ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~   作:そらなり

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どうも、お久しぶりです。そらなりです!

8月にTVアニメ編を完結させて更新を止めていましたが、ちょっとした事情があって今回限りちょっとだけ復活させたいと思います。

まだまだ、定期更新ができるような状況になっていないので物語本編の更新は出来ませんが、音ノ木坂での卒業式の時、風見学園ではどういったことがあったのかどうか覗いてあげてください。

それでは、どうぞ!


公式新聞部の卒業式

 空也たちが音ノ木坂学院で卒業式を迎えていた同日、初音島にある風見学園も卒業式を迎えていた。絵里たちと同い年だった森園立夏と芳乃シャルル、そして杉並と空也が関係した者たちの風見学園の旅立ちの日。

 

 風見学園自体、中高一貫校であることから立夏たちは一度風見学園の卒業を経験している。しかし、付属を卒業するものの多くはそのまま本校に進学することもあってなかなか卒業という実感を受ける生徒は少なかった。それが今、卒業して行く立夏たちにとって初めての風見学園の卒業を実感しているのだろう。

 

 今まで6年間通った学校。小学校と同じ時間を過ごして、小学校よりもイベントごとが多かったこの学校には数えきれないほどの思い出が立夏たちにはある。こと立夏とシャルルに至ってはこの学校でまた出会うことができた100年前の旧友たちとの再会、そしてまたこの時代でも友達になることができたという幸福感からこの学校生活が他の誰よりも楽しく思えていたのだろう。いつもはみんなの憧れ話すだけでも恐悦至極だと周りから言われている立夏は少し落ち込んでいた。

 

立夏「はぁ……。もう卒業しちゃったのね。私たち」

 

シャルル「そうだね~。6年間も通ってるとやっぱり思入れが強くなっちゃうし……」

 

 もう卒業式を終えた立夏たちは公式新聞部部室で久しぶりに6人だけで集まっていた。立夏たちは今年の夏休みが終わった後の新聞を発行してからこの公式新聞部を引退した。そのためこの6人で集まる機会もだんだんと無くなって言った。そんな中で公式新聞部の発起人とそのサポートをしていた2人が卒業するということで始まりの場所で集まろうと清隆が企画してこの場所に集まっている。しかし、卒業したことを実感している立夏とシャルルは普段の様子とは似ても似つかない状態だった。

 

 6年も同じ学校にいたのだ。それもある程度自由が許されているこの学校で遊びたい盛りの中学校、高校生活を過ごしたのだから思い入れは十分に強くなる。まるで何かが失われたのではないかと感じるくらい今の立夏とシャルルは虚無感に襲われていた。

 

姫乃「やっぱり立夏さんとシャルルさん結構落ち込んでるね」

 

 けど、こうして立夏とシャルルが落ち込むことは概ね予想通りではあった。

 

清隆「まぁ仕方ないだろ。6年間通ってたわけだし、俺たちのこともある」

 

 物事に対して終わりを迎えれば今までは普通であったものが普通でなくなることから虚無感や喪失感を覚えることもおかしな話ではない。しかし、事今回の立夏とシャルルに至っては目指している進路が進路なだけに清隆たちとの別れが心から悲しいのだろう。それに、100年越しに集まった清隆たちだからこそこの場所から離れるのが辛いという感情だって立夏たちの中に確かに存在する。

 

さら「でも、新聞部を卒業するって言った時はそんなに落ち込んでいませんでした」

 

 そんな立夏たちのことを見ていたさらがそんなことを口にする。立夏たちは穂乃果たちにインタビューした内容を新聞にした後この公式新聞部を引退した。引退の瞬間なんかはいつも通り清隆たちの家で姫野たちが作った料理ではしゃぎにはしゃいだのだが、その時の立夏とシャルルはこれほど落ち込んでいるようには見えなかった。

 

清隆「わかんないぞー。立夏さんってああ見えて内心は落ち込んだりするんだから」

 

 そんな立夏たちでももしかしたらあの瞬間も今よりは軽度の終わってしまうという喪失感を覚えていたのかもしれない。いつも堂々としている立夏からは想像ができないくらい影では落ち込んだり、悩んだりしているのだ。

