MUGENと共に   作:アキ山

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 7話の作成中に息抜きで書いていたオリキャラの設定です。
 


現時点におけるキャラクタープロフィール

 姫島慎

 

格闘スタイル      : 空手+中国武術+古武術

出身地         : 日本

職業          : 学生+神職

誕生日         : 10月16日

身長          : 176cm

体重          : 75kg

血液型         : B型

好きな物        : 格闘ゲーム

趣味          : 釣り、修行、日曜大工

大切なもの       : 母の形見のお守り

家族          : 姉、妹、父(別居中)

好きな食べ物      : 太刀魚

嫌いな食べ物      : 菓子類(甘すぎなければ食べられる)

嫌いなもの       : 努力をしない奴

特技          : 料理

得意スポーツ      : 短距離走

 

 来歴

 本作品の主人公。

 堕天使幹部『雷光のバラキエル』を父に、日本の五大宗家『姫島』に連なる神社の娘、姫島朱璃を母として生まれる。

 兄弟は2歳年上の姉朱乃と双子の妹の美朱。

 前世の記憶を保持した転生者だが、『ハイスクールD×D』は未読。

 身内に堕天使がいた事から、神魔の存在する世界である事も「こういうものか」と普通に受け入れた。

 5歳の時に堕天使に恨みを持つ一団から襲撃を受け、母である朱璃は死亡。

 自身も致命傷を負うが、その際に神器『聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)』が覚醒したことにより一命を取り留める。

 朱乃の能力の暴走によって襲撃者を退けた後、遅れて来たバラキエルに襲撃者によって堕天使の嫌悪感を植え付けられた朱乃が反発。

 危ういレベルまで精神的に追い詰められていた朱乃を案じたバラキエルが距離を置いた為に、一家は離散してしまう。

 この際、重傷だった慎をバラキエルは回収しようとしていたが、朱乃が必死に抵抗した事と聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)によって傷が治癒していた為に断念した。

 事件後、生家を後にした慎は姉妹と共に現世や冥界を放浪しながら、賞金稼ぎ紛いの行動で生計を立てる生活を送る事になる。

 そして9歳の時に朱乃がグレモリー家長女、リアス・グレモリーの眷属になった事から、グレモリー家の庇護に入った。

 その後は安定した生活の中、『無限の闘争(mugen)』で自身の力を高めつつ、忍術を体得した美朱と共にフリーの何でも屋を経営。

 この仕事を通じて、レイヴェル・フェニックスやサイラオーグ・バアルと友誼を結ぶ。

 また、グレモリー領で暮らす傍ら、バラキエルと連絡を取っており、父を通して堕天使の中心組織『神の子を見張る者(グリゴリ)』の上層部とも繋がりを持つことになった。

 この行動にはグレモリー家の中でも非難の声が上がったが、元より自身のスタンスを表明していた事や「子供が父親と会って何が悪い」とバラキエルと接触した事を隠そうともしなかった事からスパイ行為ではないとされ、グレモリー家当主ジオティクスの一声で不問にされた。

 13歳になると朱乃が駒王学園に進学した為、それに付き合う形で活動拠点を人間界にシフト、中学に進学する。

 その際、住居としたのが神社である事と弱った神霊を保護した事から、日本神話勢とも繋がりを持つようになり、中学在学中に神職の資格を取ることになった。

 神職の身分と階位としては、三級の権正階(ごんせいかい)(村社、郷社の宮司になるために必要な階位)を持つ。

 保護した神霊を自宅の神社に奉り、宮司職に就いて実務を取り仕切っている為、原作のようななんちゃって神社ではない。

 物心がついた時から転生特典である、『無限の闘争(mugen)』で修行をしており、その実力は13歳にしてサーゼクスの戦車であるスルト・セカンドを下す程。

 各勢力に対するスタンスは、少々堕天使や悪魔よりであるが、基本的に中立。

 グレモリー家の縁で、サーゼクスからは弟分として可愛がられている。

 勢力を跨いで家族や友人がいる事から戦争反対を表明し、何でも屋をしているのもそういった火消しに便利な為。

 

 性格

 性格は普段は趣味を優先しているが、ここぞという時はしっかりやるタイプ。

 常に身内を最優先に考えているが、最近その身内自体が多くなってきた為、少々困っている。

 それでも、『切り捨てる』という選択肢が無いあたり、お人よしと言うべきか。

 容姿は姉弟と同じく黒髪に紅い瞳。

 また、個人的にはジェイソン・ステイサムのような渋い男を目標としている為、姉妹と同じく母親似の女顔なのを密かに気にしている。

 

