この小説も番外編を除くと70話まで行くことが出来ました。
いよいよサバックの開幕が近付いてきました。
今回は原作キャラが何人出てくるのか?
それでは、第70話をどうぞ!
サバックの開幕を翌日に控え、統夜は偶然同じタイミングで会場に向かっていた戒人と共にサバックの会場へと向かっていた。
サバックの会場は、人界でも魔界でもない場所に存在し、魔界道でしか行くことが出来ない。
しかも、その道のりはかなり遠く、魔界道を使っても数時間はかかる。
そのため、統夜と戒人がサバックの会場に到着した時には人界の時間で夕方になっていた。
「ふぅ、やっと着いたか……」
「話には聞いていたが、本当に遠いんだな……」
統夜と戒人は事前にイレスからサバックの会場について聞いていたのだが、ここまで遠いとは思っていなかった。
「とりあえず受付に行って申し込みをしようか」
「そうだな」
統夜と戒人はサバックの会場の入り口へと向かった。
そこには、受付をしている元老院の議員が2名程いた。
「あなた方は……サバックに出場する魔戒騎士ですね?」
「「はい」」
「それでは、招待状の提示を願います」
統夜と戒人は魔法衣の懐からサバックの招待状を取り出すと、それを元老院の議員に渡した。
すると、サバックの招待状が偽物ではないか確認作業を行っていた。
「……はい、確認が取れました」
「白銀騎士奏狼・月影統夜と、堅陣騎士ガイア・黒崎戒人ですね?」
「「はい!」」
統夜と戒人の本人確認が取れると、サバックの招待状は回収された。
「サバックの開催は明日になります」
「それまで、専用の宿舎でお休み下さい」
「「はい、ありがとうございます!」」
サバック出場の手続きを済ませた統夜と戒人は、サバックが行われる間宿泊する宿舎へと向かった。
2人が宿舎に到着すると、すでに多くの魔戒騎士が宿舎を訪れていた。
宿舎にいる魔戒騎士は来るべき大会に備えて体を休める者もいれば、鍛錬を行っている者もいた。
統夜と戒人がそんな魔戒騎士たちを眺めていると……。
「おーい!統夜!!こっちこっち!!」
2人が声の方を向くと、銀牙騎士絶狼の称号を持つ涼邑零が、ブンブンと手を振っていた。
零だけではなく、翼、大輝、レオ、アキトがいたので、2人は零たちの元へと駆け寄った。
「……統夜、久しぶりだな!」
「はい!零さんも翼さんもお久しぶりです!」
「統夜。レオから聞いたのだが、また1つ大きな事件を解決したそうだな」
「えぇ、まぁ。だけど、俺1人の力ではなく、力を貸してくれたみんなの力があったおかげです」
統夜はアスハの起こした事件を解決出来たのは、自分1人の力ではないことを自覚していた。
「……そうか。お前も鍛錬を怠ってないみたいだな。サバックの本戦でお前の力を見させてもらうぞ」
「アハハ……。お手柔らかにお願いします……」
統夜は模擬戦で零や翼に1度も勝てたことはなく、ボコボコにされないよう祈りながら苦笑いをしていた。
「……」
戒人は、零や翼と親しげに話をしている統夜に驚いていた。
零と翼は、前回のサバックでは優勝争いをした2人であり、そんな実力のある魔戒騎士と統夜が親交があるとは思っていなかったのである。
「それで……。お前が黒崎戒人だっけ?レオから話は聞いてるよ」
「は、はい!黒崎戒人です!以後、お見知りおきを……」
「アハハ……。そんな緊張すんなって、リラックスリラックス♪」
歴戦の勇士を相手に緊張していることを零に見透かされてしまい、零はそんな戒人を和ませようとしていた。
「は、はぁ……」
「お前もなかなかの実力を持っていると聞いている。もし手合わせした時はよろしく頼む」
「は、はい!よろしくお願いします!」
「翼よぉ、戒人だって統夜のように後輩なんだからもっと優しくしてやれよ。戒人のやつ緊張してるだろ?」
