ご了承ください。
「んじゃぁ行くぜぇ! あーね!」
「う、うん」
腕を診終えて、やる気満々のデイダラの言葉に水蓮は緊張の面持ちでうなづいた。
互いに外套を外しており、縫い付けられたデイダラの腕が痛々しく見える。
それでもすっかり状態はよく、何の問題もなく動いており改めて彼の治癒力のすごさを実感する。
水蓮は一つ深呼吸をし、緊張感をかみしめる。
鬼鮫の時とはまた違うその感覚は、少し怖いような、どこか心地良いような不思議な心触り。
「よろしくお願いします」
すっと構える。
瞬間的に水蓮をまとう空気が鋭く研ぎ澄まされる。
「へぇ…」
瞬時に変化した水蓮の【気】にデイダラがニッと口端を上げた。
「面白そうだぜ」
その一言が空気に溶けるのとほぼ同時に、デイダラの姿が音も立てずに消える。
「…っ?」
普段鬼鮫との組手はどちらかが土を蹴る音から始まる。
水蓮の中でそれがある意味合図となっていた。
それを感じられなかったことに動揺が走る。
それでも集中してデイダラの気配を探る。
鬼鮫の場合、こういった時はほとんどが上から来る。だがそこにデイダラの気配は感じられない。
後ろ…
そちらに水蓮の意識が集まる。が、それが瞬時に別の場所に向けられた。
「下!」
足元の土に一筋の亀裂が走り、それを一気に砕き広げてデイダラの拳が水蓮を狙う。
水蓮は、思わず地を蹴り飛び上がりそうになった右足で地面を踏み直し体を反転。反動で振り上げた左足でデイダラの腕をはじいて上から手刀を返す。
が、そうしかけて後ろに跳ねて身を引いた。
そのすぐ後に上空にデイダラの影分身が現れ地中から飛び出したデイダラの隣に着地した。
「お、気づいたのか。やるなぁ、あーね」
印を組むふりを口元で見せて、ニカッと笑う。
「印を組むのが早い」
つぅっ…と水蓮の額から汗が走った。
先ほどはじいたデイダラの腕。
彼ははじかれたその勢いのまま印を組んでいたのだ。
ほんの一瞬その動きが見えたため回避できたが、気づかずにあの場にいたら上からの攻撃で終わっていただろう。
「あーね。さっきなんで上に避けなかったんだ?」
「え?」
地を蹴りかけて踏みとどまった理由。
「上に避けると態勢を崩しやすいし、追撃を受けたときにかわしにくいから」
イタチや鬼鮫であれば空中に避けたところで支障はないが、まだそれをうまくできない水蓮は飛び上がって避けることを極力せぬよう鬼鮫に指導されていたのだ。
「それに、まだ動きながらだと印を組むの苦手で…」
いまだになかなか習得できないその動作。
鬼鮫の視線が気になりつつ水蓮は答えた。
「なるほどな。トビよりよっぽど考えてるぜ」
「え? そ、そうかな」
返答に迷い苦笑いを返す。
そんな水蓮にデイダラはまたいつものように笑う。
「面白くなりそうだぜ。うん!」
言葉と共に影分身が消える。
「分身はもう使わねぇ。術もな。腕の調子もみてぇし、久しぶりに体術で行くぜ!あーねは何使ってもいいからな」
さっと構えて真剣な表情を浮かべるデイダラ。
水蓮も慌てて構えなおして対峙する。
「行くぜ!」
「うん!」
ザッ…
今度は互いに地を音鳴らせて距離を詰める。
シュッ…と鋭い音を立ててデイダラの蹴りが風を切る。
ほんの少し身を引いてやり過ごし、水蓮は身を落として足払いをかける。
デイダラもほんの少しの浮き上がりでそれをかわし、着地と共に水蓮の背後に回り込み体制を低くしたままの水蓮にこぶしをまっすぐ振り下ろす。
「…っ」
速さに息を飲みながら、水蓮は地面を数度転がりその攻撃から身を逃がした。
ドゴォッ…
デイダラの拳が、そう大きくはない、だが決して小さくもない音を立てて地面をくぼませた。
