今回は戦闘シーンはありません。
この作品は牙狼とけいおんのクロスではありますが、ストーリーは牙狼の話がメインになっています。
それでは第4話をお楽しみください。
〜統夜 side 〜
唯たちがホラーラウルに襲われ、俺が奏狼の鎧を用いてラウルを討伐した翌日、俺はいつも通り鍛錬とエレメント浄化を行ってから登校した。
そして放課後、日直の仕事を終わらせた俺は音楽準備室に直行した。
中に入ると、すでにみんな自分の席に座って待っていた。
「あっ、やーくん……」
「おう」
俺は簡単に挨拶をすると、魔法衣と学生鞄を長椅子に置き、ギターケースは近くの壁に立て掛けた。
そして鞄の中から細長い箱を取り出し、その中に入っているイルバ専用のスタンドを取り出した。
「今日みんな揃ってるってことはみんな俺の秘密を知りたいってことだよな?」
俺の問いかけに唯たちは無言で頷いた。
「もう一度言うが、ここから先の話を聞いてしまったら今まで通り穏やかな学生生活を送れる保証なんてない。これからだってあの化け物と出くわす可能性だってあるしな」
「「「「「……」」」」」
魔戒騎士の秘密を知ってそれで俺のそばにいるってことは何も知らない一般人よりもホラーに出くわす可能性が高くなるからな。
「……みんな、その覚悟はあるんだな?」
「話を聞くのはすごく怖いよ。だけど、私はやーくんのことをもっと知りたい!」
「あたしも唯と同じ意見だ。それに、あんな化け物を見た後じゃどちらにせよもう穏やかな学生生活なんて送れないって」
「わ、私も怖いよ……。だけど、あんな化け物を見た後で統夜の秘密がわからない方が穏やかな学生生活なんて送れないよ」
「うん。確かにこれから危険なことが増えてくるかもしれないけど、それでも私は統夜君のことをもっと知りたい」
「私も先輩たちと同じです。それを踏まえて私は先輩を支えたいです」
唯、律、澪、ムギ、梓の順番で自分の意思をぶつかってきた。
「本来であれば俺はあの化け物についての記憶を消さなきゃいけない。あの化け物についての記憶さえ消えればみんなは今まで通りの穏やかな学生生活が送れるぞ。本当にいいのか?」
俺は最後に記憶を消さなくてはいけない事実を告げた。
記憶さえ消せば、ホラーの存在など知らない穏やかな生活が送れるからな……。
もっとも、そうなったら俺の秘密は永遠に謎だと思うけどな。
「統夜、それだけはやめてくれ。確かにそれなら私たちは穏やかな学生生活が送れるかもしれない。だけど私は軽音部の仲間として隠し事は無しにして欲しいんだよ」
「澪の言う通りだぜ。それに、記憶を消したってあたしたちはきっと統夜の秘密を探ると思うぜ」
まぁ……それは勘弁して欲しいかもな……。
「統夜君は軽音部の仲間だもの。隠し事されたり嘘つかれるのは悲しいな」
「そうだよ!私たちはこれからもやーくんと仲良くしたいもん!」
「統夜先輩だって隠し事だらけの生活なんてただ疲れてるだけだと思うんです。だから、私たちの前だけでも無理しないで欲しいんです」
お前ら……。
……ったく……。そう来るとは思ってたけど、そこまで言われちゃもう何も言えないじゃねぇか……。
「わかった、そういうことなら話すよ。俺の秘密……。いや、魔戒騎士とあの化け物……「ホラー」の秘密を」
「魔戒騎士?」
「ホラー?」
聞き慣れない単語に唯と律は首を傾げていた。
まぁ、日常生活で魔戒騎士やホラーに出くわすなんてよほどのことがない限りはないからな……。
俺は机の真ん中にイルバ専用のスタンドを置くと、左手につけているイルバを外し、そのスタンドにセットすると自分の席に腰を下ろした。
