パタパタと足音が近づいてくる。もう十年以上も毎日聞いている音だ。誰の物かは聞き間違いようがない。
まぁ聞き間違えるもなにも、いま家には二人しか居ないけども。
「お兄ちゃん!」
ばったーん! と派手な音をたてて開かれたドアの先には、当然のように我が愛妹の小町が腕を組んで仁王立ちしていた。
まずはお兄ちゃんのスマホ返そうね?
「まったく……かおりさんから聞いたよ!? なんで頭ごなしに断るのさ」
……もう名前で呼んでるのん? ついこないだまで折本に怒ってたじゃん。いや、あれは折本の友達にか。
なんにせよ距離の詰め方が相変わらず尋常じゃねぇな、俺の妹様は。
「……そりゃ普通断わんだろ。……なんで俺が葉山と仲良くお出掛けせにゃならんのだ」
いやもうホント意味分からん。葉山だけでも意味分からんのに、そこになんとか町千佳さんまで加わるとか、それなんて罰ゲーム?
そんな至極当然な主張をした兄に、妹はやれやれと小馬鹿にしたように首を振る。
たまにはさすおにくらい言ってくれないかな。
「ほんっとにごみぃちゃんは……。問題はそこじゃないでしょ? この際葉山さんはどうでもいいの」
……あっれぇ? メインは葉山のはずなのに、葉山どうでも良くなっちゃったの?
「……お兄ちゃんにとってかおりさんは大事な友達なんでしょ? そんな友達がお兄ちゃんなんかと一緒に遊びに行きたいって誘ってくれたんだよ?」
「ちょっと待て。確かに友達とは言ったが、大事ななんて一言も言ってねぇぞ…」
「シャラップ! シャラップだよお兄ちゃん。今は細かい事はどうでもいいの」
友達の前に“大事な”という文言が入るかどうかはそんなに細かく無いとお兄ちゃんは思います。
でも思うだけで口には出さない俺超クール。大人は理不尽を悠然と受け入れる生き物なんですよ。
決して恐いからという理由ではない。そう、決して。
「そんな大事な友達のかおりさんの切なる願いを、やだ無理不可能で足蹴にするとは何事ですか。今までに貯まった小町ポイントが一発で失効しちゃう勢いだよ」
ポイントって一応貯まってたのね。ポイント付いた瞬間に失効してるもんかとばかり思ってたよ。
「切なる願いって……そのお願いの主役は折本じゃなくて、折本の友達のお願いなんだが……」
そう言った俺に、小町はまたもや首を振る。それはもうウチの天使が赤ベコになっちゃったのかと思うくらい。
「……もういいです、小町は疲れました。とりあえずその件に関しては、小町ちょっとお兄ちゃんに無理な期待を掛けすぎたよ」
やだ! 勝手によく分からん期待を掛けられていた上にあっさり諦められちゃった!
……ねぇちょっと小町ちゃん? そんな憐れむような目でお兄ちゃんを見るのはやめなさい? お兄ちゃんそろそろ泣いちゃうよ?
