俺が攻略対象とかありえねぇ……   作:メガネ愛好者

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メガネ愛好者です

今回は少し短め……いや、私としてはこのぐらいが理想かな? 文字数も7000ぐらいですし

最近忙しかったりしてなかなか眠れない現状が続いています
下手をすると睡眠時間が二時間とかざらである。たまに意識飛んでたりして結構危険だったり
それでも書きたい、そして投稿したいので頑張ります
ただ……時折睡眠時間は確保してもいいです……よね?

それでは


第五話 「損得の問題じゃない? 知ってる」

 

 

 どうも、千歳さんだ

 今現在、俺は以前に四糸乃と行った天宮クインテットの一角にあるハンバーガー店で、バニラシェイクをストロー越しに吸いながら五河を待ってます

 何故待ってるとな? それには少し事情があるのでごぜえます。決して深くはない事情がね

 

 

 

 

 

 あの後、あらかた遊び尽して満足した俺は隣で疲れたような顔をした五河とその場を後にしたんだわ。結構施設壊れてたけど、そのまま出てもよかったのかな? 店員の人には何も言わないで通してもらえたんだけど……

 まぁ深く気にしてもしょうがないか。そんな訳でラウンドテンを後にした俺達は……アレだ、お腹が空いたから何処かで昼食を取ろうと思った次第であります

 時間も俺がハジケてたせいで一時を過ぎてたしな。五河の事を随分と振り回しちゃったし、付き合ってくれたお礼に昼食を奢ってやろうってところだ。……昼食取るっていった時に顔をしかめていたのはなんでだろ? 朝食を食べすぎたのかな?

 とりあえず何を食べたいか五河と話し合った結果、俺達はハンバーガー店『モスド・ムルリア』に訪れたのだった。なんかいろいろ混ざってやがる……

 五河は別に前から知ってたんだろうから気にした様子を見せないが、俺はその店の名前に困惑を隠せません。流石に混ざりすぎじゃないかと煮え切らない想いを心に携えながら入店するのでした

 

 

 そんなモスド・ムルリアなんだが……素晴らしいね、ここ

 

 

 いやな? 以前に俺が好きなハンバーガーとか語ってた時にハンバーガーとポテトの好みで店が異なっていたりしたじゃん?

 だがここは俺が知ってる四つのハンバーガー店のメニューが詰め込まれてたんだわ。ハンバーガーの微妙な違いやらポテトの形状なんかも選べるという

 もうこの一店舗で俺好みのメニューを仕立て上げられることに感動した。感動極まって泣いた。五河は困惑した。突然泣き出してごめんなさい

 そのぐらいの理想的な店だったんよ。俺の好きなハンバーガーとポテトを揃えられるんだ。これでわざわざハンバーガーとポテトを買うためにあっちこっち回らずに済むぜ!

 ……まぁ、広告から取り出せばいいじゃんって言われたら元も子もないんだけどさ

 

 そんな訳で俺と五河はカウンターで注文した後、開いてる席に座って来るのを待つ事に

 その時五河が注文したのはポテトだけだったんだが……少食とかではないだろうし、遠慮してんのかな?

 俺がそのことに気になって聞いても「今はこのぐらいでいい」の一点張り。俺にはどうも遠慮してる風にしか見えないんだが……しょうがねぇ

 渋る五河を見た俺は——

 

 

 「……なぁ千歳? 俺初めて見たぞ。普通のハンバーガーを百個注文する奴」

 

 「俺は見たことあるぞ? 実際に作ってくれることも知ってたし」

 

 

 ——大量のハンバーガーを注文したのだった

 

 

 因みに前世知識で可能なことは知ってました

 ハンバーガーの店員の人に言えば本当に作ってくれるからね。あっちは大変だろうけど、その分売れ残りのせいで材料を余らせるなんてことが無くなるから結果的には助かってるのではなかろうか? なんて考えておく

 まぁ在庫切れなんかになっちゃうと流石にまずいが……今回は何も言われなかったし、きっと大丈夫だろ。※〈ラタトスク〉が補充しました

 