イルバ専用のスタンドを使う時は家で寝る時にイルバをスタンドにセットしてから寝る時だから主に使うのはその時だけである。
だけど、今回はイルバにも会話に入ってもらうつもりだからな。スタンドを使った方がみんなも話がしやすいからこうさせてもらった。
「あれ?これって確かやーくんがいつも付けてる指輪だよねぇ?」
「あぁ、この指輪なんだけどな……」
『それは俺様が直々に話すぜ』
急にイルバが口を開くもんだから唯たちは唖然としていた。
そして……。
「「「「指輪が喋った!!?」」」」
イルバが喋ると知らない梓以外の4人が思わず驚きの声をあげていた。
まぁ、喋る指輪なんて端から見たら怪奇現象みたいなもんだからな……。驚くのも無理はないか。
それに、梓のやつもやっぱり信じられないと言いたげな感じだな。何かポカーンとしてるし。
『やれやれ……。あんな化け物を見た後だって言うのに何をそんなに驚く?』
「い、いや……」
「だって、指輪が喋るなんて思わなかったんだもん!」
唯のストレートな意見に他の4人はウンウンと頷いていた。
『まぁ、いい。とりあえず自己紹介だが……。俺様は「イルバ」。魔導輪だ」
「「「「「魔導輪?」」」」」
再び聞き慣れない単語が出てきたので唯たちは再び首を傾げていた。
やれやれ……。これからもっとこんな単語が出てくるのにこれじゃ先が思いやられるな……。
『俺様はホラーを探知できる』
「それでホラーを見つけて倒すって訳だ」
「「「「なるほど……」」」」
アハハ……。5人まとめてリアクションしなくていいのに……。
『まず、あの時の化け物だが……。あいつらは太古より存在する魔獣「ホラー」。「陰我」のあるところをゲートとして人界に現れる怪物だ』
「あの……。「陰我」って何ですか?統夜先輩、あの化け物相手にもそんなこと言ってましたよね?」
「あぁ、陰我っていうのは森羅万象あらゆるものに存在する闇のことだよ」
「あらゆるものに存在する闇?」
あぁ…。スケールが大きすぎてちょっとわかりにくかったかな?
「もっとわかりやすく言うと人間の負の感情……憎しみとか嫉妬とかそんな感情も陰我になりかねないし、深すぎる欲望も陰我になりかねないんだ」
俺の補足説明でみんなは何となくわかったみたいだった。
「そしてホラーは陰我のたまったゲートを通じて人間に憑依し、人間を喰らう」
「そのホラーっていうのはどうして人間を喰らうんだ?」
『餌を得るためさ。お前たちだって腹が減ったら何かを食べるだろう?奴らも同じなのさ』
「そういうことだ。さっきも負の感情や欲望も陰我になりかねないって言ったけど、そういった感情に付け込んで人間に憑依するんだ」
「!ということは私たちが見たあの人は……」
『あぁ。心に何かしらの陰我を抱えていてそこをホラーに付け込まれたんだろう』
「「「「「………」」」」」
ホラーという存在がどういうものなのかを思い知った唯たちは言葉を失っていた。
「そしてそのホラーを狩るのが俺たち魔戒騎士って訳さ」
「その魔戒騎士っていうのは何なんだ?」
『魔戒騎士というのは人知れずホラーと戦う戦士のことだ。お前たちが見たあのような鎧を用いてホラーを狩るって訳だ』
「ねぇねぇ、この話をする前に記憶がどうとか言ってたけど、どうしてその騎士とかホラーのことを隠さなきゃいけないの?協力してくれる人がいればいるほど戦いやすいんじゃないのかなぁ?」
まぁ、唯の疑問はもっともだよな…。
だけど……。
「それは無駄だ。ホラーは「ソウルメタル」と呼ばれる金属で作られた武器じゃないと倒すことは出来ないからな。何も知らない奴がホラーと戦ったって死にに行くようなもんだ」
まぁ、それだけじゃないよな……。
