いきなり大声で…なんなのよ蓮子!!!寿命がかなり縮んだわよ!?

 

「ここは幻想郷なのよメリー!やったわ!!」

 

やったわ!!…じゃないわよ!!今絶対にヤバイ光景が前にあるんだから!この子絶対人間じゃない…もし本当にここが幻想郷だったとするならば、この子は恐らく妖怪の類いかしら?

 

「外の人間、新しいのだー。目の前の人類は…食べても言い人類…?」

 

完全に獲物をロックオンした目だ…もうダメか…!!蓮子…あんた一生恨んでやるわ!

そりゃ私だって異世界に期待してたわよ!でもいざこう直面すると恐ろしいって良く分かったわ…。でも…もうおしまいね…。

 

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

「「…!?」」

 

な…何!?次から次へと何なの!?人喰い妖怪の次は野太いビーム…頭が痛くなってきたわ。

 

「大丈夫かお前ら!?」

 

誰…?魔女みたいな格好した女性…。

 

「おいルーミア。見境なく人間食ってんじゃねぇぞ?」

 

「魔理沙、そいつら新しい外の人間なのだー!食べても問題ないのだー!」

 

「もう一発マスパ行っとくか?今度のは痛いぜ?」

 

「むぅ…」

 

おぉ…人喰い妖怪が去っていく…!

 

「助けてくれて、ありがとうございました」

 

「いやぁ、たまたま見つけただけだぜ。ほんのちょっと前に…」

 

数分前…。

 

─side 霧雨魔理沙─

 

くっそー…。日に日に美鈴の奴がしぶとくなっていきやがるぜ。お陰で図書館へ行けないし本を盗め…借りれなかったぜ…。仕方ねぇ…霊夢んとこ行くかぁ…ん?何だアイツら。見ない奴二人に、ルーミア?見たところ襲われてる感じだな。ちょうど良い、憂さ晴らしも兼ねて助けてやろうか。

 

「恋符『マスタースパーク』!!」

 

さすがにマスパはやり過ぎたか?ま良いか。ルーミアはああ見えて丈夫だし。

 

「大丈夫かお前ら!?」

 

この二人、見たところ外の人間みたいだな。もう長年霊夢と一緒にいて行動してると、外の人間かどうかってのがすぐ分かるようになった。便利なのか便利じゃないのか分からないぜ。

まぁとにかくだ。こいつらが外でも内でも良い。ルーミアはまだ来れるほど力あるようだ。面倒くさい、こう言う手の妖怪は。

 

「おいルーミア。見境なく人間食ってんじゃねぇぞ?」

 

「魔理沙、そいつら新しい外の人間なのだー!食べても問題ないのだー!」

 

こいつも言うようになりやがったな。確かに幻想郷の掟からすれば、この二人は食べても文句は言われないが、ここまで助け船を出したなら、守ってやらなくてはな。

 

「もう一発マスパ行っとくか?今度のは痛いぜ?」

 

「むぅ…」

 

さすがに諦めたみたいだな。チルノだったらしつこかっただろうけど、ルーミアで良かったぜ。

 

「助けてくれて、ありがとうございました」

 

「いやぁ、たまたま見つけただけだぜ」

 

              続く

 


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