流れ医師の流れ星   作:幻想の投影物

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今のうちに投下


支度は済ませた?

「新しいポケモン、か」

 

 ふと呟いた言葉に、頭のなかで広がる想像。そこで第一にジラーチと一緒に学ばせてやる光景が浮かぶあたり、自分でも抑えられないほどの期待はしているんだろうな、と。白衣を纏った男はひとりごちる。

 彼の周りに積み上げられているのは薬草、地質、気候、そしてポケモンの資料や本の数々。まとめて読み終わったそれらを綺麗に整頓しなおした彼は、よっこらと立ち上がった。一つ一つを見た目に反して丁寧に本棚や資料箱に戻している背後から、木製の床を叩く小気味の良い靴音が聞こえてくる。

 やってきたのは彼――ハマゴにとって想定通りの人物だった。

 

「精が出るな」

「ナナカマド博士か」

 

 その言葉に、ナナカマドは両手にもつポットとカップを掲げて見せた。

 真っ白でシンプルな容器は、その中の液体を引き立たせる。

 

「コーヒーを淹れてきたのだが、飲むかね?」

 

 ハマゴが後ろを向いていても、香りは鼻孔をくすぐってきた。集中したことでの目の疲れ、また彼の悪い癖でもあるのだが、長い間の飲み食いの放棄もある。喉から乾きを訴えられていた彼は、ちょうどいいと二つ返事でそれに答えた。

 

「さて、君に紹介したいポケモンだが一晩語り明かした結果、結論が出た」

 

 カタッと置かれたカップを前に、席を同じくしたハマゴは目を丸くしてみせる。

 

「冗談だろ?」

「ウム、一晩は冗談だ。せいぜいが3時間だな」

 

 軽めの冗談を流して、ナナカマドがコーヒーを注ぐ。

 淹れたての暖かなコーヒーは、電灯の光を反射しながら芳香な匂いを部屋の中に充満させていく。彼らだけでなく、同じ部屋にいた研究員もブレイクタイムを誘発されていく。

 そうして穏やかな空気が広がる中で、最初の一口を飲み込んだナナカマドはカップを持つ手の人差し指を立てながらに言った。

 

「ミミロップ、などはどうかね」

「ん、ミミロップ。ノーマルタイプのうさぎポケモンだったか」

 

 左上を見上げながら、ハマゴは答えた。

 うさぎポケモンのミミロップ。人型に限りなく近いポケモンで、その愛くるしい見た目や戦いを好まない正確とは裏腹に、持っているのは高い戦闘能力、そしてノーマルタイプならではの器用で多彩なタイプの技を覚える点から人気が高い。ちなみに、シンオウ地方で初めて発見・記録されたポケモンでもある。

 人のよりは少ないが、三本の指もあるために物を持ったりするには最適。ハマゴの助手としての役割にもぴったりなポケモンだろう。また、強く主張した研究員の趣味も多分に含まれてはいるが、もう一つの理由を含めてこれに決定したのだとナナカマドは言う。

 

「ちょうど君たちはハクタイの森に行くと聞いたのでな。そこでミミロルを捕まえて育て上げればいい。ただし、あまりに荒らすようなマネはやめてくれたまえよ」

「んなこと百も承知だ。しっかしミミロップ…なるほどな。んで、もう一つの理由ってのはなんだ?」

 

 ハマゴもミミロップについては資料を見たため理解している。そして博士が太鼓判を押してくれたのだから、助手に向くヤツをしっかりと選んで同行をお願いしてみようと、一方的なゲットではなく、双方の目的を合致させるゲットの方法を頭のなかで思い浮かべた。種族だけでは意味が無い。本人のやる気が無いのに共用させたところで、この業界は務まらないからである。

 キュウコンも同じようにしてゲットしたっけか。そんな懐かしい気分に浸りながらコーヒーを一口すするハマゴに、ナナカマド博士はまだ続きがあると続けた。

 

「先ほど言った決定した理由の一つなのだがな。実は、プラターヌ博士からも一つ頼まれていることがあるのだ。バシャーモ、カメックス、ジュカイン……こうした進化しきったポケモンのさらなる進化…いや、パワーアップ形態と言うべきか。こうしたものがあるとするなら、君はどう思うかね?」

「…さらなる進化? っつうのは、フォルムチェンジとは違うのか」

 

 ハマゴが思い浮かべるのはこの地方で渡りをするポケモン「シェイミ」や、ホウエン地方のラルースで大暴れをしてみせたデオキシスというポケモンが見せる、全く違う姿。能力も、果てにはタイプすら変わるが、何かしらの条件で別の姿になれるフォルムチェンジと言うのは時間とともにそれなりに知れ渡ったポケモンの性質である。