 

 戦闘スタイル

 

 最初の師は『ストリートファイター』の『剛拳』であったが、放浪中の生活費を稼ぐため賞金稼ぎを始める際に、その不殺の精神を守れない事から自ら破門を申し出て袂を別っている。

 その後、『キン肉マン』の『悪魔将軍』『押忍!! 空手部』の『高木義之』『鬼哭街』の『孔 濤羅』に師事する。

 本人は『打、投、極』のバランスの取れたトータルファイターを目指しているが、実際は打撃も出来る投げキャラと言った状態。

 氣功の腕は高く、早くからブロッキングや身体強化、経絡に干渉した内部破壊などの高等技術を会得しているが、気弾等の飛び道具への適性は壊滅的な為、体得できていない。

 

 特殊技

 ブロッキング         : 相手の攻撃に合わせて→

 緊急回避           : 小P+小K

 両刀掌底拳          : →+大P

 戴天流 臥龍尾        : →+大K

 

 必殺技

 

 昇竜拳            : ↓→↘+P

 正拳四段突き         : ←溜め→P

 当て身投げ(上段)      : ↓↙←+小P

 当て身投げ(中段)      : ↓↙←+中P

 当て身投げ(下段)      : ↓↙←+大P

 魔の将軍クロー        : 接近して←↙↓↘→+P

 地獄の超特急         : 魔の将軍クロー中に↓↙←+P

 地獄風車           : 地獄の超特急中に↓↘→+P

                : 倒れている相手に接近し↓↓+P

 ワンハンドスピンソルト    : 魔の将軍クロー中に↓↘→+P

 ダブルニークラッシャー    : ワンハンドスピンソルト中に↓→↘+K

                : 当て身投げ(中段)中に↓→↘+K

                : ダブルアームスピンソルト中に↓→↘+K

 地獄のシェイクハンド     : 接近して→↙↓↘←+P

 大雪山落とし         : 地獄のシェイクハンド中に→↘↓↙←+K

 ダブルアームスピンソルト   : 地獄のシェイクハンド中に↓↘→+P

 兜割り            : 地獄のシェイクハンド中に↓↙←+P

                : 当て身投げ(上段)中に↓↙←+P

 ストマッククラッシュ     : 兜割り中に←↙↓↘→+P

 ライジングジャガー      : ↓→↘+K

 邪影拳(不完全)       : ←↙↓↘→+K

 ティーカウコーン       : ↓↘→+K

 竜巻剛螺旋          : ↓↙←+K

 

 超必殺技

 

 ゲージ1消費

 

 爆裂発勁           : ↓↘→↓↘→+P

 レイジングストーム      : ↓↘→→↘↓↙←+P

 潜心力解放          : ↓↘→↓↘→+K

 

 ゲージ2消費

 

 地獄の断頭台(未完成)    : ワンハンドスピンソルト中に↓↘→↓↘→+K

 天地神明掌(未完成)     : 潜心力解放中に↓↙←←?↓?→+P

 

技解説(格闘ゲームテイスト)

 

両刀掌底拳

 

 高木義之より伝授された技。

 下から掬い上げる様に両の掌底を放つ。

 技の始動に上半身の無敵判定があるが、出が遅いので対空技に使用するのは少々不安が残る。

 連続技に組み込むのが基本的な使い方である。

 

 戴天流 臥龍尾

 

 孔 濤羅より伝授された技。

 大きく身体を旋回させながら、相手の頭部に向けて氣を込めた回し蹴りを放つ。

 本来は刀術の技で、衣服の袖等で相手の目を晦ませて、その間に蹴りを叩き込むという物。

 発動すると下半身に無敵判定が発生するうえに二歩ほど前に踏み込むので、けん制や連続技の始動等に使える。

 但し、当然のごとく上半身にはしっかりと当たり判定があるので、多用していると読まれた時に大打撃を食らうので注意。

 

 昇竜拳

 

 剛拳より伝授された技。

 ご存じ元祖対空技。

 屈んだ状態から拳を突き上げて跳び上がり、アッパーカットと膝で攻撃する。

 基本的に1ヒットで、本家とは違い無敵判定が上半身にしか無く、時間が短い。

 その為、下方向に強力なジャンプ攻撃を持つ相手には相討ちになる事もある。

 対空性能としてはライジングジャガーの方が上。

 連続技か咄嗟の割り込みに使いたい。

 

