ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~ 作:そらなり
今回の話は年明け前にTwitterでアンケートをとって1位になった新田恵海のシングル曲。『探求Driming』をベースにした話です。
ある人に手伝ってもらってできた話です。
それでは、ある奇跡と出会う太陽のような少女の物語をご覧ください!
この回だけを読む恵海人さんへ
作品内にタグにあるように時坂空也という穂乃果たちの幼馴染のオリジナル主人公が出てきます。
以上です。
穂乃果side
ラブライブの参戦が決まりそこに向けて練習していた。課題だった新曲も、空也君と真姫ちゃんが。そしてそれに伴い衣装もことりちゃんがデザインを完成させてくれた。
そんな時ふと思ったことがあった。それは希ちゃんがまだμ'sに入っていないときに穂乃果に向けていったこと。
私はμ'sに対して何をしているのかということ。あの時は何をしているのかわからず明確なことは言えなかった。リーダーを決めるとき新しいことに突き進んでいく私だからとみんながリーダーを勧めてくれたことを今でも覚えている。
でも、こんな私でももちろん最初から不安はあったんだよ? だって今まで全く関係のなかったものに挑戦しようとしたんだもん。不安にならないわけないよ。いまとなっては過去の話だけど再スタートを切ったというちょうどいいタイミングだったから穂乃果は空也君にその時のことを話した。
そうしたら……、
空也『確かに、穂乃果は今までいろいろなことを突っ走ってきた。公園にある大きな木を登ろうとしたことだってあったし、それで痛い目にも遭いそうになった。けどな。俺をそれは全くの不安もなしにできたこととは思っていないんだよ』
って返してきた。そのときはどういう意味なのかわからなかった。けど多分、無意識の中に不安は存在した。と言いたいのだろう。
そしてわからずに首をかしげている私に向けて空也君は続けて話をしてくれる。
空也『だけどな。そういう不安を持つのは穂乃果の仕事じゃない。俺の仕事だ。そしてその不安を取り除くのだって』
穂乃果に向けたその言葉を聞いて涙が出た。生徒会長を引き受けたのも空也君がサポートしてくれるといってくれたという理由も少なくない。そしてスクールアイドルを始めると決めた時この不安に駆られた時のことをまた空也君に教えた。
それは誰もいない空間。そう、夢の中である人と話をしていた。その人のことはあまり覚えていないけど言われたことならはっきりと覚えている。そして声の似ていたことも……。
『ねぇ、あなたは今不安を感じているのかもしれない。だけど大丈夫だと信じて進んでみればね、道は開けるんだよ。とにかく前だけ見て……。それがあなたにとって大事なものだから』
穂乃果に向けて母親のような微笑みで語りかけてくれた。その言葉を聞いてアイドルをやって見える世界を見てみたいと思った。
そしてその女の人は続けて私に向けて話してくれる。
『あきらめないでよかったねって本心から思えることができるはずだから。まずは頑張ってみよう、ひたすら頑張ってみよう』
この人は無責任に一方的にがんばれとは言わなかった。それが今の私にとってすごく救われた言葉だった。多分、今普通に頑張れと言われても多分よかったんだと思う。だけどそれ以上にその言葉は私の心の中にするりと入ってきた。
空也君もそしてこの女の人が言うように穂乃果のとりえはひたすら前に進むこと。それは生徒会長になった時ラブライブ出場を辞退しようと、言ったときみんなに言われたことでもあった。これが私なんだってみんなが言ってくれる。もちろんみんなは穂乃果に弱い部分があるってことは知ってくれている。
その話を空也君にしたらかなり珍しがられた。空也君が言うには夢の内容を長い間覚えているのは珍しいということだった。そして、空也君が言いたかったことを言っているなんてことを言っていた。空也君も同じ風なことを思っていたことに私は少し安心した。
そして私は夜になり今までのことを考えながら眠りについた。
するとまた、あの女性に夢の中で出会った。励ましてくれたあの人に。
『穂乃果。また、あなたは少し迷っているみたいだね。だけどそれは、前とは違う悩み』
出会えたと思ったら彼女はまた私のことをまるで自分の子供を見ているような優しい目で見つめて、今の私のことを言い当てた。
確かにその女性が言うように悩みがある。空也君に話したのは過去の不安の件について。なぜか今回の何がμ'sにできているのかというのは聞くことができなかった。
穂乃果「うん……。穂乃果ってμ'sにとって何かできてるのかなって」
多分空也君は身近にいすぎるからできなかったんだと思う。そしてそれを感覚的に捉えているからこそ聞けなかったのかもしれない。
穂乃果の正直な悩みを聞いたその人は、