 とりあえず俺はテーブルの上に積み重ねられた百個のハンバーガーをわんこそばの如し勢いで食べ始めていく事に

 その光景に周囲の客は目を疑ってる様子。別に俺は見られてても気にしないんで構わず食べ続けるのでした

 そんな俺の姿を見て苦笑い気味に空笑いしている五河を見た俺は、少し口に物を運ぶ速度を下げて五河に言葉を告げるのだった

 

 「今はいいって言ってたけど、流石にポテトだけじゃ満足しないだろ? 五河も男なんだしさ。もし食べる気になったら遠慮せずに食べるといいよ」

 

 「あ、あぁ。そうしとく」

 

 一応全部は食えるけど、俺の本来の目的は五河への詫びだからな。途中でお腹空いた時の為の予備のつもりで注文したんだし、食べる気になってくれっといいんだけど……

 

 そうしてハンバーガーを食べ進めていると、急に五河が立ち上がったんだわ。いきなりどうしたし

 そんな五河を不審そうに見ていると……

 

 「あ、あいたたたた……っ! す、すまん千歳! ちょっとトイレ行ってくる!」

 

 いきなりお腹を押さえ始め、その言葉を残して俺の前から立ち去っていった五河なのでした。とりあえず一言

 

 それはねーわ……うん

 

 いや演技ってのがバレバレだからな? 何そのとってつけたような大根役者っぷり。今時の子供ですらもっと巧妙な騙し方するぞオイ

 なんかもう呆れて指摘する気にもなれなんだわ。はぁ……五河よ、もっと騙し方を磨く事だ

 

 

 

 

 

 ——と、こう言ったなりゆきで俺は五河に待ちぼうけをくらっているのでした

 

 それにしても随分と長いトイレですな。確かにトイレのある方に向かっていったが、もう30分は過ぎてんじゃね? どんだけ長いトイレだよと言いたい千歳さんだ

 10分すぎた辺りで百個のハンバーガーも食い終わっちゃったし、俺の気遣いがパーになっちゃったよ。美味しく頂けたから無駄ではないんだけどさ?

 ……え? 残しておけばよかっただろって? 知ってる

 でもこう言うのがあるだろ? 「なんでお前は山に登るのか?」って

 その答えは「其処に山があるからさ」と言っていた。つまり——

 

 なんでお前はハンバーガーを食べつくしたんだ? ——そこにハンバーガーがあったからさ!(ドヤァ)

 

 ——って訳なんだわ。これならしょうがないよね?

 因みに百個食べ終わった時、何故かは知らんが周囲から歓声が沸いたのだった。……あれ? 思ってた以上に目立ってた? ソンナバカナ(※鏡見てこい)

 

 その後俺は食休みとしてシェイクを数個追加注文したのを最後に現在に至る感じ

 てかここやっぱすごいな。3Lサイズの飲み物とか初めて見たぞオイ。容器でかいなー

 最早量よりも吸うことの方が大変だわ。ハンバーガーより苦戦してます。だって未だに残ってるもん

 美味しいからいいんだけどね

 

 「……流石におせーよな」

 

 あれから再び30分。計一時間経った訳なんだが……未だ五河は帰ってこない

 流石にここまで音沙汰無いと、何かあったのかと思ってもしょうがないと思うのですよ

 

 「しょうがねぇ、探すか」

 

 因みにトイレにいないことは知ってるぞ。さっき男性の店員にこっそり頼んで確認してもらったが誰もいなかったって言ってたし

 これはつまり、俺の眼を盗んでまで何処かに行っている事になる訳だが……一体何をやっていらっしゃるんだろうねぇ? ……あっちから誘ってきたくせにな。全く

 

 ……ならさ?

 

 「こっそり確認しに行っても……別に構いやしないよな」

 

 そう呟きながら席を立ち、俺は店を後にすることにした。……あ、金はきちんと払ったぞ?

 そして俺はここでもまた新たな能力を発動するのだった。本日二度目か?