「とーにーかーく」
すると小町は膨れっ面のまま人差し指をぴっと立てて、俺に命令を下すのだった。
「お兄ちゃんは葉山さんをデートに誘うこと! 分かった?」
いやいや主旨かわっちゃってるし。俺が葉山とデートしちゃうのん? ハッ! 腐海の波動が……! ぐ腐腐。
「だから待て小町……確かに言い分は解った。……まぁ、なんだ。と、友達? ……の折本の誘いを無下に断ったってところがポイント低いんだろ?」
……ぐ、ぐぅ……相変わらず友達ってワードを口にするのにはちょっと抵抗あるぜ……
俺が照れ照れになって頬染めちゃうとか誰得なんだよ。
「……だがそれとこれとは別問題だ。俺は葉山なんかと遊びに行きたくないし、そもそもあの葉山がこんな誘いに乗ってくるとは到底思えない。みんな仲良くが合言葉の葉山は、意外と女関係に関してはお堅いんだよ。特定の女とのデートなんか絶対にせん。たぶん二人きりだったら、あの三浦とでさえしないだろう。いくら二人きりでは無いとしても、デートと名が付いちゃう以上は絶対に乗ってこない」
つまりはそういうことなのだ。俺が葉山をデートに誘いたくても、あいつが絶対に乗ってこない以上、いくら俺が動いたってどうすることも出来ない。
てか葉山をデートに誘いたいとか、なんか語弊まみれじゃね? 奴がキマシちゃうんで勘弁してもらえませんかね……
すると小町はちっちっちっとニヤリと微笑む。
「お兄ちゃんは分かってないなぁ。そういう問題じゃないんだってば。同じ無理でも、女の子からのお願いを頭ごなしに断るのと、一生懸命動いた上で断るのとでは、全然モノが違うのです。「葉山に聞いてみたけど無理だったわ、すまん……」。この一言があるか無いかだけでも、ポイントは絶対違うんだからね?」
たぶん折本はポイント制を導入して無いと思うんですが……
「だったら適当にそう言っときゃよくない?」
小町からのアドバイスに、つい思ったことを軽い感じで口走ってしまった。
すると小町はそんな兄の言葉に、哀しそうな、咎めるような視線を向けてくる。
「……ごみぃちゃんはバカなの……? そんな適当な嘘吐いてその場をやりすごすのって、本物の友達なの……? そんなことするくらいなら、もうかおりさんのこと友達なんて言っちゃダメだよ……」
「……っ……。だな、すまん」
……まったくだ。本当にアホだな、俺は。経緯はどうあれ、俺は折本と友達であることを自分自身で認めたのだ。真っ直ぐに俺を見て話してくれるあいつに、俺は正直に色々と話していこうと決めたのだ。
それなのにこんなくだらないことで、自らあいつを……自分を裏切ってどうすんだよ。そんなの、確かに友達なんかじゃねぇよな……
そんなことも分からんようじゃ、葉山グループを中身の無い薄っぺらなお友達(笑)関係だと揶揄する資格なんてあったもんじゃない。
「……葉山との外出とかあまりにも意味わからなすぎて、とりあえず軽口のつもりではあったが確かに失言だった。折本と友達としてやっていくことは俺が決めたことなのに、今のは本当にダメダメだな」
己のダメさ加減に軽く反省していると、小町は呆れた笑顔で俺の頭をぺちぺちと叩いてきた。
「……ったく、ホントだよ、このごみぃちゃんは。……でもま、ちゃんとそうやって反省できたとこは、小町ポイントも友達ポイントもなかなか高いよ?」
ここにきてまた新しいポイントが導入されちゃうのかよ。小町の呆れ笑いも相まって、反省中の俺も思わず呆れて笑ってしまう。
「……それにっ」
相変わらずぺちぺちと兄の頭を叩きながら、小町はにんまりとこう言うのだった。
「男女間での嘘は絶対にバレてはいけないのです。バレなきゃお互い幸せでも、バレた瞬間にそこは修羅場と化すんだよ? だからお兄ちゃんもかおりさんに嘘を吐くならバレない嘘を吐かなきゃダメだけど、お兄ちゃんはすーぐ顔に出ちゃうから一発でバレちゃうんだからね? なので結論。断られようがなんだろうが、お兄ちゃんは頑張って葉山さんを誘うの! それでダメなら、かおりさんもちゃんと納得出来るんだかんね」
やだ、小町ちゃんてばいつの間にそんな大人になっちゃったのかしら!
男女間の裏まみれの騙し合いの話とか、お兄ちゃん小町の口から聞きたくなかったよ?