「え? ちょ、デイダラ…?」
思いのほか重い攻撃を目の当たりにし、水蓮の顔が引きつる。
もちろん手加減はしているだろう。それでもその威力にたじろぐ。
「ん? なんだよあーね。これくらいでびびってんのか?」
右手を軽く腰に当て、少しいじわるに笑う。
何とはなしにムッとして、水蓮は再び構える。
「びびってない!」
デイダラに向かって駆ける水蓮。
「こい!」
デイダラはその場で迎え、水蓮の掌底をすり抜けその手首をつかむ。
自分自身の勢いをデイダラに利用され、水蓮はぶんっと振り回され飛ばされそうになるが、デイダラの手首をつかみ返して回された反動を使いデイダラに蹴りを向ける。
デイダラの脇腹辺りを狙ったその蹴りは、デイダラが引き上げた足に阻まれ、今度は水蓮に掌底が迫る。
さっと手を離してかわし、もう一度蹴りを繰り出す。
それにデイダラも動きを合わせ、互いの蹴りを腕で受け止めあう。
バシィッ
空気を震わせるその音はどこか心地よく響き、水蓮の汗が数滴日の光に輝いた。
バッと同時に後ろに飛び距離を取る。
「なかなかやるじゃねぇか!」」
やや興奮した様子でデイダラが声を上げた。
その表情はまるで新しいおもちゃを与えられた子供のような無邪気な笑み。
それを目に留め、今まで黙って見ていた鬼鮫が小さく笑った。
「ずいぶんはしゃいでますねぇ」
その隣でイタチが「いつの間に…」と小さな声でつぶやいた。
水蓮と鬼鮫の修行は普段イタチが単独で出ている時がほとんどで、共に過ごしている間でも水蓮が恥ずかしさから見られるのを嫌がったため、その力を目の当たりにするのは初めての事。
驚きを隠せぬ瞳で水蓮を見つめる。
「ああ。あなたはあまり見る機会がありませんでしたからね。なかなかの物でしょう」
どこか誇らしげに言う鬼鮫にイタチはため息を返した。
「鍛えすぎだ」
「でもまぁ、少しは気晴らしになったんじゃないですかね」
鬼鮫の視線の先をイタチも目で追う。
確かに、ここ最近見せなかった笑顔が少し戻ったようだった。
「面白れぇ! うん!」
改めて構え直すデイダラに続き、水蓮も足に力を入れ構えを取る。
正面に立つデイダラは真剣ながらも楽しそうな表情。
それは水蓮も同じであった。
打ち合うたびに少しずつ楽しいという感情が湧き上がっていた。
鬼鮫の時とは違う緊張感。そして体と心の躍動。
いつもとは違う空気を全身に感じていた。
打ち込みやすい…
ずっと感じていた事を改めて実感しながら水蓮はデイダラを見据える。
もちろんデイダラが加減していることもあるが、鬼鮫と比べて身長差が少ない分、打ち込みも受けも無理がなく要領を得やすいうえに手ごたえも感じやすい。
それゆえにいつもより体も動き、充実感があるのだ。
もっとやれる…
大きく呼吸をして【気】を整える。
水蓮をまとう空気がさらに鋭く、そして【静】を交えてゆく。
その様子にデイダラが一層楽しそうに笑みを浮かべる。
「やる気だな、あーね。んじゃ、オイラももうちょい本気で行くぜ! うん!」
デイダラの言葉の終わりを合図に同時に地を蹴りぶつかり合う。
重ねた腕をはじき合って少し距離を開け、水蓮は印を組む。
しかし一瞬で距離を詰めてきたデイダラが下からその手をすくい上げ印を外す。
「くっ…」
体制を崩しながらも水蓮は回し蹴りを放つが、デイダラは姿勢を低く落としてうまく避け、立ち上がる勢いを使って当て身で水蓮の体をはじいた。
接触部にチャクラを集めて守ったものの、かなりの強さではじかれ体が宙を舞う。
しかしそこにできた距離と時間。
飛ばされながらもすかさず印を組む。
ボンッ!ボンッ!
