上「シャンハーイ!(神主ってまるでZUNさんみたいですね)」
蓬「ホーライ!(私たちの作り主とこんなキモオタと一緒にしたらダメですよー)」
神「いやいや、仕方がないじゃん?男で神社に就くって事は、巫女じゃなくて神主になっちゃうでしょ?決してあのお方と一緒~とか思ってないからね?」
上「シャーンハーイ…(それにいつも作る小説、中身スカスカじゃないですか…)」
神「小説は書く気がわいたらやるって感じで、ストーリーもその場その場でパッパッと浮かんできてそのまま書いてるからね」
蓬「ホーラーイ?(そんな小説を誰が読むと思ってるんですか?)」
神「うぐ…。俺の小説ってそんなにつまらないかな?面白いなんて思ってないけどさ」
上&蓬「シャンハーイ!&ホーラーイ!(つまらないです!ソッコーやめることをお薦めします!)」
神「何もそこまで言うかよ…(泣)」
蓬「ホーライ(少し言いすぎました)」
上「シャンハーイ、シャーンハーイ(面白くないですし、つまらないですけど、恐らく、本当に恐らく読者様がいらっしゃるかもしれませんよ)」
神「上海、蓬莱、ありがとー!」
上&蓬「シャンハーイ&ホーライ(泣くなキモい)」
神「えぇー…」
小説開始早々ディスられておりますが、まだまだやりますよ~まだまだ退きませんよ~スミマセン。
何か上海と蓬莱が冷たーい目で見てきてるので手っ取り早く言いたいことを言います。僕の小説つまらなかったら無理せず退きましょう。無理せずとも…ね、無理しないで…ねぇ
───幻想郷、上空───
─side 風籟寺 弘鑾─
しかし、物の見事に雪が積もっていやがる。桜が
咲かけている時季と一緒に雪を見るのは久しぶりだ。とは言え、幻想郷に来て初めてだったな、あん時は。
「ところで、これは本当に冥界の奴らの仕業なのか?」
「さぁね。今はあくまで見切りで冥界に向かっているけれど、生憎この当てずっぽうは百発百中ではないの」
それを自信ありげに胸張って言うことではないと思う。だが本人は嬉しそうなので放っておこう。時期に直るし。
「なら、再び調査に行くべきなんじゃないか?」
「嫌よ、面倒くさい」
ホワッツ!?今この野郎面倒くさいって言いやがった…!誰だよこんな奴を博麗の巫女にした奴は!
「だったらお前らだけで冥界へ行ってこい。俺は今回パスさせてもらう。無鉄砲なやり方は性に合わないんでな」
「あら、そう。なら勝手にすれば良いじゃない。こんな異変あたしたちだけでサクッと解決してやるわよ。行くわよ魔理沙」
「…お、おう。グラン、私は信じてるぞ」
二人は冥界を目指して飛んでいった。さて…帰るか。
まさか仲間割れするとは思いもしなかったが、これで分かるだろう。自分への過信が…。
俺もこの異変は冥界の奴らの仕業だと踏んでいる。神社で紫をBBA呼ばわりしても出てこなかったのも、彼女も絡みがあると説明がつく。しかし今の冥界は無防備に攻め入ると却って自分の血で紅くなる。準備するためにも調査をさせようと思ったんだけどな。
「今は知らん。時が来るのを待つだけだ」
───冥界と下界の界隈───
─side 霧雨 魔理沙─
やっと着いたぜ。かなり上空にあるものだから行くのも一苦労だぜ。
「なぁ霊夢、良いのか?グランの事…」
「知らないわよ。あんな石頭の頑固野郎なんて…犯人は決まってんのよ」
今回の霊夢はグランには頼らないと頑なに決めた様だが、果たしてそれが正しいのか…?何にしても目の前の敵を倒すまでだぜ。
「相変わらずこの石段は長いわね…。もうちょっと短くすれば良いのに…」
とか言っているけど、結局は飛行して行くんだから変わらんと思うんだが…。…っと、そうこうしているうち、門が見えてきたぜ!
門の前には守護するものあり、待ち構えていたように門前に仁王立ちする銀髪の二刀を持つ半人半霊の庭師、魂魄妖夢。どうやら霊夢の勘は当たっていたようだ。グランの心配は杞憂だったんだな。
「ここは冥界です…。命在る者が気安く訪れる様な場所では御座らん。お主達の疾く下界へ戻るが良い」
「…妖夢。言っている事は素晴らしくカッコいいし、様になってるわよ」
「それは…お褒めの言葉、ありがとうございます」
「でも…。何で顔真っ赤っかで言ってるのかしら?」
「……!!」
おぉ…茹でタコみたいに赤くなってきたぞ。少し湯気みたいなの出てないか?さっきの台詞の時も赤かったが…。
「…そ、それは」
─遡ること30分─
─side 魂魄 妖夢─
「妖夢ちゃん、ちょっと良いかしら?」
私が最終的な準備運動として剣の素振りをしている時、幽々子様がお呼びになっている。余程な事なのでしょうか?
「はい、何でしょう?」
「折角カッコ良く相手を迎えれる門前に立つなら、それこそ言うべきでしょう?」
…何でだろう?全然良い予感がしない。と言うか、何を言わせるつもりなんだろう?
─そして現在─
─side 霧雨 魔理沙─
「…で、何を言うのかを聞いたら、先ほどの台詞を言え…と…。恥ずかしぃ…厨二病だと思われちゃう…」
なにかと苦労してるんだな妖夢も。…何かここに来た趣旨が忘れられてる気が…。
「それはお気の毒に~んで?門前にアンタが立っているってことは私の勘に狂いはないってことね」
「…。そうです。ですが、黙ってあなた達を通すわけにはいきません。私が直々にお相手しますよ」
さすがは霊夢の勘と言ったところか。あとは私たちの強さを妖夢にぶつけるだけだぜ!
