鈴木悟分30%増量中   作:官兵衛

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第四章一編 凝縮される四巻とコキュートス

 

 

 

 

 

絶望とは、闘うべき理由を知らずに、しかも、まさに闘わねばならないということだ

            

               アルベール・カミュ

 

 

 

 

 

 

 

アルベドから「より強いアンデッドの作成として近場の蜥蜴人を狩ってはいかがでしょう?」という提案が出されたのは随分前になる。

それよりも、この世界の情報を得ないまま動くことに危険性を感じていたからだ。

しかし 例の「トモダチ作戦」への足がかりとして私が考える第一歩としてちょうど良い橋頭堡となるので蜥蜴人の村の制圧を計画したのが先日だ。基本的に指揮官のエルダーリッチ以外は自動的に湧き出るモンスターで構成されているので失敗しても問題ない軍隊であり、司令官を「コキュートス」にして侵攻させた。

戦闘時の司令官として優秀なデミウルゴスでも、優秀な統率力を持つアルベド、パンドラズアクターで無く敢えてコキュートスであるというのは実は大きな意味が在った。

 

コキュートス自身が戦うとアッサリと終わってしまうために、本人は戦闘区域に行かずに、指揮官に指示を出すという間接的な司令官であるが、今まで黙々と第五階層の守備についていた自分が、攻撃手として至高の御方のお役に立てる日が来たのである。コキュートスは喜々として自信満々に蜥蜴人部族連合との戦闘に臨んだ。

 

 そして コキュートスは敗けた。

 

「栄光あるナザリックの名に泥を塗った」として責めようとした守護者も居たが、それ(勝敗)についてはどうでも良かった。なぜならコキュートスは負け戦を自己分析し、理由の発見と「次、どうすれば負けないか」についてシッカリと考える事が出来たからだ。これにより、次にコキュートスに同じ様な命令が下った時、きっとコキュートスは「敵を侮らずに慎重に行動」し「相手の知識や地形などの情報を事前に考慮」し「指揮官と敵と味方の戦術を考慮」の上で戦闘に赴くだろう。

これはすでにカンストLevel100のコキュートスが『経験』により更に成長を成し遂げたと云うことであり、タダ同然のポップアップモンスターの消費なぞお釣りが出るくらいに素晴らしい出来事だった。

そして二度目の戦いではコキュートス自ら出向き蜥蜴人の部族長からなる決死隊を堂々と退け、蜥蜴人部族連合を降伏に追い込んだ。

更に、その時のコキュートスに死ぬまで武器を振るい続けた蜥蜴戦士数人を「死ナセルニハ惜シイ者達」として蘇生の懇願をするなど、1つの戦がこれほどコキュートスを成長に導くとは‥‥‥コキュートスは、まさに武人であるといえよう。

 

また、この第二戦を守護者の皆とともに観戦する際に出されたデミウルゴスお手製の「骨で作られた椅子」には驚いた。

実はこの時、アウラとマーレに頼んでいた、第2ナザリックとでも言うべき建設中の拠点に初めて入ったのだが、まだ完成度4割と言った感じの拠点内の玉座の間に「骨の椅子」が鎮座していたのだ。どう考えても自分用である事に慄然としたが、守護者が私のために用意してくれた物を使わない手は無いのだが、明らかに人骨も混じっており、気持ち悪さが半端ではない。というか半端なアンデッドの自分には厳しい拷問器具だと云える。

 

 ないわー これは、ないわー 

 

小声で「ゴツゴツしてるな‥‥」と呟いた瞬間、アルベドが「私が椅子に直接座りますので、モモンガ様は私の膝の上にお座り下さい!」と超反応し、シャルティアが一瞬「しまった!その手があったか!」という顔をしてから「いえ!是非ワタシの上に!」と急に守護者によるリアル椅子取りゲームが始まったのには閉口したが‥‥いつもなら止めてくれるデミウルゴスも自分の傑作を取り合いになっている図に満更でもない顔で「ははは アルベドにシャルティアも よさないかね?」とか笑顔で注意してたな‥‥‥アウラが凄いジト目で引いてたけどな。マーレは羨ましそうにしてたけど、アウラの視線に気づいて参加をキャンセルしてくれて良かった。色々と。刺さったらどうする。

