ポケモン「絵描き」の旅【未完】   作:yourphone

70 / 109

そういちろう到着まで、残り四時間。


電気石の洞穴へ~研究所なんて無かったんや~

 

おはよう……まぁ、こんにちはの時間だね。ブールです。

今は電気石の洞穴に向かって歩いています。

 

「あ、メイコさん。ポケッターやらなくて良いんですか?」

「良いのよ。わざわざ騒がせる必要はないでしょ?」

「それもそうですね。」

 

ピロンッ

 

「ん? 二番さんだ。」

 

[電気石の洞穴まで 残り1km]

 

「・・・車のナビみたいね。」

「そうだね。とてもじゃないけど、『世界の記憶』だなんて大層な物とは思えないね。」

 

ピロンッ

デデンネが泣いているスタンプ

 

そういうスタンプとかのせいだと思うんだけどなぁ。

 

「に、二番さん、大丈夫ですよ! 二番さんは素晴らしい人ですから!」

 

ピロンッ

[当然です]

 

ピロンッ

カイリキーが胸を張っているスタンプ

 

「はぁ。案外…いや、案の定、乗せやすいわね。」

「全くだね。」

 

ピロンッ

チラーミィがショックを受けているスタンプ

 

ピロンッ

[私の味方はレナさんだけです…(。´Д⊂)]

 

「そう言えば何であんた着いてきてんのよ。」

「えぇ!? 理由言いましたよ! ポケモンセンター出るときに!」

「…え?」

「ブールさんまで!?」

 

あー、ごめん。聞こえてなかったよ。

 

「ブールさん公認ファンとして、一緒に旅させて下さいって言ったら、頷いてくれたじゃないですか!」

「そうだっけ?」

「そうです!」

 

そっか。じゃあ良いか。

 

「ペラペレペロ。何て言うか、色々ツッコミたい所はあるけど……ブールにツインテール。電気石の洞穴よ。」

 

ペラペレペロって何ですか、メイコさん。

 

~○~○~○~○~○~

 

「ぶ、ブールさん、あれ! 怪しい三人組が!」

 

目の前で忍者っぽい格好した三人組が、デンチュラを使って洞穴の入り口を塞ごうとしているね。

ダークトリニティだっけ?

 

「そこのあんたら!」

 

メイコさんが大声で叫ぶ。

 

「…………」

「…………」

「…………」

 

「邪魔はしないわ。あたしたちぐらいは通しなさい。」

「邪魔はしないんですね、メイコさん…。」

「いーのよ。ジム戦してる黒帽子に嫌がらせよ。しかもあたしは見逃すだけ。楽で良いわよ?」

「は、腹黒い…!」

 

レナさん、僕もそう思う。

 

ダークトリニティは無言で顔を見合わせる。

 

「どうするのよ。退くか! 戦うか!」

 

「…………」

「…………」

「…………」

 

あ、さっ と脇に避けた。通っていいのかな?

 

「うむ、よろしい。ほら、さっさと進むわよブール。」

 

ベレー帽の上からバシバシ叩かないでよメイコさん。

痛くはないけど、鬱陶しいよ。

それと、レナさんがおろおろしてるよ?気にしないで進むけどさ。

 

そう言えば、ダークトリニティはイコールでNさんだけど…再会出来るのかなぁ。会えると良いなぁ。

 




1052文字です。
前回よりミジカイ…。

じ、次回は長くなるから! 長くするから!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。