『そっか……。ねぇ、穂乃果。実は私はね。ある歌を知っているの。それは穂乃果も知らない曲で、私の大好きな曲。そして私を好きでいてくれる人たちも同じように好きでいてくれる曲。その詩の中にね。難しい言葉より勢いでいいのかもっていうところがあるんだ』
するとその女性はそういって曲名を知らない曲の歌詞の一部を教えてくれた。そしてその曲を大事にしているんだということは話をしてはっきりとわかる。
しかし、いきなり勢いだけでいいなんて言われると少し不安になってしまう。
穂乃果「勢いだけで? それで、また迷惑をかけちゃうかもしれないのに?」
そう。穂乃果が今一番怖いのは一人で目標に向かって走って周りが見えなくなるかもしれないということ。勢いだけでやろうなんて考えがあるともう一度あのようなことが起きてしまいそうで怖くなる。
だけど穂乃果の疑問はその人にとっては愚問だったみたい。穂乃果のことなのにその人は私のことをしっかりと理解しているみたいだった。
『それを経て穂乃果は成長したでしょ? 私はね、何も無責任に突っ走ってって言ってるわけじゃないの。それにまだ続きがあってね。自分じゃ無理と思うことって意外と不可能じゃないんだよ。これは穂乃果もわかると思う』
多分私が文化祭でしてしまったことをこの人は知っている。そしてそれから立ち直った時のことも。そしてそこから絶対的に信頼してくれている。
そして最後の言葉に私は共感する部分があった。
穂乃果「みんなに無理だ無理だといわれても続けていったら音ノ木坂を廃校から救うことができた……。確かにそうなのかも……」
それは雪穂とかにも言われた。廃校を阻止することなんて出来るわけがないって。確かあの時はひたすらアイドルとして頑張ってそれでこの前やっと廃校を阻止することができたんだ。そういわれて、ひたすらに勢いだけでやってきた部分も確かに存在したことに気が付く。あの時のことで反省する部分はあるけど勢いで動くのも間違ったことではないのかも。
私が女の人の言葉に納得しているとそれを確認して笑顔になったと思ったらすぐに話題を変えて本題に入ってくる。
『それでね。最後に穂乃果がどういったことをしているのかってことだけど。μ'sのみんなってかなり個性が強いじゃない?』
最後といっていた。きっとこうやって過ごしていられるのも残り僅かな時間だけ。少し寂しいけどしっかりとその一言一言を受け止めるように聞く。
その人が言っていたのはμ'sのこと。そしてそれはしっかりと的を射たことだった。
穂乃果「そうだね。恥ずかしがり屋の海未ちゃんに、運動が得意な凛ちゃん、ミステリアスな希ちゃん。確かにそれぞれの個性は強いしかみ合ってないところは多いのかも」
いまを思ってもかなり個性が強いメンバーが集まったと思う。そういえばことりちゃんのバイトが分かった時空也君がそんなことを言ってたな~。って思いだしていると……、
そのままその女性は話を続ける。
『でも、今まで何のいざこざもなくやってこれた。それが穂乃果のやったことだと思うよ。みんなの心をつなぎとめるボンドみたいな役割だって』
どことなくことりちゃんに向けて空也君が言ったことに似ていなくもないけど穂乃果には全く違うことを言っているように聞こえた。
ただ、その中で出てきた単語がいまいちピンとこなかった。
穂乃果「ボンド……?」
何かをくっつけるボンドといわれてもそれがどういうことを意味しているのかすぐには理解することができなかった。だから言った本人に聞いてみる。
すると穂乃果の言ったことにその人はすぐに教えてくれた。
『うん! ボンド。みんなの心をつないで同じ夢に向かって突き進む。それが高坂穂乃果であって私の……でもある……』
長所が生かされたメンバーを心でまとめて、そして自分に素直になって
またもや最後のほうに気になる言葉があった。小さくささやくように言っていたが言葉が穂乃果には聞こえなかった。
穂乃果「え……?」
わからなくて聞き返してみたけど、その人はその部分に関してもう何も言わなかった。
そんなことを聞いてみるとその人は首を横に振った。
『ううん。こっちの話。ってもう時間が来ちゃったかな……?』
そう言うとその女の人の体が透け始めていることに気が付いた。これは夢の中。そして私は目覚めようとしている。それを意味する出来事だった。訪れるとわかってはいたけどいざ訪れてみると悲しい気持ちが込み上げてくる。
だけどさみしがってても仕方ない。それに、今は悲しむより今やるべきことは励ましてくれたことへの感謝を伝えること。
穂乃果「えっと……よくわからないけど。あなたに言われたことはよくわかった! ありがとう! 穂乃果、もっと頑張ってみようと思います。みんなと最高の夢を、みんなが笑いあえる幸せの未来を目指して頑張っていこうと思います! そしたらまた会えますか? なんかあなたが穂乃果にとってとても大事な、大切な人だと感じたから……」
