Phantasy Star Fate    作:ラトヤ

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FGOで先週、アルトリアの日にガチャひいたらセイバー来た思ったらでオン
   昨日、ガチャ引いたらアサシン、エミヤかと思ったらカーミラ
zeroイベント終わる気がしない。

そんなことはほっといて第4話です。どうぞ。


第4話 ~ナベリウスの調査~

「…………マトイ。……………私の名前はマトイ。」

 

「マトイちゃんね。私はフィリア。そしてこの2人が……」

 

「俺はアフィン。よろしくな。」

 

「俺はシロウだ。」

 

「………シロウ。…あなたがエミヤシロウ?」

 

「シロウ君、知り合いだったの?!」

 

「いや知り合いじゃないと思うんですけど。マトイ、俺とどこかで出会ったか?」

 

「…わからない。……けどなぜかあなたの名前は浮かんできた。」

 

「ねぇ、マトイちゃんはどうしてナベリウスにいたの?どこから来たの?」

 

「……わからない。……何も思い出せない。」

 

「フィリアさん、もしかしてこれって…」

 

「ええ、たぶん記憶喪失ね。」

 

「記憶喪失?!それって治るんですか。」

 

「どうとも言えないわね。シロウ君はわかってると思うけど一生思い出せないこともあれば少しずつ思い出すこともある。なにかの切っ掛けで急に思い出すこともあるわ。」

 

「そうか相棒も…。なあ!マトイちゃん何か覚えていることはないか!少しでもいいんだ!」

 

「……う………えっと…その………」

マトイはベットの脇にいた俺の腕に隠れるようにしがみついてきた。

 

急にこんな状況なら怖がるのも無理はないか。

 

「アフィン、お前の気持ちもわからなくはないが、彼女も記憶を失って大変なんだ。今日は休ませてあげよう。」

 

「……そうだな。ごめんなマトイちゃん怖がらして。」

 

「ではフィリアさんあとはよろしくお願いします。俺たちはこれで。マトイも今日はゆっくり休むんだよ。」

 

「……うん。」

 

俺たちは病室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてメディカセンターのロビーに俺たちはいた。

 

「あぁ、もしかしたらユク姉の行方の情報が分かったかもしれないのに、記憶喪失じゃな。」

 

「彼女の記憶が戻るのを気長にまつしかないな。」

 

 

「いたいた。シロウ君!」

 

「フィリアさん。どうしたんですか?マトイはどうしたのですか?」

 

「彼女なら寝ちゃいました。シロウ君にお願いがあって。」

 

「俺にお願いですか?」

 

「そうです。記憶を取り戻すには記憶を刺激する必要があります。現在、彼女の忘れられた記憶に関わってた可能性のあるのはあなただけです。あなたと関わることで彼女の記憶を刺激できるかもしれません。それにシロウ君を知ってるのはあなたが記憶をなくす前に関わっていたからかもしれません。シロウ君の記憶も取り戻すキッカケになるかもしれません。これからシロウ君が任務で忙しいなるのは承知の上でのお願いです。時間に余裕がある時でいいので彼女に会いに来てくださいませんか?」

 

「お互いにとってその方がよさそうですね。わかりました。できるだけ彼女に会いに行くようにします。」

 

まぁ俺が記憶喪失というのは嘘なんだが……

 

「ありがとう。それではよろしくね。」

 

そうして俺はマトイの記憶を取り戻すのを手伝うこととなった。

 

 

◇ ◇ ◇

A.P.238 2/27

 

 

それから数日、俺はアークスとしての任務をこなしつつ合間を見てはマトイの病室を訪れていた。

 

「そろそろ退院出来るんだってな。」

 

「……うん。今日か明日には退院できる。フィリアさんが外の世界と触れることで記憶が戻るかもしれないからって。」

 

「それはよかった。どこかに部屋でも借りるのか?」

 

「まだ1人暮らしは心配だからダメだって。」

 

「ということは誰かの家に泊めてもらうのか。」

 

まぁマトイの担当の看護官のフィリアさんのところだろう。

 

「………あの…それでね――」

ピピッ

 

『シロウさんに任務の依頼が来ました。至急クエストカウンターにお越しください。』

 

ピッ

 

「ん、任務か。すまないマトイ。話の続きはまたこんどな。」

 

「………うん。任務頑張って。」

 

「おう!」

 

病室を後にした俺はクエストカウンターに向かった。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

そしてクエストカウンターにたどり着き

「通信を受けてきたんだが……」

 

「はい。シロウさんには今回ナベリウスの調査の任務依頼がきてます。詳しいことは依頼主から聞いてください。」

 