何とかうまく組めた印に2体の影分身が宙に生まれ、デイダラに向かう。
「陽動だな。うん」
基本的な動きにどこか満足げにうなづき、デイダラが影分身に向かって地を蹴り飛びあがった。
影分身は手にクナイを握り飛び来るデイダラに攻撃を向ける。
しかし、デイダラはさっと影分身の攻撃をかわしてそのまま素通りし、その奥にいる水蓮に向かった。
だがそれは水蓮の読みに入っていた。
スピードがあり回避能力の高いデイダラなら陽動を無視して本体に突っ込んでくるはず。
そう考えて練った策。
それは、陽動の中に本体を入れる事であった。
本体と見せかけた影分身へ向かってゆくデイダラの背中をその目に捉え、水蓮はクナイを握りしめた。
ここだ!
シュッ!
切れの良い音が空気を切った。
しかしそれは水蓮の放ったものではなかった。
キィンッ!
甲高い音を立てて水蓮の手からクナイが弾き飛ばされた。
ガッ…ガッ!
鈍い音を立てて、デイダラの放ったクナイとはじかれた水蓮のクナイが地面に突き刺さる。
「つっ!」
衝撃が手にしびれをもたらし、水蓮は顔をゆがめながら着地した。
その正面にデイダラが降り立ちニッと笑う。
「惜しいな、あーね!」
その言葉に水蓮は額に汗を一粒走らせた。
惜しくなどない…。
デイダラは初めから影分身と本体を見分けていたのだ。
わかりながらわざと影分身に向かい、わざと攻撃させた。
安心させて隙をつくためか…
それともただ余裕を持って楽しんでいるのか…
どちらにしても、下手な小細工は効かない。
経験も実力も足りない自分が策を練ったところで通用しないのだ。
それを悟り、水蓮は影分身を解いた。
体術で勝負する!
水蓮はしっかりと構え直し、デイダラに向かって打ち込んだ。
「こい! あーね!」
すっかり高揚しきった顔でデイダラは水蓮を迎え撃つべく地を蹴り土をはじきあげた。
そうしてしばらくの間二人の打ち合いは続き、最後はデイダラの不意を突いた足元への攻撃に水蓮が倒れこみ、手刀を突き付けられて終了した。
それは本当に簡単な、軽い足払いだった。
それを受けた瞬間に、今までの流れの中でデイダラはいつでも自分をそうして負かすことができたのであろうと、水蓮はデイダラの強さをその身に感じていた。
「参りました」
上がる息をおさえながら終わりを受け止め、軽くおでこにあてられたデイダラの手刀越しにデイダラを見上げる。
「つえーな。あーね」
すっと引かれた手が形を変えて水蓮に差し出される。
「全然だよ。やっぱりデイダラすごいね」
その手につかまり立ちあがる。
「さすがだね」
重ねて向けた賛嘆の言葉に、デイダラは素直に喜んで「ヘヘ」と目を細めた。
「あーねだって、十分つえーぜ。うん」
いつものひとなつっこい笑顔の中、雄大に広がる青空と同じ色をした瞳が輝き、柔らかく揺れた。
「まぁ、まずまずですかね」
終わりを見届け、鬼鮫が二人に歩み寄る。
「怪我はないか?」
「うん。大丈夫」
大きな鬼鮫の背から顔を出したイタチに水蓮はうなづきを返した。
「デイダラももう問題なさそうですね。腕は」
「ああ。ばっちりだぜ! と言ってもトビがいねぇんじゃぁしばらくやることねぇけどな」
軽く伸びをしながら、デイダラは「久しぶりに作品づくりに打ち込むか」とニカッと笑った。
そんなデイダラから鬼鮫は水蓮に視線を映し、小さく息をついた。
「反省点はいろいろありますが、まずは他の事で反省してもらいましょうかね」
「え? ほかのことって?」
一瞬首を傾げた後、水蓮は思い当ることがあり「あ」と小さく声を漏らした。
その声にデイダラが「そういえば」と言葉を重ねる。