『……あははー、だ、だよねー……まぁそうだろうなって思ってたし、比企谷が嫌なら無理にとは言わないから気にしないで』
俺の拒否に対してもっと無遠慮に食い下がってくるかと思われた折本の、少しだけ沈んだ様子が窺えたあの時のセリフ。
……だな、確かにせっかく誘ってくれた友達に対して、あの言い方は無かった。せめてちゃんと考えて行動した上でのお断りだったら、友達にあんな沈んだ態度を取らせなくても済んだのだろうか……?
はぁ……やっぱ友達ってのは面倒くせぇもんなんだな……
「……わぁったよ。とりあえず聞くだけだからな」
確かに面倒くさいけれど、それでも友達になると決めた以上は、やれるくらいのことくらいはやってやりますか。
俺は文化祭の時に折本に少なからず気持ちを救われている。だったらちょっとくらい苦痛だろうと、友達としてそのお返しくらいはしてやんねぇとな。
「うん! あのダメダメなお兄ちゃんが、絶対にやりたくないことを友達の為にやるだなんて超ポイント高いよ!」
……はいはい。
ま、さっき失効しちゃった分、また小町ポイントを荒稼ぎ出来ると思えば安いもんなんじゃないでしょうかね。
「でもあれだからね……? 断られること前提で適当に誘うのとか駄目だよ? こういう機会はダメなお兄ちゃんの今後の糧になるんだから、ちゃーんと頑張るんだからね」
「……へーへー」
ほんじゃま、妹ポイントと友達ポイントの為に、いっちょやったりますか。
だからあとで貯まったポイントの使用方法教えてね?
× × ×
と、そんな決意を固めた翌日に意気込んで学校に来てはみたものの、いやいや無理だろこれ。「どっか遊びに行こうぜ!」と葉山を誘うとか、雪ノ下に交際を申し込んで空気投げされちゃうよりも難易度高くね?
交際申し込んで投げられちゃうまでがワンセットなのかよ。
まずなにが無理って、葉山ってホント一人にならない。教室内ではもちろんのこと、トイレにまで戸部とか大和とか童貞とかが付いて回るんだもん。
なんなの? 並んで連れションしながら「っべー! やっぱ隼人くんのまじパないっしょ!」「それな」とか言って盛り上がってるのん?
ただでさえカースト最底辺がカーストの頂点に話し掛けるってだけでも無理ゲーなのに、さらに一人にならない王様に接触出来るワケねーじゃねぇか……
朝から昼までずっと観察してたら、ついには妙な熱視線(腐)まで感じるようになっちゃったし。
──すまん折本すまん小町。俺は頑張った。だがこればかりはどうにもならん……。俺はこの頑張りを胸に生きていくとしよう。
早々にこのミッションはインポッシブルだと見切った俺は、今日一日の精神的疲れを癒す為にとっととベストプレイスへと歩を進める。早く戸塚を愛でようね。
だがしかし、ベストプレイスでは俺に安らぎの時間は与えられなかったのだ。
なぜなら……
「やぁ比企谷。俺になにか用でもあるのか?」
購買で買ったパンを広げた俺の背中から、これでもかってくらいの爽やかスマイルでイケメンさんに声を掛けられてしまったから……
「……なんでだよ?」
まさか葉山の方から接触してくれるとは思わんかったわ。
願ったり叶ったりの状況のはずなのに、俺の口から出た言葉は嫌そうにしか聞こえないトーン。だって仕方ないよね?
