やっとのことで
うちおえた
スマホの方でも
『文字をうつ』なの?
~久しぶりにぴったりの文字数~
シ「ごめんなさい、バトルスイッチがはいっちゃってたみたいね。」
ブ「それはギルガルドのとくせいだよね?」
というか振ったのは両手だったよね?なんで『ゆびをふる』になるんだよ。
そ「まあ、まわりに他の
ケ「キリ姉ちゃんとメタやんさんがまだ気絶しているけどね。」
ク「……」コクコク
カ「キリはともかくメタやんさんが気絶したのはびっくりしたわ。」
そ「そりゃあ戦った後だからな。いくらメタやんでも連戦の後に『だいばくはつ』くらったらたおれるだろう。」
シ「もう、謝ってるじゃない。」
グーーー
そ「・・・そうか、お腹減ったかクル。」
ク「……ドブ!」コクコク‼
ブ「僕もお腹すいた!!」
ケ「僕も!!」
カ「わ、私も…。」
シ「そうでしょう?おいしいお弁当はここにあ…………ったわ。」
ク「え!?」
お母さんが指差した場所にはきのみの残骸が……。
~○~○三分後○~○~
シ「速攻でつくってきたわ!」
カ「いっぱい手伝ったよ!」
ク「……まってた。」グーー
ブ「それじゃあ食べようよ!」
キ「なんであんたがしきろうとしてんのよ。」
いいじゃん。
メ「
そ「いいんだよ。お礼とお詫びさ。それじゃあ、」
いただきま~~、ん?
ブ「親方!空から女の子が!」
そ「急にどうしたブール。」
カ「あ、何かが落ちてくるわ!」
グシャーーーン
ポケモンが我が家のお弁当にシューーー!!
超!エキサイティン!!!
シ「ああ…お昼作り直し…」ガクッ
ク「お…お昼…ご飯…が」ガクッ
落ちてきたポケモンはぺラップ…なんだけどどこかに怪我でもしているのか、青いはずの羽が真っ赤に染まっている。
ケ「うわぁ!?なになになんなの!?」
キ「ケンうるさい!」
気を失っていたぺラップが目を覚ます。
ぺラップ「…ここは?」
そ「七番道路のドーブル族の縄張りのなかだ。」
…あれ?
ブ「言葉がわかる?」
メ「ぺラップ語は人と同じだからな。いわゆる共通語ってやつだ。」
ブ「へー。…いつの間に僕に『へんしん』したのさ。」
メ「たった今さ。ん?」
ぺラップ「ここから逃げて‼ここから逃げて‼」
ブ「うわ、うるさい!」
脳が揺さぶられる!たまらず耳を押さえる。
ぺラップ「ここから逃げて‼ここから逃げて‼」
メ「まずい!あれは『おしゃべり』だ!!みんなあの声を聞くな!」
ブ「メタやんさん!?」
シ「ク、クル!カラとケンを押さえて!キリ!暴れないの!」
そうだった!『おしゃべり』は確定でこんらんさせるんだった!
ドーブルはとくせいが『マイペース』ならこんらんしないけど、
ぺラップ「ここから逃げて‼ここから逃げて‼」
カ「ウワアァァ!」
ケ「うひゃひゃひゃひゃ!」
ク「……辛い…!」クッ
ぺラップ「ここから逃げて‼ここから逃げて‼」
そ「う…ぐあぁ…!」
キ「ウガーーー!」
シ「あなた!がんばって!キリ、落ち着いて!」
とくせいが『マイペース』なのはクルお兄ちゃんとお母さん、あと俺だけか!
幸い、メタやんさんは俺に『へんしん』しているお陰でこんらんはしない!なら!
ブ「メタやんさん!お母さんを手伝ってください!俺はあのぺラップ三十一歳独身を黙らせます!」
メ「おいおい!お前はこんらんしないはずだろ!」
ブ「ええ!きわめて冷静です!」
メ「待てって!」
ブ「待てと言われて待つ馬鹿はいない!」
ダッシュ!即時到達!猪突猛進馬耳東風!四字熟語!
ぺラップ「ここから逃げて‼ここから逃げて‼」
ブ「お前のせいでこっちのテンションがおかしくなるんだよ!!黙れ!!」
殴る!蹴る!わしづかむ!