 

さて 豪快に話が逸れたが、守護者達の中で、最も異形種達の支配者に適格なのはコキュートスでは無いか?と私は思っている。

それは、アライメントが守護者の中で唯一「中立」であるからと、見た目で解りやすい強者であること、そして彼の「武人」としての竹を割った様な解りやすい性質によるものである。

・中立であると云う事は『公平』であると云うこと。

・解りやすい強者と云う事は『逆らえない相手』であり『自分たちを守ってくれる頼もしい存在』であるということ

・そして彼の武人としての性質は『仁・義・礼・智・忠・信』という、異形種に取っても解りやすい美点だと云うこと

 

これは支配される側としては非常に理想的な資質であると云える。

流石に人間相手だと齟齬があるだろうが、人間以外のリザードマンであったり、トードマン部族、オーク部族、ドワーフ族、ビーストマン族など多岐にわたる。この世界では人間は決して生存競争の覇者たる存在ではない。

その多種多様な種族にとっての支配者に育って欲しいという願いが私にはあるのだ。

 

そして私はコキュートスの懇願を受け入れて「見処のある」蜥蜴人を3匹ほど蘇生した。これが実に良い結果に繋がった。

1つは彼ら実力主義の蜥蜴人にとって武人として最高峰のコキュートスは尊敬すべき相手であり、その支配を心より受け入れたということ。もう1つは彼らが武技を習得していたことだ。ザリュース・シャシャは「要塞(フォートレス)」が使えるという‥‥‥武技「要塞」と云えばペテル・モークも使っていた。割と戦士系にとっては必須かつ覚えやすい武技であろう。もしこれをコキュートスが使えるようになったら‥‥と考えると、今回の経験に依る成長と合わせて、NPC達は100レベルだとしてもまだまだ強くなれるという事であり、そしてもしかすると自分も‥‥という期待を抱かずには居られない。

 

さて‥‥と振り向くとアルベドが微笑みながら佇んでいる

ずっとニグレドと共に地図作成をしていたのだが、『遠隔視の鏡(ミラー・オブ・リモート・ビューイング)』では見えない距離に達しつつあるのと、魔法障壁などで見えない箇所が増えてきたため、一時中断して実際に斥候を現地に派遣し、確認作業中と云うこともあって最近は執務室にて、一緒にパンドラズアクターからの報告書に目を通し相談をしたりしている。ただ時々、書類を凝視しているとアルベドの居る方向から「‥‥二人きり‥‥二人きり‥‥‥。」という呪詛の様な言葉が聞こえてきて怖かった。本人曰く、どうやら無意識に呟いているらしい。その度にアノ時の恐怖を思い出したモモンガによって小言を言われるのが決まりになっている。

 

「‥‥おい そこの前科一犯。解ってるんだろうなオマエ。またあんな事をしたら当分「地図の人」になってもらって執務室を出禁にするからな。」

 

「‥‥でも、モモンガ様から襲ってきた場合はセーフですよね?」

 

「いや、アウトだ。」

 

「それはヒドイ!」

 

こんな会話が日常化している。正直、こういう夫婦漫才みたいなやり取りを楽しいと思っている自分も居るが、絶対口に出してやらない事にしている。

 

さて では取り敢えず、アルベドに「コキュートスを呼んでくれ」と頼み、現時点での地図に目を通す。

 

「ふーむ やはり、このバハルス帝国の首都アーウィンタールで魔法障壁で覗けず未確認の箇所というのは皇帝の居城なのかな?」

 

「はい 仰せのとおりだと思われます」

 

「スレイン法国の魔法障壁はヒドイなしかし」

 

「そうですね。山や草原地帯を除いて人の住む多くの箇所で魔法障壁が張られております。特に『神都』と呼ばれる首都は殆ど覗けない状態ですね。」

 

