ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~   作:そらなり

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どうも、そらなりです。

前回はある知らせを花陽が受け取り驚いた場面。空也は夢から情報があることを逆算していましたが。

それでは、今回もいろいろ考えている彼女たちの物語をのぞいていってください!


もう一度できたチャンス

 花陽は携帯に来たメールを見て信じられないと口にした後調べることに関して一番向いているといってもいいパソコンの置いてある部室に向かい走る。

花陽「はぁ~。どうしよう! すごい! すごすぎます!」

 そして花陽は入った瞬間パソコンの場所に行きネットを使って自分の懐に入ってきた情報が本当なのかどうかを調べる。

 

 急に部室に向かって走り出してきた花陽の行動は先ほどの花陽の変化と合わさり何が何だか分からなくなったにこは、

にこ「突然どうしちゃったの?」

 そんな花陽のことを気にして聞こえていない花陽にではなく、周りの真姫たちに話を聞こうとした。

 

 いつも花陽がこういう状態になるのは決まってあることということが決まっている。

真姫「アイドルの話になるといつもこうね」

 当然真姫もそのことはわかっているため、すぐにある程度何が起きたのかは察することができる。ただ花陽が見た情報を見て今のように冷静になっていられるかはわからないが。

 

 まぁ、花陽がいつも通りということはまた彼女もぶれずにいつもと変わらない。

凛「凛はこっちのかよちんも好きだよ」

 それが凛だ。凛はどんな花陽も肯定的に捉える。それが本当に好きだからできることだから。

 

 そう真姫たちが話している間に調べ終わった花陽はいまだにその情報が信じられずにいた。

花陽「夢!? 夢なら夢ってはっきり言ってほしいです!?」

 その情報は本当に夢の中にいるかのように錯覚してしまうほど急に入ってきて通常ならあり得ないとまで言えるものだったためいまだに花陽は冷静になれない。

 

 そんな花陽担っている出来事がまだアイドル関係ということしかわからない真姫は、

真姫「いったい何なのよ!」

 一定ラインまで調べ終わったと判断し花陽に何があったのかを聞く。

 

 それはここにいた花陽以外の人間全員が思っていることで、

にこ「教えなさい!」

 当然ながらにこも真姫同様にその疑問を持ちそして知りたいと思った。

 

 そうするとその2人の目に花陽が見ているパソコンの画面が見えた。

真姫 にこ「「え!」」

 そこには今まで憧れていた舞台にもう一度出るチャンスができたことを示す情報が出されていた。

 

 少し遅れて凛も花陽たちが見ているパソコンの画面を覗く。

凛「えぇ~!」

 やはり今までの3人と同じでパソコンに出された情報を見て驚く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その情報を見た4人はひたすら走った。μ'sのリーダーのいる生徒会室に。

にこ「穂乃果!」

 そして生徒会室にたどり着いたにこたちは息つく間もなくドアを開ける。

 

 しかしそこにいたのはにこたちの探していた穂乃果ではなく、

ヒデコ「あぁ、矢澤先輩」

 穂乃果たちと同じクラスのヒデコがにこたちを出迎えた。

 

 一向に見渡しても見つからないため、穂乃果の居場所をにこはヒデコに聞く。

にこ「穂乃果は!?」

 聞いている間も息切れだけではない焦りが見えるにこは目を見開いてヒデコの答えをまった。

 

 何にそんなに焦っているのかわからないヒデコは正直に穂乃果がこの生徒会室を出て行ったときに言っていたことをにこたちに教える。

ヒデコ「教室のほうがはかどるから、そっちで仕事するって」

 今まで過ごして着た教室の方が落ち着いて作業できると考えたのか穂乃果は自分の教室に行ったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生徒会室にいたヒデコに教えてもらった穂乃果の教室に4人はそろって向かった。

凛「穂乃果ちゃん!」

 先ほどのように止まるなんてことはせずに勢いよく教室のドアを開ける凛。

 

 そこにいたのは探していた穂乃果ではなくまたもや穂乃果の友人の1人だった。

フミコ「凛ちゃん?」

 急に教室に入ってきた凛に疑問を持ったフミコは何があったのか聞こうとした。

 