 正拳四段突き

 

 高木義之より伝授された技。

 前方に移動しながら、相手の顔と胴に向けて正拳を四発繰り出す突進技。

 移動距離の割に1発のノックバックが小さい為、防御されると相手に密着してしまい反撃が確定する。

 初弾の出が速いので小で奇襲に使うか、連続技に使用するのが基本。

 

 当て身投げ

 

 ギース・ハワードとの対戦で体得した技。

 相手の攻撃を防御するとそのまま投げに移行するギースの代名詞の一つ。

 上段は襟と足の裾を掴んでの投げ落とし。

 中段は足を払いながら顔面を掴んで地面へ叩き付ける。

 下段は攻撃を掴んで宙に浮かし、掌底で弾き飛ばす。

 ガードモーションに相手の攻撃が当たれば自動発動なので、対空や先読みの地上戦に使える。

 上段と中段は派生の投げ技があるので、取れた際には繋いでいこう。

 

魔の将軍クロー

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 相手の顔面を掴み、片手で吊り上げて超人的な握力で締め上げる技。

 出も早く腕を伸ばして掴むので投げ間合いも広い、慎の生命線となる技の一つ。

 モーション中に追加コマンドを入力する事で、複数のルートの投げコンボへ移行する。

 

地獄の超特急

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 魔の将軍クローの体勢から相手を持ち上げ、ワンハンド・スラムで脳天を叩きつける技。

 魔の将軍クローからの派生の投げ技の一つ。

 

 地獄風車

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 プロレス技のロメロ・スペシャルの体勢から前方に回転し、障害物に相手を叩き付ける荒業。

 地獄の超特急からの派生技の他に、ダウンしている敵への追い打ち技としても使える。

 追い打ち用は↓↓Pと簡単な為、他の技の暴発も少ないので積極的に使っていこう。

 

 ワンハンドスピンソルト

 

 悪魔将軍より得られた技術をアレンジした慎のオリジナル技。

 魔の将軍クローの体勢から相手を振り回し、上空高く放り投げる技。

 ゲージ2の超必殺技、地獄の断頭台への布石になるので、ゲージが溜まっている時は狙い目。

 ゲージが無くてもダブルニークラッシャーへの投げコンボや、放り上げた上空の相手を追撃できるので、連続技の選択肢としても使える。

 

 ダブルニークラッシャー

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.4・5

 バックドロップの様に相手の脇に首を通して抱え上げ、そのまま相手の両膝を固定した自身の膝に叩き付ける技。

 ワンハンドスピンソルトや地獄のシェイクハンド、当て身投げ(中段)の追撃に対応しているので使用頻度は高い。

 

 地獄のシェイクハンド

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.8

 相手の手を掴み、ツボを押すことで力の流れを狂わせて無力化させる技。

 腕を伸ばして掴むのは魔の将軍クローと同じだが、こちらは少々出が遅いうえにダメージも控えめ。

 しかし、魔の将軍クローと同じように投げコンボの始動技な上に、決まると相手のゲージを減少させるというな特徴がある。

 余裕があるなら積極的に狙う価値は充分にある。

 

 大雪山落とし

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.1

 地獄のシェイクハンドから相手を上空に放り投げ、腹部に片足立ちの姿勢で乗り、首と足をロックして背中から地面に叩き付ける技。

 地獄のシェイクハンドから派生する投げコンボの一つ。

 地獄のシェイクハンドとは対照的に、ゲージ1の超必殺技並みのダメージを叩き出す高威力技。

 

 ダブルアームスピンソルト

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.2・3

 体を回転させながらダブルアーム・スープレックスを放ち、両腕の急所を封じる技。

 地獄のシェイクハンドから派生する投げコンボの一つ。

 ここからさらにダブルニークラッシャーへとコンボを移行する事が可能。

 

 兜割り

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.6

 相手の頭部を地面に打ちつけてしまうほどの威力を持ったフロント・スープレックス。

 地獄のシェイクハンドから派生する投げコンボの一つ。

 ここからさらにストマッククラッシュへとコンボを移行する事が可能。

 

 ストマッククラッシュ

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.7

 キャンバスに突き刺さった相手にブリッジの体制を取らせ、コーナーポスト上段から相手の腹目掛けてヘッドバッドを叩き込む技。

 兜割りから派生する投げコンボの一つ。

 