「俺たち魔戒騎士は人を助けた後、その人のホラーに関する記憶を消さなきゃいけないんだ。魔戒騎士としての掟の一つだな」
「なぁ、ここまで聞いてこんな事を聞くのもあれだけど、本当に良かったのか?だって統夜はその掟を破ったんだろ?」
「まぁ、本当はダメだろうな。だけど……」
「「「「「だけど?」」」」」
「みんなに魔戒騎士の秘密を隠し通すことに疲れたんだな。今までは秘密を守るのに必死だったからな」
「そうだったのか……」
『これも大事なことだから言わせてもらうが、ホラーは人間に憑依する。という事はその人間ごとホラーを斬らなければならない。魔戒騎士は人殺しも同然だということを覚えておいてくれ』
「イルバ!!」
イルバのやつ俺が伏せてたことを言いやがった……。
ちょっと勘が良ければその事に気付くかもしれないけど、それでもそんな事実は知られたくなかったんだよな……。
「統夜先輩……。それって、どういう事……なんですか……?」
仕方ない……。ここは正直に話すとしよう……。
「イルバの言った通りさ。ホラーは人間に憑依するんだ。みんなの目の前で斬ったホラーだって元は人間だったんだ。だから魔戒騎士は人殺しと何ら変わりはないんだ」
「「「「「………」」」」」
やっぱり、この話は唯たちには重すぎたか?
「アハハ……。やっぱり幻滅したよな…?こんな人殺し同然の俺なんてさ……」
「そんな事ない!」
「ゆ、唯……?」
め、珍しく唯が声を荒げるからちょっとビックリしたよ……。
「確かにちょっとはショックだけど、やーくんはやーくんだよ!やーくんだって本当は辛いんでしょう?だけど、そんな気持ちを押し殺して私たちのことを守ってくれたんだもん!」
「唯……」
「そうだな……。お前が何者だろうとそんな事をしていても関係ない。あたしらは統夜にすごく感謝してるんだから……」
「律……」
唯と律のまっすぐな言葉に澪、ムギ、梓の3人も共感していた。
……何かこんな暖かい言葉をもらったのは久しぶりだな……。
魔戒騎士は人を守りし者ではあるが、それと同時に恨まれてもいるからな……。
素直に感謝されるっていうのは嬉しいもんだよ……。
『これでわかっただろ?どうして統夜が魔戒騎士やホラーのことを秘密にしていたのか』
イルバの問いかけに唯たちは無言で頷いた。
「騎士の秘密を守るためとはいえ、今まで嘘をついててごめんな……。俺はこれからも魔戒騎士として戦い続けるけど、みんなの事は絶対に守るから」
「「「「「………!////」」」」」
……あれ?何でみんなは顔を真っ赤にしてるんだ?
俺は別に変な事は言ってないと思うけど……。
《はぁ……。お前さんは本当に罪な男だぜ……。その鈍さは本当に罪だぞ》
イルバは何故かテレパシーでこんな事を言ってきたけど、俺はイルバの言葉の意味を理解できなかった。
『さて、とりあえず魔戒騎士とホラーについての話は終わりだ。騎士の秘密をベラベラと喋ったのは問題だが、そのおかげで俺様も自由に喋れるしな。今までお前さんたちがお茶を飲みながらダラダラしてる時も黙ってなきゃいけないから苦痛だったぜ」
そう。今までは騎士のことを秘密にしていたから学校の中では喋るなということをイルバにも徹底していた。
何か言いたい事があるならテレパシーで伝えろってな。
イルバにとってはここはオアシスのようなところだよな……。
『という訳で俺様も今日からは軽音部員のようなものだ。だからよろしくな』
「うん!よろしくねえ、イルイル♪」
『……ちょっと待て。そのイルイルって何だ?』
「えぇ?だってイルバだからイルイルだよぉ」
『いきなり変なあだ名をつけるな!』
イルバのやつ、さっそく唯にあだ名をつけられたな。
しかもイルイルって……。ぷぷっ……。
