今回は決戦直前ということでいつもより短めで戦闘シーンはありません。
これは余談ですが、この小説のUAがまもなく5000を越えます。
こんなに多くの人に読んでもらえるとは思っていなかったので感激です!
5000を越えたら改めて活動報告で書こうと思っています。
それでは第21話をどうぞ!
統夜は唯たちがディオスに誘拐されたことで怒りに心を支配されてしまった。
その状態でディオスの部下となったダンテと戦うが、統夜は鎧の制限時間を無視して戦っていた。
その結果、奏狼の鎧の制限時間が過ぎてしまい、統夜は心滅獣身という魔戒騎士の禁忌の姿になってしまった。
その力は圧倒的で、ダンテを撃破したが、統夜はそのまま闇の力を受け入れるつもりだった。
しかし、グォルブ討伐のために桜ヶ丘にやって来た鋼牙と零。そして、統夜を救いたいと心から願う軽音部の少女たちの力で、統夜は闇の呪縛から解放された。
そしてグォルブの牙を持つディオスはどこかに消えたまま、足取りはつかめなかった。
とりあえずこの日は夜も遅いので、統夜たちは統夜の家で休むことになった。
唯たちは統夜や鋼牙の勧めでこの日は帰ることになり、それぞれの家に帰っていった。
統夜たちは統夜の家のリビングで今後の作戦会議を行っていた。
「……レオ、状況は?」
「鋼牙さん。ホラー、グォルブは復活のため力を蓄える必要があります。僕の推測ではグォルブの牙を奪ったディオスはその時が来るまでどこかへ潜伏すると思われます」
「なるほど……。そいつは厄介だな」
「力を蓄えたグォルブの牙はとある場所をゲートにその力を解き放ちます。グォルブは復活の時真魔界に現れますが、グォルブが復活すれば人界と真魔界がそのゲートを通じてつながってしまいます」
「!!そうなったらこの街に大量のホラーが溢れるじゃないですか!!」
統夜の指摘通り、グォルブが復活してしまえば、大量のホラーがこの桜ヶ丘に現れることになる。そうなってしまったらどれだけの被害がでるか想像がつかないほどである。
「レオ、そのゲートは見当がついてるのか?」
「えぇ。僕が教師として桜ヶ丘高校に潜り込んだのもそのゲートを突き止めるのが目的ですし……。その場所の見当はおおよそついています」
「なぁ、レオ。そのゲートってどこなんだ?」
零がレオにこの質問をすると、レオは浮かない表情をしていた。
「……レオさん?」
「その場所は……桜ヶ丘高校。もしくはその周辺と思われます」
「!!」
統夜は自分が通う高校が強大なホラー復活のゲートとなる可能性があると聞いて驚きを隠せなかった。
「桜ヶ丘高校……。確か統夜や唯たちが通っている高校だったな?」
「はい。カオルさんの母校でもあるそうです」
「え!?カオルさんの?」
レオはそのことを知らなかったようで、驚きを隠せなかった。
「そういえば桜ヶ丘で個展をやると言った時にカオルは言っていたな。統夜の通っている高校は自分の母校だと」
「あぁ、そういえばカオルちゃんそんなこと言ってたな」
どうやら零もその話を聞いたことがあるようだった。
「それで、桜ヶ丘高校の調査を行ったのですが、特に異常は見つかりませんでした。……桜高全域にホラー除けの結界を貼りました。なのでゲートは桜高の近くだと僕は思っています」
「それじゃあ明日桜高周辺を調査する必要がありそうだな」
「そうですね。ですが、一つだけ問題がありまして……」
「?何だ?」
「明日は学校があるんです。その周辺で迂闊な動きをすると怪しまれる可能性があります」
「「「………」」」
鋼牙、零、大輝の3人はレオの言葉を聞いて言葉を失っていた。
「調査の狙い目は授業が行われている時間ですね。その時間なら問題なく調査が出来ると思います」
