ガンゲイル・オンライン 〜ピンク色のチビと影を好む死神〜   作:人類種の天敵

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ども、人類種の天敵と申します。レンちゃん可愛いよね。時雨沢恵一さんの書いてるガンゲイル・オンライン面白いっすよね。ぶっちゃけレンちゃんヒロインで書きたい衝動でやってしまった。レンちゃん可愛い。作者はfpsゲームのMW3とかの知識しか無いので結構表現不足とか知識の欠陥があるかもです。だってレンちゃんヒロインで書きたかったか(ry


影に潜む死神

「ねぇレンちゃん、シャドウストーカーって知ってる?もしくはシャドウスレイヤー。一般的には死神さん」

「影の?すとーかー?…死神さん???なにそれピトさん」

 

ここは、この世界は宇宙へ移住の地を移した人類が、戦争と文明の衰退を受けて、故郷へ帰郷し、荒廃した地球を舞台に、 kill or be killed.(殺るか殺られるか)をテーマにしたVRMMORPGであり、荒地と化した地球のマップの1つ狂った様な夕暮れの砂漠、大きな岩影の中にピンク色のちっこい少女と顔に幾何学的なタトゥーを入れたスマートな体型の女性が座っていた

 

「最近超噂のPK(プレイヤーキル:他のプレイヤーを殺す事が目的のプレイヤー)殺しのプレイヤーよ」

「え?PK専門のプレイヤーを殺してる……PK?」

 

ピンク色のちっこい少女の左脇にはSFチックな形状の、形容しがたい不思議な短機関銃「P90」が岩に立てかけられてある。ちなみに色は少女と同じくくすんだピンク色。

 

「そそ、最近じゃ狩り専門のスコードロンが活動してる場所に突っ込んで片っ端から潰して回ってるらしくてねー!近々狩りの得意なスコードロンから有志を募って討伐隊やら懸賞金やら掛けられるらしいわ。以前のレンちゃんみたいにね!」

 

興奮して話す女性の右脇に置かれてあるのは世界的にも有名なアサルトライフル「AK47」で、風に飛ばされた砂塵が少し積もってはいるが、故障しにくさがウリのこの銃ならこの程度では弾づまりや作動不良はあまり起こらない。

 

「へー、なんか特徴とかあるの?その……か、影の殺戮者?」

「シャドウスレイヤー…もしくはシャドウストーカーね…2つ名の由来はレンちゃんみたいにAGI特化型らしくてまるで自分の影のように背後から攻撃を仕掛けるから『忍び寄る影』『死神』って言うらしいわよ」

「それって……もしかしてナイファー?」

「ああ、うん、私もそう思ったんだけど、バレルにナイフか何かを着剣したカスタムハンドガン二丁で突っ込んで来るらしいわよ。しかもそれで相手を突き刺しながらハンドガンをぶっ放しまくるらしいわ」

 

拳銃に短剣を付けた剣銃。サブマシンガンやアサルトライフル、他にも色々とある銃器を扱った撃ち合いがメインであるこのGGO(ガンゲイル・オンライン)においては近距離に接敵し敵へ切りつけるというのはあまり見慣れない光景だが、それはピンク色の少女に対して十分な恐怖を与えた模様だ

 

「こ、怖……」

「あー私もシャドウストーカーに会いたいわ!そして殺し合いをして殺して殺して殺して殺して殺したい!!」

 

目をキラキラと輝かせた女性、ピトフーイという名のプレイヤーに対してレンと呼ばれたピンク色の少女はドン引きした表情を隠すためにぎこちなく笑う、が、あまりにも引きすぎて何も言えなかった。

 

「………」

「あ、そのシャドウスレイヤーね、カスタムハンドガンデュアル以外にもRSASSにサプレッサー付けた奴とか、レア銃のMP7のサプレッサーとか消音対策もバッチリで本当に姿も見えないし殺してる音も聞こえないサイレントキルをやってくるらしいのよ!!」

「あーるえすえーえすえす?」

 

聞き覚えがない単語にコテン、と可愛らしく首を曲げるレンへ、ピトフーイは得意げな顔で解説を始めた。

 

「アメリカのレミントン社とライフルメーカーのJPエンタープライズの技術提携で作られた狙撃銃の事よ。AR10タイプのカスタムセミオートマチックのライフル。この狙撃銃の名称は"Remington Semi Automatic Sniper System"の略称ね」

「へぇー」

「コンセプトはラピッドファイヤが可能な狙撃銃。有効射程距離は800mくらいかしらね。発射速度が速くて結構脅威よ、レンちゃん!」

「ふーん、ピトさんはそのシャドウスレイヤーって人、どんな人だと思います?」

 

