機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ異伝 ~死の戦記~ <完結> 作:二円
イラストも描いてみました。
楽しんでいただけたら幸いです。
○イナヅマ号第二形態
機体説明:イナヅマ号地上戦仕様換装が、
中途半端な形で行われた状態。
バルバトスの修理が優先され、
イナヅマ号の換装が後回しされ、
バルバトスの修理に目処がついた事で
イナヅマ号地上戦仕様換装を開始。
しかしギャラルホルンと一戦交える事になってしまったため、
作業は中断。
下半身の換装を終え、
肩の換装をするために、
可動式肩ブースターが両肩共に外され、
分解された後だった。
今組み立てても間に合わないため、
予備の肩パーツが取り付けられているが、
露出しているフレームを被せている程度のもので防御力は低い。
総合的に見て防御力や機動力の低下は否めない。
全体的な性能が低下しているが、
向上している点もある。
足先と踵を大型化し、
前回断念した腰部スラスター換装を実現。
これにより接地面の拡大による安定性が向上。
腰部スラスターの機能もあり、
安定性向上による阿頼耶識による操作負担が軽減されており、
扱いやすくなったといえる。
憑依シノはこの機体をイナヅマ号第二形態と呼称しているが、
実際は第一・五形態といった所である。
中途半端な形で出撃する事になってしまったものの、
敵司令官を撃退するなど、
華々しい活躍をあげている。
○イナヅマ号第参形態
機体説明:イナヅマ号地上戦仕様換装を終えた状態。
ミレニアム島での戦闘後に、
中途半端だった地上戦仕様換装を再開。
予備の肩パーツは取り外され、
マンロディの肩パーツをベースに、
以前分解していた可動式ブースターのブースターを取り付け、
以前よりも強固な可動式ブースターが完成。
肩の側面に取り付けられ、
バランスの悪さを解決。
可動範囲も拡大し、
複雑な機動が可能になった。
また本機体の大きな特徴として、
イナヅマ号の踵に大きな車輪が取り付けられた、
『ローラーユニット』が挙げられる。
これを駆動する事で、
何とイナヅマ号を地上走行する事が可能。
本来ならこのユニットが開発されていなかったが、
憑依シノが言った、
「車みたいに走り回れば楽なんですけどね。
楽しそうですし」
という願望を要望と勘違いしたヤマギが、
それに応えるべく、
ローラーユニットを開発したという経緯がある。
ちなみにローラーはMSを運搬する、
特殊大型車両のパーツを使用している。
ローラーによる地上走行は、
スラスターの使用を抑え、
推進剤を節約出来るため、
長時間の作戦行動に有利に働くという、
嬉しい誤算を与えている。