 ライジングジャガー

 

 『無限の闘争(mugen)』初戦の特典として習得した技。

 上昇しながら二段飛び膝蹴りを放つ対空技。

 自身の才のお陰か、本家よりもあらゆる面で強化されており、全身無敵かつ横方向にも強く無敵時間も長い信頼できる対空技。

 対空はもちろん、連続技や割り込みにも使える。

 これがある所為で昇竜拳が空気になった。

 

 邪影拳(不完全)

 

 ギース・ハワードとの対戦で体得した技。

 素早い踏み込みで、肘(強ならそこから掌底)を叩き込む突進技。

 名前は邪影拳だが、鍛錬が足りない為、モーションはロック・ハワードのハードエッジと同じ。

 本家と違い、攻撃判定が弱く突進の後半部分で消えてしまう。

 弱で出すと隙が少なく、先端を当てる様にすれば奇襲にも使える。

 強は出が遅い上にガードされると反撃確定なので、使う場面は連続技くらいしかない。

 

 ティーカウコーン

 

 サムチャイ・トムヤンクンとの対戦で体得した技。

 飛び膝蹴りの体勢で突っ込む突進技。

 発生が早くそして突進力もあり、ヒット効果がダウン。但し、防御されると反撃確定。

 主な使い方は連続技に組み込む事。

 また、上手くタイミングが合えば、下段蹴りを飛び越えて攻撃する事も可能。

 

 竜巻剛螺旋

 

 剛拳より伝授された技。

 上段蹴りで相手を蹴りあげ、空中で竜巻の様に回転しながら連続で蹴りを叩き込む技。

 最初の上段蹴りは判定が強いが、無敵判定が無い為対空に使うには力不足。

 運用方法は連続技に組み込むか、その判定の強さを活かしワンハンドスピンソルトで放り投げた相手への追撃に使用する。

 

 爆裂発勁

 

 高木義之より伝授された技。

 太極拳の秘奥義。踏み込みから発生した力を螺旋に練り上げて放つスクリューブロー。

 連続技に組み込むほか、出かかりに全身無敵がある為、割り込みに十分使える。

 但し判定自体はそれほど大きくないので、対空に使用するには十分に相手を引き付ける必要がある。

 

 レイジングストーム

 

 ギース・ハワードとの対戦で体得した技。

 氣を込めた両手を交差するように地面に打ち付け、氣による衝撃波を発生させる、ギース・ハワードの代名詞と言うべき技。

 出かかりに無敵判定が無い為、対空として使うには不完全。

 めくりからの連続技かワンハンドスピンソルトで放り投げた相手への追撃に使用すべきか。

 

 潜心力解放

 

 高木義之より伝授された技。

 強烈な意思で自身の潜在能力を引き出す技。

 発動すると攻撃力、防御力、素早さが上昇する。

 但し、発動する際には結構な隙がある為、相手が吹っ飛ぶ攻撃でダウンを奪った隙に使うようにした方がいい。

 

 地獄の断頭台(未完成)

 

 悪魔将軍より伝授された技。

 地獄の九所封じNo.9

 空中に放り投げた相手の上を取り、断頭の刃に見立てた自身の右足で相手の首を捕えて、落下と全体重を持って首を叩き潰す殺人技。

 本来なら、ダブルアームの体勢で回転し、相手の身体が垂直になる程の遠心力を与えた後に、上空に放り投げるというプロセスを踏むのだが、慎はまだ未熟な為、そこまでの技量を持ち合わせていない。

 ワンハンドスピンソルトからの投げコンボ。

 単体で体力の5割を奪う威力があるので、ゲージが溜まっていると投げのコンボも含めて八割近いダメージになる。

 

 天地神明掌(未完成)

 

 高木義之より伝授された技。

 神極拳秘奥義。潜心力と氣の全てを込めた必殺の一撃。

 現状では未完成な為、撃てるのは一日一回なうえに身体への負担も強い。

 爆裂発勁の上位互換と言える技。

 全身無敵の時間や攻撃判定は爆裂発勁以上の為、対空技としても十分使用に耐える。

 

 

 

 姫島美朱

 

格闘スタイル      : 忍術

出身地         : 日本

職業          : 学生+神職見習い

誕生日         : 10月16日

身長          : 149cm

体重          : 41kg

3サイズ        : B82、W56、H84

血液型         : B型

好きな物        : テレビゲーム、アニメ、ライトノベル

趣味          : ネットサーフィン、アニメ鑑賞、ゲーム

大切なもの       : 母の形見の巫女装束

家族          : 姉、兄、父(別居中)