「鬼鮫の旦那、任務行ってんのか?」
鬼鮫が小さく笑い、水蓮がうなだれ、デイダラが鬼鮫を指さした。
「影分身だろ?これ」
一連の流れを見守っていたイタチの横で、鬼鮫の体がボンッと音を立てて消える。
「ダメですねぇ。全く気付かないとは」
鬼鮫のその声はアジトの洞窟の中から聞こえ来た。
一同が視線を向ける中、鬼鮫はジトリと水蓮を睨みながら先ほど影分身がいた場所に立つ。
「い、いつから」
気まずく目をそらした水蓮にイタチが小さく笑って答えた。
「朝からずっとだ」
「うぅ…」
再びうなだれる水蓮にデイダラが首をかしげる。
「なんだ?」
水蓮が少し顔を上げて答える。
「今、影分身の見分けの修行してるの」
「今のところ正解率は7割くらいですかね」
「そのうち身につくさ」
イタチの慰めに水蓮は大きくため息を吐き出した。
せっかく目覚めた感知能力を生かせるように。そして後々役に立つようにと始めた修行だが、なかなか思うようにはいかなかった。
調子のよいときは少し時間をかければ見破る事ができる。
が、ここ数日は気が沈みがちで上手く力をコントロールできずにいた。
「朝から…」
ずっと気づかなかったことがせっかく持ち上がった気持ちを一気に沈ませた。
「デイダラ、どうしてわかったの?」
先ほども今も、デイダラは特に感知しようと意識したわけでもなく、初めから分かっていたような雰囲気だ。
「なんでって言われてもなぁ。オイラは感知タイプじゃねぇけど、なんかわかるんだよな、うん。まぁ、戦闘中はそっちに意識が行くからすぐには分からないけどよ。なんつーか、色が違うっていうか、匂いが違うっていうか…」
今ひとつ要領を得ない返答に水蓮が顔をしかめ、鬼鮫が笑った。
「まぁ、彼は野生みたいなものですからね」
「だから癇に障るって言ってんだろ…うん」
「事実だ」
つぶやいたイタチにデイダラが顔を引きつらせる。
「扱いが悪すぎるだろ…」
それでももう騒ぎ立てることはせず、フイッと顔をそむけ水蓮に向き直る。
「なぁ。あーね、もう一回やろうぜ」
「え? もう一回?」
今の組手で少し体は疲れている。だが、それでも先ほどの充実感を思い出し水蓮はうなづいた。
だが場所を取ろうと歩き出す二人を鬼鮫がとめた。
「水蓮。何か忘れてませんか?」
「へ?…あ…」
鬼鮫の厳しい視線に水蓮は再びうなだれた。
「ん?どうしたんだ?あーね」
その問いに鬼鮫が答える。
「気づけなければクナイ投げ100本です」
「はは。なんだよそれ、罰ゲームかよ」
笑うデイダラの隣で水蓮がため息をつく。
「ごめんねデイダラ。また今度…」
「いいぜ。オイラも一緒にやってやるよ」
「え?」
「一人でするよりやる気出るだろ?いつもどこでやってんだ?」
「あ、あそこ」
洞窟横の大きな岩を指さす。
「ささっと終わらせようぜ。うん」
有無も言わせず水蓮の手を取りそちらに向かう。
その様子にイタチが目を厳しくする。
「おい待てデイダラ。さっさと帰れ」
しかしデイダラは立ち止まらぬままほんの少しだけ振り向いて、不機嫌に返した。
「オイラはどうせ暇だからな、うん」
皮肉を交えた言葉を残し、デイダラは水蓮を連れて場を離れた。
器用なデイダラはクナイの扱いもうまく、水蓮は時折デイダラに教わりながら本数を重ねていく。
デイダラが見せる手本も、やはり背が近い分握り方や投げ方が見やすく、水蓮は思いがけずいい機会を得たことに訓練に身が入った。
「…中に戻る」
そんな二人の様子から目をそむけ、イタチが短く言い放って歩き出す。
鬼鮫もそれに続き「クク…」と小さく笑った。