「桜高周辺なら捜索範囲もだいぶ絞れるしな」
「統夜とレオは学校があるから3人で調査をする必要がありそうだな」
「大輝。お前にはエレメントの浄化を頼みたい」
鋼牙の意外な提案に大輝は戸惑っていた。
「いくらこの仕事が重要な仕事でも魔戒騎士の使命は果たさなければならない。俺と零も桜高周辺を調査しながらエレメントの浄化は行うが、その他の部分を任せたい」
「大輝なら桜ヶ丘の人間だし、この街の地理にも詳しいからな」
「……了解した。そういうことならゲートの調査は2人に任せたい」
「あぁ、任せてくれ♪」
こうして話はまとまったのであった。
「そういえば、統夜の家って初めて入ったけど、思ったより広いんだな」
「アハハ、だけど魔戒騎士の家とは思えない普通の家ですよ。広さはそこそこですけど」
統夜の家は見た目だけ言うと桜ヶ丘のどこにでもあるようなごく普通の家であった。
その内装もごくごく普通であり、とても魔戒騎士が住んでいる家とは思えなかった。
「だけど、地下には鍛錬のための部屋がありますからね。毎日の鍛錬は欠かしていません。まぁ、鋼牙さんの家のやつに比べれば規模は小さいですけど」
統夜は毎朝エレメントの浄化に行く前に地下の部屋で鍛錬を行うのが日課になっている。
「そうなのか?それは一度使ってみたいものだ」
鋼牙は統夜がどのような鍛錬を行っているのか興味津々だった。
「それは俺も気になるな♪」
それは零も同じ気持ちだった。
「それじゃあ遠慮なく使って下さい」
統夜は2人が地下で鍛錬を行うことは大歓迎だった。
「とりあえず今日は寝ましょうか。明日は忙しくなりそうですし」
「あぁ、そうだな」
この日は就寝することになり、明日に備えて統夜たちは英気を養っていた。
※※※
翌日、統夜たちは朝食を済ませ、それぞれ動き始めた。
統夜とレオは学校へ向かい、鋼牙と零は学校が始まるまでの間は大輝と共にエレメントの浄化を行っていた。
統夜は何事もなかったかのように教室に入り、授業を受けていたのだが、統夜はどこか上の空であった。
そしてあっという間に昼休みになると統夜はじっとしていられず校内の見回りを行っていた。
『おい、統夜。どうした?今日は朝から落ち着きがないが』
「そりゃ、落ち着けるわけはないよ。グォルブの復活が近いっていうのに」
『まぁ、確かにそうだな』
「本当なら学校をサボってでも鋼牙さんたちの手伝いをしたいくらいだよ」
『それはやめておけ。あのディオスという男はこの学校の周辺に潜伏しているのだろう?下手に行動を起こすと騒ぎになるだけだぞ』
「まぁ、そうだよな……。だからこそレオさんの張った結界に異常がないか見てるんだけどさ」
『なるほど……。見回りをしているのはそういう訳か』
イルバはなぜ統夜が校内の見回りをしているのかを理解した。
『だが、じっとしていられないのはそれだけではないだろう?』
イルバの言葉を聞いた統夜は思わず立ち止まってしまった。
「……ハハ……やっぱりわかるか?」
『当然だ。俺様はお前の相棒だからな。お前の考えてることなどお見通しだ』
統夜はそうだよなと言いながら笑うが、その表情には少しだけ陰りがあった。
「俺……。本当にまだまだだよな……。心滅になって鋼牙さんたちを殺そうとしただけじゃない。唯たちまで危険な目に……」
統夜は両手の拳を力強く握りしめると、唇を噛んでいた。
『あぁ、確かにお前は未熟者だな』
イルバは統夜を励ますことはせず、思ったことをそのまま言っていた。
『怒りに支配されて心滅するとはな……。俺様はここまで阿呆で愚かな魔戒騎士を見たことがないぜ』
「……ハハ、返す言葉がないよ……」
イルバの容赦ない言葉に統夜は苦笑いしていた。
