博麗の神主?夢だろただの   作:ぬんちゃくティッシュ

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☆東方project二次創作です
☆キャラ(ガラガラガラ…)、あぁ崩れちゃった
☆今度はオリキャラ入るよ
☆初心者です!しつこいようだけど、大事なことは二回言います!初心者です!言い逃れしてるのは置いておきましょう♪


Disaster of Lotus land(幻想郷の災厄)

「…大丈夫?」

 

黒紫の霧が消えたあとの魔理沙に声をかけてみたパチュリー。だが…。

 

「…あぁ、大丈夫だ…ぜ?」

 

そのドスが効いたような声、その声は魔理沙の声で、魔理沙の声ではなかった。

 

「…あなた、誰なの?」

 

「おいおい、酷いこと言ってくれるじゃないか。私は私だぜ、いつもの魔理沙ちゃんだぜ」

 

自分のことをちゃん付けで呼んでる魔理沙を見たら腹から笑いが込み上げて来るが、今はそんな場合ではない。場と状況を弁えよう。

 

「嘘ね…。あなたは魔理沙じゃない。今は小悪魔がちょうど里帰りしてる所だし、面倒は御免なのだけど、仕方ない。相手してあげるわ!」

 

言葉と共に魔導書(ちゃんと棚から出したわよ?)を開く、のだが…。

 

「おっと、魔導書を使う魔法使いなんて古い魔法使いだぜ」

 

魔理沙が手を翳(かざ)すと、パチュリーの魔導書が固く閉じられた。魔法ってすげー。

その隙を突いて、すかさず八卦炉を構える魔理沙もどき。

 

「…!ここまでか!」

 

 

───博麗神社───

 

「………」

 

「………」

 

霊夢と俺は今何をしているか。世紀の大勝負の真っ最中だ!

 

「最後のみかん、当然私のよね~」

 

「おやおや何を言っているんだい?普段から掃除から料理までしてあげてる僕のでしょう」

 

炬燵に入ってみかんを食べていたら、そのみかんがふざけたことに奇数個あったわけだ。つまり、1つ余る。え?もう暖かいのに炬燵にみかんはありえない?チッチッチ、幻想郷では常識に囚われてはいけないのですよ!(by、S・Kさん)

 

「そーゆー時は、先輩である私に譲るものよね」

 

「何を仰いますやら。博麗に上下は関係ありませんでしょ?それに普段仕事してないでおちゃらけて紫と幽香に一日ごと入れ替えで締め上げられてるあなたこそ、俺にこのみかんを譲るべきでしょう」

 

「……」

 

「……」

 

いかにも第一回博麗大戦がおっ始められそうな所、博麗神社に一人の人間、いや妖怪が訪ねてきた。身体中傷だらけで。

 

「ん?あれは…」

 

「美鈴!」

 

何と紅魔館の門番、紅美鈴であった。息ギリギリあるような状態で訪ねてきたのだ。

 

「美鈴!しっかりしなさい!」

 

霊夢が珍しく真面目だ…。それは置いといて、こんな状態で訪ねてくるとは、かなり切羽詰まった事態が起きているのだろう!

 

「…美鈴、喋らなくて良いからな。何があったのか、心に意識してくれ」

 

こういう時に相手の心を読み取る能力と言うのは便利で助かる。

 

「ふむ、そう言うことがあったのか。これはちょっと…いや、かなりヤバイぞ」

 

「グラン!一体何があったの?」

 

少年説明中。

 

「…!魔理沙が!?」

 

「かなり時間が経ってる。今は紅魔館にはいないだろう」

 

とにかく、紅魔館に向かう事にした二人。ただ俺は美鈴を永遠亭に運ぶから遅くなると霊夢に告げた。

 

 

ーーーーー。

 

 

紅魔館に着いた霊夢は言葉を失った。紅魔館が、跡形もなく崩壊しているからだ。

 

「これを…魔理沙が一人でやったと言うの?」

 

霊夢は俄(にわか)に信じられない様だが、突っ立っている訳にもいかないので、外壁はまだ壊されていなかった幸いの下、門をくぐり中の妖怪たちを訪ねることに。

 

「レミリア、これはどう言うことなの?」

 

「私には分からないわ。魔理沙が私たちに襲い掛かってきたの」

 

「あの目は、魔理沙の目じゃなかった…。雰囲気も」

 

フランは涙目で話した。信じた人が自分の全てを失わせた哀しさと、信じている人をこのようにさせた存在への怒りが混沌となって目に浮かんでいる。

そして美鈴を永遠亭に送り届けたグランも戻ってきた。なんとか一命を取り止めたらしい。まぁ俺が処置したんだけど。

 

「咲夜、何か知らないか?」

 

「いえ、私も何も分からないまま魔理沙に応戦してた。でも、私たちの渾身の攻撃も、全て効かなくて…成す統べなく、だわ」

 

「…そうか」

 

「魔理沙は、魔導書に取り憑かれてるわ」

 

背後からパチュリーが声を挟む。魔導書?どう言うことだろう?

 

「詳しく聞かせてくれ」

 

少女説明中。←便利だわ~これ!え?空気読め?やだな~衣玖さんじゃないのに無理だよ~

 

「なるほどな。パチュリーの図書館から借りたと言う魔導書、でも違った。んで魔方陣に触れたら身心共々支配された…」

 

「これは間違いない。異変だわ」

 

「そうね、放ったらまずい事になるわね」

 

「うわ!紫!?」

 

また唐突に姿を見せるBBAこと八雲紫が俺らの背後にいた。まぁ異変があると絶対来るから警戒はしてたんだけど。

 

「霊夢、グラン、貴女たちは魔理沙を止める。そのつもりでいるのね?」

 

「もちろんだ/もちろんよ」

 

タイミングが合致して返答する二人だが、紫はやはり…と言う少々呆れた表情と、それを許すまじ表情が混ざったような表情をしている。

 

「貴女たちが魔理沙を止める。それは勝手になさい。止めてもらわないと困るわ。…でもね、1つ忘れないで欲しいことがあるわ。もし、少しでも手こずる様ならば、彼女を殺しなさい」

 

紫から発された言葉は、氷のように冷たい刃の様でした。

 

                続く




魔理沙~!殺されちゃうの~!とアリスさんが言ってるかもしれないこの頃、この博麗の神主?夢だろただの、とは別のお話しを作ろうと思います。原作はたぶん東方で、オリキャラはないと…思う。

まぁそのときはよろしくお願いいたします!

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