ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~   作:そらなり

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どうも、初めまして。そらなりです。

最近までは、読むこと専門でしたが、これから書いていきたいと思います。

あらすじにも書きましたが、このストーリーはどんなに遅れても必ず完結させます。

自分では、かなり読みやすいよう工夫したつもりです。それでは楽しんでいってください!


プロローグ~夢の始まり~

 受験勉強をしようと時坂空也(ときさかくうや)の家に集まった3人の少女。その休憩時間にとある話題を空也が一緒に勉強している幼馴染に話題をふる。

 

空也「なぁ、3人とも行きたい高校決まったのか?」

 何の前触れもなく空也が幼馴染である3人に声をかけた。しかし、受験生である空也たちにとってはかなり重要なことだ。

 

穂乃果「うん! 決めたよ。ねぇ、海未ちゃん、ことりちゃん」

 元気に答えた彼女は、幼馴染第1号の高坂穂乃果(こうさかほのか)。主に俺たちを引っ張ってくれている天真爛漫な少女だ。

 

海未「はい。そういう空也はどうするんですか?」

 次に答えたのは、園田海未(そのだうみ)。幼馴染第三号だ。見た目だけでなく内面も一言で表すなら大和撫子のような少女だ。

 

 そして空也は自身が受ける学校の名前を口にする。

空也「俺は、音ノ木坂学院を受けようと思ってるんだ」

ことり「え!? 私たちもそこに行くんだけど、お母さんがあそこは女子高って言ってたよ?」

 満を持して登場したのが幼馴染第2号の南ことり(みなみことり)

特徴的な声の持ち主で普通の人ならその声から出されたお願いは聞き入れてしまうという恐ろしい?特技を持っている。

 

 ことりの母が理事長で音ノ木坂学院を経営している。

空也「そうなんだけど、なんか学校の定員が少ないからってことで今回から共学化されることになってるんだよ」

 少子化からなのかまたは違う理由なのか定員が少なくなり、今年から共学のテスト生を入学させ空也が受ける時期には男子高校生を受け入れる体制にするという。

 

 そう、これは俺の母からずいぶん前に聞かされていたことだった。俺の母さんはことりの母と同級生だったらしくたまたまその話題が俺のところに入ったのだ。

 

 同じ高校に行けないと思っていた空也と同じ高校生活を遅れるということで、

穂乃果「そうなんだ。ってことはこれからもこの4人で入れるんだね!」

 その報告に喜ぶ穂乃果であったが、そう簡単には事は運ばない。

 

海未「そう思うのはまだ早いでしょう。穂乃果、あなたは勉強があまりできないんですから今から受験勉強しますよ」

穂乃果「そうだね! せっかく私たちが4人で進学できることになったんだし勉強頑張るぞー!」

 

 しかし空也は、去年まで初音島(はつねじま)風見学園(かざみがくえん)で飛び級編入をしていたこともあって学習する内容のすべてを完全に覚えてしまっていた。

そこで空也がとった行動は……

 

空也「俺はもうできてるから監督でもやろうか?」

 少しでもこの4人で合格する確率を上げるために3人に勉強を教えることを選んだ。

 

海未「そうなのですか? ではお願いします」

ことり「じゃあ私もお願いしようかな」

穂乃果「ずるいよー。わたしもー」

空也「わかったから、穂乃果は落ち着け」

 その後半年が過ぎ、空也は3人にしっかりと勉強を教えつづけテストが終わり面接も終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして今日が合格発表

空也「お~い。3人とも、どうだった」

 まぁ、俺は受かったけど。

 

海未「私は受かりました」

 海未は、まぁ当然か。

 

ことり「私も受かったよー」

 ことりも危ないところはなかったからな。

 

 問題は……

 

穂乃果「私も何とかギリギリ……。ってそういう空也君は?」

 ……良かった。これでまた4人で同じところに通えるのか。

 

空也「もちろん受かったぞ。あと、なんかこれから話があるって理事長に呼ばれてるから先に帰っててくれ。あと、夜に連絡入れるから予定を開けといてくれ」

 空也の言った言葉に疑問を感じたのか穂乃果たちは首を傾げた。

 

海未「どうしたのですか?」

 やがて海未が疑問を言葉にする。

 

空也(あぁ、何で夜に予定を入れないでほしいかわからないのか?)

空也「まぁ、穂乃果も頑張ったし海未にことりも受かったから打ち上げパーティーをしようと思ってたんだ。だから詳しいことは後で説明するから待っててくれ」

 これでわかってくれたか?