寂しさが先に来なかった理由はここにもある。どこか他人な感じがしない彼女にまた会える。本当に会うべき時が来たら必ず会えるという確証があった。
そして私の言葉を聞いた女の人は驚きをあらわにする。
『……! アハハ。そんなこともあるもんだね。今穂乃果の言った言葉の中にさっきの歌にある詩の部分があったんだ。多分本当にもう大丈夫そう。……きっと会えるよ。絶対に会いに来る。だからまたいつかあなたとわたしではじめよう?』
知らずのうちに歌詞にある部分を言っていたみたいだった。そして約束をしてくれた。また会えると。
今の穂乃果にはそのことだけで十分だった。
穂乃果「うん!」
単純にうれしい。またこの人とお話ができることがたまらなく。でもそんな頻繁に会うことができないことはわかっている。でも、いつかまた会える日を穂乃果は楽しみにしている。
自然と笑顔になっている穂乃果の表情を見たその女性は何かを思い出したかのように話し始める。
『あと、私の名前は…………だよ。そして、高坂穂乃果でもある。できれば覚えておいてね。穂乃果』
もう消えかかっているが、それでも最後まで笑顔でその人は自分の名前を穂乃果に教えてくれた。そして手を差し出してくれた。
その名前を忘れる気はない穂乃果はその手を握り別れの言葉を言った。
穂乃果「わかった。またいつか会おうね、……ちゃん!」
そう言うと握手をしていた手間でも消えてしまい穂乃果は手を振りながら女の人を見送る。そして私の目に光が差す。私の意識が今覚醒しようとしている。そんなことを思いながら今起きたことを必死に記憶しようとする。
夢を長い間見ていると寝不足になるということを聞いていたが今回は全く寝不足という感じはしなかった。むしろすがすがしいほどにすっきり起きることができた。
意識が完全に覚醒していつもなら二度寝をしてしまう穂乃果でも、いくら会いたい人が夢の中で出てきたとしても今は眠る気にはなれなかった。
私は朝食を食べているとお母さんたちに驚かれたっけなぁ~。そして早く起きた私は空也君に一度連絡をした。あのことはきっと空也君に聞けば何かがわかると思ったから。
穂乃果が電話を掛けるとすぐにつながった。
空也『穂乃果? 珍しいなこんな朝っぱらから』
そして携帯から聞こえてくる空也君の声。少し眠そうにしているがそれでもほとんどしっかりと起きている時の空也君と変わらない。
今話したいことは電話では伝えにくい。だから穂乃果は空也君にお願いをした。
穂乃果「うん。それでこれから会って話がしたいんだ。2人で。だからいつもの場所に早めに来てくれない?」
いつもの集合場所で2人きりで話がしたかった。少しでもあのことについてわかるようにしたいから。
こんな早くからなのに空也君は嫌なことを言わずに、
空也『わかった。今から行く』
すぐにうなずいてくれた。早くとは言ったけどすぐに来てくれる当たりが穂乃果にとってはうれしかった。
そういう感じで電話はいったん切れる。そして準備のできたカバンをもって制服に着替えた私は空也君の待っているいつもの待ち合わせ場所に向かった。
いつも海未ちゃんたちと待ち合わせをしている場所にたどり着くとすでに空也君がその場所にいた。
空也「穂乃果……。本当に来たのか。それで話って?」
未だに穂乃果が早くに起きたことを驚いているようだったけど集まる前に話を終わらせておきたいという穂乃果の想いが伝わったのかすぐに本題を聞いてくれる。
早くに話題を振ってくれた空也君に感謝しながら自分が体験したことからの推測を空也君に伝える。
穂乃果「実は、今日ある夢を見たんだ。それでどこか魔法が関係しているんじゃないかと思って」
あんなにはっきり覚えているし、まったく他人のような気がしない人を夢の中で見た。そんなことが起きているなら自分の知っている中での魔法なのではないかと感じた。
魔法という単語を聞いた空也君は目を見開き、
空也「……詳しく話してくれ」
先ほど以上に真剣に話を聞き始めた。
そう言われ空也君に夢のなかであったことを話した。
空也「夢の中でとある女の人と話した……か」
気になることを言った中で空也君自身が気になる部分を繰り返し言った。
そのことで一番関係があるかもしれないことをまだ言ってなかったことに穂乃果は気が付いた。
穂乃果「うん。それと声が似てたってこともあるかな。立夏ちゃんの時みたいに」
声が似ていた。ううん、ほとんど同じだったといってもいい。そんな風に感じたことが驚きだった。
穂乃果がそう言った瞬間に空也君の中で何かが繋がったみたいだった。
空也「……そういうことか。それは多分パラレルワールド、並行世界にいる人なのかもな」
平行世界。いくつもの可能性を秘めた交わることのない世界。その中の十人だったと空也君は判断した。
しかし、どんな突拍子のないこともこのことに限っては前例があったから素直に受け入れることができた。