 しかし、それをこたえている余裕は今の凛たちにはない。今本当に知りたいことは……、

凛「穂乃果ちゃんは!?」

 この情報を真っ先に知ってほしいと思っている穂乃果の居場所だ。先ほどまでいたということを聞いてたためそのあとどこに行ったのかわかるかもしれないと凛は思いフミコに穂乃果の居場所を尋ねた。

 

 凛にそう聞かれたフミコはいまだよく何が起きているのかわかっていないがひとまず聞かれたことを口にする。

フミコ「どうしても体を動かしたいって、屋上へ」

 ずっと座って書類にサインを書いたりしていたため体がなまってしまったため穂乃果は屋上に行ったようだ。先ほどまでにこに言われて4人が集まっていた屋上にいるとなると行き違いになったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フミコに穂乃果の場所を聞いたので屋上に向かって走る。先ほどまでと同様に勢いよく真姫たちは屋上にドアを開け屋上に帰ってきた。

真姫「穂乃果!」

 穂乃果の名前を呼びながら屋上に来たが残念ながらまたもや穂乃果はそこにいなかった。

 

 またまたそこにいたのは穂乃果のクラスメイトで友人のミカ。

ミカ「あ、真姫ちゃん!」

 大急ぎでやってきた真姫たちに普段通りのペースで話すミカはやってきた真姫たちのことを少し疑問に思いながら4人に話しかける。

 

 ここまで来るのに走ってきてこれまでに3か所に全力疾走で走ってきたため息が切れ始めている真姫は、

真姫「あの、穂乃果は!?」

 息が上がりながらも要件をミカに伝える。その間も真姫は屋上のドアに寄りかかって立っていることすら限界になっていた。

 

 聞かれたミカは先ほどいた穂乃果の行動を真姫たちに伝える。

ミカ「おなかがすいたから、何か食べてくるって」

 固まっていた体を動かしたら空腹になってしまったようでどこかに行ったらしい。それも食べる場所は伝えていなかったため完全に穂乃果が今どこにいるかが分からなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どこに行けばいいのかわからなくなった花陽たちはとにかく焦りなぜかアルパカ小屋に来ていた。

にこ「ここにきてどうするのよ!」

 ようやくたどり着いてから気が付いたにこはここに連れてきた花陽にツッコミを入れる。

 

 そんな花陽はにこの言葉が聞こえていないほど急いでいるようでしまいには、

花陽「ねぇ、穂乃果ちゃん知らない!」

 アルパカ小屋にいるアルパカに穂乃果の居場所を尋ねた。するとアルパカは花陽の言葉を聞いた後に中庭のほうに視線を向けた。

 

 行く当てがもうないこと、そしてよく穂乃果たち4人が昼食を食べるときによく使っているという場所の中庭に向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中庭につくとようやく探してた穂乃果が見つかる。その穂乃果はいつも食べているパンを持ち、

穂乃果「いや~、今日もパンがうまい!」

 そういいながらパンにかじりついていた。

 

 そんな穂乃果に少しあきれながらここまで走ってきたにこたちの体力が限界を迎え始めていた。

にこ「少しは、じっと、しておきなさいよ!」

 穂乃果にそう伝えるだけでも息切れで言葉が途切れ途切れになっている。

 

 しかし、その状態なのは3人だけだ。走っていなかった穂乃果は別として今まで走っていた凛は、

凛「探したんだよ?」

 まったくつかれていない状態なのか普通に立って、穂乃果に不通に話しかけていた。さすがはμ'sで一番の体力の持ち主だ。

 

 そうやって凛が話している間に息を整え始め少しは先ほどより話せるようになったにこが今まで探していたことの要件を言い始める。

にこ「穂乃果。もう一度、あるわよ!」

 そう。にこが言いたかったのはあれがもう一度あるということ。

 

 にこの言葉に先ほどから疲労で話せなかった花陽と真姫も、

花陽「もう一度……」

 

真姫「もう一度……」

 穂乃果にあの祭典がもう一度あることを教える。これ以上にないくらいに急いでいたのはこのことを知ったからだ。

 