 勿論、ハマゴたちドクターの界隈でもそのフォルムチェンジするポケモンは知られている。ホウエンの一般的なポケモンなら、ポワルンがそれに適用されるだろう。

 

「うむ。それよりもずっと短期間、例えば、バトルできる時間のみという限定的な状況で見せる新たなる姿だ」

 

 しかし博士は、それらとは違うのだという。

 

「それがフォルムチェンジと違うのは、元の姿がベースとなって強化したような姿になると言った具合であろう。サイドンがドサイドンに一瞬だけ進化できる、と言った例えがわかりやすいだろうか」

「ほぉう、確かにイメージはつかめた。……すると、あれだ。つまりミミロップも」

「ウムッ! そのミミロップもまた、プラターヌ博士が言う強化形態……“メガシンカ”が可能だと言われておるのだよ」

「メガ、シンカ」

 

 聞き慣れない言葉だ。ハマゴがその言葉を頭のなかへ詰め込んでいる最中、ナナカマドの手が彼の目前で開かれた。

 

「これが、そのメガシンカに必要な二つの石だ」

 

 ナナカマドが手のひらに転がしたそれは、一見すればビー玉のようにも見える茶色とクリーム色が半々に塗られた捻れた木の葉が収まったような珠であった。しかし、ビー玉というには大きさのほどは手のひらよりも二回り小さい。

 その隣には、虹色の宝玉。これも同じような木の葉が捻れたような模様があるが、なんというべきだろうか。見ているだけで様々な可能性が生まれそうな、そんな錯覚を覚えてしまう。

 

「進化には石、ねぇ」

「不思議と関わりが深いものだ。やはり君もそう思うかね」

 

 定石のようで、その実突拍子もない眉唾に近しい話。

 しかし二人の博士が当然のように示した事実だ。その手の話に詳しくないハマゴとしては、すんなりと受け入れられる事実であるし、この後に続くであろう話題にはポケモンドクターとしてではない、ハマゴという一個人としての期待が湧いてくる。

 

「だが、進化の石ともまた違う。その名をメガストーン、というそうだ」

 

 その二つを、ナナカマドは専用の石ケースに入れて机の真ん中に置いた。

 

「そして隣の虹色の宝玉はキーストーン。人とポケモンの絆によってこれらが繋がり、メガシンカが促されるらしい。そこで想像はついているだろうが、ハマゴ君にはこれらを頼みたいのだよ」

「ミミロップのメガシンカ。そしてデータ提供か……生憎だが、俺はバトルなんざからっきしだ。単にミミロップを助手として育てるならともかく、メガシンカなんて御大層なモンができるとは限らねえぜ?」

 

 その言葉に、ナナカマドは笑う。なぜなら、こんな否定的な話を切り出していても、ハマゴが断るはずもないと思っているからだ。それはニヤけたハマゴの口元が証明している。ナナカマドはあえてそれに乗ることにした。

 

「ふむ、だがバトル以外でのメガシンカ、およびにそのパワーアップした力を発揮できないとも限るまい。ポケモンとは可能性だ。その可能性の一つに、君は手を貸そうとは思わんのかね?」

「可能性、か。その言葉を使われちゃあお手上げだな。オッケー、ありがたく引き受けさせてもらいたいんだが、いいか?」

 

 などとほざいているが、ハマゴとしてはどんな答えが帰ってこようとも引き受ける形に持っていくつもりなのは見え見えだ。彼としてもこの先が楽しみであるのだろう。ポケモンドクターをやっているのは父親の力になりたいのがきっかけだが、基本的にそうして誰かを助けるための仕事を選んでいるのだ。

 

「多少の時間が掛かろうと構わんよ。むしろ、ポケモンの研究とはそういうものだ。我々が躍起になって事にあたるのではない。旅に出た未来ある者たちから情報を集め、我々がそれを煮詰めていく。ポケモンずかんを渡すのもそれと同じなのでな」

 

 自動的にテキストが表示される不思議な図鑑。あれは元からポケモンのデータがバラバラに入っているが、それらは先人たちが集めた情報が、そのポケモンを認識することで浮かび上がるのだ。だが、そのテキストは人の図鑑によってそれぞれ違うことがある。

 その理由は、図鑑を持つ人間が聞いた話や、実際にその場で見た光景を図鑑は記録しているからだ。だから図鑑の完成とはすなわち、まだまだ遠い未来の出来事だろう。

 

 ナナカマドは笑みを浮かべて、まだまだ若いハマゴを見る。宝玉から視線を離せていない彼は、ナナカマドが初めて見る歳相応の好奇心に満ちたそれだ。苦悩と苦労が積み重なって深く眉間に刻まれたシワや、敵意を持つ相手に向けてきた吊り上がった目。そして白衣で隠されてはいるが、鍛え上げられた医者とは程遠い肉体。