 

 そうこう話をしていると立夏のことを細めでじっくりと見ていた葵が弄るように口を開いた。

 

葵「そうですよ。立夏さんは結構女々しいんですから~」

 

 思えば立夏と葵の2人はいつも言い合いをしている。まぁ最初は葵からけしかけては終わることのない言い合いをしているだけなのだが、そんなやり取りがいつもこの新聞部をにぎやかにしていたのは事実。今の言葉はこの場所ではみんなではしゃいでいたいと思う葵の無意識の行動だったのかもしれない。

 

 初めて立夏がおかしくなった時も中二病的なことを思いついたのではないかとおちょくっていた時のことが思い出される。きっとだからなのだろう、あの時と同じようなことを姫乃が言う。

 

姫乃「葵ちゃんそんなこと言ってるとまた立夏さんに怒られますよ」

 

 しかし、この姫乃の言葉も立夏が落ち込んでいた時と同じように溜め息で一蹴されてしまう。

 

立夏「はぁ……」

 

シャルル「はぁ……」

 

 ただ、あの時とは違うのが今回はシャルルも同じくため息をついたというところぐらいだろう。

 

 葵のやり取りでも元通りにはならないと理解した清隆は何かいい策はないかと考え始めた。

 

清隆「……思った以上に2人は重症っぽいな」

 

姫乃「ですね」

 

 清隆の言葉に姫乃がうなずく。同じようにさらも葵も清隆の言葉に同意見のようだった。

 

 少しの沈黙の後、清隆はおもむろに立ち上がりみんなに一言告げる。

 

清隆「しかたないか。ちょっと卒パサボって音楽室に行ってみるか」

 

 今が卒業生を送り出すお祭り……いわゆる卒業パーティー略して卒パという文化祭のようなイベント中であるのだが、それを抜け出して音楽室に行くという。ここにはいない10人と一緒に作った思い出を思い出すために。

 

さら「音楽室に何があるんですか?」

 

 ただ、音楽室だけでは清隆が何を考えているのかがまるで伝わってこない。今、この場にいつほとんどがなぜ音楽室? と思っていることだろう。

 

清隆「今はここにいないけどとある思い出を作っただろう? 結構な大人数で」

 

 そうして告げる清隆の1つの考え。今立夏たちはこの場所から離れることを悲しんでいる。それは6年間この学校を学校のみんなと楽しんでいたからだ。でも、それがこの学校だからできたことではなく、ただ集まることができたからこの場所で思い出ができたのだと理解出来たらどうだろうか? このメンバーで集まることは難しいことではない。またこうして思い出を作れる時が来るとわかればこの悲しみも十分に薄れ、今を最大限に楽しむことができるかもしれない。

 

 そんな考えから音楽室に向かう間あの時のことを思い出していた。夏休みのある日、急に再会した空也と一緒にいたμ'sと過ごした時間。移動中、今年も卒パを楽しんでいるようで校内には生徒たちがはしゃいでる声が聞こえてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてたどり着いた音楽室。この音楽室は卒パの期間、軽音部の機材を補完するためのスペースになっている。もちろん見張りの生徒がいないわけではないがそれも話をすれば少しの時間だけでも使わせてくれはする。生徒会長だった立夏と副会長だったシャルルがいるのだから話し合いは別段懸念することでもない。

 

 半ば強引に立夏に音楽室の使用の交渉をしてもらい何とか初期の公式新聞部の面々は音楽室に入り込んだ。

 

 ほとんど何でこんなことをしているのかわかっていない状態で交渉していた立夏が音楽室に入った途端に音楽室に行こうと言い出した清隆にどういう考えがあってここに来たのかを問いただした。

 

立夏「それで、ここに来て何をするっていうのよ」

 

シャルル「そうだね。ピアノを弾ける人がいるわけでもないし……」

 

 シャルルの言うようにこの公式新聞部にはピアノを弾ける者がいるわけでも、他に楽器ができるものがいるわけでもない。しかし、その言葉があの時の話をまともに聞いていなかったという確かな証拠になった。

