Phantasy Star Fate    作:ラトヤ

8 / 17
気づけば
UA3900
お気に入り60

こんな駄作にありがとうございます!
これからも頑張っていきます!

では第8話どうぞ!


第8話 ~最後の欠片~

シロウは今、惑星アムドゥスキアの浮遊大陸に来ている。

 

 

 

 

依頼していた解析が終わったようなので結果を聞いてみればあれは何らかの武器の部品であるらしい。

そこで残りの部品も見つけてきてほしいと依頼されのだ。

 

シロウは手始めにまだ部品が見つかってない浮遊大陸に向かったのだが。

 

 

 

 

 

「着いたのはいいがどこから探すか。」

 

この広大な大陸からあるかもわからない物を探しと思うと気が遠くなる。

 

 

「おっシロウ君ではないか!」

 

振り向くとそこにはアキさんがいた。

 

「アキさんお久しぶりです。」

 

「久しぶりだね〜。そうだ紹介して……おい!早く来ないか!」

 

(「まってくださいよ先生!」)

 

誰か走ってくる。

 

「はぁはぁ、先生が進むの速すぎるのですよ。ってエミヤさん?!」

 

「ライトさん、お久しぶりです。」

 

「なんだ二人とも知り合いか。」

 

「はい、以前ロジオさんの研究室でお会いしました。」

 

「そうか…………ロジオ君のことは残念だったな。惜しい人物がなくなった。ライト君は今、私の助手として働いて貰っている。ちょうど助手が欲しくてな。上に誰か優秀な者を付けてくれと頼んだら、予想以上に優秀なのが来たよ。」

 

「いえいえ僕はそんな……」

 

「謙遜するな。おっと、こんなことしている場合ではないな。さぁ行くぞライト君!」

 

「少し休ませて下さいよ!」

 

「なに〜、まったく体力ないな。仕方がない少し休むか。」

 

ライトは喜び、近くの岩に腰かけた。アキは呆れながらそれを見ていた。

 

「ところでシロウ君はここでなにをしているのだ?」

 

「探し物を頼まれまして、しかしこの広大な大陸をどう探す迷っていたところです。」

 

「そうか………ならば我々と来るか?今から龍族の長と接触しょうと思っている。君の探し物も龍族に聞けば何か情報を持っているかもしれないぞ。それに私も君のような実力者が付いてきてくれたならば心強い。助手は頭は頼りになるが戦闘では役に立ちそうにないのでな。」

 

そういいながらアキは、岩の上で休憩をとっている助手を見る。

 

「そうですね。じゃそうさせてもらいます。」

 

「うむ。よし、休憩終了だ。さぁ行こう!」

 

「えっ、もうですか!」

アキはそんな声の無視してすでに歩き始めている。

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

「長のとの接触って具体的にどうするのですか?」

 

「なに簡単なことさ。誰か龍族に頼むんだ。」

 

「また大雑把な計画ですね。」

 

「そうですよ。そんなんじゃだめですよ先生。現に今朝から龍族にしつこく声をかけすぎて逃げられいるじゃないですか。もう一度帰って計画を練り直しましょうよ。」

 

「だがなライト君、そんな悠長なことを言ってられる時期ではないのだ。急がなければこの惑星の命すべてが喰われるのだよ。ダーカーの浸食は、龍族が考えている病とはわけが違うぞ。惑星全体に広がり、命を蝕むものだ。だが閉鎖的な彼らは聞く耳を持たない。取返しがつかなくなる前に龍族の長…ロの一族に出会い、協力を取り付けねばならない……おっ、ちょうどいいところに龍族が行くぞ二人とも!!」

 

そしてまたアキは走り出した。

それを追うようにシロウとライトを走り出す。

 

 

 

 

 

近づいてみるとその龍族の様子はおかしかった。

 

「どうやらダーカーとの戦闘をしていたようだね。だいぶダーカー因子の浸食されている」

 

「まだあれならば間に合うんじゃ。」

 

「うむ。とりあえず交渉の前に救助だな。」

 

 

そして龍族にさらに近づくと

 

『……ぐ、アークスか。何をしに来た。』

 

「君を助けに来たのだよ。」

 

『触れるな!アークスの施しは受けん。』

 