「何を言っている。俺はただ手合わせの時はよろしく頼むと言っただけだ」
零の言葉が気に入らなかったのか、翼は眉間にしわを寄せていた。
「よう、統夜。元気だったか?」
「……なぁ、アキト。1つ聞いていいか?」
「何だ?」
「何で魔戒法師のお前がこんなところにいるんだよ!レオさんは魔戒騎士だからわかるけど、本来お前は立ち入り禁止だろ?」
統夜の言うように、サバックは魔戒騎士のための大会のため、魔戒法師がこの会場に出入りすることは禁止されており、本来であればアキトはこの場にいることが出来ないのである。
「俺は師匠の手伝いだよ。師匠はサバックの戦いを記録すると言ってるから、俺も元老院の許可をもらって記録の手伝いをするって訳」
「僕がアキトにお願いしたんですよ。さすがに全ての試合を僕1人で記録するのは骨が折れますからね」
「……ということはレオさんはサバックには参加しないってことですか?」
「えぇ。僕は魔戒騎士と魔戒法師という微妙な立場ですからね……。だから僕はサバックの戦いを記録するという大任を受けたのです」
レオは今回戦いの記録を行うために、サバックの参加を辞退したのである。
「!だからあの魔導具を取りに桜高に来たって訳ですね」
「そんな感じです」
レオの一通りの説明を聞き、統夜はそれで納得していた。
「統夜、戒人、久しぶりだな」
「大輝さん!翡翠の番犬所はどうですか?」
「あぁ、最近になってようやく街のことがわかってきたよ。ホラーを相手するより大変だったからな」
大輝は翡翠の番犬所に配属されてからそれなりに経ったのだが、街の地理に慣れるのに悪戦苦闘していた。
「そういえば、奏夜は頑張ってますか?」
統夜は少し前に稽古をつけた奏夜のことを気にかけており、大輝に奏夜のことを聞いていた。
「あいつなら、未熟ながらも頑張ってるぞ。そういうところはお前そっくりだなって思ってる」
大輝は奏夜に、かつての統夜を重ねていた。
「へぇ、統夜にも年下の後輩騎士が出来たって訳か」
「それは会ってみたいものだな。鍛えてやりたいとも思ってる」
(アハハ……。奏夜のやつ大変な相手に目をつけられたかもな……)
統夜はこの場にいない奏夜に同情して苦笑いをしていた。
「……おっと、噂をすれば……」
大輝は宿舎の入り口で周囲をキョロキョロと見回している奏夜を見つけ、統夜たちもその姿を捉えていた。
「……へぇ、あれが……」
「あぁ……」
零と翼は、じっくりと奏夜の顔を見ていた。
「おーい!奏夜!こっちだ!こっち!」
統夜はブンブンと手を振り、奏夜のことを呼んでいた。
「……!あっ、統夜さん!それに、大輝さんも!!」
奏夜は統夜たちの姿を見つけると、統夜たちのいる場所へと駆け寄った。
「……奏夜。お前もサバックに招待されていたんだな」
「えぇ。俺は魔戒騎士になってまだ日が浅いので、呼ばれたことに驚いています」
サバックは各番犬所から選ばれた魔戒騎士が参加出来るため、奏夜は自分が呼ばれたことに驚いていた。
「へぇ、お前が最近魔戒騎士になったばかりの……」
「はっ、初めまして!如月奏夜です!よ、よろしくお願いします!」
奏夜は零や翼がどのような魔戒騎士であるか知っていたため、緊張しながら挨拶をしていた。
(おぉ、初々しいねぇ。出会った頃の統夜もこんな感じだったよな♪)
零は統夜と出会った時のことを思い出し、笑みを浮かべていた。
「俺は涼邑零。そしてこいつは……」
「……山刀翼だ」
「おいおい、翼。もうちょっと愛想良くしろよなぁ。奏夜のやつ顔が強張ってるじゃないか」
「……俺はもともとこんな顔だ」
零の言葉に翼は再びしかめっ面になっていた。
「……あっ、その……」
「奏夜、気にするな。零さんと翼さんはこんな感じだから」