 

 そこで今度はもう一度、なんでこの場所に来たのかを本人たちのために分かるように伝える。

 

清隆「立夏さんとるる姉が卒業で落ち込んじゃってるからさ、みんなでワイワイやったここなら元気が出るんじゃないかと思って」

 

 立夏もシャルルもあの時は受験生だったのにそんなことを意識することもなくただただあの瞬間を楽しんでいた。あの時のことが思い出されるのであれば今もいっぱいはしゃげるのではないかと考えるのも間違っているわけではない。それに、せっかく立夏たちが学生である最後の日なのだからめいいっぱいはしゃいでいたいのが清隆たちの残る側が想っていることなのだ。

 

立夏「あぁ……。そういえばここで穂乃果たちと歌ったわね」

 

 清隆の言葉でここで穂乃果たちと歌ったことが思い出されていく。

 

さら「まだ詩が未完成な歌でしたけど、とても楽しかったです!」

 

 そう。あの時は音楽が出来ていたとはいえ、詩は空也がまだ納得しきっていないいわば未完成なものだった。だからこそ誰のソロパートもなく、ただみんなでワイワイ歌ってただけ。曲名は決まっていたようでその曲が今でもみんなの中に根付いているのは各々が感じていることだろう。

 

 そして新聞部だからこそ気がつく点もあの詩にはあった。

 

葵「新聞部の時から空也先輩の書く文章は好きでしたけど、曲になるとああいう風になるんですね」

 

 空也が新聞部で記事を書いているときコラムなどを担当することが多くその文章で様々な人の心を動かしていたことは新聞を発行していくうえでみんなが知っていた。しかしそれが曲に乗り、歌となって完成したときあの時とは違った感覚が公式新聞部の面々には印象的だったのだろう。

 

 印象的だった。きっとあの時も今もそう思っているからだろう。葵が口にしたことは何も今こうして話題に出たというわけではなかった。

 

シャルル「その話、空也君たちと別れてからもしたよね」

 

 そう。ここで歌い終わった後、他に行く場所があるという空也たちと別れた後に立夏たちだけで話したのもこの話題が始めだった。今まで見てきた文章が違ったように感じる。そのことは今までずっと新聞をかき続けてきた清隆たちだからこそ感じ取ることができたのかもしれない。

 

 そしてその違いを感じることがここにいるみんなにとってはとても嬉しかったことでもあった。

 

姫乃「はい。……けど今年の中では一番楽しかったことの一つだったと思います」

 

 それは空也の詩の違いを見つけることができたのもあるが、穂乃果たちと一緒に歌うことができたということもセットにして楽しかった思い出。だからきっと穂乃果たちよりも立夏たちのほうがこの思い出は大きいものになったのだろう。

 

 きっと姫乃の言葉が皮切りになったのだろう。今度は空也たちが絡んだ事をだんだんと思い出していく立夏。

 

立夏「そうね。他にも空也たちを助けるために東京まで行ったし、案外その気になればどこにだって行けるのね」

 

 空也が何かを抱え込んでいる。そのことを聴いた立夏たちは空也が目指した未来に行けるように手助けするために初音島を離れて東京にまでやってきた。それにラブライブの決勝大会を見に行ったのだって穂乃果たちの頑張っているところを生で見たいと思ったからだ。今までだったらこんな弾丸旅行はしなかった。行ったその日に帰ってくるような旅行が学生にとって難しいというのもあったが、ただその人に会いたかったから行動できた。

 

清隆「そうですよ。例え、これから立夏さんがロンドンに向かったとしても、るる姉がそれに着いて行ったとしても、会おうと思えばいつだって会いに行けます」

 

 そのことが今の立夏たちにとっては十分な意味を含んだ言葉になる。再び立夏たちが前世で通った王立ロンドン魔法学園。通称風見鶏に行ったとしてもまた会うことができるのだという現実が叶うのだ。全寮制で、今までのように毎日会えるわけではないことに少しの寂しさを覚えたとしても、今生の別れではない。この場から空也がいなくなった時と同じで、今の時代話をすることだって難しくない。そんな中で何をそう感傷的になり続けることがあるのかと、悲しむ必要はないのだと清隆は立夏たちに言い聞かせた。