「まったく私たちはただ仕事をするだけだ。すなわち君の中のダーカーを滅ぼす。」

 

『我の内にダーカーだと…』

 

「なにを今更、キミ自身がよく分かっているだろ。内からこみ上がる衝動に……まぁもしキミがこのままダーカーに成り下がりたいというならば、邪魔はしない。」

 

『……戦いの末で果てるなら本望。我らの誇り愚弄するな!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…キミたちこそ、どこまで命を愚弄せれば気が済む!」

 

アキが声を荒げる。

 

 

 

 

 

「誇りという聞こえのいい言葉を言い訳にするなよ龍族!その誇りとやらのために今までの歴史をすべて消し去るつもりか。目を背けるなよ龍族。聡明なキミたちならわかるはずだ。このまま狂う龍族が増えればどうなるか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………。貴様たちならばダーカーに正確に、正常に、対処できるというのか?』

 

「私だけでは無理だ。私はアークスとしてはでき損ないだからな。しかしここには、優秀なシロウ君がいる。任せたまえ。」

 

『その名ヒのエンより聞いた。貴様たちがそうか。』

 

「そうだ。ではまずキミから処置を始めよう。シロウ君、ライト君手伝ってくれ。」

 

「はい。」

「わかりました。」

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

処置は無事終わり龍族は正常に戻ることができた。

 

『貴様たちはロの一族と接触したいと?』

 

「ああそうだ。」

 

『……わかった。恩は返す。話を通してやろう。お会いになるかはわからない。それでもいいならついて来い。』

 

「あぁそれで構わない。」

 

 

そして龍族についていく。

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

『目的の場所はこの先だ。……言っておくが勘違いするなよ。我は貴様たちを認めたわけではない。恩を返すだけだ。なれ合うつもりはない。』

 

「ああ、わかったよ。」

 

『…ふん。』

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、

シロウたちの後方の空間が歪み黒い靄が発生した。

 

 

 

「まさかダーカーか?!」

 

 

 

 

 

しかしそこからはダーカーではなく

仮面のダークファルスが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『貴様何者だ!龍族の領域に無断で入るとは!』

「や、やばいですよ先生!」

「あれが噂の仮面のダークファルスか!」

 

 

『貴様たち先にいけ。この無礼者とは、我が戯れよう。』

 

 

「……邪魔するならば貴様を殺す。」

 

 

仮面のダークファルスは背中に背負った大きなソードを引き抜き、構える。

 

 

『は!面白い!我らの力その身に刻め。』

 

龍族も武器を構えるが

 

龍族の前にシロウが立った。

 

『貴様どういうつもりだ。さっさと行け!邪魔だ。』

 

「すまないが、ここは俺に任せてくれないか。俺はこいつに少し用がある。」

 

「シロウ君?」

「エミヤさん?!」

 

『…………………今は従おう。残りの連中は我について来い。』

 

「ありがとう。えっと〜」

 

『我が名はコのリウだ。』

 

「あぁ、ありがとうなコのリウ。」

 

「シロウ君本気なんだね。」

 

「はい、二人とも早く行ってください。俺なら大丈夫です。」

 

「ダ、ダークファルスに一人で挑むなんて無茶ですよ。」

「ほら行くぞ。ここにいればわたしたちは足手まといなだけだ。」

 

「……そ、そうですね。気おつけてくださいね。」

 

そして二人はコのリウを追ってこの場を去って行った。

 

 

 

シロウは仮面のダークファルスに問いかけた

 

 

 

「あの部品はなんなんだ?なぜお前はあれを探している?」

 

 

「あれは貴様たちが持って良いものではない。今すぐ我に預けよ。」

 

 

「あの武器もお前の正体もわかっていない今、それに従うわけにはいかないな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……そうか……ならば……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴様を殺し奪うだけだ。」

 

 

 

そう言い放つ仮面のダークファルスはソードの切っ先をシロウに向けて突進した。しかし仮面と対峙してから警戒度を引き上げていつ攻撃が来ても良いようにしていたシロウは、焦ることなく腰からツインダガーを引き抜き、2本の剣で仮面の剣の軌道をそらす。

 

奇襲が失敗した仮面はすぐさま剣を引き戻し、大きく後ろに飛びのいた。

 