 それでもたったこれだけのフレーズでは何が言いたいのかは伝わらない。

穂乃果「もう一度?」

 したがって穂乃果の頭にはずっとクエスチョンマークが何個も出てきていた。

 

 そんな状況にらちが明かないと判断したにこはとりあえずμ'sの全メンバーをそろえ部室で同じ話をすることにした。携帯でみんなに連絡を取りすぐに始められるようにする。

 

 ここであることが思い出される。穂乃果も携帯で連絡を取ったほうがよかったんじゃ……ということを。しかしそれはもう後の祭りであった。

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空也side

 

 にこの召集でアイドル研究部部員が全員そろった。そしてにこの口から告げられる衝撃の知らせを聞いた海未たちは驚きをあらわにする。

海未「もう一度!?」

 

ことり「もう一度!?」

 

希「もう一度!?」

 最初に聞いたときは本当かどうかが分からなくなるほど衝撃的なことだった。それがもう一度ある。

 

 それというのが今まで目指してきた最高の舞台の形。

絵里「ラブライブ!?」

 スクールアイドルの祭典、ラブライブだ。第一回大会からここまで短いスパンで来るとは思っていなかったのかやはりみんなは驚いている。

 

 ただ一人を除いて。

空也「意外に早かったな」

 そう、空也は知っていた。冬にラブライブがもう一度あることに。開催に関しては知っていても干渉することのできないためほとんど確定でその未来が訪れることを。そして空也の想定外なことがあったとすれば生徒会室で絵里たちに行ったことがここまで早く伝わってくるといったことぐらいだった。

 

 そして驚いている海未たちに向けて花陽が今回のラブライブ開催に関しての情報をここにいる全員に教える。

花陽「そう。A-RISEの優勝と大会の成功をもって終わった第一回ラブライブ。それがなんとなんとその第二回大会が行われることが、早くも決定したらしいです」

 ここまではスマホで調べたこと。しかし、やはり夏に終わった第一回大会から半年でまた始まるとなるとそれほどまでにスクールアイドルが人気であることが見て取れる。

 

 そのあとはより詳しい情報を教えるため部室にあるパソコンの画面をみんなに見せながら説明をする。

花陽「今回は前回を上回る大会規模で、会場の広さも数倍。ネット配信のほか、ライブビューイングも計画されています!」

 前回は会場に行かなければ本戦を見ることができなかったようで、それが今回地方の人たちも気軽に見れるように改善したようだ。開場も広くなり前回は会場で見れなかった人たちも見ることのできる可能性は広がったといえる。

 

 そのことを聞いた瞬間に絵里の口から驚きの声が漏れる。

絵里「すごいわね」

 素直に絵里は今思ったことを言った。そう、簡単に言うとすごいのだ。短いスパンで同じ程度なら可能かもしれないがパワーアップしている。それを考えるだけでも今回の事柄に関しては驚かないわけにはいかない。

 

 しかしアイドルのことに詳しいとこのことがどういうことなのかということがわかってくる。

花陽「すごいってもんじゃないです! そしてここからがとっても重要!」

 短い期間に2度のイベントを行うことが難しいのは誰でもわかる。会場の確保が決まらないといけないし、参加者が短すぎて参加できない可能性が出てくる。それなのにできるのはよほどの人気がないとできないことなのだ。

 

 その花陽が言おうとしている続きを先ほど調べ上げていた空也が語る。

空也「大会規模が大きいだけに、今までのようなランキング形式ではなく、いくつかの予選で決まる」

 今まではランキングが全てだった。上位20組が出場することのできる大会だったが今回の予選法で活動を開始したグループでも極端に言えば優勝する可能性があるということだ。

 

 そして予選で決まるということはとあることに気がつく海未。

海未「つまり、人気投票による今までのランキングは関係ないということですか?」

 そう。今までのランキングは関係なく予選お気に投票することができる対戦方法であることに気がつきランキングから一度名前を消したμ'sにとっても出場できる可能性があるということになる。

 