統夜は困惑している奏夜にフォローの言葉をいれていた。
「おっ、統夜も先輩っぽくなったじゃないか!」
「……確かにな」
「いやいや、俺なんてまだまだですってば!」
先輩っぽいと言われたのが照れ臭かったのか、統夜はこう言って笑っていた。
「……お前が統夜の言っていた奏夜か」
今度は戒人が奏夜に声をかけていた。
「あ、はい。あなたは……?」
「俺は黒崎戒人。俺は統夜のことをライバルだと思ってる」
「戒人、俺だってお前のことはライバルだって思ってるさ」
「統夜さんの……ライバル……」
奏夜は統夜のライバルと聞いた時点で、それだけ戒人が魔戒騎士として実力を持っていると察していた。
「まぁ、ここにいる魔戒騎士はお前よりも手練れが多い。今回のサバックはお前にとってかなり勉強になるはずだから、そこを肝に銘じておけ」
「はい!わかりました!」
大輝は今回のサバックが奏夜にとって良い経験になることを確信しており、このような言葉を奏夜に告げた。
「……僕とはこの前会いましたよね?」
「えぇ。あの時はお世話になりました」
奏夜は魔戒騎士狩りが行われていた頃にホラー、ヘラクスに襲われのだが、その時にレオに助けられたのである。
「元気そうですね、奏夜君。あらためまして、僕は布道レオ。そして彼が……」
「俺は魔戒法師のアキト。布道レオの1番弟子だ!」
「は、はぁ……」
奏夜はアキトのキャラについていけず、困惑していた。
「おい、アキト。あんまりドヤ顔すんなよ。奏夜が困惑してるだろ?」
「何おう!いいじゃねぇかよ!俺はこんなキャラなんだから!」
「あ、いや……その……」
「奏夜、気にするな。アキトはやかましい奴だが、悪い奴ではないからな」
「おいおい、やかましいはないだろ?大輝のおっさん!」
「だからおっさんはやめろ!」
奏夜は年上である大輝にこんな口を聞けるアキトに驚いていた。
「と、ところで、アキトさんは魔戒法師なんですよね?だとしたら何故ここに?」
魔戒法師がサバックの会場に出入り出来ないことは奏夜も知っていたので、この疑問を奏夜にぶつけた。
「あぁ、俺は特別に許可をもらってるんだよ」
「特別に許可?」
「えぇ。僕が魔戒騎士と魔戒法師両方の顔を持っていることは知っていますね?」
レオの問いかけに奏夜は無言で頷いていた。
「それで、僕は今回サバックには参加せず、サバックの戦いを記録するという大任を与えられたのです」
「師匠1人じゃあまりに大変だからな。だから1番弟子である俺が特別に許可をもらって師匠の手伝いをするという訳さ」
「な、なるほど……」
レオとアキトの説明を聞き、何故魔戒法師のアキトがこのような場所にいるのか理解した。
「とりあえず、今日はゆっくりと体を休めるといいよ。この宿舎は飯も出るし、風呂はあるし、リラックス出来るしな」
統夜たちのいるこの宿舎は、一般のホテルより豪華ではないものの、サバックに参加する魔戒騎士のために食事は用意されているし、疲れを癒すために温泉もある。
ホテルよりはリラックス出来ないにしても、普段戦いに明け暮れている魔戒騎士がリラックスするには十分すぎるほどだった。
「俺もそれを楽しみにしてたんだよなぁ♪スイーツはたくさん用意してくれるかな?」
『もぉ、ゼロったら、元老院がそんな気の利いたことをする訳ないじゃない』
「……だよなぁ……」
スイーツ食べ放題など、元老院がそこまでしないとシルヴァが零をなだめると、零はガクッと肩を落としていた。
「まぁまぁ、零さん。元気を出して下さいよ。実は、ムギからケーキとお茶の差し入れはもらってるので」
統夜は魔法衣の裏地の中にしまっておいたポットに入った紅茶と、箱に入ったケーキを取り出して、それを零に見せた。
「本当か!?統夜!?」
「は、はい……」