「うむ まあ、クレマンティーヌにおおよその地図は書かせたから良いんだけどな」

 

「‥‥‥あの者、モモンガ様に刃を向けた者にあのような寛大な処置は如何なものでしょうか?」

 

「寛大な処置‥‥か?」

 

「ナザリックに歯向かった者には終わりのない苦痛を与え続けるべきかと。恐怖公の部屋とかどうです?」

 

「1回目は体が千切れるほど絞め殺され、2回目は生きながら脳ミソを食われながら死に、3回目はシャルティアに死なない程度にビンタだけを数時間され続けて心をポッキポキに折られて「ナニ」かに目覚めさせられ、その上で血を吸われて眷属にされて3回も命を奪われた上に、今は変態吸血鬼のもとでペットとして死ねないまま可愛がられ続けている事が果たして寛大な処置かどうかは意見が分かれる所だな。」

 

「しかし、あの者は‥‥モモンガ様に抱き締められております!それも強く強く!」

 

「え?」

 

「モモンガ様にあれだけ強く抱き締めて頂けるのでしたら私にとっては御褒美以外の何物でもありません!そのまま逝く事が出来れば本望で御座います!」

 

 コイツ‥‥それが言いたかったのか‥‥。

 

「魔法職の私ではレベル100であろうとも、最高の防御力を誇るオマエを抱き締め殺すなんて無理だと思うのだがな‥‥」

 

「まあ?!やってみなければ分かりませんわ?モモンガ様!検証してみましょう!」

 

両手を広げて、抱き締めてみ?抱き締めてみ?と腰の羽を折りたたんで体をクネクネと守護者統括は求愛のダンスを踊った。

 

モモンガは冷や汗をかきながら立ち上がって、アルベドからジリジリと距離を取り、執務室の机を中心にクルクルとアルベドを対角線上に置きながら周り続ける。意外に俊敏なオーバーロードがそこには居た。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

「それで、だ。注意するのは法国だけでは無い。法国が最も警戒しているのは『破滅の竜王(カタストロフ・ドラゴンロード)の復活』と『ツァインドルクス=ヴァイシオン』というドラゴンだ」

 

「はい この世界にもドラゴンなんているのですね。」

 

「うむ 興味本位では見てみたい気もするが、どうせ強いんだろうし警戒が必要だな。しかもツァインドルクスは始原の魔法・ワイルドマジックを使うと聞く」

 

「八欲王がユグドラシルの魔法をこの世界の法則に無理やり当てはめるまで、この世界の理であった魔法‥‥のことですね。」

 

「うむ ユグドラシルの魔法とは違う性質ということは、我々の対魔法スキルや、対魔法装備が全く役に立たない可能性もあるからな。」

 

「‥‥それでは先手必勝でこちらから襲撃し亡き者にすべきでは無いでしょうか?」

 

「そうだな。ただ彼‥‥彼女か?ツァインドルクスは八欲王との戦いや十三英雄と協力しての魔神討伐など、割りと人間よりの活動をしているようにも思える。あくまで現時点ではだが」

 

「と、なりますと、ニンゲンの敵である我々とは何時か戦う事になるのではないでしょうか?」

 

「‥‥私は最終的には人間の敵になるつもりは無いがな」

 

「え?!そうなのですか?」

 

「むしろ ツァインドルクスとは仲良くやる事になるだろう 彼が望む世界の秩序と共に」

 

「‥‥‥私めにはその深遠なるお考えに至れずに申し訳ありません。我が身の愚を呪います」

 

「おまえの全てを許そう アルベドよ」

 

「それを考えましても、ツァインドルクスと敵対しており、尚且つ「異形種・即・斬」のスレイン法国は敵であると考えてよろしいですわね」

 

「まあな 彼らの一部が信仰するスルシャーナが私にそっくりらしいので、一度スルシャーナのふりして驚かせに行ってやりたい所だな」

 

「まあ お戯れを。」

 