そして俺は依頼主がいるという場所に向かった。

 

「あんたが今回の依頼主か?」

 

「はい。あなたがエミヤシロウさんですね。ありがとうございます。本当に助かります!申し遅れました私はロジオといいます。今回エミヤさんには惑星ナベリウスの地質調査のサンプルを採取してきほしいのです。」

 

「ナベリウスのですか。なぜまた?」

 

「学者として惑星の成り立ちなどを調べているのですが……ナベリウスの情報だけが少し足りないのです。アークスの誰もが最初に行く惑星だしもっと情報があると思っていたのですが不思議ですよねぇ。」

 

「そう言われるとそうですね。」

 

「本当は私が直接調査に行けたらいいのですが、残念ながら私はアークスではないのでそれは出来ません。アークス同伴なら不可能ではないのですが、それには上の承認が必要になってきます。このような調査には承認は下りないでしょう。アークスの誰かに代わりにサンプルを取ってきてもらうのが現段階で出来る精一杯のことなんです。」

 

「話はわかった。その任務受けさせてもらうよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナベリウスに到着した俺は早速指定されたポイントに向かっていた。

 

「ちょいとそこ行くアークスさん!」

 

めんどくさそうなので無視

 

「ああっ!無視しないで、そこのアナタ!」

 

俺の行く道を阻むように似た顔をした少女が2人いた。

 

「ふふん、ルーキーさんにセンパイのあたしが、ちょいと助言でもしてあげよう!!」

「いや、結構です。」

 

来た道を引き返す。

 

「まってまって!すこしだけでいいから!少し覗くだけでいいから。」

 

「パティちゃん、ただの客引きになってるよ。」

 

「ここを通りたくば私を倒してからにしろ!」

 

「…パティちゃんじゃ、()()()さんに瞬殺されると思うよ。」

 

「うるさい!アークスに必要なのは実力じゃないの!知識と情報なの!()()()君もそう思うでしょう。」

 

「それよりなぜ俺の名前をしてるんだ?」

 

その言葉は聞くとパティと呼ばれる少女は笑みを浮かべながら答えた。

「ふふふふふふふふっ、知ってるよ~知ってるよ~名前以外もいっぱい知っているよ。エミヤシロウ。10年前の事件でアークスに保護され、児童施設に預けられる。事件の影響でそれ以前の記憶は失っている。その後、アークスの士官学校に入り首席で卒業。趣味は料理。家事全般が得意。たびたびアークスシップで掃除している姿が目撃されている。通称『アークスのブラウニー』」

「なっ?!」

 

「私たちは姉妹でアークス兼情報屋をやらしてもらってます。私がティアでこの五月蝿いのパティちゃんです。」

 

「2人合わせてパティエンティア!!ってティア、五月蝿いってどいうことよ!!まぁいいや。そんなわけで私たちは情報屋、新人アークスの情報なんてすぐそろっちゃうんだから。さぁさぁどうする?私の助言を聞く?聞かない?君には力ではかなわなくともあらぬ噂立てて君を社会的に抹殺するはできるよ。ふふふふふっ。」

 

「くっ!それは…」

 

「どんな噂がいいかな~。エミヤシロウは自分の部屋に女の子を住まわせて毎日イチャイチャしている。しかしそれでは飽き足りたず金髪や巨乳の女の子たちなどタイプの違う女の子をたびたび部屋に連れ込んでる、とか。それともロリコン?シスコン?幼女に自分ことを『お兄ちゃん』と呼ばして、連れまわしている、とか。それともーー」

 

「こらっ!」

「いて!」

 

「パティちゃんそれじゃもう脅迫だよ。シロウさんすみませんうちのバカ姉が。パティちゃんはただ自分の知ってる情報を誰かに話したいだけなのですよ。時間に余裕があるなら聴いて行ってあげてくれませんか。そうすればこの面倒くさいのが黙ると思います。」

「なっ!」

 

「急ぎの任務でもないし、あらぬ噂を立てられてもかなわないからな。少しだけ聴いていくよ。」

 

「パティちゃんの話を聞いてる人なんてほとんどいないのでそんな根拠もない情報を信じる人もいないと思います。けどありがとうございます。ほら!パティちゃんシロウさん話聴いてくれるって!」

 

「う〜ティアが最近私に冷たい………。昔はもっと――」

「パティちゃん!!シロウさん聴いてくれるって!!」

 

「はっ!そうかそうか、そんなに聴きたいか!仕方がないな〜。センパイとして助言をしてやろう!わははははっ」

 

……立ち直り早いな

 

「よし!まずはアークスについて教えてあげよう!アークスって一口で言うけどみんながみんな正義の味方ってわけでもないんだよんね~」

 