 

二人の間に距離が出来る。

 

 

距離がある状況ではリーチの長い方有利である。つまりソードを扱う仮面の方が有利なのだが、

 

あまりにも空きすぎている。これではお互いの攻撃は届くはずはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし仮面のダークファルスの攻撃は届いた。

 

 

後ろに飛びのいたあと、剣を一振りした。だだ振ったのではない。剣にダークフォトンを乗せて振った。それにより飛ぶ斬撃が生まれシロウへと襲い掛かったのだ。

 

「なっ?!」

驚きより反応が遅れたシロウはその攻撃を受けること選択をした。

 

「くっ!」

 

シロウはそれを剣で受けるがあまりの威力に押されてしまう。

 

斬撃はシロウを切り裂こうと次々飛んでくる。

 

シロウは全てを受けきるのは無理と判断し横に飛び退き、斬撃を避ける。

 

 

 

「(あの攻撃は見たことがある!ソードのPAのソニックアロウだ。しかしなんでダークファルスがアークスの技を使うんだ?)」

 

 

 

そんな疑問が生まれてきたが、戦闘中にその答えを考えている暇はなく次々斬撃は飛んでくる。

 

「(やつには聞きたいことはいくつかあるが、まずこの状況をどうにかしないとな。)」

 

飛ぶ斬撃により、シロウは自分の剣の届く範囲(リーチ)に入れないでいた。

 

 

 

 

 

そして斬撃を避けていく中、シロウはタイミングを計る。

そして仮面のダークファルスが剣を降り、一息つく一瞬。

 

その短い時間をシロウは待っていた。

 

 

 

 

 

 

その短い時間にシロウは、ツインダガーの普段より多めにフォトンを流し込み、PAを発動する準備をした。

 

 

 

 

 

 

 

そして再び仮面は斬撃を飛ばす。

 

シロウはその攻撃に合わせてPAを放つ。

 

 

「ブラッディサラバンド!」

 

シロウが振り抜いた剣から飛ぶ斬撃が放たれた。

 

放たれた斬撃は仮面の斬撃と衝突し、

 

舞い上がった砂塵により仮面のダークファルスの視界を奪った。

 

 

 

 

 

 

 

そしてその舞い上がった砂塵の中からシロウが現れた。

 

仮面のダークファルスは咄嗟に剣を横に振るうが

 

「そんな攻撃は当たらない!」

 

シロウはそれを掻い潜り仮面の懐に踏み

 

一閃

 

「くっ!」

 

腕を捉える。

 

仮面のダークファルスは武器を落とし、シロウが剣をその首にあてる。

 

 

 

「お前は本当に俺を殺す気でいたのか?()()()()()()()()()()を使って俺に勝てると思っているのか。」

 

仮面の攻撃は全て強力ではあったが、力任せにただ剣を振っているに過ぎなかった。

 

そんな攻撃がシロウに当たるはずもなかった。

 

 

「答えろ!なぜ彼女を狙っていた!お前の本当の目的はなんなんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(「あなたに何がわかるの。」)

 

何かをとつぶやいたその瞬間仮面のダークファルスの全身から赤いオーラが湧き出した。

 

湧き出したオーラは衝撃波を生み出し、シロウを吹き飛ばした。

 

「っ?!」

 

「我はダークファルス『仮面(ペルソナ)』。アークス(貴様ら)の敵だ。』

 

仮面が傷口を抑えながら立ち上がる。背後には黒い霧が立ち込め始めた。

 

マトイ(彼女)を殺せ。さもなくば彼女は残酷な末路を辿ることになる。」

 

 

「なっ?!、待て!それはどういうことだ!」

 

体勢を立て直したシロウはすぐさま仮面に向かって走ったが、仮面は黒い霧の中へと消えていった。

 

 

「くそっ!取り逃がしたか。しかし最後の言葉は………ヤツは何を知っているんだ。」

 

シロウは仮面の言葉の真意を考えるが答えは出なかった。

 

 

「とりあえず、アキさんたちと合流するか。」

 

 

シロウがアキたちを追いかけようとしたその時、空中から突如クォーツドラゴンが突進してしてきた。

 

 