『おい統夜!お前もどさくさに紛れて笑うな!』
ちっ……!イルバのやつ気付きやがったな……。
「まぁまぁ。そんな事よりもお茶にしましょう?私、準備するね」
イルバを優しくなだめたムギは席を立つと、ティータイムの準備を始めた。
『相変わらずティータイムは欠かさないんだな』
「それが軽音部の売りですから!」
おい、律……。そこは威張って言うことじゃないぞ……。
『やれやれ……。本当にここは軽音部か?俺様には茶飲み部にしか見えないぞ』
「何おう!言ってくれるなぁ、イルイル!」
『だからイルイル言うな!』
アハハ……。イルバのやつ、あっさりと軽音部の空気に馴染みやがった……。
学校の中じゃ常にだんまりだからなぁ……。
これからはこの中では自由に喋れるって訳だ。
まぁ、さわ子先生が来たら黙ってなきゃいけないけどな。
ティータイムの準備が終わったところで俺たちはいつものティータイムに入った。
まぁ、イルバが会話に入ってるからいつもよりかは盛り上がってるような気がするけどな……。
殺伐とした環境で戦ってる俺たちとしてはここは本当に心のオアシスなんだよな……。
そんな事を考えながら俺はティータイムを楽しんでいた。
※※※
「……あっ、そういえばさ……」
ティータイムの途中で何かを思い出した律がこう話を切り出すと、みんなの視線が律に集中していた。
「統夜が身につけていたあの鎧は何なんだ?銀色で、狼みたいな顔をしたやつ」
「それは私も気になってました!」
「なんかすごくキラキラしてて綺麗だったよねぇ」
あぁ……。そういえばみんなに鎧のことは詳しく話してなかったな。
「あぁ。その鎧はな、俺が魔界から召還した奏狼という騎士の鎧だよ」
「魔界から召還!?」
「なんかすげぇな、それ……」
まぁ、魔界なんてスケールの大きなが出たら驚くのも無理はないか……。
『正確には白銀騎士奏狼。統夜が継承した、こいつの魔戒騎士としての名前だ』
「白銀騎士……」
「ソロ……」
「なんか名前からして凄そうだけど……」
「決して凄くはないさ。奏狼の鎧は騎士の鎧の中では上位に位置する鎧だけど、俺は魔戒騎士としてはまだ未熟だからさ……」
「えぇ!?やーくん、今でも十分強いのに……」
「先輩以上に強い人はいっぱいいるってことですか?」
「あぁ。俺より強い魔戒騎士なんてたくさんいるぞ」
「「「「「………」」」」」
みんな俺の戦いを見てたから俺より強いやつがいるなんて想像がつかないんだろうな……。
みんな口をポカーンと開けて呆然としている。
『その中でも黄金騎士牙狼。こいつは別格だ』
「ガロ?」
「あぁ。黄金騎士牙狼は魔戒騎士最高位の称号で、現時点で最強の魔戒騎士なんだ」
鋼牙さんは本当に強いからな……。
この前のサバックで優勝した零さんと戦って勝ったみたいだし……。
鋼牙さんの実力は最強と言っても言い過ぎじゃないからな……。
だからこそ俺も憧れてるし、目標にもしている。
「最強ってことは統夜よりも強いってことか?」
「あぁ……。今の俺じゃどう戦ったって勝てないな」
「嘘……」
「魔戒騎士って何かすごいですね……」
「そりゃそうさ。魔戒騎士になる者は子供の頃からあり得ないくらい厳しい修行を積んできたんだから」
まぁ、俺もその1人だけどな。
「なぁ、その修行ってそんなに凄いのか?」
「まぁ…ね。俺も修行中に何度も死にかけたよ。騎士になるための修行を何も知らない一般人がしたら間違いなく死人が出るだろうな」
「「「「「そんなに!!?」」」」」
アハハ……。みんな驚いてる驚いてる……。
俺の場合は騎士になった後も何度も死にかけるような修行を積んできたからな……。
だからこそ烈火炎装を使いこなせるレベルの騎士になれたんだよな……。