「…あまり舐めないでくださいよ?これでも、冥界の守り主ですから」
───博麗神社、居間───
─side 十六夜 咲夜─
お嬢様にこの異変に出向けと言われて出てきたは良いけど、霊夢たちはもう向かったのかしら?お嬢様に意見するつもりは毛頭ないけれど、霊夢たちが向かったのであれば大丈夫な気がする。そのことはお嬢様は分かっておらっしゃるハズなのに、どうして私なんかを派遣したのだろう?
…考えても答えが見つからない。とりあえず、博麗神社に着いたけど、霊夢いるかしら?いつもは渋って面倒くさがって行きたがらないけど…。
「失礼します…」
ゆっくりと障子を開けて中を伺ってみると、既に霊夢の姿はなかった。もう冥界に向かったようね。でも、神社に誰もいない…ワケではなかった。
「グラン、異変に向かってないの?」
「咲夜か。どうした?」
「質問を質問で返さないで。あなたは異変解決を放ってるなんて珍しいじゃない」
「…。しゃあねぇ…」
青年説明中…。
「なるほど。そう言うことでしたか…」
「大方、お前も異変に向かうんだろう?冥界には人間しか往き来できない。霊夢たち3人で異変解決するしかない今、油断は出来ないぞ?特に今の冥界はあの時の春雪異変とは違う。…根拠はないけどな」
グランがここまで警戒するなんて、本当に珍しい。それに嘘をつく様な人ではないから信憑性がある。…ところで。
「グランは、もう行かないの?」
「さぁな。気が向いたら行くさ」
「気が向いたら…ねぇ」
「そう言う咲夜は何しにここに来たんだ?霊夢はもういないぜ、早い内に冥界に行って霊夢の助太刀でもしてやれ」
「…私はあなたにどうこうお願いするつもりはないわ。でもねぇ、もしこの体で異変解決失敗に陥ったら、あなたは彼女らを見殺しにしたことになる。それだけ忘れないで」
そう言い残しておけば、感情ある者ならこの先の行動は変わるはず。感情があれば、の話だけどね。
一応用件は済ませたからあとは冥界に向かうだけね。霊夢たち、ちゃんとうまくやってるんでしょうね?
「…見殺し、か。…外の世界でも、見殺しの慶って言われてたっけ」
───冥界、白玉楼門前───
やっと着いたわ。この石段長すぎでしょ…常人ならへたってるわよ。
あそこに倒れているのは誰かしら?どうやら激戦が繰り広げられた様だけど、倒れているのは妖夢じゃない?白黒の色が認識出来るところ…。
「魔理沙!」
嘘でしょう!よく見ると桜の木の下にも霊夢が気を失っている。これ全部、妖夢が殺ったって言うの?あの子何時の間に強くなったのかしら?
「魔理沙!しっかりしなさい!」
「さ…くや…、う…うし…ろ…」
「うしろ?…!」
『ヒュン!』
ギリギリだった。私の能力に感謝ね。しかし…、気配を全く感じなかった。自慢じゃないけど、常日頃お嬢様に気を配ってるせいか、気配を感じとる力がついて、それは霊夢に劣らないはず。
「避けましたか、さすがは時を操る咲夜さんです。霊の心得で気配を完全に消していたのですが…」
そう言う事だったの…謎が1つ解明されたわ。しかし、魔理沙がいなかったら今頃私は真っ二つだったろう。
霊夢と魔理沙をたった一人で倒したとあらば、グランの言っていた事は間違ってはいなかったわね。さて…どう相手を切り崩そうかしら…。
「来ないんですか?」
挑発だろうか?まさか妖夢が挑発を使ってくるなんて成長したものね。つい最近まで、型にはまったような、剣をひたすら振り回す様な感じだったけれど…。
「相手を知らず攻めるのは愚か者がやることよ。もっとも、そこに倒れてる二人は過去の経験からの先入観で攻めたからこうなるの」
「落ち着いてますね。未知なる敵と対峙しても冷静さを保つあなたを私は尊敬しています。ですが、自分から答えを求めないと、自ずから出てきてくれるほど、答えは甘くありません。…行きます!」
妖夢も一本の刀を取りだし、上段の構えに入る。見ない構え方ね…。
「妖夢、あなた剣の流派を変えたの?」
「そんなことはしてませんよ。ただ、素早い相手を狙うなら、払って切るより、突きに特化した、かつ防御も素早く移れる上段の構えのほうが良いことに気づきました。確かに慣れない内は扱いづらいですが、使いこなせれば無類の強さを見せます。…これが"天念理信流"と言う剣術です」
…かなり長く力の入った説明をしてくれた、のは良いのだけど途中から私の耳は筒と化したわ。まぁ、大変だったってのはよく伝わったわ。
「その天念理信流とやらで霊夢と魔理沙がやられるのなら、期待して良いのね?」
「…はい!」
はい!と同時に構えに入っていた姿勢を後ろに崩し、そこから脚のバネを利用してか、急速に突きが飛んでくる…危ない!
『カキィーン…!』
警戒していてよかった…あと私のナイフにバタフライナイフがあって助かったわ。普通の銀ナイフだったら、このスピードでは貫かれていたでしょう…侮れないと言うことね。しかし、今も刃と刃がカリカリ音をたてて貫こうとする方とそれを防ぐ方が力比べ状態に陥っている。手入れを怠っているワケではいないけど、やはり日本刀の強度にナイフが負けるのも時間の問題、どう立て直そう…。
「理信流の突きを防ぐとは…さすが、…と言いたいところですが、理信流は当然これだけではありません。真剣に勝負です!」
続く