好きな食べ物      : お菓子類、ハンバーグ、コーラ

嫌いな食べ物      : 辛い物

嫌いなもの       : 不潔なモノ、軟体動物

特技          : 忍術全般

得意スポーツ      : 走り高跳び

 

 来歴

 本作品のオリキャラ2号。

 堕天使幹部『雷光のバラキエル』を父に、日本の五大宗家『姫島』に連なる神社の娘、姫島朱璃を母として生まれる。

 兄弟は2歳年上の朱乃と双子の兄の慎。

 慎と同じく前世の記憶を保持した転生者。女子高生ながら結構なオタクであったが『ハイスクールD×D』は知らなかった。

 転生特典として『戦国奇譚妖刀伝』の主人公の一人、香澄の綾ノ介(綾女)の血縁と妖刀。そして忍者としての天賦の才を得る。

 基本的に軽い性格の為、裏の世界や自分が純粋な人間でない事も気にしていない。

 一家離散後の放浪生活の中、姉や兄の負担を減らす為に、『無限の闘争(mugen)』を利用して忍術を極める事を決意。

 転生特典の天賦の才と忍の源流たる影忍の血によって、8年で上忍クラスの実力を身に着ける。

 その才と忍術の冴えは、服部半蔵にして『藤原千方の四鬼』の生まれ変わりと言わしめるほど。

 グレモリー家の庇護に入ってからは、慎と共に何でも屋を営む傍ら前世と同じく日本のサブカルチャーに傾倒していた。

 活動拠点を日本に移してからは、影忍の末裔という事から、忍者に縁がある妖怪等から接触される事が多い。

 慎が神職の資格を取得する時に、引きずられて取らされた。

 神職の身分と階位としては、四級の直階(ちょっかい)(神社の権禰宜に必要な、基礎的な階位)を持つ。

 自宅の神社では役職には就いていないが、行事があれば宮司の慎を補佐している。

 セラフォルー・レヴィアタンとは同好の士として仲が良く、ちょくちょくコスプレイベントなどに行っては、ソーナ・シトリーに怒られている。

 各勢力に対するスタンスは、兄と同じく親しいものがいる勢力には距離が近くなるが、基本的に中立。

 

 性格

 性格は公私は分けるタイプ。普段は人懐っこく明るい性格だが、仕事に入る際は一転して冷徹な性格になる。

 これは、『無限の闘争』の修行の中で服部半蔵によって、叩き込まれた忍の心構えによるもの。

 また、前世今生共に末っ子だったために甘え癖があり、特に年上の女性にはその傾向が強い。

 甘え上手で打算が無い為、甘えられた相手にも好かれる事が多い。

 

 祖先

 

 美朱の転生特典が反映された事で、姫島姉弟に発生した血脈。

 日本諸国に散らばる忍の源流と言われる影三流、信濃の香澄、美濃の葉ヶ塊、加賀の日向の内、信濃の香澄の生き残りである香澄の綾女の子孫。

 影三流は戦国時代に織田信長の手によって滅ぼされており、現在に残る直系の子孫は姫島姉弟のみである。

 姫島に嫁入りした朱璃の母親がその血脈であり、香澄の忍術を記した古文書と妖刀は祖母から朱璃、美朱へと受け継がれる事になった。

 妖刀に関しては姉弟の中で美朱が最も適性が高く、慎や朱乃が使った場合は刀身に破魔の力を宿すだけだが、美朱は破魔の力を波動として放つ事ができる。

 

 戦闘スタイル

 

 体術を活かした機動戦でのかく乱や、忍術による幻惑からの致命の一撃を狙うのが主な戦術。

 妖刀の解放は自身の負担が大きい為、必要迫られない限り使用しない様にしている。

 『無限の闘争(mugen)』では『サムライスピリッツ』の『服部半蔵』、『ワールドヒーローズ』の『ハンゾウ(服部半蔵正成)』に師事する。

 美朱も自身の祖先である香澄の綾女に則り『香澄流忍術』と名乗ってはいるが、その技の殆どは半蔵達から得た伊賀忍法のものである。

 これは、信濃の香澄忍軍を始めとする影忍三派が織田信長によって滅ぼされた事に起因する。

 香澄忍軍唯一の生き残りである綾女は、頭領の直系ではあったが継承者では無かった為に香澄流忍術を皆伝しておらず、子孫である美朱には僅かな技術しか伝わっていなかった。

 その為、美朱は他の流派の技で伝わっていない技術を補填する必要があり、『無限の闘争(mugen)』での修行の際、その指導役として服部半蔵が立候補した為である。

 また、伊賀忍軍の頭領である二人の服部半蔵が師を買って出た理由は、美朱の転生特典によりこの世界では史実になった『戦国奇譚妖刀伝』で、『天正伊賀の乱』と呼ばれる織田信長と伊賀忍軍の戦争の際、綾女を始めとする影忍の生き残りが、伊賀忍軍に味方した事を知っていたからである。