それでも魔戒騎士としてはまだまだだからな……。
これからも修行を積んでもっともっと強くならないとな……。
「ねぇねぇ。やーくんのお父さんもその魔戒騎士なの?」
「あぁ。俺の父さんは先代の奏狼だったんだ。今はもうこの世にいないんだけどさ……」
俺がしみじみとこう話すと、みんなは少し申し訳なさそうな表情をしていた。
「あっ、ごめんね、統夜君……」
「父親が死んでるなんて知らなかったからさ……」
「本当にごめんなさい……」
「いいっていいって。みんなが知らないのも当然なんだしさ」
「でも……」
「それに……父さんが死んだのは俺がまだ小さい頃だったからな。だからあまり気にするなよ」
俺は明るい言葉でどうにかみんなの暗い表情を明るくしようとした。
「……わかった。ありがとな、統夜」
「おう」
俺は澪からの感謝の言葉を簡単な言葉で返した。
『それよりもお前らはまだ練習しないのか?ずっとお茶を飲んでいるが』
「そうです!イルバくんの言う通りです!」
『……梓。普通にティータイムに参加してるお前さんが言っても説得力がないぞ』
「あう……」
イルバの的を得たツッコミに梓は何も言えなくなった。
『それに、俺様をくん付けで呼ばないでくれ。何かすごく違和感があるんでな』
「まぁ、確かにイルバ「くん」やイルバ「さん」は変だよな」
「それじゃあ何て呼べばいいんですか?」
「普通にイルバでいいんじゃないか?」
「えぇ?イルイルはイルイルだよぉ!」
『唯……。お前さんは何度も何度も俺様のことをイルイルと呼ぶな!』
アハハ……。イルバのやつ、思いきり唯に振り回されてるな……。
ふと唯の方を見ると、唯はぷぅっと頬を膨らませてイルバを見ていた。
これはこれでいいコンビ……なのかもな……。
俺はそんな微笑ましい様子を紅茶を飲みながら眺めていた。
『おい、統夜。お前も黙ってないで何とか言ってくれ』
「ったく……俺にどうしろって言うんだよ……イルイル♪」
俺はニヤリと笑みを浮かべながら思いきりイルバのことをからかった。
『なっ……!?統夜、お前なぁ!』
「……ぷっ」
今までのやり取りが面白かったのか澪が突然吹き出して笑ってしまっていた。
『おいおい…。何がおかしいんだ?』
「ぷっ……ごめっ……アハハ!でもなんか……おかしくて……アハハハハ!」
澪が思い切り笑い出し、それにつられて律と梓とムギも笑っていた。
そして唯も笑い出し、最後に俺もなんかおかしくなってみんなと一緒に笑っていた。
『やれやれ……。みんな揃って笑い出すとは……。仲の良い奴らだぜ……」
イルバは少し呆れていたけど、それ以上は何も言わず俺たちが笑い合っているのを黙って見ていた。
……それにしてもこんなに笑ったのは本当に久しぶりだな……。
魔戒騎士として戦ってる時はこんなに笑う事なんてないからな……。
だからこそ、こんなに明るくて平和な時間はすごく大切にしたいよな……。
そして俺はみんなの笑顔を守るために戦う。戦ってやるさ……。
1人の人間として……。そして、守りし者として……。
俺はみんなに騎士の秘密を話すことで、今まで以上にみんなの事を守りたいという気持ちになっていた。
……続く。
__次回予告__
『魔戒騎士というのは必ず誰かに感謝される訳ではない。憎まれる事だってもちろんあるんだぜ。次回、「現実」。魔戒騎士の現実が今明らかになる!』
イルバが軽音部7人目の部員になっちゃいました(笑)
統夜はホラーとの戦いでは勘などが冴えてますが、恋愛に関しては某ワンサマー並の朴念仁になっています(笑)
次回は魔戒騎士の現実についての話なので、かなりシリアスな展開になると思います。
それでは次回をお楽しみに!