『確かに、愚か者だが、お前さんは救われたんだ。これから挽回するチャンスはあるぜ。お前だって聞いただろうあの冴島鋼牙も心滅になったことがあるんだ』
「あぁ。その話を聞いたときはびっくりしたよ……」
『そんな男でも今は最強の魔戒騎士なんだ。お前だってあのディオスの野望を止めることが出来れば名誉は挽回できるはずだぜ』
「……あぁ、そうだよな」
イルバとの会話で気を落としていた統夜の気持ちが少しだけ晴れていた。
「ディオスの野望は絶対に阻止する。俺はみんながいるこの桜ヶ丘が大好きだ。そんなこの街をホラーで溢れかえる街になんて絶対にさせないさ」
ディオスの野望を食い止める。統夜の気持ちはその決意に満ちていた。
『あぁ、そうだな。……とりあえずさっさと見回りを済ませるぞ。急がないと昼休みが終わりそうだからな』
「おっと、そうだった!」
統夜は昼休みが終わるギリギリまで校内を見回りながらレオの貼った結界に異常がないか見ていた。
統夜が見た限りでは結界に異常は見当たらなかった。
その日の放課後、統夜は音楽準備室に立ち寄っていた。
鋼牙や零がディオスの居場所を突き止めたらすぐにでも乗り込むつもりだが、零が軽音部でお茶がしたいと言っていたのでティータイムを行うことになっていたからである。
それを聞いていた鋼牙は少し呆れていたものの、カオルの母校に行ってみたいと言っていたので鋼牙もここに来ることになっている。
統夜が音楽準備室に入ると、すでに紬たちがティータイムの準備を行っていた。
「よう、みんな」
「あっ、やー……くん……」
唯は目の前にいる統夜の存在に驚いていた。
「おいおい、そんなに驚くことはないだろ?」
「だって……」
唯が浮かない顔を見せているのを見た統夜はその原因が自分にあると察しがついていた。
「お前が気にすることはないさ。あんな姿になったのは俺が未熟だったからだよ。それに、俺はみんなのおかげで元に戻ることが出来たんだぜ」
「え?だって鋼牙さんと零さんがやーくんを助けてくれたんでしょ?」
「そうだな、鋼牙さんや零さんにもすごく感謝している。だけど、唯たちの声が届いたから鋼牙さんや零さんも俺を助けることが出来たんだよ」
統夜は心の底から唯たちに感謝していた。
唯たちがいなければ自分はあのまま鎧に心と魂を喰われ、唯たちの知る月影統夜は死んでいたからである。
鋼牙と零も予想以上に強大な統夜の力に苦戦していたが、唯たちの言葉を聞いたことにより統夜の動きに隙が出来たから心滅の鎧を解除出来たのであるからだ。
統夜はいつものように魔法衣と学生鞄を長椅子に置いていつも自分が座っている席に腰をおろした。
「統夜先輩!あなたは本当に統夜先輩なんですよね!?」
「もちろんだよ。今の俺はみんながよく知っている月影統夜だ」
『あぁ、それは俺様も保証するぜ。こいつはいつもの統夜だ』
「……はいっ!!」
梓は怒りに任せて戦う統夜を見て統夜が統夜じゃなくなってしまうのではないかと心配していたが、目の前にいるのがいつもの統夜だとわかり、満面の笑みを浮かべていた。
「……!!////」
満面の笑みで微笑む梓にドキッとしたのか統夜は顔を真っ赤にしていた。
「おぉ、統夜のやつ照れてる照れてる♪」
「なんか新鮮な感じだな♪」
「うんうん♪今日の統夜君は何か可愛い♪」
「ばっ!う、うるさいよ!!」
統夜は顔を赤くしたままプイッとそっぽを向いてしまった。
(おぉ、統夜が照れるとは……。こいつは恋愛に関してはあり得ないほどの朴念仁だからな。これはなかなか良い傾向かもな)
イルバは常日頃から統夜の恋愛での朴念仁ぶりを心配していたのだが、梓の笑顔を見て照れる統夜を見て、少しは朴念仁が治るのではないか?と期待していた。
「やーくん、照れなくてもいいのに♪」
「……クスッ」