 

 

 「——【(ケテルス)】」

 

 

 その言葉を最後に、俺は周囲の人達の視界から消え去るのだった

 

 

 【(ケテルス)

 この能力を簡単に言うと、相手から俺の姿が確認出来なくなるという能力だ

 目に見える光景とはどれもこれも光の屈折によって情報を得ていると聞いた事がある

 つまり、周囲の人間の視覚情報を狂わせりゃあ相手は俺の姿を捉えることが出来なくなるという訳だ

 実際には目の前にいる筈の俺でさえ相手はそれを視認することが出来なくなる

 触れはすれど、目には映らず。聞こえはすれど、姿は見えず

 視覚を狂わせ欺くこの力は隠密行動にはうってつけだろうね

 その上監視カメラなどの映像にも映らなくなるからな、”周囲の光”を操っているようなものだろう

 

 

 【(ケテルス)】を使って姿を消した俺はまず精霊スペックでビルの上まで駆け上った。……後から【(ビナス)】で飛べば楽だったことに気づいたけど……まぁいいだろう

 とりあえず人混みの中を探すよりかは上から探した方が早いだろうと考えた結果だ。それに――

 

 「おかえり、くるみん」

 

 「えぇ。ただ今戻りましたわ、お母様」

 

 店から出た辺りでくるみんの霊力を僅かながらに感じたからな。近い距離で知ってる奴のなら感じ取れる事が出来るようになったんだぜ? 俺も成長しているんだよ!

 そのくるみんが近くのビルの上で待機していたんでな。そこに足を運んだ訳だ

 因みにくるみんには【(ケテルス)】の効果が反映されてないぜ? 同じ〈瞳〉を持つ者だし反映されても困るだけだからな

 

 「もう用事は終わったのか?」

 

 「えぇ。続きはまたいずれ……というものですわ。その方が楽しみがあって胸躍るというものです」

 

 「そっか。なら少し協力してくんね? 五河を探してんだわ」

 

 「士道様を、ですか?」

 

 ……コテンと首を横にかしげながら疑問に思っているくるみんを不覚にも可愛いと思ってしまった

 いやまぁ確かにくるみんは可愛いよ? ……ただそれを認めるとくるみんがつけあがりそうだから言わないだけ

 

 とりあえず俺はくるみんに事情を説明し、今から五河を探す旨を伝えるのだった

 すると……

 

 「この時間帯なら……ワタクシ、士道様の居場所を知っていますわ」

 

 「え、マジ?」

 

 まさかの情報

 どうやらくるみんの宿主がこの時間帯に五河と出会っているらしいのです。いや何やってんのさ五河……

 まぁ別にいいけどよ。五河が誰と会おうが俺が文句言う筋合いはねーし。ただ……なんでだろ、ちょっとムカついた

 

 とりあえず俺は五河の居場所をくるみんから聞くことにする

 せっかくだし何やってるか覗いてみようと言う魂胆だ。覗きって少しハラハラして楽しくない? 見る物がなんであれ、その過程はスリルがあって面白いと思うんですよ

 え? プライバシーの侵害だろ? 知ってる

 

 「知ってはいますが……行く事は進めません」

 

 「え? なんでさ」

 

 「理由としては、現在彼らがいる場所にあの企業——DEM社の社員が立ち会っているからですわ」

 

 DEM社? DEM社……あぁ、三組織の中で一番ろくでもねーところだったな

 確かトップがキチガイで、そのすぐ傍に人類最強種の化け物(人間)がいるんだっけ? ……世界最強だったか? まぁどっちでも変わらんだろう

 ……………

 

 「……マジで?」

 

 「マジですわ」

 

 何でいるしDEM社員。てかそれだと五河が危ないんじゃね? 一応〈ラタトスク〉のキーキャラなんだし、DEM社の接触はなるべく避けようと何らかの動きがあるんじゃないの? よくわからんけど

 そう思ってくるみんに少し事情を聞いてみると……

 

 「そこまで警戒をしていないのではないかと思われますわ。何せ、その社員は士道様の実妹様でいらっしゃるのですから」

 

 「…………えぇ?」

 

 「しかも記憶喪失。DEM社に魔力処理という名の魔改造をされ、その事を本人は知らぬままにDEM社の命令の元動いている状態ですわね」

 