ケーキがあるという喜びのあまり、零は統夜に詰め寄っていた。
統夜はそんな零の迫力に圧倒されていた。
「サンキュー、ムギちゃん♪統夜、今度ムギちゃんに会ったらお礼を言っておいてくれよ!」
「は、はい……」
『もぉ、ゼロったら……』
ケーキの存在にはしゃぐ零の姿を見て、統夜とシルヴァは苦笑いをしていた。
「……あ、あれが、最強と言われた銀牙騎士……」
奏夜は零がどのような魔戒騎士であるかは知ってはいたが、極度の甘党だということは知らなかったので、驚きを隠せなかった。
「驚きました?零さんは、本当に甘党なんですよ」
改めて零が甘党であることを話したレオも苦笑いをしていた。
「と、とりあえず飯でも食いに行きましょうよ!俺、色々話したいことありますし♪」
「……そうだな、行くか」
統夜の勧めもあってか、統夜たちはそのまま食堂へと向かった。
そこで提供される料理を食べながら、統夜たちはお互いの近況を報告しあっていた。
食事の後に統夜は紬から差し入れとして渡されたケーキを用意したのだが、そのケーキを零が1人でほとんど食べてしまった。
統夜な苦笑いをしながらその様子を見つめており、紬の用意してくれた紅茶に舌鼓を打っていたのであった。
※※※
統夜たちの食事が終わり、風呂から上がると、魔戒騎士たちは明日行われるサバックに備えて休息を取っていた。
そんな中、統夜は眠れなかったのか、魔法衣の裏地の中に入れておいたギターを手にボケっと考え事をしていた。
「……明日はサバック本戦か……。緊張するな……」
統夜は誰にも聞こえないくらい小さな声で呟いていたのだが……。
『おい、統夜。まだ始まってもいないのに緊張してどうするんだよ』
イルバはしっかりと統夜の声を聞いており、このように返した。
「ま、そうなんだけどさ……」
『そんなに緊張するならギターでも弾いてリラックスしたらどうだ?』
「あぁ、そのつもりだよ」
統夜はギターを構えて一呼吸つくと、ゆっくりとギターを奏で始めた。
__♪♪♪
統夜が今演奏しているのは、統夜が軽音部として所属しているバンドである「放課後ティータイム」の「私の恋はホッチキス」である。
それを、弾き語り用に統夜がアレンジしており、聞き取れるか聞き取れないかくらいの声で口ずさんでいた。
(……みんなは今、何をしてるんだろう?もうすぐ夏フェスに行くみたいだけど……)
統夜は演奏している時に、唯たちのことを考えていた。
(……俺もみんなと夏フェスに行きたかったな……。だけど、俺はそんな気持ちを押し殺してサバックに出るんだ。しっかり結果を残さないとな……)
統夜は夏フェスに行きたいという気持ちは持っていたが、サバックに出るためにそれは不可能だった。
ならば、サバックで結果を残そう。統夜はこう誓ったのであった。
そんなことを考えながらギターの演奏を行っていた。
ギターの演奏が終わると……。
パチパチパチ……。
突如拍手が聞こえてきたので、統夜が声の方を見ると、奏夜が統夜に拍手を送っていた。
「……何だ、奏夜。聞いてたのか」
「えぇ。眠れなかったので外の空気を吸いに来たらギターの音が聞こえたので……」
奏夜は統夜の隣に移動しながらこう説明していた。
「……隣、いいですか?」
「あぁ、もちろん」
奏夜が統夜の隣に腰をおろすと、統夜はギターをギターケースにしまっていた。
「……統夜さんも、眠れないんですか?」
「まぁな。明日がサバックだと思ったらな……」
「……」
奏夜は驚きを隠せないと言いたげな感じで統夜のことを見ていた。
「なんだよ、そんな顔で俺を見て」
「す、すいません。統夜さんも緊張するんだなって思って、つい……」
「当たり前だろ?俺だって魔戒騎士である前に人間なんだ。緊張くらいするさ。ライブの時だってな……」