 そのことに海未が気がつくと当然ながら花陽が補足として話し始める。

花陽「その通り! これはつまり、アイドル下剋上。ランキング下位のものでも、予選のパフォーマンス次第で本大会に出場できるんです!」

 花陽の言う通りこれは下克上。どんな人でも王者であるA-RISEに打ち勝つことができると言うことだ。

 

 チャンスがあるということに希望を持ち始めたにこは、

にこ「それって、私たちでも大会に出られるチャンスがあるってことよね!?」

 またあの夢の舞台に立つことができるかもしれないということに喜びを感じていた。

 

 ここで喜ぶのは普通なのだがそれだけではないこの地域特有の問題があることを知っている。

空也「そうだ……」

 A-RISEと競うことに不安がないわけではないため少し空也はそのことについて頭の隅で考えてしまっていた。

 

 空也が考えていることについて今のところ感づいている人はいないようで、

凛「すごいにゃー」

 純粋にまたラブライブを目指せるかもしれないということを喜んでいた。

 

 しかも今年にはもうないと思っていたからこそこの機会は、

海未「またとないチャンスですね!」

 もう2度と来ないようなチャンスであるといえる。

 

 特に3年生にとってはこれ以上にないくらいにうれしいことなのだろう。

絵里「えぇ!」 

 無意識に絵里はガッツポーズをとってしまっている。それほどまでに絵里は今回の発表がうれしかったようだ。

 

 ここまで来て否定的な意見を出す者はだれ一人いない。

真姫「やらない手はないわね」

 普段は素直ではない真姫も今回に至ってはすぐに参加したいということを口にした。

 

 そんな真姫に感動してかにこは真姫に抱き着きながら、

にこ「そうこなくっちゃ!」

 今まで以上にやる気のみんなに喜びを感じて、そしてまた夢の舞台に立てるかもしれないという希望をもって喜んでいた。

 

 ここまでくればもうみんなの意見は決まったようなものだ。

ことり「よ~し。じゃあラブライブ出場目指して!」

 柄にもないことだが、ここをことりが自然と仕切る形になった。このことが今から数分後どういうことになるのかを物語っていたのかもしれない。

 

 いよいよやる気が高まってきたみんなに、始める前に耳に入れておくべきことがあることを空也は考えていた。

空也「だけど……。地区予選」

 そう空也は短くみんなに口にする。これを知って始めるのとあとで知って続けるかどうかを悩むなら先にやってしまったほうが早い。

 

 空也に言われた瞬間にあることを頭をよぎった絵里。

絵里「え? あ! 地区予選があるってことは……。私たち、A-RISEとぶつかるってことじゃない」

 絵里はその頭をよぎったことを口にした。地区予選があるということは前回大会の優勝グループであり、現在のスクールアイドルの頂点に君臨するA-RISEを最終的には打ち破らなくてはいけないということ。

 

 そのことに気が付いていた空也と言い出した絵里、そしていまだ一向に話さない穂乃果以外のメンバーがそれに気が付き、

穂乃果と絵里と空也以外『あ!』

 みんなが持っていた希望が瞬間的に絶望に変わってしまう。

 

 以前から見ていたA-RISEと闘わなくてはいけないということを知った瞬間、

花陽「終わりました……」

 その場に崩れ落ちてしまう花陽。

 

 それと同じくしてにこも棚に手を添えてお手上げ状態に。

にこ「ダメだぁ~」

 

 そこには今までやる気だったことりたちでも、

ことり「A-RISEに勝たなきゃいけないなんて」

 高い壁に行く手を阻まれたかのようにどうすればいいのかわからなくなってしまった。

 

 やはりA-RISEという障害はここにいる全員が大きいと判断している。

希「それはいくらなんでも……」

 

真姫「無理よ……」

 先ほどまで素直だった真姫も、普段は落ち着いている希もすっかり諦めモードだった。

 

 そんな彼女たちを見て空也は少し意外に思ってしまった。

空也「え? 諦めんの早くね?」

 それはあきらめるのが以上に早いということ。実際に勝てるとまでは言えないがそれに対抗できるほどの力は身についてきている。それなのになぜそんなに早くに諦めるのか空也は疑問でしかなかった。

 