「知りたいことが増えたのにスレイン法国について調べることが出来ないのがやっかいだな。クレマンティーヌの様に、内部に詳しい神官レベルのやつを捕らえる作戦でもデミウルゴスに立ててもらおうかな」 

 

「しかし彼の国は怪しい匂いが致します。命じてくだされば下僕とともに滅ぼして参りますが?」

 

「あの国は600年前にプレイヤーに依って建国された国だ。プレイヤーが所有していた強力なアイテムを受け継いでいる。その中にはクレマンティーヌの話から『傾城傾国(ケイ・セケ・コゥク)』という敵を操る秘宝をも所持しているという。考えたくないが、もしこれがワールドアイテムならばオマエたちとて抗う術はないだろう。そんな軽率な行動を取れば、『傾城傾国(ケイ・セケ・コゥク)』に乗っ取られて、私に剣を向けて立ちはだかることになるやも知れんぞ?」

 

「そんな?!私がモモンガ様に弓を引くなど!もしその様な悍(おぞ)ましい状況になるくらいであれば、私はどんな力にでも逆らって自らの頸を刎ねるでしょう‥‥‥。」

 

そう言うと、つらそうに唇を噛み締めたアルベドは閉じられた瞼よりスーッと涙を流し、哀しげに俯いた。

 

 

古来から女性の最大の武器は涙である。

 

しかも使用対象(獲物)がリアルの魔法使いであり、スナイパー(狩人)が絶世の美人(シモ・ヘイヘ)である。

 

モモンガは動揺し輝きながら震える手で、アルベドの肩に手を置く。

 

 

「すまぬ、意地悪な言い方だったな‥‥その‥‥アルベドが‥居なくなる、と‥私は‥‥寂し‥」

 

 

 ガチャ

 

「遅クナリ申シ訳アリマセン。第五階層守護者コキュートス馳セ参ジマシタ」

 

 

‥‥‥しばらくの間、目薬(アイ・ポーション)を握り締めたアルベドの声にならない絶叫がモスキート音の様に17000ヘルツで執務室に流れた。

 

その結果 蟲王であるコキュートスにはアルベドの「クゥオキィュウトゥオスゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウ」という血の叫びがシッカリと聞き取れたため、恐怖とストレスで、ガチガチガチガチッと大顎を鳴らしながら耐えたが、何故呼ばれて来ただけなのに守護者統括は自分を呪い殺すかの様な目で私の名前を絶叫しているのか‥‥涙を流せる者が羨ましい、とコキュートスは心から思った。

 

アルベドは目薬を見つけたモモンガに「ていっ」と脳天にチョップを喰らわせられて「どこにあったんだこんな物?!」と厳しめの詰問にあっていた。

 

「ふう すまんコキュートス。わざわざ来てもらって。あと、なぜか待たせることに為って」

 

「イエ オ呼ビトアラバ即座ニ」

 

「‥‥? どうした? 先ほどから痛そうに跪いて両足を抑えているが?」

 

「ハッ 申シ訳アリマセン、大丈夫デス」

 

 虫の聴覚器官は、主に脚にあります。

 

「その後、蜥蜴人村の方はどうだ?」

 

「ハイ 彼ラハ強者ト認メタ相手ニハ心服スル性質ガアル様デ、恙無ク掌握シテオリマス。」

 

「うむ それは何よりだ。コキュートス、オマエはお前が思っている以上に統治者に向いている」

 

「恐レナガラ私ハ自分ヲ一振リノ剣デアルト考エテオリマス。統治ナドト難シキ事ハ私ノ手ニ余ルデショウ」

 

「いや それは違うぞコキュートス お前は言ったな?蜥蜴人の決死隊の彼らには輝く何かがある。と」

 

「ハイ ソノ通リデス。強者ニ怯マヌ心。仲間ヲ信ジヌク意気。ソシテ自ラヲ棄テテモ残サレタ者ニ託ス決意。彼ラニ輝ク何カヲ見マシタ」

 