統夜はしみじみと呟きながら、ギターケースを優しく撫でていた。
「統夜さんって、学校に通いながら騎士の勤めを果たしているんですよね?」
「あぁ。そして、軽音部に入って、心から守りたいって思える人たちに出会ったんだよ」
「なるほど……。その守りたい人たちっていうのは軽音部の皆さんという訳ですね?」
「そういうことだ。そこでギターも覚えたって訳さ」
「へぇ……」
奏夜は魔戒騎士とは違う統夜の一面を垣間見ていた。
「そういえば、統夜さんも今回サバックには初めて出場するんですよね?」
「まぁな。だから緊張してるって訳さ」
統夜は正直に緊張していることを明かすと、照れ隠しに笑っていた。
「それは俺もわかります。俺も緊張で眠れないんですから」
「アハハ……。だから俺は緊張をほぐすためにギターを弾いてたって訳だよ」
「俺、ギターを弾く人に会う機会はないですけど、統夜さんはギター上手いですね!」
「そりゃあ、軽音部でだいぶ練習してたからな」
「なるほど……」
「奏夜。明日はお互い頑張ろうな。例えどんな結果でも後悔がないようにさ」
「……はいっ!!」
「さてと……」
統夜はゆっくりと立ち上がると、ギターケースを手に取った。
「……俺はお前のおかげでリラックス出来たし、もう寝ることにするよ」
統夜は後輩騎士である奏夜と色々話しているうちに緊張が解け、そのまま眠ることにした。
奏夜は自分のおかげでリラックス出来たと言ってもらえたことが嬉しかったのか、笑みを浮かべていた。
「おやすみなさい、統夜さん。俺はもうちょっとだけ風にあたってから寝ることにします」
「そうか。奏夜、あまり遅くなるんじゃないぞ」
そう言い残すと、統夜はそのまま宿舎に戻り、自分の寝る部屋へと戻った。
統夜は羽織っていた魔法衣を脱ぐと、そのまま置いてあるベッドに潜り込み、そのまま眠りについた。
※※※
翌日、統夜たちサバックに出場する魔戒騎士たちは朝食を済ませ、それからサバックの会場へ向かっていった。
サバックの開幕が刻一刻と迫っており、魔戒騎士たちはサバックの試合が行われる、魔戒騎士にとっては神聖な円陣に並んでいた。
この円陣はサバックの会場内にある闘技場にあり、魔戒騎士たちはこの場に立つことを目標としており、7日間かけて牙狼に次ぐ最強の魔戒騎士を決めることになる。
そして……。サバック開幕の時間となった。
すると、この闘技場内の円陣がよく見える特等席に、1人の初老の男性が現れた。
その男は白髪の長髪に、白く長い髭の男であり、この中にいる誰よりも圧倒的なオーラを放っていた。
この男は朱雀。元老院の議長であり、元老院の神官であるグレスよりも権力を持っていた。
「……これより、サバックを開催する!!」
元老院の議長である朱雀がサバックの開催を宣言した。
(……いよいよ始まるんだ……!全ての魔戒騎士が憧れるサバックが……!)
統夜はこれから行われるサバックに胸を躍らせていた。
こうして、サバックの開催が宣言され、7日間かけた魔戒騎士たちの激闘が幕を開けた。
……続く。
__次回予告__
『いよいよ始まったな。サバックの戦いが。だが、初戦の相手がまさかあいつとはな。次回、「初戦」。こいつはかなりの強敵だぞ、統夜!』
こうして、サバックは始まりました。
とりあえず今回登場したのは、零、翼、レオでしたが、他にも原作キャラは登場するかも?
さて、話は変わりますが、現在活動報告にてヒロインアンケートを行っております。
もし良ければご協力よろしくお願いします。
次回は、統夜の初戦なのですが、統夜の対戦相手はいったい誰になるのでしょうか?
ヒントは、「オオタワケカカリムシ」です(笑)
パチンコの牙狼をやってる人ならこのキーワードにピンと来るかもしれないです(笑)
それでは、次回をお楽しみに!