 空也にそう言われた瞬間に先ほどまで落ち込んでいた凛が空也に向けてその言葉の意味を聞く。

凛「どうして!? 凛たちが勝てるっていうの!?」

 そういうからには根拠となるものがあるはずだと思っての問いかけなのだろう。空也にとってきっと予想されていた質問だったようで、

 

 凛に聞かれた瞬間に少し溜息をついた空也は、思っていることを口にする。

空也「今のままじゃ無理。だって勝とうとしてないもん」

 いとも簡単に空也は口にする。勝とうとしていないということは闘争心がないのと同じで技術ではほぼ同格といってもいい相手に対してキャリア以外で太刀打ちするなら勝とうとする意志以外はない。それがない今の彼女たちはA-RISEと同等のステージに立つどころか予選の最初でほかのグループにも負けてしまう。

 

 そのことに空也の言葉で気づかされた落ち込んでいた者たちは、

穂乃果と空也以外『あ!』

 今の自分たちが可能性を摘もうとしていたことに気が付いた。

 

 そして最後に空也は結論を言う。

空也「諦めるのは早い」

 何事にもあきらめは肝心だ。しかし、何もやっていない状態でのあきらめほどみじめなものはない。そのことを空也はμ'sに伝えることにした。このことを口にした瞬間どこか今までのやり取りで違和感を持っていた空也はその違和感の正体に気が付いた。……穂乃果が話に参加していないこと。それだけが今の空也には気がかりだった。

 

 空也の言葉で気づかされた海未は次第にマイナス思考から抜け出した。

海未「確かに、A-RISEとぶつかるのは苦しいですが諦めるのは早いですね」

 空也に言われたように諦めるのは早い。今までのあきらめムードを抜け出して少し前向きに考え始める。

 

 海未の言葉を聞いて同様に後ろ向きな考えから脱出し始めるμ'sのメンバーたちは先ほどのやる気を取り戻したようで、

絵里「そうね。エントリーするのは自由なんだし出場してみてもいいんじゃないかしら」

 絵里が代表して今の周りをまとめる。参加するのは自由だ。だったらやってみたいと思うならやってみたほうがいい。このグループが誕生したのだってそれが始まりでもあるのだから。

 

 絵里の言ったことに異論はないようで、

海未「えぇ」

 

花陽「そっそうだよね! 大変だけどやってみよう!?」

 今はやってみたいと思う意思のほうがみんなは強いようで乗り気であった。

 

 ここで決まりと思いきや、空也の気がかりだった穂乃果のことを考えると一度は穂乃果に話を聞いてみないといけない。

空也「じゃあ決まりかな? ……いや、穂乃果。なにのんびりしてんだ?」

 先ほどのからお茶を飲んで落ち着いている穂乃果に空也は話しかける。

 

 すると穂乃果の口から、穂乃果らしからぬことを聞くことになる。それが……、

穂乃果「でなくてもいいんじゃない?」

 信じられない言葉だった。笑顔で穂乃果は出なくてもいいといった。それが何を示すのかはわかるがどういった考えがあってそういったのかはこの一言だけではわからない。

 

 本来なら参加しようというと思っていた穂乃果が否定した瞬間、

穂乃果と空也以外『えぇ~!?』

 空也以外の聞いていたμ'sの8人が穂乃果の発言に驚いた。一体穂乃果に何があったのか。それは今は穂乃果本人にしかわからないことだった。

 

 やっともう一度新しいステージに向けての目標ができそうだったのだが、出鼻をくじかれてしまう出来事に今後どうなっていくのやら……。

それでも最高の未来を目指して空也はまっすぐ穂乃果のことを見つめていた。

 




穂乃果がラブライブに出なくてもいいといったところで今回は終わりとなります。

その発言をした穂乃果。そしてそれを聞いて見つめたままの空也。一体今後どうなっていくのでしょうか?

新しくお気に入り登録をしてくださった雷電pさん、takuchattoさん、さとそんさんありがとうございます!
そして評価をくださったさとそんさんありがとうございました!

次回『本戦の時期』

それでは、次回もお楽しみに!



Twitter始めました。
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どうかよろしくお願いします!

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