 何かその子の扱いが酷すぎる件について

 ここまで聞いて知らぬ存ぜぬが出来る程無関心でいられない俺は、くるみんにその子の事を聞くことにしたのだった

 

 五河の実妹、崇宮真那

 幼い頃にDEM社に”拾われた”事をきっかけにその恩返しとしてDEM社で働くようになったとか。記憶は2、3年前から昔のことをすぱっと覚えてないらしい

 更に、どうやら彼女はくるみんの宿主の精霊を殺しまくってるそうだ。俺的には殺しまくってると言う複数形の言葉に驚かされたね

 くるみんの宿主はどうやら分身体が作れるみたいで、崇宮嬢はその分身体を何度も殺しているそうです。そのせいか崇宮嬢はくるみんの宿主を「死なない精霊」と思っているらしい

 また、本体とは劣る分身体とはいえ、精霊を倒せるほどの魔術師(ウィザード)のようだ

 だがその体は、先ほど言われたように魔力処理が施されているせいで後十年も生きられない体に。良く言う力の代償ってやつだ

 そして、そのことを崇宮嬢本人は……未だ知らない

 

 結論。DEM社クズい

 

 あらかた聞き終えた俺はどうしたものかと考える

 くるみんから話されたいくつかの言葉を繋ぎ合わせた結果、これから起きるかもしれないいざこざをある程度導き出したからだ

 未来の事を知る気は無かったんだけどなぁ……運悪く予想ついちゃったよ

 

 「つまりさ……これからくるみんの宿主……の分身か、そいつが崇宮嬢にぶっ殺されるってことでOK?」

 

 「ええ、良くお気づきになられましたわ」

 

 「いやくるみんの宿主を狙ってる少女がいるって時点で戦闘待った無しでしょうが。それに関わる五河は最早被害者だね」

 

 「えぇ、そうですわね。しかし、ここで士道様の身に危険が及ぶことはありませんし、真那様にも怪我はありません。ワタクシの宿主も分身体が一体殺される程度なので気にもしないでしょう」

 

 「……つまり?」

 

 「お母様が介入する必要はありません。寧ろ、DEM社にその存在を知られる事となってしまいます。故に、ワタクシはお母様に”静観”をお勧めいたしますわ」

 

 「なるほどねぇ……」

 

 黙って見てろってことか……

 確かに俺が向かってもメリットどころかデメリットしかないんだよなぁ

 俺だってまだDEM社に俺の日常を引っ掻きまわされたくねーし、こればかりはしょうがないか

 

 そう頭で考えた俺はビルの上からそのいざこざが起きるであろう方向に視線を向けるのだった。……左右に流していた前髪を下ろしつつ、な

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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      なう・ろーでぃんぐ

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 「やめろ真那! 頼むからやめてくれ……ッ!」

 

 俺の目の前では、目を逸らしたくなるような惨状が広がっていた

 周囲には赤黒い液体が広がり、吐き気を催す嫌な匂いが立ち込めている

 その先に、今にも息絶えそうな黒い少女が両足と腹部から周囲に広がる者と同一の赤黒い液体を流している……血だ

 そのすぐ脇、黒い少女を見下ろす白と青の装飾をした武装を身に纏った少女が、片手に携える巨大な光の刃を掲げるのだ

 

 その光景は、罪人を処す断頭台のようだった

 

 俺は恐怖に震える中、必死にその刃を掲げる少女に懇願する。俺と同じ髪の色を少女……俺を兄と慕う妹に

 この惨状。広い範囲に飛散った血痕は、黒い少女——狂三がやったことではある

 確かに狂三は人を殺したんだ。何の迷いも無く、口元を歪め、嗤いながら

 しかし、だからと言って自分の妹に……真那に人を、精霊を殺してほしくなんかなかった

 人を殺すのだけは駄目だと。たとえその相手が人殺しだったとしても、殺すのだけは駄目なんだとわかってほしかった

 

 そして、気づいてほしかった……自分の心を擦り減らしてまでやらないでほしいって

 

 

 

 しかし……その願いは届かなかった

 

