☆キャラ崩壊が発生しました。直ちに避難して下さい
☆誰これ?よく分かんない奴が主人公だって~
☆全くもってのビギナーが書いてます。暖かーく読んでいただけたら幸いです
前回は主人公の渡瀬慶、および弘鑾(グラン)が紫によって幻想郷に連れてこられ、弾幕を浴びさせられそうになったところまででした。
回れ右するなら今のうちですが、心優しい方はゆっくりしていってね
「それは簡単な事よ」
「……!」
紫が放った大きなエネルギー玉(弾幕)は一心不乱にグランを目掛けて飛んでくる。普通の高校生にこれってアリかよ…。ああ…良い人生だったぜ、せめてもう一度ポテチ食いながらコーラ飲んで漫画でも読みたかったぜ…。ニートか俺は。
変な事が走馬灯のように駆け巡っている最中、弾幕は鈍い大きな音をたてて、グランを爆発の中へと誘う。
「……」
紫はただ黙って見守るだけ。一応犯人だからね?
爆発した後、すぐに煙が収まった。常人が食らったら間違いなく死に至るだろう。もちろんグランも普通の人間。こんなの食らって生きてるわけ…。
「…?あれ?生きてる…。と言うか…今何が起きたの?何一つ感じなかった。強いて言うなら目の前で何かが爆破した…だけ」
生きてんじゃねぇか…。そこは死ぬところだろう!それはどうかと思うが、強力な弾幕を食らっても傷1つ付かず何も感じなかった。チートじゃん最早…。
「私の目に狂いはなかったようね」
あなた自体がトチ狂ってるんですよ…と喉から出掛けたが全身全霊で抑えた。理由?面倒くさいことになりそうだからだよ、分かるでしょ?分かれよ。
「でも珍しいケースね。幻想入りして力が急激に開花した。これは事例が無いわ。それに…」
「それに…?」
「あなたからとてつもない妖力を感じる。私でも劣るような力…」
信じられなかった。今まで普通に過ごしてきて、普通に友達と接して、そんな特別な力などなかった。こけたら怪我もしたし、病気もした。なのに、あの爆発を食らって無傷。
「あなたの力はよく分かったわ。改めてお願いがあるの」
「…?」
紫がまたとない真面目な顔つきで言う。余程重い内容なんだろう。
「私と付き合って」
…前言撤回。やはり帰りたい。
「冗談よ。そんな露骨に嫌な顔しなくてもいいじゃない」
嫌な顔もするだろう。目の前のオバサンが弾幕かました挙げ句、付き合って下さいなんて冗談言うんだから、早く本題に入って欲しい…。
「あなたには、博麗の名を継いで欲しいの」
「博麗の名を…継ぐ?」
博麗と言うのは、あの結界の守り手…だったっけ?たしか廃人と化した巫女が担ってるとか。
「あなたの力なら守れる。それに人間の方が都合が良いから。どう?やってくれる?」
正直、あまり乗り気ではなかった。しかし、向こうの世界では飽き飽きしていた。毎日同じ生活、1日の楽しみを聞かれても答えられない。しかし、ここなら毎日が充実しそうな気がする。よし…!
「分かった、やろう!やったるで、博麗の…男なら、神主か!やるぞ!」
「ふふふ、やる気になってくれて何よりね」
こうして、グランの博麗の神主としての生活が始まった。
続く
今回は少し短かったかな?まぁ良いでしょう。次からは本格的に神主の仕事ですね。では次回もゆっくりしていってね