ラブライブ! 委員長はアイドル研究部のマネージャー   作:タトバリンクス

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お待たせしました。

かなり何時もより遅れましたけど、ごめんなさい。

それではお楽しみください。


二十三話 この街には

 1

 

 翌日──大体の仕事を終えた私は部室に向かうため、自分の教室から出ると、隣のクラスの入り口で何やら見守っている様子の穂乃果ちゃんと海未ちゃんを見つけた。

 

「何して……」

 

「思い付かないよ~」

 

 二人に声を掛けようとすると、隣のクラスからそんな叫び声が聞こえて、私は大体状況を察した。

 

 察した上で私は教室を覗き混むと、そこには作詞に対して四苦八苦することりちゃんの姿があった。

 

 何時もなら海未ちゃんが作詞をするのだけど、何故今回はことりちゃんが作詞をしてるのかと言うと、事の発端はお昼に遡る。

 

「秋葉でライブよ」

 

 部室に集合したメンバーの目の前で絵里先輩はそう宣言した。

 

「えっ? それって……」

 

「路上ライブ?」

 

「えぇ」

 

「秋葉と言えばA-RISEのお膝元よ」

 

「それだけに面白い」

 

 にこ先輩の言う通り秋葉にはスクールアイドルの頂点──A-RISEいるが、お姉ちゃんは割りとノリノリでそんなことを言う。

 

「随分大胆ね」

 

「大胆どころか宣戦布告してるよ」

 

 そんなA-RISEの活動地域で、そんな真似をするのはそうとしか言いようがない。

 

「秋葉はアイドルファンの聖地、だからこそ彼処で認められるパフォーマンスが出来れば大きなアピールになる」

 

「良いと思います」

 

「楽しそう」

 

 穂乃果ちゃんとことりちゃんは絵里先輩の考えを聞いて、秋葉でのライブに賛成する。

 

「しかし、凄い人では……」

 

「人が居なかったらやる意味ないでしょ」

 

「それは……」

 

 海未ちゃんは人が多いと思って、乗り気ではないみたいだけど、にこ先輩にそう言われて、取り合えず賛成な雰囲気。

 

「凛も賛成」

 

「わたしも」

 

 どんどん秋葉でライブをすることに賛成する他のメンバーたち。口に出してないメンバーも何人かいるけど、表情から乗り気なのが伝わる。

 

「こっちで勝手に決めてしまってるけど、沙紀はどう?」

 

 絵里先輩は様子を見て、最後にマネージャーである私の意見も聞こうとそう聞いてきた。

 

 確かに順位を上げるために多くのファンを獲得するなら路上ライブは最適。さらに場所も秋葉なら、尚のことアピールできる。

 

 それに今のμ'sなら秋葉で路上ライブをしても問題ないくらいの実力はある。

 

 ただ秋葉には──いや、これは私の問題。

 

「そうですね、私も賛成です」

 

 みんながやる気でプランとして問題ないのなら、そこに私が反対する理由なんてない。

 

 私個人の意思はこの際必要ない。私はマネージャーとして仕事するだけ。私の問題に関しては、私が気を付けておけば済むだけの話。

 

「なら、さっそく日程を……」

 

「その前に」

 

 私はライブに向けての日程について話し合おうとしたけど、絵里先輩が何かあるのか

 

「今回の作詞は何時もと違って、秋葉の事をよく知ってる人に書いてもらうべきだと思うの」

 

 そう言って絵里先輩は歩き始めてある人物の前で止まる。

 

「ことりさん、どう?」

 

「えっ!? 私……」

 

「えぇ」

 

 ことりちゃんは急に自分に作詞の話を振られてとても驚いた反応してる。

 

「あの街でずっとアルバイトしてたんでしょ、きっと彼処で歌うのに相応しい歌詞を考えられると思うの」

 

「それいい!! すごくいいよ」

 

「穂乃果ちゃん……」

 

「やった方がいいです、ことりなら秋葉に相応しい良い歌詞が書けますよ」

 

 ことりちゃんが作詞するのにかなり賛成な幼馴染二人。

 

 私もことりちゃんが作詞をするのは賛成。絵里先輩の考えに一理あるし、μ'sの曲の新たな切り口になるから。

 

「凛もことり先輩のあまあまな歌詞で歌いたいにゃ~」

 

「そ、そう?」

 

「ちゃんと良い歌詞作りなさいよ」

 

「期待してるわ」

 

「頑張ってね」

 

「う、うん」

 

 残りのメンバーも異存がなく、そうしてことりちゃんが作詞をすることになったが、当の本人は、ちょっと不安な顔をしていたことに私は見逃さなかった。

 

 そんな経緯もあって、今回はことりちゃんが作詞を担当することになったのだけど──

 

「やっぱり無理だよ~」

 