   

 

 特殊技

 忍法 微塵隠れ      : ↓↑小Por小Kor中Por中Kor大Por大K

 疾風の術         : 小P+小K+中P

 イズナ斬り        : ↓+大P

 三角飛び         : (ジャンプ中・壁際)→or←

 

 必殺技

 

 忍法 爆炎龍       : ↓↙←+P

 モズ落とし        : ↓→↘+K

 忍法 身代わりの術 仏  : 相手の攻撃を食らった瞬間に小P+小K

 忍法 身代わりの術 鬼  : 相手の攻撃を食らった瞬間に中P+中K

 光龍破          : ↓→↘+P

 プラズマブレード     : ↓↘→+P

 香澄 風薙        : 空中で↓↘→+P

 忍法 車菱        : ↓↓↓+小P+中P

 疾風燕落とし       : ↓↘→+K

 流影陣          : ←↙↓↘→+P

 天馬脚          : ←↓↙+K

 飛燕           : ←↙↓↘→+強P

 飛燕(裏)        : ←↙↓↘→+強K

 

 超必殺技

 

 ゲージ1消費

 

 伊賀忍法奥義 梵天閃光陣 : ↓↙←↓↙←+P

 真・モズ落とし      : ↓↘→↓↘→+P

 香澄・風つむじ      : ↓↘→↓↘→+K

 

 ゲージ2消費

 

 妖刀解放         : ↓↙←←↙↓↘→+P

 

技解説(格闘ゲームテイスト)

 

 忍法 微塵隠れ

 

 ハンゾウ(服部半蔵正成)より伝授された技。

 一瞬で姿を消して別の場所に現れる、いわゆるワープ技。

 Pだと地上、Kだと空中に現れる。

 

 疾風の術

 

 ハンゾウ(服部半蔵正成)より伝授された技。

 ジャンプ攻撃以外の通常技を強制キャンセルする技。

 攻撃判定を持つ前にもキャンセルが可能な為、フェイントや連続技に重宝する。

 

 イズナ斬り

 

 ハンゾウ(服部半蔵正成)より伝授された技。

 空中で回転して妖刀を下方に構えて落下する技。

 垂直落下するので2段ジャンプと組み合わせて使うと効果的。

 空中で軌道を変更できるので、対空技を外したり奇襲に使える。

 

 忍法 爆炎龍

 

 服部半蔵より伝授された技。

 地面を殴り、バウンドしながら前方に進む炎の塊を放つ飛び道具。

 隙が非常に小さく弱の弾速が遅いため、牽制のほかにも並走してモズ落としと斬撃の二択を迫ったりと活躍の場は豊富。

 

 モズ落とし

 

 服部半蔵より伝授された技。

 相手を掴んで跳び上がり、錐もみ回転を掛けながら落下し、相手を頭から地面に叩き付ける投げ技。

 落下地点に火薬を仕込んでいる場合は、地面に激突した際に爆炎があがる。

 ボタンの強さごとに性能の明確な差別化がなされており、基本的に弱は投げ間合いが広く、強は威力が高い。

 

 忍法 身代わりの術 仏

 

 服部半蔵より伝授された。

 相手の攻撃を喰らった時に、自分のいた場所に切り株を残して消え、相手近くにテレポートして攻撃する技。

 喰らった攻撃のダメージは受ける。

 仏の場合は消えた後に相手の上空に現れ、武器を構えて回転しながら落下する。素手状態だと蹴り攻撃になる。

 ガードされると前に撥ねる為、慣れた相手なら反撃されてしまう。

 

 忍法 身代わりの術 鬼

 

 服部半蔵より伝授された技。

 相手の攻撃を喰らった時に、自分のいた場所に切り株を残して消え、相手近くにテレポートして攻撃する技。

 喰らった攻撃のダメージは受ける。

 鬼の場合は消えた後に相手の足元の影から現れて斬りつける。素手状態だと殴打になる。

 やはり、こちらもガードされた際の隙は大きい。

 