「なんでだよ」と返された葉山は、あはは……と苦笑して俺の問いにこう答えた。
「いや、姫菜がヒキタニくんが俺になにか用事があるんじゃないかってきかなくてね……」
……やはりヤツか……
しかしこの苦笑を見る限り、今の葉山の言い回しはかなりオブラートに包まれているのだろう。
『隼人くん! ヒキタニくんが朝からずっと熱い視線を送ってきてるよ!? ゆゆゆ、ゆ、YOUトゥギャザーしてきちゃいなよ! ブハァ』
と葉山をこっそりと送り出す姿が容易に想像できちゃいますよ、海老名さん。
てか下手したら今まさにどこぞから覗いて噴水(血)噴き出してんじゃねーだろな……
「そ、そうか」
「あ、ああ」
普段なら決して分かり合えない俺と葉山だが、ことこの件に関してのみは同調できる不思議。やだ海老名さんてば俺たちの潤滑油(意味深)
もうほぼ諦めていた葉山に対する依頼ではあるが、せっかくこうして残念ながら機会に恵まれてしまった以上は、恥ずかしいけど言うだけ言ってみますかね。
やだなー……言いたくないなー……
「いや、まぁ……大した用件でも無いんだが……」
「ああ。気にしないで言ってくれて構わない」
やだホント葉山くんてばイケメン! 抱いてぇ!
「その……なんだ…………。今度、どっか行かないか……?」
「……は?」
あれ? 俺は一体なにを言ってんですかね。これ完全にいけない方向のヤツじゃないですか。キマシタワーな世界に足を踏み入れちゃってませんかね。
人を誘うって行為に慣れてなさ過ぎてテンパり過ぎだろ。
あまりにも予想外過ぎたようで、さすがの葉山さんも狼狽えております。
待って葉山さん! 俺べつに海老名さんに腐海に引き摺りこまれたわけじゃないからね!?
「わ、悪い、主語が無かったな。……あのな、」
引きつって後退りかけている葉山をなんとか引き止めて、俺はなんとか状況説明に終始する。
てかお前エビナイメージを引き摺りすぎだろ。
「中学ん時の友達が居るんだが、そいつの親友がどうやらお前のファンらしくてな、なんかその子が俺と友達も含めて四人でどっか行きたいとか言ってるらしいんだわ。……ま、まぁあくまでその子が勝手に盛り上がってることだし、お前が断るんなら、それはそれで全然構わない」
むしろお断り推奨しちゃうまである。
俺に必要なのは“ちゃんと葉山に声は掛けた”という事実のみ。
「友達?」
「……お、おう友達だ」
おん? なんか文句でもあんのかよコノヤロー。エア友達とでも思ってんの? 俺に友達が居るなんておかしいとでも言いたいのかよそりゃ言いたいですよね。
「なんだ、そういうことか」
しかしどうやらそういった理由ではなかったらしい。友達の存在は信じてくれたらしく、あからさまにホッとしたように爽やかスマイルに戻る葉山。
そりゃ俺が二人でどっか行こうぜとか、異常事態以外のなにものでもないもんね。最大級の警戒しますよね。
「まぁそういうこった。さっきも言ったが、あくまでもその子が勝手に盛り上がってるだけだから、気にせず断ってくれ」
なんかこっちから誘っといて断れ断れって言い過ぎな気がしないでもないが、こればかりは仕方ない。だって本音が出ちゃうんだもん。
さぁ、今だ断れ! と半ば応援する気持ちで葉山に視線をくれていると、葉山は顎に手を当ててなにかを考えている様子。
どうした? もしかしたらイタズラとか罰ゲームとかと疑ってんのか? 安心しろ。むしろ今まさに俺が罰ゲームの真っ最中だ。
「……ひとつ聞きたいんだが」
「へ?……あ、ああ」
「その子っていうのは女性、なのか……?」
「……は? んなの当たり前だろ。男がお前のファンで一緒に出掛けたいとか言ってたら、俺はドン引きだし海老名さんは喜んじゃうわ」
てか男だろうが女だろうが、いち高校生にファンって時点で少しおかしいんだけどね。
でもそこら辺に疑問を抱かない辺り、葉山にとってはごく普通のことなんだろう。
「ははっ、だよな。……ということはその子の親友……つまり比企谷の友達も…………女性ってことなのか?」
「お、おう。まぁ……そうだな」
「……そうか」
そう短い返事をすると、葉山はまたなにかを考え始める。
……こいつがなにを考えているのかはまったく想像がつかないものの、これでこの誘いが歪なダブルデートの体を成しているってことにも気付いたはずだ。
そこまで分かれば、なぜか女関係にお堅いこいつが、こんな誘いに乗ってくるわけは無いだろう。いつもの爽やかスマイルで体よく断るまでの道筋は完成したんだし、早く断ってくれ。
果たして葉山はいつもの爽やかスマイルでこのワケの分からないお誘いに対しての返答を述べた。
「ああ、別に構わないよ。いつにするんだ?」
「だよな。そりゃ残念だが仕方な…………って、え? なんだって?」
決して難聴系ではない俺が、ついつい難聴系になっちゃうくらいの予想外の展開に、俺は動揺を隠せない。
「だから四人でどこか遊びに行くんだろ? 俺はそれで構わない」
「いやなんでだよ。そこは断るとこだろ」
「ははっ、おかしな奴だな。君から誘ってきたのに、その君がどうしてそんなに嫌そうな顔をしてるんだ?」
え? なんなの? 俺の真意を的確に見抜いた上での嫌がらせなの?