 案の定、プレッシャーのせいかなかなか難航して、今にも泣き出しそうな感じ。

 

「うぅ……穂乃果ちゃん……」

 

 訂正、泣き出しそうではなく、泣き始める。現に何故か穂乃果ちゃんの名前を出して助けを求めてるし。

 

 やっぱり普段やらないことをやってるし、みんなが乗り気過ぎて断れず、プレッシャーになってる部分も大きいんだろう。

 

 とりあえず当分は様子を見るしかない。幸いまだライブの日程はまだ先。時間はそれなりにあるから。

 

 それから数日間、ときどき私はことりちゃんの様子を伺ったり、穂乃果ちゃんたちに近況を聞いたりしたのだけど──

 

 授業には集中できず、終いには先生に呼び出しを受けたり、お昼休みも悩んで、あんまり昼食も食べてなかったりと、色々と心配になってくる事が多くなってきた。

 

「やっぱり私じゃあ……」

 

 教室で一人そんなことを呟きながら落ち込むことりちゃん。

 

 そんなことりちゃんを私たちは、数日前と同じように教室の外で見守っていたが、そんな様子を見兼ねたのか、穂乃果ちゃんは教室の中に入っていた。

 

「ことりちゃん!!」

 

「穂乃果ちゃん!?」

 

 穂乃果ちゃんが急に教室に入ってきて驚くことりちゃん。

 

「こうなったら一緒に考えよう、とっておきの方法で」

 

「えっ?」

 

 唐突にそんなことを言うので、ことりちゃんはよく理解できてない顔をする。

 

 私も穂乃果ちゃんがどんな提案をするのか全くわからなかったので、海未ちゃんに何か分からないか顔を合わせると、海未ちゃんも何が何だか理解できない顔をしてた。

 

 そんな私たちのことを気にせず、穂乃果ちゃんはある提案をするのだった。

 

 2

 

「お帰りなさいませ、ご主人様」

 

 ことりちゃんはこれぞメイド感じな王道のメイド。流石は伝説のメイド何て呼ばれてる。可愛い。

 

「お帰りなさいませ!! ご主人様」

 

 穂乃果ちゃんは元気系なメイドで見てるとこっちまで元気にしてくれるような感じがする。うん、可愛い。

 

「お帰りなさいませ……ご主人様……」

 

 海未ちゃんは恥ずかしそうな感じが堪らない。なんと言うか、ちょっとからかいたいって衝動に駆られる。やっぱり、可愛い。

 

「はぁぁ~可愛い~二人ともバッチリだよ」

 

 ことりちゃんはメイド服の二人を見ながらうっとりとした感じ。でも分からなくもない。だってことりちゃんの言う通り可愛いもん。

 

 何故二人がメイド服を着てるのかというと、穂乃果ちゃんのとっておきの方法が詰まるとこ、一緒にバイトしようってこと。

 

「店長も快く二人を歓迎するって」

 

 ここの店に迷惑かと思ったがそうではない感じ、むしろすごく歓迎されてる。うん。仕方ないね、二人とも可愛いもんね。

 

「こんなことかと思いました……と言うよりも沙紀!!」

 

 穂乃果ちゃんの妙案に呆れると、不意に私の方を見て、自分の姿を腕で隠す。

 

「何? 海未ちゃん?」

 

「その……そんなに……じろじろと見ないでください……」

 

 顔を赤らめながらとても恥ずかしそうにそういう海未ちゃん。メイド姿でそうな顔されると、余計に私の中で何かそそるものを感じた。

 

 あっ、これ鼻血出るな。いやもう出てた。自分の鼻に触れて、鼻血が出てるのを確認すると、私はこんなこともあろうかと用意していたティッシュを鼻に詰める。

 

「じろじろ見てないよ。私の脳に三人のメイド姿を焼き付けるだけだから」

 

「余計に駄目ですよ!!」

 

 そう言って海未ちゃんは物陰に隠れて、完全に私に見えないようにする。

 

 見えなくなったのなら仕方ない。もう十分に私の脳内フィルターに焼き付けたから私は満足。

 

「ズルイですよ、一人だけメイド服着ないなんて」

 

「そうだよ、何で沙紀ちゃん着てないの、似合うと思うのに」

 

 海未ちゃんが私がメイド服を着てないことを指摘すると、穂乃果ちゃんも何で着てないのか問いただしてくる。

 

「沙紀ちゃん、可愛いから絶対に似合うよ」

 

「ありがとう」

 

 確かにことりちゃんの言う通り似合うかもしれないし、こういう機会じゃないと着れないから、結構着てみたいと思ってるけど。

 

「でも駄目……何故なら……」

 

『何故なら?』

 

「私は既ににこ先輩に忠誠を誓ってる身、私のご主人様はにこ先輩しかいないからね」

 

「──何言ってるのよあんた!!」

 

「ゴフッ!!」

 