「だーかーら!照れてないって言ってるだろ!!」
統夜は唯にからかわれ、ついムキになってしまった。
「……お、ずいぶんと賑やかですね」
このようなやり取りをしていると、鋼牙と零を連れたレオが音楽準備室に入ってきた。
「あっ、レオ先生!それに……」
「鋼牙さんと零さんじゃないですか!どうしてここに?」
「あぁ、いや……」
「俺が行きたいって言ったんだよ♪久しぶりにムギちゃんの紅茶が飲みたいしね♪鋼牙だってそうなんだろ?」
「……あぁ」
鋼牙はぶっきらぼうに返事をするものの、その表情は優しげなもので、笑みを浮かべていた。
「ところで鋼牙さん、零さん。ディオスの居場所はわかったんですか?」
「あぁ、意外とあっさりな」
どうやらディオスの潜伏先はすぐ見つかったらしい。
『あの男、明らかにこちらを誘っているな。鋼牙や零相手でも問題ないと踏んでいるのだろう』
こう語るザルバはどこか面白くなさそうだった。
ザルバの推測通りだとディオスは隠れることはせず、統夜たちのことを誘っているということになる。
ディオスは鋼牙や零が相手でも問題ないと踏んでおり、統夜たちを蹴散らした上でグォルブを復活させるつもりと推察することが出来た。
「……恐らく、罠を貼ってますね」
「僕もそう思います。ですから油断は出来ません」
統夜とレオはディオスが何かしらの罠を貼って自分たちを待ち受けているだろうと推測していた。
「そうだとしても進むしかない」
「そうだな、そいつの思い通りにさせるわけにはいかないからな」
鋼牙と零の毅然とした言葉と態度に統夜とレオは笑みを浮かべながら頷いていた。
「さぁ、とりあえずお茶にしましょ♪」
「そうですよ!これからの戦いに備えて英気を養わないといけません!」
「あれぇ?今日は梓、練習しましょうって言わないんだな」
「当たり前じゃないですか!!今日は一大事なんですよ!練習どころじゃありません!」
梓がここまで言うのを聞いて統夜は思わず笑ってしまった。
「統夜先輩、何がおかしいんですか?」
「ごめんごめん。確かにその通りなんだけどさ、真面目な梓が練習どころじゃない!って言うのが可笑しくてさ……」
「そ、そうですかね……」
笑っている統夜であったが、梓は頬を赤くして恥ずかしそうにしていた。
「まぁまぁ、その辺にしておきましょ♪」
「………」
鋼牙は統夜と軽音部の少女たちのやり取りを見て笑みを浮かべていた。
『……鋼牙、どうしたんだ?』
「別に。ただ、統夜があんなに生き生きしている顔を初めて見るんでな」
鋼牙は統夜が普段自分たちの前で見せないくらい楽しそうにしている統夜の顔を見て笑みを浮かべていたのである。
「確かにそうかもな。それは間違いなくあの子たちのおかげだな」
「……あぁ」
零も一度ここに来たことがあるが、その時も今の鋼牙が思っていたことを思っていた。
統夜がここまで生き生きとしているのは軽音部の少女たちのおかげであることを鋼牙も零も確信していた。
こうしているうちにティータイムの準備が終わると、鋼牙、零、レオの3人は椅子に座り、3人の前に紅茶が出された。
「さぁ、召し上がってください♪」
「……ほぉ、いい香りだな」
鋼牙は目の前の紅茶の香りの良さに満足していた。
「今日は零さんが来るとのことなのでケーキも多く用意しておきました♪」
「おぉ!さすがムギちゃん♪気がきくね♪」
零の目の前に6つほどケーキが出てきて、零は満足そうにしていた。
「……零、お前は相変わらずだな」
鋼牙は零が甘党であることはよく知っているので目の前のケーキに浮かれる零を見て呆れていた。
「まぁな♪これでも少ない方だぜ♪」
「これで……か?」
『もぉ、ゼロったら……』
零の甘党ぶりに鋼牙だけではなく、相棒のシルヴァも呆れていた。
