9月2日月曜日
始業式は…はい、欠席でしたね…入院してたのがバレたのは始業式に欠席してたからで
「何で教えてくれなかったのっ!」
そう言って親しい水乃さんと水城に泣かれました
転校の話は既に広まっていましたからテレビの出演の話から芸能界入り等
色々聞かれすぐに予定されてる臨海学校だけは一緒にに行ってほしい…って要望が多くて明石のお嬢様も妥協されたそうです
放課後になり一旦帰宅して私服に着替えるとこの街唯一のショッピングセンターに集合することになりまして…
今まで行ったことの無かったゲームセンターとゆーかゲームコーナー?に行きました
でもそうゆー賑やかなところが苦手な私は自販機で買った紅茶を飲みながら暇をもて余していたら鬱陶しいのが寄ってきましたよ…
しかもあの制服頭がワルい選手権代表格の男子校の人じゃないですかぁ~っ…これはまた面倒臭いのに目を付けられちゃいましたね?
そう思いながら途方にくれてたら
「 いくら女日照りだからって小学生口説いてんじゃないよっ! ロリコン供がっ! 」
そう言われて越えぬ始を見て青ざめるナンパ男達ですが私はそれには構わずに
「 あの… 私、こう見えても中二なんですけども… 」
そう抗議すると
「 えっ? …… あははっ、ワルいワルい…リトルマーメイドっ♪ 」
そう言ってウィンクしてからナンパ男達に睨みを効かして
「 アタシ等と事を構えるつもりがないんならさっさと消えなっ! 」
そう低く唸るように言われたナンパ男達は尻尾を丸めてすごすごと引き下がるのを見て
「 アンズ…大丈夫だった? 」
震える声で聞いてきた水乃さんと涙を滲ませて私に抱き付いてきた水城さんに
「 私なら大丈夫ですよ、だからもう泣かないでください水城さん 」
私は微笑みながらそう水城さんに声を掛け
「 あの… お礼と言ったら失礼かもですけど良かったらお茶でも一緒に飲みに行きませんか? 」
私が言うと
「 さすがのアタシ等でも中学生に奢らせるわけにはいかないよ 」
そうリーダー格の人が言うと背の高い人が私に向かって
「 ならカラオケ一緒に行かないかい?テレビで聞いたけどアカペラでアンだけ上手いアンタの生歌を聞かせておくれよ?」
そんな風に言われて照れ臭い私は
「 え、えっと私あんな可愛くないですからね?それに潜るのは得意ですけど泳ぎは下手ですから 」
私の言葉に驚きの表情を見せるお姉さん達に
「 息継ぎがチョーヘタなんですよ、アンズって…「で、気にしすぎてリズム崩して沈んじゃうんですよ… 」」
水乃さんと水城さんがそう説明するのを聞いてた私は
「 私が人前で歌うなんて恥ずかしいじゃないですか?
自信ないですから周りに人が居ないのを確かめてからじゃないと歌えないですから…五月蝿いって言われてますし 」
そう言い訳して目立たないための努力をしたんですが通じなくて結局行くハメになりました
歌は、好きでよく聞いてるAKB48を歌いました
「 ノリノリだな? 」
「 独りでliveのDVD観ながら一緒に歌って踊ってるって波瑠君から聞いたことありますよっ♪ 」
「 マイク持つと性格代わるってタイプっすね? 積極的に選曲してるっす」
「 だから皆アンズちゃんを誘いたがるのに家事があるからって断っちゃてで滅多に参加してくれなくて… 」
そう言われてる事に気付くことなく歌い続けてる私です