 光龍破

 

 ハンゾウ(服部半蔵正成)より伝授された技。

 全身の気を妖刀に集め、アッパー気味に刀を持った手を突き上げながら、気を解放して飛び上がる対空技。

 上昇する際には全身に光の龍を纏う事からこの名が付いた。

 出がかりのみ全身無敵で、相手の空中ガードが可能な為、しっかり引き付けて使わないと反撃を受ける恐れがある。

 

 プラズマブレード

 

 ガルフォードとの対戦で体得した技。

 氣と父親譲りの雷光を混ぜ合わせて苦無の形に成型し、相手に放つ技。

 雷光と氣を全身に纏ってから放つ為、放つまで若干の隙があり、速射には向かない。

 

 香澄 風薙

 

 香澄の綾女が残した資料から美朱が体得した技。

 空中からタイミングをずらして3本の苦無を放つ技。

 よく似た軌道で相手の反応を素早く読み取りながら投げるので、回避がし辛い。

 

 忍法 車菱

 

 服部半蔵より伝授された技。

 後転しながら、マキビシを撒く。

 マキビシ自体の威力は弱いので、足止め程度にしかならない。

 

 疾風燕落とし

 

 ハンゾウ(服部半蔵正成)より伝授された技。

 前方に飛びあがりながらの上段回し蹴り。

 連続技用に使うのが普通だが、奇襲性能も高いので疾風の術と絡めて、固めている時にキャンセルから出すと当たりやすい。

 

 流影陣

 

 如月影二との対戦で体得した技。

 氣を込めた妖刀を逆袈裟に振る事で目の前に刃状の光を生み出し、飛び道具を跳ね返す技。

 如月影二は素手かつ両手で繰り出していた為、モーションは影二の祖先である斬鉄の『流影刃』に近い。

 攻撃判定が消えるのは早いが、上半身から頭上までをカバーするので、引き付ければ対空にも使える。

 

 天馬脚

 

 如月影二との対戦で体得した技。

 山なりに跳んでから放つ連続蹴り。

 技後の硬直は比較的短く、位置やタイトルにもよるが場合によっては着地からの連続技が入る。

 飛び道具を回避しながら攻撃出来るので、主に奇襲に使うのが効果的。

 

 飛燕

 

 霞(DOA)との対戦で体得した技。

 宙返りで相手の肩に足を掛け、太腿に相手の頭を挟んだ状態で、前方に回転し地面に頭を叩き付ける投げ技。

 足で頭を挟む際、顔に股間を押し付けるような形になるので『幸せ投げ』とも呼ばれる。

 宙返りという投げとは解りにくい始動なので、奇襲に使えば当たりやすい。

 

 飛燕(裏)

 

 飛燕を元に美朱が編み出した技。

 背後から宙返りで相手の肩に乗り、足で首を極めてそのまま圧し折る投げ技。

 飛燕と同じく宙返り始動だが、こちらは決まると頭に手を置いて背後を取るというモーションがある。

 宙返りという投げとは解りにくい始動なので、奇襲に使えば当たりやすい。

 威力は(裏)の方が上だが、ジャンプがこちらの方が高いので迎撃されやすい。

 

 伊賀忍法奥義 梵天閃光陣

 

 ハンゾウ(服部半蔵正成)より伝授された技。

 空中から妖刀を前に構えて急降下し、ヒットすると分身して全方位から斬撃を浴びせる。

 その際、斬撃と共に梵字が現れる事からこの名が付いた。

 隙が少ないうえに見切られにくい。

 相手の飛び道具対策にも使える。

 

 真・モズ落とし

 

 服部半蔵より伝授された技。

 腹部への肘打ちから顔面へ裏拳、そこから右腕をへし折りモズ落としで〆る。

 投げの間合いが広い為、爆炎龍による固めから通常のモズ落としの代わりに狙える。

 

 香澄・風つむじ

 

 香澄の綾女が残した資料から美朱が体得した技。

 相手の攻撃が当たる寸前に微塵隠れで回避し、目標を見失った旋風に閉じ込めて斬り捨てる技。

 上中下全ての技に対応した当身技。ゲージが溜まっていればラッシュ系の相手のブレーキになる。

 

 妖刀解放

 