「アークスの大多数は規律を守り正しき行いをする人達なんだけど、組織の肥大化に伴って一部が徐々に腐敗してきているの。性格よりも、力が求められる世界だし仕方が無くもあるんだけどね。」

 

「戦い大好き!敵味方関係ない!みたい人がいるようになっちゃったんだよね。こういう人たちに目をつけられたりするとほんっとしつこいから面倒だよ。気を付けてねー!」

 

数日前のことが思い出される。

 

「まさか…ゲッテハルトも…」

 

「あちゃ~、すでに出会ってたか。そうそう彼も戦い大好き!敵味方関係ない!の人だよ!」

 

「けど彼は最初からあんな感じではなかったそうで、戦い好きで口は悪いけど仲間思いの人だったそうなんです。しかし10年前のダーカー襲撃から人が変わり、まわりすべてが敵だって噛みつく今のようになってしまったそうです。」

 

「10年前のダーカー襲撃はまだ私たちがアークスになる前だから何があったか情報が少ないんだよね。けど最近のことならいろんな情報がそろってるよ~。何から聞ききたい?」

「ほら、パティちゃん行くよ。気は済んだでしょ。私たちは情報収集しに来たのだから。シロウさんも付き合ってくれてありがとうございました。」

 

「あっちょっとティア!待ってよ!」

 

立ち去る2人のを見送ったあと再び指定されたポイントに向かった。

 

 

◇ ◇ ◇

 

その後任務を問題なく終えた俺はロジオさんにサンプルを届けるために彼の研究室を訪れていた。

 

「ロジオさんはいますか?」

 

扉を開けてすぐにいた女性が

 

「ロジオ先生ですか。少しまっててくださいね。ロジオ先生!お客さんですよ-!」

 

そういいながら彼女は研究室の奥に消えていった。そして戻ってくると、

 

「先生は今、用事で外出中ようです。あと5分~10分ぐらいでお戻りになると思いますので少しお待ちください。」

 

そのまま俺は応接室のような部屋に通され、そこでロジオさんが来るのを待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後扉が開いた。

ロジオさんが来たかと思ったがそこにはロジオさんではなく、湯飲みがのった御盆を持ったメガネをかけた男がいた。

 

男は俺の前に湯飲みを置くと、向かいの椅子に座った。

「すみません。ロジオさんは、研究熱心なんですが熱心過ぎて気になることあるとそれを調べるために急にぶらりと姿を消すんですよ。今日みたいに置手紙があればいいのですが、何もなかった日には研究室のみんなで捜索ですよ。」

 

男性がため息を漏らす。

 

「それは大変ですね。」

 

「ええ、あっすみません。自己紹介がまだでした。僕の名前はライトといいます。」

 

「俺はシロウです。」

 

「シロウさんはどうしてロジオさんに会いに来たのですか?」

 

「ロジオさんにナベリウスの地質調査のためのサンプルを取ってくるように頼まれたんだ。」

 

そう言いながらサンプルの入ったバックを見せた。

 

「ナベリウスの調査ですか……」

「すみません!エミヤさんお待たせして!」

 

「やっと来ましたか。では僕はこれで。」

 

「うん。ライトくん、ありがとう。」

 

ライトさんは扉から出ていき、かわりにロジオさんが向かいに座った。

 

俺はとってきたサンプルを渡して採取したまわりの状況を簡単に説明した。

 

「ありがとうございます。これで研究を進めることができます。」

 

「いえいえ、これぐらいいつでも手伝いますよ。」

 

その後俺たちは少し世間話をして俺は、研究室をあとにした。

 

「時間はすでに5時をまわっているし、マイルームに帰るか。」

 

マイルームとはアークスに支給される自室である。1人暮らしをするには十分すぎるぐらいある。なのでアークスは1つの部屋を趣味の部屋にしたり、クラブハウスのように改装して、人を呼ん騒いだりしている。

 

夜ごはんは何にしようか。冷蔵庫に何があったか。などを考えていると自室の前にいた。

 

 

マイルームのドアの前に立つとドアが自動で開くと………

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ……シロウおかえり……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マトイがいた。

足元には数個の段ボールが置かれていた。いくつかは開けられていてそのなかには衣服や歯ブラシなどの日常品が入っていた。

 

 

 

 

 

 

まさか………

 

 

 

 

 

「今日から……シロウの部屋に泊めてもらうことになったの。だから…その……よろしくね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なんでさ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




展開に悩む。いろいろ独自の設定、展開いれて原作と変わってくると思います。
うすうすわかってるかもしれないが主人公は原作のように時間逆行は今のところさせるつもりはないです。

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