地面に突き刺さったクリスタルで覆われた頭を引き抜き、その眼でシロウを捉える。

 

 

シロウは武器は構えようとしたが、

 

『お前がシロウか?』

そのの見た目には似合わない幼く可愛らしい声が響く。

 

「…………そうだが。」

クォーツドラゴンから全く敵意が感じられないことから敵ではないと判断し、武器を下す。

 

『ロ・カミツ様がお呼びだ。お前を迎えに来た。』

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

クォーツドラゴンに連れられ、辿り着いた場所にはアキさんやライトさんもいた。

 

「お〜.シロウ君無事だったか。」

 

「はい、なんとか。ロ・カミツに呼ばれたって聞いたのだが、どこに?」

 

「あ〜、それはだな…」

 

『よくぞ来てくれた。感謝する。私はロのカミツ。今はワケあって姿を見せることは出来ない。許してくれ。』

アキさんが答えを言う前に声が聞こえいてきた。

 

『さて私がが貴方をここに呼んだのは貴方に聞きたいことがあるからだ。答えてくれるか?』

 

「ああ、構わない。」

 

『では、…貴方は何者だ?この世界の者ではないな。』

「っ!!」

 

『貴方から感じる魂。この世界の者とは少し違う。案ずるな。この会話は他の者には聞こえない。貴方からも我に伝えたいことは強く念じれば我がそれを読み取ろう。

私は龍族の長だ。貴方が龍族の救世主となるのか。それとも害する者なのか。私は龍族の長として見極めなければならない。』

 

「そうか、わかった。」

 

『あぁ、その通りだ。俺は別の世界から来た人間だ。』

 

『目的はなんだ?何故この世界(ここ)来た?』

 

『何故って………シオンに頼まれたんだ。この世界を人類を救ってくれって。俺はそのためにここにいる。』

 

『そうか、彼女が………。嘘ではなさそうだな。貴方を信じよう。コのレラよ、大儀であった。もう休んで良い。』

 

『は!ありがたきお言葉。』

 

そう言うとコ・レラと呼ばれるクォーツドラゴンは飛び立って何処かへ行ってしまった。

 

俺が危険と判断した時のために待機させていたんだろう。

 

「じゃ次は俺からの質問いいか?」

 

『それには及ばぬ。そなたが尋ねたかった物とはこれのことであろう。』

そうすると目の前にクリスタルが現れた。

 

『何時かしらそれはここにあった。眠るように、ただ静かに……しかし最近、それは目覚めた。まるで何かに反応したかのように。そしてそこに現れたのが貴方だ。』

 

俺が手を近づけるとそのクリスタルは光を放ち、形を変えていく。

 

そして光が収まるとそこには、他の部品のよく似たものが現れた。他と違うのは真ん中で光球が青鮮やかに光り輝いている。

 

『盟約には盟約を、恩義には恩義を、私は貴方にこれを託したい。受け取ってほしい。』

 

「ありがとう。」

 

「シロウくんそれが君の言っていた探し物かい?」

 

「えぇ、そのようです。」

 

「うむ。シロウ君の目的も私たちの目的も果たしたことだ。そろそろ帰るとしようか。龍族の長よ、また来るよ。」

 

『ああ、待っていよう。』

 

「うむ、では帰るぞ。シロウ君、ライト君。」

 

「はい。」

「は〜、やっと帰れる。」

 

そして俺たちはテレパイプの設置場所に戻るろうとした時、

 

『最後に聞かせてくれ。』

またロ・カミツの声が聞こえてきた。

 

 

 

『そなたが世界を救うために立ち向かおうとしているものは、この世でもっても邪悪で凶悪で強大なものだ。お前一人の力ではどうにもならないかもしれない。命を落とすかもしれない。それを知ってなおお前は戦うのか。』

 

『あぁ、そうするさ。』

 

『別の世界から来た貴方がそこまでしてこの世界のために動く義理はないはずだ?何故だ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その質問に俺は迷わずにこう答える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それは、俺が衛宮士郎(正義の味方)だからだ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっと更新できた。
更新遅くなってすみません。

体調崩して入院していました。




まぁやっと原作のep1の6章ぐらいまで来ました。
予定ではep1は10話ほどで終わらしたかったのですけど終わりそうないですねwww

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。