 

 これからの新聞部を背負っていく清隆に、成長している清隆の言葉を聞いた立夏たちは少しの涙を目尻にためていた。

 

立夏「清隆……」

 

シャルル「タカ君……」

 

 一方は以前の恋人の成長を、もう一方は弟として甘えさせる対象だった者が立派になったのだということを感じただけで今の立夏たちには十分うれしいことだった。そう。この涙は悲し涙ではない。成長が嬉しくて、自分たちを心配してくれる友達がいるということが嬉しくて流れたうれし涙。

 

 それに、清隆の話にも出たがこの初音島でみんなで集まる機会が1度だけある。それはみんながここに集まった理由ともいえるもの。

 

姫乃「それに毎年恒例の行事だってあるわけですし、これからも変わらないですよ」

 

 4月30日のワルプルギスの夜に行うお花見。毎年恒例の行事になっているため、今まで通りこれからも行うつもりでいる。

 

葵「そうです! それにこれからはμ'sの皆さんも呼ぶんですから楽しいこと間違いなしです」

 

 それに、今年からはもっとにぎやかになるのだ。魔法という空想上の産物であるものを理解している数少ない友人。そして空也を介して出逢った9人と6人の絆は他の友達とは違う特別なもので、いつからかお花見にμ'sも呼ぼうという話になっていた。

 

さら「なので、元気出してください。立夏さん、シャルルさん」

 

 最後にそう言ってはにかむさら。さらの言葉から清隆、姫乃、葵が自然と笑顔になった。

 

 みんなの顔を見た立夏とシャルルはもうこの場所に心配することは何一つないのだと悟る。

 

立夏「そうね……」

 

シャルル「うん……」

 

 今まで、世話のかかる後輩だったはずなのにいつの間にかたくましくなった清隆たち。その成長に少しだけ、ほんの少しだけ寂しいと思ってしまう気持ちもないわけではない。それでも、立夏とシャルルは前に向かって進み始める。

 

 もうここに先ほどまで落ち込んでいた立夏とシャルルの姿はない。今まで通りの森園立夏と芳乃シャルルの2人が堂々として、この音楽室に立っている。

 

立夏「ねぇ、シャルル。私たち心配されてたみたいよ」

 

 そうシャルルに話しかける立夏はいつものように学園のアイドルと言っても差し支えのない笑顔で、明るい声だった。

 

シャルル「そうみたい」

 

 立夏の言葉に反応しているシャルルもどこか楽しそうな発声に清隆たちは少しだけほっとする。

 

 今目の前にいるのは紛れもなくいつもの立夏とシャルルだということが2人の会話から十分に伝わってきたようだ。

 

立夏「そんな清隆たちのためにやることと言ったらこの場所では一つしかないわよね?」

 

 清隆たちが立夏とシャルルの復帰に安堵している中、立夏が唐突にシャルルと目を合わせて呟く。表情はどこかの魔法使いを想わせるようないたずらっ子のような何かを考えている笑顔。でもそれが誰かが嫌がるようなものではないというのは目の前にいるシャルルが十分に分かっている。

 

シャルル「そうだね。……歌っちゃおうか。みんなで」

 

 立夏の言わんとしていることがなんとなく伝わってきたのか立夏の考えを代弁するシャルル。自分の考えを言い当てられた立夏は少しだけ満足そうにしていた。

 

 突然の発言で驚く清隆たち。でも、歌おうと思えばいつだって歌えるくらいあの未完成の詩に目を通していた。全員がアイコンタクトで通じ合い、みんなはピアノの前に横一列でならんだ。

 

立夏「えぇ! 行くわよ! ここであの時歌った歌を。未完成だったとかそんなことは関係ない。もう一度ここで今度は私たちだけの大切な歌にしていきましょう」

 

 立夏の言葉を皮切りに、みんなが息を吸い込む。目を閉じて、枯れない桜に願いを込めた時のように心からこの歌を歌う。

 