 その見た目相応以上の過去を歩んできているのは確かだ。日常的に密猟者や犯罪者と関わり、自然そのものを保全した険しい環境で暮らしてきたハマゴ。しかし、彼は歳相応という言葉を落っことしたわけではなかったらしい。

 

「さぁて、データのほうも集まったし、読みたいもんも読んだ。面白い頼まれモンも頂いたことだ」

 

 チラリと残る資料棚へ目を向けるが、あとは頼んだ通りのデータがポケッチを通じて送られてくる予定だ。これまで読んでいたのは、ハマゴ自身が良いと思った「追加分」である。

 ハマゴはテーブルの上に乗った二つの宝玉が乗ったケースを掴んで、ポケットの中に放り込んだ。ぞんざいな扱いのようにも見えるが、彼の服のポケットほど安全な場所も早々無いだろう。それを我々はよく知っているはずだ。

 

「まだ昼か」

「食べていくかね?」

「いや」

 

 ポケッチで時間を見る。右上にはレターマークで一通のメッセージ。で例の二人と食事をしたとマーズからの連絡が入っていた。とすれば、ハマゴとしては大量に購入したあの木の実のストックで、腹を満たせるものを適当に齧って行けば良いかと思考する。

 

「コーヒー御馳走(ごっそ)さん」

 

 空っぽになったカップを置いて、彼は立ち上がった。

 

「この辺りで御暇にすっかね。あんまりチャンピオンを待たせるのも悪い」

「そうか。……月並みな言葉だが、気をつけたまえよ。ギンガ団の活動を堺にその名を擦り付けようと模倣犯や無名の犯罪者も活動を広げてきているとのことだ。珍しいポケモンというだけで狙われる確率は」

「重々承知だよ。ファウンスで調査団にいた時からな。年をとると心配性になっちまうのか? ったく、未来が恐ろしいもんだ」

 

 ナナカマドも、言うだけ無駄かと(かぶり)を振った。

 

「それではよい旅を。研究所で朗報を待っておるよ」

「こっちこそ、閲覧の許可をありがとな。シロナと合流した後に限るが、急患があればすぐ呼んでくれ。アイツの権限フルで使って治しに来るからよ」

「はっはっは! 心強いな。では、また」

 

 がっちりと握手をかわして、ウムッとナナカマドはいつものように頷いた。

 

 

 

「ここでお別れみたいね」

 

 マサゴタウンの端。街道へ続く道の隅で、4人の人影が集まっていた。

 ハマゴとマーズ、スズナとスモモ。偶然に出会ったこの組み合わせは、しかし道を同じくすることはなく、各々の目的に沿った進路を取るために歩みを別つ。ハマゴたちはシロナの要請に応えるため、元来た道をたどるように北へと向かう。スズナたちは武者修行のため、東へと向かう。

 スズナたちが向かうフタバタウンは、かつてのシンオウの英雄を送り出した町だ。そこに行って、英雄の足取りを追いながら自分たちを強くするのが彼女らの旅の目的なのだとか。

 

「今度会った時はアタシがバトルする番だからね!」

「そういえばあんたとはまだ戦って無かったわね。望むところよ」

「ふふ、時間があれば再挑戦を受け付けていますからね」

「冷静ぶっちゃって。今度はギリギリどころか圧勝してやるから覚悟してなさい!」

 

 新たに生まれた女同士の友情を、拳をぶつけあうことで確認するマーズたち。

 暑苦しいことだなとアクビをしながら見守るハマゴが呟いたところで、ジラーチはキラキラと目を輝かせながら彼女たちの別れの姿を一歩引いたところで見守っている。

 

「それじゃ、また会いましょう」

「ええ!」

 

 重なった声と共に交わされるハイタッチ。

 背を向け、片手を振りながら離れていくスモモらの後ろ姿を見送ったマーズは降っていた手を腰に戻して、快活な笑みをハマゴに向ける。振り返った際にキャミソールの隙間からチラリと見えた肌に、恥じらいを持てと呆れたように彼は返した。

 

「ドコみてんのよ! いやらしーわね」

「んなこたどうでもいい。さっさと行くぞ」

「あ、ちょっと!」

 

 軽く受け流すハマゴに、突っかかるマーズ。久しぶりの二人きりは、マサゴタウンに着く前の騒がしい関係にすぐさま落ち着いてしまったようだ。これでどちらかが片方の事を意識していれば面白いラブコメディにでも発展したのかもしれないが、生憎とそんな感情の一欠片すら、その両者は持ち合わせていなかった。

 

 つかつかと歩調を早めにするハマゴに、あーだのこうだの文句を並べるマーズ。ひとしきりに軽めの罵声を浴びせかけたところでようやく落ち着いたのか、耳を小指でかっぽじっていたハマゴに対して疑問を投げかけた。