 

 

 真那は躊躇なくその刃を狂三に振り下ろす

 迷いはない。それはただの作業だと、いつもやり慣れている動きだと、そう言わんばかりに一切のブレも無い振り下ろし。その先は倒れ伏す狂三の首へと向かっていく

 目を逸らしたい。でも、俺はその瞬間から目を逸らせずにいた

 そして、その光輝く刃が狂三の首を——

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「——ッ!」

 

 「……え?」

 

 ――断ち切る事はなかった

 

 俺には何が起こったのかよくわからなかった

 真那も突然の事に目を大きく見開いている

 インカムから流れた琴里の声も、動揺を隠せていないらしい

 

 何故なら、今にも息絶えそうだった狂三が……目の前で忽然と消えたのだから

 

 最初、俺は狂三が消失(ロスト)したのかと思った。精霊が突然姿を消すなんて、俺の中ではそれぐらいしか思い浮かばなかったから

 

 だが、その考えは次に聞こえてくる言葉で否定される事になったのだ

 

 

 

 

 

 「——デメリットしかねーんだけどな」

 

 

 

 

 

 その声は俺達の頭上から唐突に響いてきた

 

 「俺が来る必要性とか全くなかったみたいなんだよ。寧ろ来たら来たで俺に厄介事が舞い込んでくるみたいだったし」

 

 その声は先程まで聞いていた声と同じだった

 

 「だから静観してようかと思ってたんだけどよぉ……コイツ、人を殺してるんだってな。まぁこの惨状を見れば簡単に察せるけどよ」

 

 その声のするほうに顔を向けた俺は……驚きを隠せない

 

 「……言っとくけど、悪者と手を組んでまでやりたいことをやろうなんて俺は思っちゃいねぇ。それだったらダラダラと横になって昼寝したいね」

 

 深緑色の軍服の上着を肩にかけ、その両手に()()()()()()抱き上げている少女——

 

 

 

 「でもな? 知人に似た顔の奴を見殺しにすんのはどうも気にいらねぇんだわ」

 

 

 

 先程まで上げていた前髪を下ろし、空中に佇む精霊——千歳だった

 

 

 

 

 「何者でやがりますか?」

 

 「精霊様でやがりますよ」

 

 「っ! まさかテメーが〈アビス〉でやがりますか!?」

 

 「さぁ、どうでやがりましょーね? ——っと、この口調案外しゃべりにくいな。よくこんな口調が身についたもんだ」

 

 千歳は瀕死の狂三を抱えつつ、その隠れて見えない双眸を真那へと向ける

 真那は予想外の出来事に一瞬狼狽えるも、すぐさま気を持ち直して千歳に刃を向けるのだった

 

 「これは好都合でやがります。〈アビス〉には接触次第”殲滅する”よう言い渡されてやがりましたからね。その腕に抱いた奴ともどもくたばってください」

 

 そう言って真那は、上空にいる千歳に向け明らかな敵意と殺気を向けるのだった。——って!? 真那は千歳も殺す気なのか!?

 

 「……ホント、めんどくせー選択したもんだ……まぁとりあえず、だ」

 

 そんな真那の様子を確認した千歳は、別段取り乱したような素振りを見せないまま……一言告げる

 

 

 

 

 

 「遊び(戦争)の時間は終わりだ。それでもまだ続けようってんなら……軽く遊んでやるよ(あしらってやるよ)

 

 

 

 

 

 ――その言葉は、千歳らしからぬ傲慢な物言いだった——

 

 




・モスド・ムルリア
「モス」〇ーガー、「ドム」〇ムバーガー、マク〇ナ「ル」ド、ロ〇テ「リア」の複合型ハンバーガー店
何でもござれ

・百個のハンバーガー
一度はやってみたい事。実際友人がやったのを見て自分もやってみたくなった
一度に食べられたのは14個。頑張った私
その後数日かけて美味しく頂きました

・メリット・デメリット
そんなもん知らん。やりたいようにやるだけだゴラァ


次回・ちょっとした戦闘。そして本格的に狂三登場
章終話は近い? では次回へ

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