 突然背中から誰かに勢いよく蹴られて吹っ飛ぶ私。この蹴り、この声は。

 

「にこ先輩!!」

 

「全く……呼ばれて来てみたら、何あんた変なこと口にしてるのよ」

 

「にゃ~、遊びに来たよ」

 

「秋葉で歌う曲なら秋葉で考えるってことね」

 

 にこ先輩に、凛ちゃん、絵里先輩と、どんどんとμ'sのメンバーがここにやって来る。

 

「ではでは、さっそく取材を~」

 

「止めてください」

 

 お姉ちゃんがカメラで撮影しようとすると、海未ちゃんに止められる。

 

 ズルイ、私だって三人の取材したいのに(物理的に)、止められそうだから我慢してるのに。

 

 でもお店のメイドさんを無断で撮影して良いのかどうか些か分からないけど。

 

「何故みんな……」

 

「私が呼んだの」

 

 何だ、穂乃果ちゃんが呼んだんだ。知っていればにこ先輩専用のメイドとして、メイド服を着たのに。

 

「それよりも早く接客してちょうだい」

 

「じゃあ、このカップル専用メニューを全部お願い」

 

 いつの間にか席に座って、接客をしてもらうとするにこ先輩を見て、私も相席して注文を始めると、ことりちゃんの表情が変わる。

 

「かしこまりました」

 

 ことりちゃんは私の注文を聞くと、「失礼しました」一礼をして、その後、絵里先輩を接客を始め、そのあまりにも手際の良く丁寧な仕事に、私たちはことりちゃんに見蕩れる。

 

「ちょっ……あんた何勝手に注文してるのよ!!」

 

 それから思い出したのかにこ先輩は、私が注文したメニューに何か言いたげな感じだった。

 

「えぇ~駄目ですか? 私、にこ先輩とイチャイチャしながら食べたいんですけど」

 

「嫌よ!! こんな人目に付くとこで」

 

「なら、二人きりなら良いんですね!!」

 

「そうじゃないわよ!!」

 

 もうそう言いながらも照れてるだけなんですよね。私、分かってますからと、言葉には出さずに、心の中に止めておく。

 

 にこ先輩はツンデレさんなのは周知の事実、だから余計なこと言わないのが、正解なんだから。

 

「はぁ~、もう良いわ、どうせ何言ったってあんたには通じないし」

 

 何か疲れたようににこ先輩は私のことを見ながら言うけど、私は見つめられるから思わず照れてしまう。

 

「そういえばあんた……何時もと髪型微妙に違うわね」

 

「あっ、気付きました、やっぱりにこ先輩私のこと気にしてるんですね、嬉しいです」

 

「違うわよ、何時もは三つ編みを二本に分けるのに今日は一本にしてるから気になっただけよ」

 

 確かににこ先輩の言う通り私の髪型は三つ編みを二本に分けるけど、今日は一本に纏めてる。

 

「何かあったの? あのスタイルに拘ってたあんたが髪型を変えるなんて……それって、穂乃果たちと一緒にバイトしなかった理由とも関係あるの?」

 

 うっ、流石はにこ先輩鋭い。私が髪型を少し変えただけでそんな風に思うなんて、お互いを愛し合ってる証拠けど……。

 

「別にイメチェンですよ、それに穂乃果ちゃんたちと一緒にバイトしなかったのは、さっきにこ先輩も聞きましたよね」

 

「確かに変なことは口走っていたけど……」

 

「変なことではありません、本当に思ってるんです」

 

 本心から私はにこ先輩の専属メイドになっていいと思ってる。いや、別にメイドじゃなくてもいいけど。

 

 でもそれは理由の半分。もう半分は保険のため。

 

 この街にいる以上、下手にここに長居せず、目立たないようにするため。あと髪型は少しでもバレないように。

 

「分かったわよ、でも良いの?」

 

 にこ先輩はこれ以上理由を聞かず、話題を変える。

 

 多分、にこ先輩はことりちゃんの悩みを解決しなくて良いのかと聞いてるだと思う。

 

「大丈夫ですよ、ここで働くことりちゃんを見れば、すぐに本人も気付くはずですよ」

 

 私はことりちゃんの方を見ると、にこ先輩も釣られるようにことりちゃんの方を見た。

 

「確かにそうね」

 

 にこ先輩もことりちゃんを見ると、納得した声を出した。

 

 簡単ににこ先輩が納得したのは、何故なら彼女の表情はとてもイキイキしてたいたのだから。

 

 そんなことりちゃんならすぐにでも良い歌詞が作れるとそう確信できたから。

 

 3

 

 穂乃果ちゃんたちがことりちゃんのバイト先で、一緒にバイトを始めてから、事はスムーズに進んでいった。

 

 まるで作詞で苦労してたのが嘘みたいに、ことりちゃんは新曲の作詞を終わらせて、その歌詞を元に真姫ちゃんが作曲をしてくれた。

 