6人「…………。『きっと青春は聞こえる~ その瞬間が見えるね~』」

 

 雑音の一つもない音楽室に6人の歌が鳴り響いた。μ'sと一緒に歌ったときは伴奏がある状態だった時よりも難しいアカペラで。でも、みんなが笑顔で歌っているその歌は騒がしいはずの風見学園に響き渡った。楽しかった学園生活を想わせるような内容の歌詞だったこともあって少し涙ぐんでいる者もいる。そんな中、音楽室で歌っていた6人は目尻に大きな雫を貯めようとも、最後まで笑顔で歌っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして最後、もう日落ち寸前の時間になると立夏の提案である場所に行くことになった。

 

 それがこの公式新聞部が本当の意味で始まりを迎えた場所。"枯れない桜"。

 

立夏「でも最後には、みんなでここに来ないとね」

 

 この時間帯は初めて6人で来たときと同じような夕暮れだった。きっともう少し時間が過ぎればさくらに過去の話を聞いたときと同じ時間帯になるだろう。

 

 きっと他のみんなも思い出しているのだろう。あの時桜の幹に触れて、願い事をしたときのことを。夢のような夢の始まりの日のことを。

 

清隆「そうですね」

 

 清隆がそう答えると後ろにいたみんなが小さく、だけど強く頷く。この枯れない桜に対する立夏たちの認識は今日ス通している。すべての始まりの場所。本当にすべてはここから始まった。自分たちの前世のことを知ったのもここだし、魔法のことを知ったのもこの場所だ。

 

 でも……。

 

立夏「じゃあ最後にここでお願いしましょうか。魔法とか関係なく、この6人がこれからもこの場所で集まれますようにって。心から願えば例え願いを叶える力のなくなったこの桜にも通じるわよ」

 

 でも今はそんなことは関係ない。今日ここに来たのは一つのお願いを桜の木にするため。だけど、魔法で叶えるんじゃなく、自分たちの力でこの場所に集まれるように誓いに。魔法は便利だけど万能ではないのだから。自分たちでできることは自分たちでやらなくてはいけない。

 

 それに魔法を使うとしてもそれは誰にでも使える本当に初歩的な魔法。何かを想うことが魔法に繋がるのだから、今こうして桜の木に願っている、想っていることはきっと小さな魔法になるのかもしれない。

 

 それでも魔法に操られているわけではなく、みんなが集まれるようにただお願いをしているだけ。

 

みんな『これからも、ワルプルギスの夜にみんなでお花見できますように……』

 

 これからの繋がりはこの場所が何より大切。これからもこの場所でお花見ができますようにとみんなが桜の木に願った。

 

 その時、願いを叶える力が無くなったはずの枯れない桜が淡く光を帯びたようなそんな気がした。

 

 

 この時はまだ気がつかなかった。お願いをしているときに、立夏の携帯が小刻みに震えていたということを。

 

 




はい! ここまで読んでいただきありがとうございます!

久しぶりの投稿でまさかのラブライブキャラが一切出てこないという……。しかもD.C.Ⅲの大本の流れが分かっていないと理解できないような表現が……。

でも後悔はしていません。そのうちD.C.小説の方で分かるようになると思いますし。

ともあれ、風見学園でそう言えばそんなことがあったな~的な話を蒸し返したところで、少しだけこれからにつながる伏線を張らせていただきました。あからさまなところから、意外に思うところまで張ったので気がついたらこれからの作品がもっと面白くなるかもしれませんね。

と、今回投稿した話についてはここまで。次から結構重要なことを報告したいと思います。





11月25日より薮椿様主催ラブライブ!の短編企画小説『ラブライブ!~合同企画短編集~』が投稿されているのは知っていますでしょうか? この度、縁があって私もこの企画に参加させていただいております!

直前になっての告知にはなってしまいますが、12月5日に私の担当した回が投稿されます。

今現在(2018/12/04)投稿されているお話でもギャグ回あり、シリアス回あり、まじめ回ありと様々な作品が楽しめると思うので私の回含め、覗いてもらえると嬉しいです。

それでは、次回でまたお会いしましょう!

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