 

ことり「そうじゃなくて! なんで空也君がお母さんに呼ばれているの?」

空也(あぁ、そっちか……)

空也「あぁ、そのことね。なんか俺のテストの合計点が498点だったから1位らしいんだ。そのことで入学式に代表として話すことになったんだ。俺としてもことりのお母さんの頼みを断る理由がなかったからこれから軽く打合せするんだってさ」

 

 さすがに498点はとるとは思わなかった……。確かに手ごたえはあったけど……。

穂乃果「そうなの!? 空也君はやっぱりすごいなぁ」

空也「まぁ、すぐに終わらせて来るから待っててくれ」

ことほのうみ「「「わかったよ(わかりました)」」」

 

 そうして空也はことりのお母さんこと南理事長がいる理事長室に向かった。

 

 その中で今回の対策で生徒数があまり入ることがなく次回の結果で廃校を考慮すると告げられた。

 

 この話は穂乃果たちにはしないほうがいいな……、と空也は考えた。その後は簡単な打ち合わせをし理事長室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時刻は5時05分

 

空也「そろそろ電話するか」

 そう思った空也は、すぐさま自分のスマホを手に取り穂乃果に電話をかける。

 

ん?何でRINEじゃないのかって? それは電話をかけたほうが確実性があるからさ。って俺は誰にしゃべってるんだ?

 

 プルプルプル

 

 そう考えてるうちに……、

 

 ガチャ

 

穂乃果「もしもし、空也君?」

 繋がった……。

 

空也「あぁ、穂乃果。俺だ」

穂乃果「……新手のオレオレ詐欺じゃないよね?」

 何で知ってる番号から詐欺をしなきゃいけないんだよ! それに、あいにく俺はお金には困ってないからな!

 

空也「当たり前だ。俺は正真正銘時坂空也だ。それで打ち上げなんだけど、夜6時に俺の家にきてくれ」

穂乃果「わかった。6時に空也君の家ね」

 おっと、ここからは時間短縮だな。穂乃果に頼んでおくか。

 

空也「あぁ、それと海未にもこのことを連絡してくれ。俺はことりに連絡するから」

穂乃果「うん! 任せて。じゃあまた後でね」

空也「あぁ、またな」

 

 ピッ

 

空也「今度は、ことりか」

 

 プルプルプル

 

 ピッ

 

ことり「もしもし、空也君?」

空也「あぁ、ことり。今日の打ち上げは6時に俺の家にきてくれ」

 穂乃果の時と同様にすぐさま本題へと入る。

 

ことり「6時に空也君の家だね?」

空也「あぁ、じゃあ待ってるからな」

ことり「うん。じゃあまたね」

 

ピッ

 

 ことりはすんなりいったなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして夜6時

 

 ピーンポーン

 

空也「は~い! 今開けまーす」

 時間ぴったりだな。

 

ガチャ

 

空也「いらっしゃい。穂乃果、海未、ことり」

穂乃果「おっ邪魔しまーす」

海未「失礼します」

ことり「お邪魔するね」

 そういって入ってきた3人は打ち上げをするべくリビングに向かった

 

空也「それでは、4人の合格を祝して乾杯!」

ことほのうみ「「「カンパーイ!!」」」

 

 ここからは、受験の話になり……

空也「それにしてもよかったな、みんなが受かって」

海未「そうですね。穂乃果はどうなるかと思いましたけど」

 そう言って海未は穂乃果をチラッと見て答える。

 

穂乃果「それはないよー。確かにギリギリだったけどさ」

ことり「そうだね。それより私は空也君が音ノ木坂に入るって聞いたときはびっくりしたなぁ~」

 ここで蒸し返されるのか……。まぁこの3人になら話してもいいかな?

 

空也「まぁ、俺が持ってる夢のためにな」

 親にも内緒で隠れて必死になって頑張ってきた夢だ。

 

穂乃果「空也君の夢は何なの?」

空也「まぁ、別に音ノ木坂じゃなくていいんだけど前は音楽高校だった位だしなそれにお前らと居たかったからな……。それで俺の夢は、作詞家になることだ」

 言った……。3人の反応は……?

 

ことり「え!? 作詞家ってあの作詞家?」

海未「歌の歌詞を作る作詞家ですか?」

 驚かれた……。まぁそれはそうか。

 

空也「あぁ、その作詞家だ。まだ音楽はついてないけど何曲分かはあるぜ」

穂乃果「じゃあ、見せてよ!」

空也「悪いがまだ見せられん。これは海未のポエムレベルで恥ずかしい……」

 まだ心の準備ができていないからな。こんな状態で見られたらたぶんもう学校に行かなくなるな……

 

海未「え? あ! せっかく忘れていたのに思い出させないでくださいよ、空也!」

 海未は忘れていたのか……。悪いことしたな……。

 

ことり「空也君。おねが~い」

 ことりがいつもの”お願い”が出たな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも俺にはもう……

空也「ことりでも駄目だ。でも、いつかは3人に最初に見てもらおうと思ってる。その時は頼むな?」

 

穂乃果「ほんと!? 絶対だよ! 約束破ったら針10000本だよ!」

空也「なんか10倍くらいされたっぽいけど。まぁ、いいぜ。約束だ」

 そうして合格打ち上げが終わった。




最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回からはアニメ本編に入っていきますのでお楽しみにしていてください!

感想や批判などは受け付けます。どんな意見でも教えていただければ幸いです。

それとこの作品は、隔週で何とかやっていけるかどうかなので更新は不定期になる可能性がありますがくどいようですが必ず完結して見せますのでよろしくお願いします。

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