 妖刀を青眼に構え、真上に振りかぶりながら前に小さくジャンプ、そして振り下ろすと同時に刀身から光線を放つ技。

 画面の半分を覆うゴン太ビームに目を奪われがちだが、出かかりから発射まで全身無敵があり、小ジャンプする際の振り上げに攻撃判定がある為、対空としても使える。

 一方、小ジャンプを挟むため、ビーム出が遅く相手の飛び道具を相殺してダメージを与えるのには向かない。

 

 

 

 




 ここまで読んでいただいてありがとうございます。
 主人公のコマンドを考えたら、なんかマッスルボマーのアストロみたいなスピード系投げキャラになった件。
 キャラ的には慎より美朱の方がオールラウンダーだったりします。(飛び道具、突進技、対空技が揃っているのは美朱)慎はマニアックな上級者向けの投げキャラか?
 さて、この場を借りて7話の用語解説をさせていただきます。

・ジャック・ターナー
 SNKの対戦型格闘ゲーム『龍虎の拳』シリーズに登場するキャラ。
 動きが鈍重であるが、判定が強く重い打撃をメインに戦う。
 その体格から投げキャラと思われているが、投げは必殺技と隠し超必殺技の2つしか持っていない。
 
・極限流空手
 『龍虎の拳』の主人公であるリョウの父、タクマ・サカザキが創始した流派。
 タクマが様々な格闘技を習得し、様々な強者と闘い技を磨き、実戦から相手の技を取り入れ、それを洗練し昇華させた武術。
 人体に流れる氣の力を攻防に応用するのが基本。生命力とも言える氣を使うのは、達人ではないと無理があるため、道場経営時は一般向けに護身術程度の空手を教えている。

・虎煌拳
 手の平から気の塊を打ち出して前方へ飛ばす飛び道具。
 龍虎の拳シリーズでは、気力が不足していると飛ばなくなる。
 「無敵の龍」であるリョウやタクマがこの名前の技を使う理由は「(ライバルである)虎を煌(うやま)う拳」とされるため。
 KOFシリーズでは、『96』以降、キャラクターによっては全く飛ばなくなった

・暫烈拳
 その場で拳の連打を繰り出し、一発でも当たるとそのまま連打を続けて浮かし上げ、とどめにアッパーカットで殴り飛ばす。
 作品によっては、とどめの一撃が正拳突きの時もある。

・飛燕疾風脚
 水平方向への飛び橫蹴りを出し、それが相手に当たるとさらに空中で回し蹴りを繰り出して相手を蹴り飛ばす。
 2段目の回し蹴りは『龍虎』では気力が少ない状態だと出ない。
 
・虎咆
 飛び上がりながらのアッパーカット。
 マルコはこの技が「ブレーキング」に対応している。

・覇王翔吼拳
 両手に気を溜めて構えてから、巨大な気弾を前方へ発射する。
 初代『龍虎』のCPU戦では、ボーナスゲーム「超必殺技伝授」で習得する必要があった。
 通常の飛び道具と激突すると、相手の飛び道具を貫通する。
 対戦格闘ゲーム史上初の超必殺技である。

・スーパーアーマー
 格闘ゲームにおける攻撃を受け流す判定の一種。
 のけぞりなど、ダメージ以外の効果を無視して攻撃を続行する状態のこと。
 キャラクターの全身に設定されていることが多い。
 この状態の時はダメージ補正のかからない作品が多いため、これを逆利用されて技中に大ダメージを食らう事もある。

・不知火舞
 SNKの格闘ゲーム『餓狼伝説』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズなどに登場するキャラ。
 不知火流忍術を継承するくノ一であり、大きな扇子を武器として闘う。
 初登場当時は「これが服なのか?」というほどのインパクトと、勝利時の「日本一!」で胸が揺れることで話題を呼んだ。
 祖父絡みでアンディ・ボガードと恋人関係になっているが、アンディは修行中の身を理由に交際せず、現在も発展していない。

・脱衣KO
 格闘ゲームで戦闘で戦闘不能になる際、必殺技などの攻撃により衣服が破れたり千切れ飛ぶ状態の事。
 この状態が発生した場合、当然下着姿(キャラが男の場合は半裸)になってしまう。
 この現象は対象が女性の場合で特に注目されるが、男性の場合はギャグ程度の意味しかない。
 この状態が発生することで特に有名なのはSNKより発売されたアーケードゲーム、龍虎の拳である。

 今回は以上になります。また次回にお会いしましょう。

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