「まぁ、とりあえずいただこうか」
鋼牙は紬が出してくれた紅茶を一口飲んだ。
すると……。
「む……。確かにゴンザの淹れてくれる紅茶に似ているな……。これも悪くない」
どうやら軽音部で出される紅茶は鋼牙にも好評のようであった。
「良かった♪お茶はまだあるので遠慮しないで下さいね♪」
「あぁ、そうさせてもらう」
「ムギちゃん、今日のケーキも最高だぜ♪」
「零さん、ありがとうございます♪まだケーキはありますから遠慮しないで下さいね♪」
「あぁ。ありがとな♪」
鋼牙は紅茶を味わって飲んでおり、零は複数のケーキに舌鼓を打っていた。
そんな中、統夜は統夜でいつものようにティータイムを楽しんでいた。
こうして統夜たちはディオスの決戦を目前に控えていたが、ティータイムを楽しむことでこれから起こる戦いに備えて英気を養っていた。
※※※
その頃、桜高付近のとある場所に潜伏しているディオスは徐々に力を蓄えているグォルブの牙を眺めていた。
「もうすぐだ……。もうすぐグォルブは復活する……」
ディオスはグォルブの牙を眺めながらこう呟いていた。
「しかし……。ダンテがやられたのは想定外だったな……」
ディオスは統夜が心滅した時にダンテが倒されるとは思っていなかった。
「月影統夜……。私と同じ暗黒騎士になると思っていたがな、まさか寸前で鎧が解除されるとは……」
ディオスは統夜が心滅した時、そのまま闇の力を受け入れて自分と同じ暗黒騎士になると思っていた。
しかし、鋼牙や零。そして軽音部の少女たちの力で統夜は心滅から解放されたのである。
「だが……まぁ、いい。黄金騎士と銀牙騎士が来たようだが……。暗黒の力を手に入れた私の敵ではない……」
ディオスは鋼牙と零が現れた現在でさえも焦ることはなく、むしろ返り討ちにするつもりでいた。
「……さぁ、いつでも来るがいい!私はいつでも貴様らを迎え討つ準備は出来ている!」
ディオスは既に統夜たちを迎え入れる準備を整えていた。
そのために鋼牙や零にこの居場所がすぐわかるようにしたのである。
「……目障りな騎士連中を始末し、グォルブを復活させる!そして、この世界を私の理想の世界にしてみせる!」
ディオスが抱いている野望は、グォルブを復活させ、この世界に大量のホラーを出現させることで自らにとって理想の世界を作り上げることである。
しかし、そのためには魔戒騎士の存在が目障りであった。
自らの理想を実現させるために、ディオスはグォルブを復活させ、さらに目障りな魔戒騎士を始末しようと考えていたのである。
ホラーを復活させて世界を滅ぼそうとするディオス。
そしてホラー復活を阻止し、多くの人を守るためにディオスを討とうとする統夜たち。
……両者の思いが交錯し、壮絶な戦いが始まろうとしていた。
……続く。
__次回予告__
『いよいよこの時が来たな。ここまで来たらあいつに一泡吹かせてやろうぜ!次回、「突入」!決戦の火蓋が切って落とされる!』
タイトルの「野望」要素がちょっとしかなかった……。
そして鋼牙が初めて軽音部のティータイムに参加しました!
決戦直前にこのシーンはいるか?と思いはしましたが、鋼牙が軽音部の部室でティータイムをするシーンは入れたいと思っていたので後悔はないです(笑)
そしてちょっとだけ立ったフラグ。
このまま行ったらヒロインが梓になりそうだな(笑)
今のところヒロインは梓か唯で考えてはいましたが、まだヒロインは未定です。
このディオスとの戦いが終わってもまだ未定の可能性はあります(笑)
ヒロインをどうするかはゆっくりと考えます。
そして次回からディオスとの決戦が始まります。
ディオスはホラー、グォルブを復活させるのか?
そして統夜たちを待ち受ける運命とは?
次回をお楽しみに!