ポケモン「絵描き」の旅【未完】   作:yourphone

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なんか久し振りの投稿だなー。
・・・一ヶ月は遅れてないから大丈夫()

ああ、投稿始めの頃の毎日投稿が懐かしい。



お話~友好度上昇イベント的なあれ~

喜びいさんでペティの元まで走る。

 

「勝った、勝ったよペティ! ……ペティ?」

 

なんだか、様子がおかしい。

 

「ペァギュアァア」

 

勝手にボールの中に……。

 

「……ペティ?」

「ブール。あんまりにも酷いバトルだったから、セイガイハに行く前に特訓ね」

「メイコさん!?」

 

いやまあ、良いんだけどさ。

 

「ブール君、ちょっと良いかしら?」

「なんですかシロナさん」

「その、もしかしたらお節介かもしれないけど、一度貴方のポケモンたちと……そう、お話した方が良いと思うわ」

 

……なんでそんな困った顔なんだろう。

 

「それじゃあ、しばらくの間よろしくね♪」

 

ん? え?

 

 

~○~○~○~○~○~

 

 

はいはい、安定と信頼のメイコさんよ。

ここはシロナの別荘。ここで少しの間泊まらせてもらうことになったわ。

 

ったく、面倒臭くなったわねぇ……それもこれも全てブールが悪い。

と、言いたいんだけど。あたしが少し手ぇ出しすぎたかも知れないわね……。

 

「メイコ殿。このソファー、中々のモコモコ具合だぞ」

「くそひっくい渋い声で何ぬかしてんのよ爺犬(じじいぬ)

「爺犬!?」

 

爺犬以外のなんなのよ。

 

「そんな爺犬してるからあの程度の攻撃避けられないのよ」

「ウグルルル……」

「ったく。……ん、ブールね。んじゃあちゃんと話し合いなさいよ」

「分かってる……バフッ」

 

ブールと入れ違いに部屋の外へ。

 

 

~○~○~○~○~○~

 

 

別荘の中には居なかったから、外へ。

 

「はぁいギィカ、何してんの?」

「あ、メイコ。見ての通り特訓」

 

………身体を上下に動かしてる様にしか見えないわね。

 

「それ、なんか意味あんの?」

「バトルの時に自分の身体を動かせなくならないようにするの」

「ふーん。意外と考えてんのね」

「意外とって何よ」

「だってあんた……いや、やっぱ何でも無いわ」

 

自力で特訓とかする脳筋じゃない。♀だけど。

 

「おっと、ブールね。そんじゃ」

「え?」

 

バサバサと大空へ行ってみる。うーん……お、見覚えのあるピンクの触手ね。

 

 

~○~○~○~○~○~

 

 

波打ち際に降り立つ。

 

「ん……メイコやん。どうしたんだい?」

「やんって何よ『やん』って」

「クーリャンちゃんに関西弁っちぅのを教わったんよ」

「元に戻しなさい。今すぐに」

「え~、あたい関西弁気に入ったのに」

「あんたねぇ……そうだ、ブールの事どう思う?」

 

レイカは四匹の中で一番最後に仲間になったから、ある意味一番客観的にブールの事を見てる……筈。

 

「ん、え、恋ばな? んー、付き合うにはちょっと子供っぽいかな」

「そうねぇ、実際子供だし……ってちがぁう!」

「おお、まさか、それは、ノリツッコミ!」

 

何この生き物。クーリャンにキャラぶらされすぎでしょ。

 

「……あー、ほら、あたいってあの洞窟から出た事無かったからさ。見るもの全部新鮮なんだ。そーゆー意味では、うん、そう、ブールさんには感謝してるよ」

「へぇ」

 

成る程、そういう見方もあるのね。

 

「あ! メイコさーん! レイカー!」

 

おっと。まだよ、まだ。イベントのボスキャラのように逃げまくらせて頂くわ。

 

 

~○~○~○~○~○~

 

 

「んー……何処にー……行ったのー……かしらねー……」

 

ここいら一帯のどっかに要る居る筈なん、だ、けど、って!

 

「鬱陶しいわキャモメどもぉ!」

 

キャークワー

 

『ばくおんぱ』を放つ。

ったく。あたしがそんなに珍しい?……いや珍しいに決まってるでしょうが。

 

「ん? めーっけ」

 

紫の物体目掛けて急降下。(つの)の間に降り立つ。

……角っていうより、触角なんだけどね。

 

「あんたよくもまぁこんな崖の上まで登れたわね?」

「あらメイコ。この程度なら……ビリジオン様に習った登り方でどうにかなるわよ」

「ふぅん……ビリジオン?」

「ええ」

 

ビリジオン……って……えぇと……。

 

「ま、いいわ」

「知らないの?」

「知ってるわよ? 思い出せないだけ。今必要な情報でも無いしね」

「あらそう」

 

大人っぽいのよねぇ……凄く『大人のおねえさん』してるのよねぇ……普段は。

 

「ねー、バトルの時に性格変わるのどうにかなんない? あのトゲキッスもちょっと顔ひきつってたわよ?」

「…………何の話かしら?」

 

こいつ……。わざわざ明後日の方向向いて……。

 

「……はぁ。ったく。ねぇ、ブールとあんたらの……なんつうの? ズレ、みたいなのって何が原因だと思う?」

「そうねぇ……ヒトと、その他のポケモンとの違い……みたいな?」

「そんなもんよねぇ」

「後は、目標の相違、かしらね」

 

目標の相違ねぇ……。

 

「バトル中もそれぐらい聡明なら良いんだけどねぇ?」

「もう、言わないで」




1822文字です。
ブールとの対話は次回!

一部修正。鬱陶しいのはキャモメだった。

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