 

「随分早足だけど、何か目的でも在るの?」

「楽しみが出来てな。まぁ特大の方はシロナんとこ着けば良いんだが、その前に……ほらよ」

 

 PiPiっと表示された投影モニター。すでにそれをお気に入りにしてデータとしてもらっていたハマゴが表示したのは、一種の薬草の映像資料だった。

 

「俺らがよく使う“すごいきずぐすり”と“まんたんのくすり”の原料になる薬草だ。本当なら薬剤師連中が指定したトコでしか栽培されてねぇんだが、ホウエンと違ってシンオウはその辺甘いようでな」

「ようはそれが欲しいがために早足ってわけ? あんたも現金なトコあんのね」

「自分の欲望には素直な方だと思ってるがな。したいことを貫いて、トコトン突き詰める。最高の言葉だと思うがね」

 

 ニンマリと言い切ったハマゴはこの上ない悪人面だ。

 肩をがくっと落として盛大なため息を付いてみせるマーズ。思い浮かんだのはマーズのギンガ団活動最盛期の事。ぼそりと呟いたその言葉は、ハマゴの鼓膜を突き刺すような声色で言い放たれた。

 

「……はぁ、在りし日のギンガ団にあんたが居たら、案外上手く行けそう」

「犯罪行為に手を貸すつもりはねぇよ。合法的な制裁なんかは面白そうだがな」

「こんの肉体派ぁ」

 

 おうよ、と盛り上げられた上腕二頭筋。ジラーチが目を輝かせてそれに飛びついて、垂れ下がる遊びを始める。だがハマゴとしてはそれに付き合ってやるギリはないのか、HAHAHAとアメリカンなわざとらしい笑みを零し、すぐさまジラーチの羽衣を引っ掴む。

 ぐるり、と。振り回されたジラーチは元の位置――ハマゴのバックパックの上――に座らされた。勢い良く付いた尻を痛そうに撫でて涙目で抗議を始めるが、ハマゴはそれを適当にいなすばかり。

 

「……虐待も真っ青よねえ」

「なんか言ったか?」

「別に」

「虐待じゃねえぞ。愛だ愛」

「聞こえてんじゃない!?」

 

 騒がしい道中、他の旅人にジト目を向けられつつも、マイペースな一団は我こそが正義だと言わんばかりに街道を往く。ハマゴは期待に胸を膨らませて、かつ雑にジラーチをイジメながらに嗤ってみせた。

 

(刺激のない生なんてまっぴらごめんだろう? 俺の手元に来たんだ。ちょっくら付き合ってもらうぜ、ジラーチよぉ)

 

 千年を眠りこけて、7日だけ目覚めて……一体どれだけの出会いと別れが待ち受けるのか。その真実こそ悲しみの権化であるジラーチを案じて彼は日々を笑い続ける。気に入ったポケモンはトコトン可愛がるのは、形は違えどマーズと同じ。

 この二人も出会うべくして出会ったのだろうかと、後に金髪を揺らす黒服の女は呟いたのだった。

 

 

 

 

「おい、急げ!」

「わかってる! 板はこっちだ! 早く貼りあわせろ!」

 

 名前の無い小さな村。

 総勢100人にも満たない、シンオウのどこにでもありふれた農村。

 村に住む人々は、皆が冷や汗と脂汗を流しながら必死に慌ただしい様子を見せていた。やがて、何かに怯えるような彼らは自分の足から伝わってきた重たい感触に身を震わせることになる。

 

「あ、あああ……また来た! あいつだ! また来やがったあ!!」

 

 一歩ごとに震える大地。

 隣接する田んぼ道の向こうから、強大な一つの影が農村めがけて歩みを進めている。

 村人たちは分かっていた。こんな有り合わせの板程度では、あの影の主どころかその末端の進化前ですら止めることは出来ないと。だが、それでも抗いたくて、恐怖を振りほどきたい一心で。哀れな村人たちは、その現実を直視したくはなかったのだ。

 

 やがて不鮮明な影はシルエットになり、雄々しく天を衝く2本の角の影先が、一番近くにいた村人の首まで覆い尽くす。巨体を見上げる村人は、もはや恐怖を通り越して声にならない声で震え上がるしか出来ない。

 硬い皮膚を、更に人間が創りだした道具を取り込み進化した姿。灰色の岩のような体に映えるオレンジのプロテクター。シンオウ地方で初めて存在が確認されたポケモン。

 

「…………」

 

 ドサイドン。

 そう呼ばれるポケモンが、ただただ無言で怯える村人を見下ろしていた。

 




長らくお待たせしました

というわけで読者のアンケート結果の反映第一弾が次回からスタートです。
DUKED9さん、ご提案ありがとうございました。

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