ポケモン「絵描き」の旅【未完】   作:yourphone

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上中下
上下のどちらに
しようかね
いつも通りに
いきあたりばったり
~文字数を気にしないyourphone~


地方ワープ(上)~バトル練習~

「……ここどこ?二番さん。」

 

「ココハいっしゅチホウデス」

 

なるほど流石二番さん。頼りになる。

 

え、なんで(ブール)がイッシュ地方にいるか?

説明するには時間をさかのぼる必要があるね。

具体的には朝ごはんの時から。

 

~○~○~○~○~○~

 

そ「今日はバトルの練習をする。」

朝ごはんのとき、お父さんが突然そういった。

 

カ「えっ」

キ「やったー!」

ク「……」

ケ「うえー、マジか。」

ブ「おーー!・・・?」

 

……なんか喜んでいるのは俺とキリお姉ちゃんだけみたい。…訂正、クルお兄ちゃんもこっそりガッツポーズしてる。

 

シ「あら、でもブールは産まれたばかりよ?」

 

む、確かに。

 

そ「ブールなら大丈夫だ。たぶん。」

シ「そう。それならいいのだけど。」

 

え、いいの?『たぶん』っていってるけど?

 

カ「わ、私は遠慮するわ。」

ケ「なら僕も。またキリ姉ちゃんにボコボコにされたくはないなー。」

キ「ふん、カラ姉はともかくケン!そんなんだとクルどころかブールにも負けちゃうわよ?」

ケ「ドーブルの強さはバトルだけでは決まらないってドブドブ長老もいってた。」

 

ああ、ケンお兄ちゃん、キリお姉ちゃんに負けたことがあるのか。そりゃあやりたくないだろうな。

 

そ「いいや、ブール含め全員こい!あ、お母さんはどうする?」

シ「うーーん。じゃあ後から行くわ。美味しいお昼ごはんをつくってきてあげる。」

そ「そうか。…みんな食べ終わったな?」

「「「「「うん!」」」」」

そ「では広場にいくぞ!」

 

~○~○~○~○~○~

 

メタやん「メタ、メタメタメタ(お お 、そ う い ち ろ う)!!」

そ「おお、メタやん!」

メ「メタメタ、メータ(ど う し た っと)

 

メタやんさんの体がひかりはじめ、ドーブル(お父さん)に『へんしん』した。

 

そ「え、なんでおれに『へんしん』したんだよ。」

メ「いや、そこのブール坊にも聞かせないとって思ってな。」

そ「へ?・・・ああ、そういうことか。」

ケ「どういうこと?」

ブ「ああああとで教えてあああげるから!」

 

…いやなんでこんなに慌ててるんだよ、俺。

 

そ「ちょうどいいや、メタやん、こいつらと戦ってみてくれないか?」

メ「おう、いいぜ!!それがここでのおれのやくめさ!だれからやる?」

 

お、初バトルか?

 

ブ「じゃあぼk

キ「はいはいはい!わたし、わたしがやる!!」

ク「……」ハイ!

メ「よーし、ならキリ、クル、二人でかかってこい!」

 

・・・Σ(゜Д゜)エエ!!

 

ブ「ぼくm

そ「じゃあ残りの三人は『スケッチ』の極意を教えてやろう!」

ブ「(´・ω・`)ショボン」

カ「ブール、その、気をおとさないで?」

ケ「大丈夫だよ、あとで嫌になるほどやらされるから。」

 

そうか、ならいいんだけど。

 

そ「いいか?『スケッチ』はドーブルが唯一使える技にしてあらゆる可能性を秘める技だ。『スケッチ』を極めることはそのままドーブルを極めるといってもいい。

『スケッチ』は相手の技をコピーするという効果を持つ。つまり、かっこいい技、使いやすい技を自由に覚えられるんだ。」

 

少し誇張がある気がするけど、じつに分かりやすい『スケッチ』の説明だね。

 

そ「しかし!そんなのは教えなくても分かる!生まれたばかりのブールでも使える!

『スケッチ』の本質はその()()()にある!」

 

え、どういうことだ?

 

そ「どういうことだ?という顔をしてるな。まず『スケッチ』の仕方から説明するが、

  一、相手をよく観る

  二、スケッチした技を叫ぶ

だけだ!」

 

カ「え、それだけ?」

そ「そうだ。ただ、この相手をよく観る、というのが大変なんだ。考えてもみろ?相手はこっちを攻撃してきているんだぞ?それをかわしつつくらいつつそれでも相手を見続ける必要があるんだ。」

 

ケ「うへぇ、それは辛い。」

そ「だろう?だからそれを教えてないのに自力で『たいあたり』を『スケッチ』したキリとクルはなかなかのバトルセンスがあるんだ。」

 

ふーん。って

ブ「え!?キリお姉ちゃんとクルお兄ちゃんはもう技を覚えているの!?」

そ「ああ、二人とも『たいあたり』を『スケッチ』しているぞ。」

 

だからメタやんさんはあの二人を選んだのか。なるほど。

 

そ「お、ちょうどあっちも終わったようだな。」

みると、キリお姉ちゃんとクルお兄ちゃんが()()()()していた。・・・は?

 

メ「いやー、流石そういちろう!『マグネットボム』なんて始めて使ったぜ!」

カ「め、メタやんさん!キリとクルは大丈夫なんですか!?」

メ「大丈夫だ、問題ない。その辺の手加減はちゃんとしているさ。」

ブ「ちょ、それはフラグ。」

メ「あ、痙攣してるな。」

 

………それはまずいのでは?

 

~○~○~○~○~○~

 

そ「カラ、ケン、ブール、大丈夫だ。二人とも生きてる。」

それはよかった。どう考えても瀕死だろうけど。

 

メ「ほれ、お前らまとめて相手してやる。」

ピカーーと体がひかりはじめ、メタやんさんはメタモンに戻った。

 

ケ「あれ?『へんしん』といちゃうの?」

メ「メタ(あ あ)メメッタメタメタ(おまえらにはこれでいいんだ)。」

カ「でもお互いに何もできなくなる気がするけど。」

メ「メメータメメ(いいったらいいの)!」

カ「そこまで言うなら気にしませんけど…。」

 

・・・話についていけない。

何て言ってるんだよ‼分からないんだよ‼何が『気にしませんけど』だよすごく気になるんだよ‼どうすりゃいいんだよ‼

 

そ「それじゃあ、メタやんVS三人!バトルスタート!!」

 

エエエエエエ(´Д`)エエエエエエ




まさかの地方ワープ!?
始めて覚える技は何なのか!?
どのようなバトルになるの!?
負けないで、ブール!!

次回  ブール、死す(嘘)

アチャモスタンバイ!!
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