機長「お客さまの中にトレーナーはおりますね!?ただいま、ペリッパーの大群に攻撃されております!力を貸してください!」
そういちろう「……マジかよ。」
「はぁ…はぁ…。」
朝。朝だよ、皆。疲れたよ、パトラッ……ハッサン。
「バウ。」
「けど、やったね、メイコさん。」
「えぇ。遂に、遂によ…。」
「「認めさせた!!!」」
「まさか虎の子の『写真』をCG扱いされるとは、思って無かったよ…。」
「全くね、まったく。それじゃあ、あたしは寝るわ。お休み。」
「うん。僕も寝るよ ……? 何だか外が騒がしいね。なんだろ」
「ペァギュアアアア。」
「ババゥッ!」
「は~ん?成る程。ブール、
「・・・え?」
扉が叩かれる。
「ブールさん、ブールさん!」
「あー、ジョーイさん?」
「ブールさんのファンの方々がポケモンセンターに押し寄せてきています!」
「は?」
~○~○~○~○~○~
あぁ辛い。前世ではいわゆる良い子で居たから、夜更かしなんかしたこと無い。
「エルフーン、『ギガドレイン』!」
「ペティ、『メガホーン』」
「ペァギュアアアア!」
「フ~!?」
眠い、というより、ただただ辛い。
「あぁ!エルフーン!」
「僕の勝ちね。」
「くそぅ。流石に強い…!」
男の人が下がると、我こそはとトレーナーが押し寄せる。
「次は俺だ!」
「違う! 僕だ!」
「どうしてこうなった・・・?」
理由は、まあ分かる。ポケッターでわざわざ『ホドモエのポケモンセンターに居るかも』みたいなことを呟いたからだ。
しかし、こんなに来るとは。ポケモンセンターの収容量越えてるよね?
まあ、ここは外のバトルフィールドだけどね。
「ペティ、まだ行ける?」
「ペァギュアアアア!!!」
「そっか。じゃあもう少しお願いね。」
ん、次の挑戦者が決まったみたい……あれ? この人見た事ある。
「何処かでお会いしましたっけ?」
「おいおい。忘れんなよ。ほれ。」
男の人が帽子をかぶる。ん、あ。
「あーあーあー。お久し振りです、ブラックさん」
「おーう、久し振りだな。んじゃあちゃっちゃと終わらせてやるぜ。」
「ほわい?」
「お前、疲れてるみたいだしな。行けっ!ジャローダ!」
「ジャルゥアアアア!」
「ペァギュアアアア!」
「ジャローダ、『へびにらみ』だ!」
「『どくどく』!」
ジャローダに睨まれ少し怯むペティだが、なんとか毒の塊をジャローダにぶつける。
「『リーフストーム』だ!」
「ペティ、避けて『メガホーン』。」
「ジャ~、ルゥア!」
「ペァギュ、ギュアア!?」
「ペティ!?」
ペティが『リーフストーム』を避けきれず、もろに喰らう。体が痺れたのか!
「良し!そのまま『つばめがえし』!」
「はぇ!?」
『つばめがえし』だと!?技マシン何で拾ってんだよ!?
目で捉えきれない速度で振られたジャローダの尻尾が、ペティの頭にクリーンヒットした。
「ペァギュアッ! ……ギュアア。」
「ペティ…お疲れさま。」
弱点とはいえ、ほぼ一撃でペティが倒れた。
強すぎんよぉ。・・・ポケッターに犯されすぎてるなぁって。
「うーん、僕の負けですね。」
「はん、本気の『ほ』の字も出してねえだろうに。ま、終わり終わり! 散れ散れ、てめぇら!」
ブラックさんがトレーナーたちを追い払う。
荒々しいなーとか思いながら見てたら、
「あ、あの、ブールさん、おはようございます。」
「眠いです、僕は。」
「はい?」
青髪ツインテールのレナさんが居た。
「・・・あ、おはよう、レナさん。」
「だ、大丈夫ですか?」
「んー、駄目かも。」
倒れまーす。バタンキュー。
1349文字です。
ブラックさんのキャラ思い出す為に小説を見直してみたら、なんか『相手の思考を読める』とかいう特権持ってた。完全に忘れてた。どうしよう。