ロゼリア「手紙…ね」
フラベベ「棄てられたの?」
ロゼリア「そうみたい。…あ、このマーク」
フラベベ「え?」
ロゼリア「ドーブルの縄張りに描いてあるやつだ」
フラベベ「ふーん。てことは、ドーブルたちに…」
ロゼリア「渡しに行こうか」
フラベベ「うん!」
「さあ!勝負よ!」
どうするか。一対一ならどうにでもなる。
てか、二つの技を同時に使えたことが有るから、それを使えば良い。『そらをとぶ』と『みずてっぽう』とかね。
けどそれで勝ったとしても前みたく「もっと強くなる!」とか言って何処かに行っちゃう可能性がある。
今度こそは捕まえたいからなぁ。
「じゃあ、僕が勝ったら仲間になってくれる?」
「へ?」
「いや、どうせなら勝ち負けでメリットとか有った方が良いじゃん?」
「……。」
駄目か…?
「そうね。じゃあ、私が勝ったら何でも一つだけ言うことを聴いてくれる?」
良し釣れた。
「良いよ!」
「良いのね?絶対だからね?何でもだからね?」
「う、うん。」
あー、ろくに聴いてなかったせいで何かヤバイ?
…勝てば良いのか。簡単だね?
「よしじゃあ、やろうか!」
『へんしん』を溶く。と、『パワージェム』が飛んでくる。
「ドブッ」
右に跳んでかわす。おお、怖い怖い。
んじゃあ、さっき考え付いたあれで…っと飛んだら的になっちゃうのか。
ならば、ギガイアスの周りを走る。
尻尾のインクの色は灰色!
「囲め、『あまごい』!」
インクで描かれた雲が膨張し、雨を降らし始める。
「ギガァッ!」
ん、『じしん』が来るな。多分。
インクの色は青!
「『アクアジェット』で!」
地面が揺れるが『アクアジェット』で低空飛行している俺には効かない。
「いっけぇ!」
「ギガァッ!?」
激突。
しかしこれで終わらせない!後頭部に張り付き、片手でギガイアスの頭を抱え、もう片方の手で尻尾を掴む。
インクの色は白!
「出来るか!?『フリーフォール』!」
バババッと背中に翼を描く。
羽ばたかせ、空に浮かぼうとするが…重い。
「あ、無理だこれ。」
「ギガッギガッ!」
ギガイアスが頭を振るからしっかり掴む。
……『フリーフォール』は失敗したけど、ここ、いわゆる安置って所じゃない?
さて、まだ雨が降ってるし片手で描ける技は…。
インクの色は青!
「至近距離で『ハイドロポンプ』だ!」
尻尾からインクが溢れだし、水の形になり、ギガイアスに叩き付けられる。
「ギグァッ!」
「まだまだ!『アクアテール』!」
今度は尻尾ごと叩き付ける。
「ギ…ガ…ァ…。」
あ、倒れた。勝った勝った!
じゃ、そこらの家の影に置きっぱにしておいたバッグを回収。ついでに『へんしん』。
モンスターボールを取り出して、ギガイアスにコツンと当てる。
「ギガイアス、ゲットだ!」
「おー、パチパチパチパチ。」
「流石ですねブールさん!どうですか、何か一言!」
あ、やべ。マスコミが湧いて出てきた。逃げよ。
~○~○~○~○~○~
「メイコさーん。開けてよー!」
「バゥ!」
部屋に入れないよ。どうしよ。
取り合えずギガイアスの名前付けは後回しにしてジョーイさんに預けた。
ハッサンに軽く噛まれたけど、きっと親愛の甘噛だろう。歯跡ついたけど。
「メーイーコーさーんー!」
ドンドンドン!ドンドンドン!
ドドンドッドドンドン!ドン!
ドン!ドン!ドン!ドッドッドドン!
「うっさいわー!!」
「あべしっ!」
1223文字です。
ふぅ、漸く次の町へ旅立てる。
ここでブールの手持ち確認。
ハッサン(ハーデリア)♂
特性 いかく
技 『とっしん』『ふるいたてる』『まもる』『とっておき』
ペティ(ペンドラー)♀
特性 かそく
技 『どくどく』『メガホーン』『ベノムショック』『おいうち』
ギガイアス(ギガイアス)♀
特性 がんじょう
技 『じしん』『うちおとす』『まもる』『パワージェム』
やっとこさ三体かぁ。残り三体、何にするか。