 そのあとはことりちゃんたちの提案で、全員メイド服で歌うことが決まり、そのメイド服もお店が貸してくれたりと、さらにポスターまで貼らさせて貰い、かなりの宣伝をすることができた。

 

 無理言ったのに、ここまでしてくれるなんて何て良い店だと思いながら、私はみんなのメイド服姿に、案の定、興奮して鼻血を出してしまったわけだけど……。

 

 特に絵里先輩のメイド服姿は良かったです。はい。

 

 余談は置いておいて、ライブの日程も決まって、そこまで練習を繰り返しながら本番の当日を向かえ、人も多く集まっていた。

 

 私は本番前に最後の確認をしたあと、観客に紛れて、みんなのライブを見ていると、周りのお客さんの反応も良く、たまたま通り掛かった人も思わず立ち止まって見てくれているのが確認できる。

 

 やっぱり、人の多い日曜日にライブを行ったのと、お店で宣伝してもらったのがデカイ。

 

 本当にあのお店には感謝しかない。これなら新規ファンも獲得出来そうだと、思ってると曲も大詰めになった。

 

 何事もなく終わりそうだと、確信したとき──

 

「ふ~ん、A-RISEがいるこの秋葉で、堂々と路上ライブをするグループがいるって、聞いたけど……」

 

 後ろからその声を聞いた瞬間、私は全身が凍り付いたような感覚がした。

 

 この声、まさか……。いや、勘違いかもしれない。忙しいはずのあの子が今日、たまたまここに居るなんて確率はかなり低いはずなのに。

 

「何となく気になったから来たけど──うん、刺激的」

 

 その言葉を聞いて確信してしまった。あの子だ。

 

「え~と確か……ゆ……? ユーズ? いや、μ's、なるほど覚えた、これはあれも気に入りそう」

 

 とても楽しそうな声であの子はμ'sのことを気に入った感じではあるけど、私は後ろを振り向くことが出来ない。

 

 振り向いたらあの子に気づかれるかもしれない。いやもしかしたら気付かれてるかもしれない。どちらにせよ、下手に動けない。

 

「うんうん、気まぐれで来たけど、面白いものも見れたし、それに──まっ、いっか、これからが刺激的に楽しみ」

 

 そう言って声が遠ざかっていくのを感じて、私は恐る恐る振り返ると、そこにはあの子の姿はなかった。

 

 危なかった? いや、どうだろうか。あの子の場合はわざと見逃した可能性がある。けど……何のために。

 

 考えたところで、いくら予想してもあの子の行動が読めない。それにさらっと、あれって言ってたけど……つまり、まだあの子は……。

 

 けど、一先ずは私がμ'sと関係があるとは思わないと思う。

 

 今日は日曜日だから制服ではなく、私服でライブを見てたから、制服で私がμ'sと同じ学校とは判断できない。

 

 念のため、髪型は三つ網に一本にして軽くバレないようにしたけど、あの子にそれが通じたのか怪しい。

 

 もしかしたら気付いてない可能性があると信じたいけど、その可能性はもう捨てるべきだ。

 

 あぁ、こんなことになるんだったら、あの子のスケジュールを確認しておけば良かった。

 

 けど、そんな後悔しても遅い、問題は確実にあの子のマークにμ'sが入ってしまったこと。

 

 これが私にとって、μ'sにとってどんな影響を与えるのか分からない。

 

 どうする? どうすればいい。ただでさえ忙しいこの状況で、さらにあの子のことも考えなきゃいけないなんて……。

 

 どうするもこうするもない。やりきるしかない。これは全部私が蒔いた種だから。私一人で解決するし、みんなを巻き込むわけにはいかない。

 

 みんなはラブライブ出場と廃校の阻止だけで、手一杯だ。そんななか私の問題に巻き込まれる必要も理由もない。

 

 そんな風に考えながら、みんなのライブを見ると、いつの間にか曲も終わり、やり遂げて満足感いっぱいな表情をしていた。

 

 大丈夫、大丈夫だ、私なら出来る。私は篠原沙紀。『白百合の委員長』だから、こんな逆境だって乗り越えなきゃいけないんだ。

 

 私は自分にそう心の中で言い聞かせながら、みんなのところまで歩き始めた。

 

 けど、私はこのときの時点で、自分の行動が、やがて起こる問題を見逃す事態になるなんて思いもしなかった。




如何だったでしょうか。

最後に新キャラ登場。

新キャラの登場によって、沙紀は、μ'sはどうなるのか?そして、やがて来る出来事に対して、彼女はどんな行動をとるのか。

でも次の回は先輩禁止回なんですけど。

そんなわけで、何か感想がありましたら気軽にどうぞ。

誤字、脱字がありましたらご報告していただけると有り難いです。

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