ぺラップ「ぐはっ…なんでこっちくんのよ!速くあっちいきなさい!でないと…!」
「 も う 遅 い よ ☆ 」
空がかげった。見上げた目に最後にうつったのは空間を歪ませるでかい
~○~○~○~○~○~
回想終了。こうして俺はイッシュ地方にワープしたのだった。それにしても、
「だから逃げてって言ったのになんで逃げないでむしろ近づいてくんのよあんた人の言うこと聞かないの馬鹿なの?死ぬの?NDK?人の言うことを聞かないでこんなとこに飛ばされちゃってNDK?」
「あーーーーっ、うるさい!さっきからわざと無視してるのわかんない!?」
「あ、やっぱり無視してたんだねこのクソガキそんなんだからニコニコで消防大杉ワロタとか言われんのよわかんないの!?」
「それとこれはまっっったくの別だろ!」
そもそも俺はユーチューバーだ!
「別じゃないわよあたしはその心持ちのことを言ってるのよどうせあんた学校で先生の言うこと聞かないであとで友達に聞いて回るとかそういうことしてんでしょ!」
「そんな事したことねーよ!」
「てゆーかなんで
「そりゃあ俺は転生者だからな。」
「うわーどや顔してる。はずっ。中二病乙!」
「中二病じゃねーよ!!そもそも俺は小六だ!」
「え?じゃああんた年下じゃん。あたし高二。あー、あたしガキと年寄りはいじらないようにしてんのよ。」
「え、じゃあ謝ってくれる?」
「だが断る。」
「え」
「さっきガキはいじらないと言ったな、あれは嘘だ。」
「う~~~。」
駄目だ…この人には勝てない!
~○~○~○~○~○~
「なんか疲れたし現状確認。あたしたちはカロス地方からどこかに飛ばされた。OK?」
これもネタなのか?そうなのか?
「ええと、情報提供、ここはイッシュ地方らしいです。」
「ふむ、どこ情報かね?」
「二番さんです。」
「は?」
あれ?声が小さかったかな?
「二番さんです。」
「…誰?」
このタイミングで名前を聞くか、この人は。
「僕の名前はブールです。よろしく」
「あたしはメイコです。こちらこそよろしくじゃなくて。二番さんって誰よ。」
ああ、そっち?…しってた。
「二番さんは僕の特権の一つです。なんでも知ってるすごい人です。」
「……あんた、敬語じゃなくていいわよ?」
「え?」
「一人称が俺から僕に変わってるし、あたしは猫かぶりは嫌いなのよ。」
そっか、なら仕方ない。
「わかったよ。」
「ウム、よろしい。次は自己紹介だね。名前はさっき言ったから、なにか聞きたいことある?」
「そこそこあるけどまずは、なんで赤いんですか?」
最初は血まみれなのかと思ったんだけど、そうじゃないっぽいからね。じゃないとこんなにペラペラ喋らない。
「ああこれ?返り血。」
「ヒュイ!?」
「冗談よ。あたしのヒッピーちゃんは色違いなの。」
「ヒッピーちゃん?」
「そう、この体の本来の持ち主。あのくそじじいめ、今度あったらただじゃ済まさないわ。」
「どう言うこと?」
「あたしの特権はゲームで捕まえたポケモンを一匹もらえるってやつ…のはずだったのよ。なのになぜかあたしがそのポケモンになってんのよ。」
「おじいさんエ…。なにしてんのさ…。」
「他には?」
「あ、ええと、なんで落ちてきたの?っていうかあのリング…なんなの?」
「……あーと、あんたフーパってポケモン知ってる?」
「次の映画で出る幻のポケモンでしよ?」
あの映画観る前にこっち来たからなー。よくは知らないんだよなー。
「そいつから逃げてたんだけど、あの場所で力尽きちゃってね。」
「ふーん?じゃああの最後に聞こえた声が、」
「そう。フーパの声よ。」
「でも、戦わなかったの?」
「やったわよ。でも『おしゃべり』を聞かせても『ばくおんぱ』を叩きつけてもけろっとしてんのよ?逃げるしかないじゃない。」
伊達や見栄で伝説や幻と呼ばれてはいない…か。
「今度はこっちから質問するわ。」
「どうぞどうぞ。」
隠すことなどない!
「最後におねしょしたのっていつ?」
……隠すことなどそんなにない!
次回から旅が始まる!!!
……はず!!
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