「うむ その輝く魂を持つ者達がオマエにも輝く物を見たのだ。勿論、武人建御雷(ぶじんたけみかずち)さんによって創造されたオマエだ。自らを武人と律するのは当然であろう。だが、そういうオマエだからこそオマエに憧れ仕えたいと思うものがこれから無数に出てくると知れ」

 

「ハッ 誠ニ、誠ニ勿体無キ御言葉、有難ウゴザイマス」

 

「ふふ では私が口だけでオマエを褒めているわけではない事を証明しよう」

 

「? ハッ」

 

「この地図を見よ そうここだ。この土地をトードマンの部族が支配している。これをオマエ自らの編成と作戦により屈服させて制圧してみせよ。」

 

「オオ コレハ!」

 

「さあ 決めることは沢山あるぞ。解らない所はデミウルゴスと相談し、攻めるのに必要な人員や攻める日にちなど、決まったら報告してくれ」

 

「ハッ 全身全霊ヲ以ッテ、ヤラセテ頂キマス。」

 

「うむ 期待しているぞ、コキュートス。これが詳細が書かれた指令書だ。」

 

「アリガタク拝命致シマス。」

 

「よし では報告を待つ」

 

「ハッ」

一礼を取ってコキュートスは執務室を出て行く。

 

「ふう‥‥ ん?いつまで拗ねているんだ?アルベド」

 

「え?いえ そういう訳ではなく‥‥ソリュシャンからの報告書をチェックしているのですが‥‥」

 

「ふむ?ソリュシャンは一般市民の「若き女商人」という役で王都やエ・ランテル、エ・レエブル、リ・ボウロロールなど王国の都市部を渡り歩いているのであったな?」

 

「はい 今は『王都リ・エスティーゼ』にて冒険者稼業休止中のセバス達に資金を渡し、セバスからはスクロールや冒険で手に入れたマジックアイテムなどを受け取っている頃です。」

 

「ふむ その報告書はまだ読んでないな‥‥気になる部分を教えてくれ」

 

「はい 王都にてアダマンタイト冒険者である「蒼の薔薇」と面を合わせることがあったらしいのですが、リーダーのラキュースが持っている魔剣が以前、モモンガ様よりお問い合わせがあった『漆黒の剣』の一振り『魔剣キリネイラム』である事が判明しました。またメンバーの魔法詠唱者イビルアイに対して能力値のサーチなどが出来ない状態らしく『非常に怪しい』とのことです」

 

ふむ‥‥「漆黒の剣」か‥‥ペテル達にせめて握らせてやりたかったな‥‥ニニャだけでも、そういう機会があれば良いのだが。

モモンガは気づいていないが、実はニニャを含む「漆黒の剣」のメンバーに対して、こちらに来て初めて立場などの関係なく作れた知人であり、初めての旅の仲間であったことから本人が思っている以上に思い入れが強い。

このことをナーベラルなどは微妙に感じ取っていて、ユリなどに「モモンガ様は私などよりも、あの娘の方が可愛いのでしょうか‥‥」と愚痴る事も少なくなかった。その辺りはセバスやユリの方が正しく弁えており、「ニニャは「モモンさん」の友人であり「モモンさん」である時は私たちも「モモンさん」の旅仲間。「モモンガ様」の時は私たちはモモンガ様の配下であり、ニニャはモモンガ様の知らない一介の冒険者に過ぎない」と区別している。

 

「そうか‥‥蒼の薔薇の魔法詠唱者は要注意という事だな。モモンとして会う事もあるだろうから気を付けねばな」

 

 

そう考えていたモモンガの脳裏に突然メッセージが入る

 

 

 

『モモンガ様。お手間を取らせて申し訳ありません。少し長くなるのですが聞いて頂きたい話が御座います。』

 

 

 

 

 

 




 
 
 
 
 
 


おとり先生、244様、yelm01様、モーリェ様、セブン様、ゆっくりしていきやがれ様、相変わらず減らない誤字脱字の修正を有難うございます。誠にお世話になっております。段々とオールスターみたいになって来ましたね(笑)

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