対してRSASSと呼ばれる狙撃銃に対して関心が湧かなかったのか、レンはピトフーイへシャドウストーカー、もしくはシャドウスレイヤーと呼ばれるPK殺しのプレイヤーがどんな人物だろうか、と言う予想を聞いた

 

「んん〜っとねぇ……私が思うに、彼はMW3経験者ね」

「えむだぶりゅーすりー?」

 

またしても聞き覚えのない単語に疑問マークを貼り付けたレン。

 

「……そうだった、レンちゃんはFPSゲームはGGOぐらいしかやってなかったわね…モダンウォーフェア3、略してMW3よ。PS3っていう機種から始まったコールオブデューティーのモダンシリーズで、現代戦を意識したゲームよ」

「ぴ、PS3……?」

「簡単に言えばGGOとかALO、もっと言えばデスゲームと呼ばれたSAO以前のテレビゲームの事よ」

「へー………」

 

聞き覚えのない単語が続々と出てきて表情が何処か上の空のレンだった。

 

「……ん?レンちゃん?…あちゃーレンちゃんの頭がオーバーヒートしちゃったわねーそれじゃあ…」

 

どかんっ!!2人のいる大きな岩陰の近くから大きな爆発音が響き、続いて煩いナニカの叫び声とどしんどしん、と大きく揺れが起きた

 

「かかった!」

「獲物もかかったことだし!殺っちまえーー!!」

「殺っちまえー!!」

 

勢いよく砂漠へ駆け出したピンク色のチビッ子の持ったP90…又の名をピーちゃんの銃口から滝のように弾丸が垂れ流されていくーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

『殺っちまえーー!!』

『殺っちまえーー!!』

 

ピンク少女のチビッ子が両手に保持したP90と共に巨大サソリのモンスターへと突撃していく。そのスピードは尋常ではなく、まるで小型ミサイルのように巨大サソリのしっぽを避けていく

 

「…………」

『しっぽ攻撃!』

『おっけー!!』

 

もう1人のプレイヤー、これもチビッ子と同じフィメール。つまり女性のアバターで彼女は手に持っている銃、知る人ぞ知る名銃AKB47の暴れ馬の如き反動を華奢な両腕で完璧に抑え込み、サソリのモンスターの強靭な甲殻の隙間、柔らかい肉へと突き刺さっていった

 

「…………」

 

そして仲良く笑いながらモンスターへ容赦のない弾幕を張り、血飛沫のようなポリゴンを浴びる女達。その1人、ピンク色のチビッ子の頭へスコープの照準をピタッとくっつける。その照準はいくらピンク色のチビッ子が人外の速度で駆け巡ろうとも、まるでコンピュータにロックオンされているように少女の頭を追従する。そして謎の狙撃手がピンクのチビッ子ーーレンへと狙いを定めたまま、引き金に人差し指を当てる。真っ赤なバレットラインが展開し、少女の頭を埋め尽くすーー

 

「……Fire」

 

しかし狙撃手の持つスナイパーライフル、RSASSのバレルに装着されたサプレッサーが火を噴くことは無かった……狙撃手はむくりと体を起こし、体に着いた砂をパッパッと払い除け、辺りを見回した

 

「いっしー……ああ、あいつらは違った……確か……第一回スクワッドジャム優勝チーム〈LM〉のレンとかいう少女と、知らん女だ……は?生レン?だから何だよ」

 

狙撃銃………声の若さからして10代後半から20代前半の若い男のアバターのようだ。彼は通信機に向かってうるせーよ、や、バーカ。と呟いた後で声を低く、小さく、そして呟いた。

 

「団体さんのご到着だ……始めるぞ」

 

通信機の向こうから「了解」と、何かに遮られているのか低く、聞こえにくいが、比較的若い男の声が響いた。そして直後に通信機の向こうから喧しい銃器の発砲音が響き渡る。それは1つではなく何十ものバラバラな音だった。

 

『フハハハハハ!!耐久値と筋力値に全部りし、かつ、ジャガーノートと盾を装備しているこの俺にそんな豆鉄砲が喰らうわきゃねーだろバカ共がーー!!ハハハハハハハハハハ!!』

「ok、こちらからお前が撃たれてるのが見えてる。10秒後に狙撃開始する、もっと引きつけろよ」

 

銃声音の響く方向へスコープを覗いた男の目には、分厚い装甲に分厚い盾を構えた1人の巨漢と、その前方に広がる数十あまりの銃を乱射する男達が見える

 