「……や、べ、別にそういうわけでは無くてだな……てっきりお前はこういう、なんつーんだ……? デー……女子と遊びに行くのとかは断るもんかと思ってたから……」
「……まぁ、正直あまり得意な方では無いかもな。……だけど、君からこんな誘いを受けること自体が珍しいし、それに君には色々と借りもあるしな。君に借りっ放しってのは、正直ずっと居心地が悪いと思っていたんだ」
「……借り? は? なに言ってんだお前。俺はお前に貸しなんざ作った憶えはねぇぞ」
「……はは、まぁ君がそういうのならそれでも構わない。だがそれは君の問題であって、俺の気持ちの問題とは関係ないんだ。……だからもし比企谷からなにか依頼があったのなら、可能な範囲で聞きたいと思っていた」
なに言ってんだこいつ……なんのことを言ってんだか知らんが、勝手に借り作って勝手に返そうとかしてんじゃねーよ。そういう気持ちの押し付けはマジで迷惑だっつうんだよ。
それにホントにその借りとやらを返したいってんなら、ここは素直に断ってもらった方が助かるんですけど。
そんな気持ちで冷めた眼差しを向けていると、葉山はその爽やかスマイルを一瞬だけ崩し、苦笑を浮かべてこう宣った。
「ま、それは半分方便かな。正直なところを言ってしまえば……」
そう言った葉山はまた爽やかスマイルに戻ったのだが、いつもの爽やかスマイル(笑)とは些か違う、少しだけ悪戯心を覗かせているかのような、そんな笑顔を浮かべた。
「普段「俺は常に一人だ」なんて自分を卑下ばかりしている比企谷が、こんな真似をするほどの友達がどんな女性なのかってところが一番気になっているのかもな」
……チッ、ふざけんな、ドアホが。俺はぼっちの自分を卑下なんかしてねぇよ、むしろ自慢してるまである。
いつもぼっちは最高で最強だっつってんだろが。
「これで話は終わりか? なら日時が決まったら、また教えてくれ」
片手を挙げて、どこまでも爽やかに去っていく葉山の背中を辟易とした目で見つめながら俺は思うのだ。
やったよ折本やったよ小町! 俺がんばったよ!
……どうしよう。ダブルデート決定しちゃったよ……(白目)
続く
ありがとうございました!
今回は残念ながら葉山回となってしまいました(苦笑)
ふぇぇ……折本が……折本が出てこないよぅ……
ほぼ有り得ないこのシチュエーション。八幡が葉山を誘って、葉山がそれを受け入れるとしたら、まぁこんな感じかなぁ?と。
なかなかダブルデートまで行き着きませんが、次回か次次回にはようやく辿り着きそうです☆
ではではまた次回です(^^)/