「機嫌悪いですね」
イタチはただ無言を返した。
結局この日、イタチに「帰れ」と言われながらもデイダラは夕飯を共にし、すっかり夜が深まってからの帰りとなった。
「気を付けてね」
アジトの入り口で鳥の背に乗るデイダラに水蓮が笑みを向ける。
「また来るぜ」
「うん。今日はありがとう」
デイダラは嬉しそうに「へへ」と返す。
そして何かを思い出したように腰のポーチに手を入れた。
「あーね。これいるか?」
その手には適当に丸めて入れられていたのであろうシワの寄った紙があった。
受け取って広げると何かのチラシらしく、後ろから覗き込んできたイタチがそこに書かれている内容を言葉にした。
「吊りもん祭り…」
「祭りですか」
鬼鮫も上から覗き込む。
「ああ。ここに来る途中に寄った町で配ってたんだ」
「明日ですね、これ」
「おいら明日は粘土の調達があるしあんま興味ねぇから行く気はねぇけど、そう言うの好きなんだろ?」
女性はという意味でデイダラが水蓮を見る。
「奥まったところにある小さい町だし、出入りは問題ないと思うぜ」
そう言い終ると、デイダラは「じゃぁな」と元気のいい声と笑顔を残して鳥をはばたかせ夜の空へと消えた。
「祭りかぁ…」
デイダラの姿を見送り、再び手の中のチラシを見る。
祭りの名前と日付以外は特に詳しく書かれていないが、団子や金魚の絵が描かれており、多少の出店があるのであろうことが伺える。
最後に行ったのはいつだっただろうか…
記憶を探しながらじっとチラシを見つめる。
「行きますか?」
「へ?」
思いもかけない鬼鮫の言葉に、とぼけた声でそちらを見上げる。
いかに小さい町とは言え不用意にうろつく事は避けた方が良い。そう考えて寒いこの時期でも宿を取らずアジトでの滞在を選んでいるのだ。
それに、のんきに祭りを楽しめる立場でもない。
水蓮は鬼鮫の言動に驚きながらも首を横に振る。
「何かあったらいけないし。いいよ」
「別に何も起こりはしないでしょう」
さっとチラシを水蓮の手から取り、じっと見る。
「さっき実際に町に行ったデイダラが大丈夫だと言っているんですし。我々もいい気分転換になる」
言いながらちらりと視線をイタチに向ける。
イタチはフイッと顔をそむけ「オレはいい」とアジトの中に戻って行く。
「人ごみは苦手だからな」
「そうですか。では二人で行きますか」
「ええ?! 鬼鮫と?」
思わず声を上げる水蓮に鬼鮫が顔を引きつらせる。
「そんなに嫌がらなくても」
「え? いや、びっくりして…」
どちらかというとイタチの方が甘い物ほしさに行きそうなところだ。
そんなことを考えながら水蓮はイタチの背を見つめる。
「彼は機嫌が悪いんですよ」
「なんで?」
「さぁなんででしょうかね」
鬼鮫はどこか面白そうに返して、水蓮にチラシを向けた。
「で? どうしますか?」
水蓮はしばらく考えてから小さくうなづいた。
「行こうかな…」
久しぶりに祭りが見れると思うと、水蓮の気持ちは少し明るさを帯びた。
それに呼応するように、夜空で星が瞬いた。
いつもありがとうございます。
デイダラがどうもお気に入りな私です。
暁の元気印。最も感情の起伏が分かりやすいキャラですよね☆
もう少し出番を作りたいな…とか思ってます(*^_^*)
上手く描ければいいのですが…。
ちなみにここ最近は筆が進み順調な更新となっていますが、ある日突然遅くなったりします…。すみません(~_~;)ムラがあって(>_<)
このまま順調に進めていければいいな…と思います(^v^)
これからもよろしくお願いいたします(*^^)v