『ハハハハハハハハハハ!!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

無駄無駄無駄無駄ムダァ!!!』

「へぇ……ガリルにSIG SG550にG36、XM8かぁ……うへぇ……トンプソンまでぶっ放してやがる……」

『あだっ!?ぁだだだだだだだだだ!!!おい!感心してないでとっとと撃ちやがれ!!?』

 

さっきまで無駄無駄ぁ!!と叫んでいた男も100発以上も撃たれまくれば嫌気が指すのか、とっとと敵を撃てと自分の相棒に怒鳴り声を上げていた

 

「ははっ、悪い悪い。相手は狩り専門のスコードロンランキング上位の奴らだ。リーダー格がちらほらいるぜ……さ、10秒経った。殲滅を開始する」

 

スコープの向こうに見える敵プレイヤーのアホ面……ニヤニヤ、ゲラゲラ、まるで何を考えているか男には手に取るように分かる。彼らは狙撃手の相棒を、動かない的、サンドバッグと完全に認識しているようだ。

そして狙撃手の人差し指がRSASSの引き金に触れるーーーー

ぷしゅん

 

「ーーーーははは!なんだあいつ!ジャガーノートにはビビったが、全然動かねーーギャッ!?」

「ーーーッ!?て、敵だ!!狙撃された!1人やられたぞ!!聞こえるか!?敵ギャッッッ!!」

ぷしゅん ぷしゅん

「ば、バレットラインは何処だよ!?何処にも見えない!!音も聞こえない!!?敵はサプレッサーを付けてる!!見えないし聞こえなーーーー」

「ギァ!?グビッ!!」

「逃げろ!!隠れろ!!早くしろぉ!!」

 

何処から撃ってきているのか分からないために混乱するプレイヤー達。そんな彼らは目の前のサンドバッグを忘れて逃げ惑っていた。しかし、彼らは戦場で最もやってはいけない事をしてしまった。

戦場で敵に背中を見せた、もっと言えば目の前の敵に対して警戒を忘れてしまったのだ。

 

「うわぁぁ!!?ジャガーノートが動き出した!!オイ!!誰かあいつを止めろおおおお!!!グギゲッ!?」

「う、うわぁぁぁぁ!!く、来るなぁ!!?アバーーー!!!」

「アイエエエエエ!?タイアタリ!?タイアタリナンデ!?」

「コワイ!!」

「グゲボボボボボ!!」

 

狙撃手の相棒ーーー今まで動くこともせずに手に持った盾を構えてじっと立ち止まっていたジャガーノート装備の重装歩兵が突如として数十名のプレイヤー達へ突撃してきたのだ。ジャガーノートの速度はお世辞にも速いとは言えないが、元々の装甲による防御力、それに加え手に持ったライオットシールドでもって彼らの銃弾を全て弾き返し真っ直ぐに突っ込んで来る。その様はまるで自制の効かない闘牛のようだ。そんなジャガーノートに正面からモロに衝突したりライオットシールドでぶん殴られたプレイヤーは首の骨を折って死亡したり衝突して五メートルくらい吹っ飛んだままピクリともしないとか結構悲惨な結末を迎えていた。

 

『おい、他の奴らはそっちから見えるか?ここにいる奴らは粗方潰し終わったがよ』

「ん、最初に確認した13人全員死んでる。これが討伐チームの全てか……他にも幾つものチームがあるのか分からないけど、今は大丈夫だろう」

『分かった。じゃあ帰ろうぜぇ』

「了解……うげ、被ってたフードに砂が積もってやがった……ちくしょー……」

 

フードの上に積もった砂を落とすために素顔を表した狙撃手の、濃紺の前髪の向こうの瞳には、何㎞と離れた場所で戦っているピンク色の少女を移していたーーーー




レンちゃん可愛いよ……四巻見たけど面白かった。ピトさんは頭イかれてるしフカ次郎は安定のグレポン2丁だし。エムさんは………Mさんの由来ってマゾだよね???
まあ、これからもグダグダな感じで書いていくかもしれませんがよろしくお願いします……あ、あと主人公の使ってるRSASSとMP-7は天敵の好きな武器です。サプレッサーは必ず着用につき………。
いっしーは天敵のフレです。頭イかれた野郎です。筋力値と耐久力へステータスガン振りして防具にMW3のジャガーノートを装備した結果、文字通りの歩く要塞になった。戦車野郎の比ではない(キリッ)盾はエムさんが第一回イカジャムで使ってた奴を真似たもの。本気の時は片手にひとつづ持って圧倒的防衛力を誇る。後はキャパシティが半端無いので主人公の弾薬や武器とかの荷物役にもされる。

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