穂乃果「そういえばこの前男の子が来てたね。でも、どうしてそう思うの?」
以前突然男の子が部室にいた時もあの後空也君からそう言った説明があった。魔法でも使えば可能かもしれないという考えが穂乃果の中に刻み込まれた。
そして続けざまにそう思ったことを空也君は穂乃果に教えてくれる。
空也「理由は簡単さ。この世界が漫画やアニメ、ゲームとして存在する世界があるんだろう。そこで声が似ていたことを考えると声優ってことが妥当かな。その女の人っていう人は」
アニメを見ているからこそのそういった考えができるのか、すぐにわかりやすいように空也君は穂乃果に言ってくれた。
確かにそれならいろいろと納得することができる。
穂乃果「この世界が漫画やアニメの世界……。それで穂乃果の声をくれたのがあの人……」
自分ののどを触りながらその事を噛みしめるようにして呟く。多分、そうじゃないことはわかっているけど、それが完全な間違いとは思えなかった。だってあの人は"高坂穂乃果"と名乗っていたから。
そんな穂乃果を見た空也君は、その出来事を羨ましく思っていたみたい。
空也「よかったじゃないか。きっと穂乃果のことを大事に思ってるから穂乃果に声をかけられたんだと思う」
自分のことのように心配してくれる人がいる。そしてその人は穂乃果のことを1人の人間としてみてくれているということが空也君にとってはうれしいことだったみたい。
そんなに思ってくれているということを知れた穂乃果は本当にうれしくなった。
穂乃果「そう、だね! ありがとう! これからも頑張っていくよ! ラブライブ優勝を目指して!」
そして励ましてくれたからにはしっかりとあの言葉を胸に進んでいきたいと心から思った。
勿論それは空也君も同じこと。
空也「そうだな。励ましてもらえたんだ。それに恥じないようにみんなで頑張っていこう!」
完全に目が覚めている様子で空也君のやる気が上がったことが分かるほどテンションが上がっていた。
……そうして優勝を目指して気合を入れなおしたところだったのだが、ふと空也君は何かを思い出す。
空也「あ……。そうだ。その人の名前って……?」
未だ言っていなかったその人の名前を空也君は気になっていたみたい。
だけど、これだけは、
穂乃果「うーん。いくら空也君でもそれは内緒かな? 穂乃果が生きてるこの世界で穂乃果だけが知っていたいことだから。……勝手かな?」
あの人のことだけは私の中で大切にしまっておきたい。もしかしたら立夏ちゃんとかには教えるかもしれないけどひとまず今は私の中だけで……。
こんなに話に付き合ってくれた空也君にはわがままだったかもしれないけど素直に気持ちを伝えると、空也君は笑顔で、
空也「……いや、知りたい気持ちはあるけど確かにそうかもな。穂乃果の中で大事にしまっておこう」
そう言ってくれた。ここまで我儘に付き合ってくれたのに何のためらいもなく優しくささやきかけてくれた。
そんな空也君に穂乃果は感謝しかできなかった。でも申し訳なくするのではなく一番穂乃果らしい感謝の仕方で空也君に感謝の気持ちを伝えた。
穂乃果「ありがとう」
そう話している間にようやく海未ちゃんとことりちゃんがやってきた。穂乃果がこんな早くにましてや自分たちよりも早く来ていることに驚いていたが、それはまた別の話。
みんなで学校に行こうと話になりみんなが歩み始める中、少しだけ穂乃果はその場所に立ち止まり空を見上げた。
穂乃果(本当にありがとうね。……ちゃん!)
大切な人……あの女性といつまでもツナがっている気がして、空に手を伸ばしながらそう呟いた。胸の中に中ツナがっている手を意識して。
空也君の言ったことが本当にあるならμ'sのみんなも同じような人がいるはず。そんな人たちと同じ夢をかなえられるように頑張っていこう。そんなことを思いながらそのままの格好でいるとほのかに手のひらが温かくなったのを感じた。その熱で穂乃果はこれからも勢いよく頑張っていくことを心に誓った。
これはある悩みを持った少女が彼女の半身でもある女性と紡いだ物語。このことがきっかけで私のラブライブにかける情熱がさらに上がった出来事の一つになった。
この話を作るにあたりある恵海人の方にベースになった曲『探求Dreaming』が大好きすぎて改名した方に手伝ってもらいました。
名前はでゅーくさん改め、探求さんです。本当にありがとうございました!楽しんでいただけたなら幸いです!
あと少しで作品を投稿して1周年になります。ここまで続けてこられたのもいろいろな支えがあったからだと思います。これからもどんどんと走り抜けていきますのでこれからの応援もよろしくお願いします!
新しくお気に入り登録をしてくださったセーラームーン桐ケ谷さんありがとうござます!
次回『ロシア少女と猫娘の誕生日』
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