駆逐艦響と決闘者鎮守府   作:うさぎもどき提督

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年末は忙しい!(初手言い訳)


ゼロの強襲

「俺様のターンか。《クリバンデット》を召喚、カードを二枚伏せてターンエンド。この瞬間、《クリバンデット》の効果が発動する。自身をリリースし、デッキトップ五枚を見て魔法か罠を手札に加え、残りを墓地に送る。……俺様は《手札断殺》を手札に加え、残りを墓地に送るぜ」

 

「一ターン目から大量のカードを墓地に送る。あの時と同じか」

 

「あン? あの時だと?」

 

「気にするな。それより手札をゼロ枚にしなくていいのか?」

 

「……気持ち悪ィヤツ。速攻魔法《手札断殺》発動。互いに手札を二枚捨て、二枚ドローする」

 

 

 

 

「……長門のやつのデッキは何なんだ?」

 

デュエルが行われているショートランド泊地正面港。そこから少し離れた建物の陰から天龍はデュエルを見ていた。

 

「彼女の扱うデッキは、たしか【六武衆】。《六武衆》と名のつく戦士族モンスターを中心に戦うビートダウンデッキです」

 

天龍の疑問に答えたのは同じく建物の陰にいる石動(いするぎ)。始まってしまったデュエルを止める手段はないので、彼もこうして見ているしかなかった。

 

長門が突然艤装を取り出した時は流石に止めようかと思ったが、秘書官を信頼する石動はその最後の一歩をためらった。結果タイミングを失い、現在に至る。

 

「【六武衆】だと? おいおい、ガチデッキもガチデッキじゃねえか……それなら勝ち目も十分あるか」

 

そう言って天龍は目を細めた。

 

レ級は睦月を追い詰めた張本人だ。本当なら今すぐ飛び出してその首を落としてしまいたい。そんな思いとは裏腹に、天龍の足は建物の影を飛び出そうとしなかった。泊地司令官すら殺そうとした彼女も、レ級を前に一歩が出ない。

 

……まあ、そもそもの話。ここで飛びだせるのなら、第三艦隊の殿は彼女が務めていただろうが。

 

 

 

 

「俺様はもォ発動するカードがねェ。テメェのターンだぜ」

 

「では、私のターン。ドロー」

 

長門は無表情に自分の手札を見下ろした後。

 

「《捕食植物(プレデター・プランツ)オフリス・スコーピオ》を召喚」

 

【六武衆】とは全く関係のないカードを召喚した。

 

 

 

 

「……おい、テメェの記憶力はザルか」

 

「そ、そんなはずは……確かに彼女のデッキは【六武衆】のはずです! あんな、見たことも聞いたこともない……もしかしたら、【六武衆】と相性がいいから入れているとか……?」

 

「あの見た目でか? 冗談きついぜ……」

 

食虫植物と(さそり)か何かが融合したような見た目の生物が戦士族デッキの【六武衆】のサポートカードとは思えない。それとも《スクラップ》や《エア・サーキュレーター》のように見た目と種族が合致しないカードで、実は戦士族だったりするのだろうか?

 

(ま、戦士族だったら何だって話だがな。それに《ライオウ》や《フォッシル・ダイナ パキケファロ》みたいにデッキを選ばず入るカードなのかも知れねえし)

 

 

 

 

「オフリス・スコーピオの効果発動。召喚に成功した時、手札のモンスターを墓地に送り、デッキから《捕食植物》を特殊召喚する。《捕食植物コーディセップス》を墓地に送り、《捕食植物スピノ・ディオネア》を特殊召喚。バトルだ、二体でダイレクトアタック」

 

「っ……」

 

レ級:LP8000→6800→5000

 

「なンだ、特殊召喚とか言うからエクシーズかシンクロでもすンのかと思ったが……ただ攻撃しただけかよ」

 

「それはどうだか。私はバトルフェイズを終了し、魔法カード《融合》を発動、フィールドのオフリス・スコーピオとスピノ・ディオネアを融合する!」

 

長門が《融合》を発動した途端、オフリス・スコーピオとスピノ・ディオネアは急激に枯れていき、やがて全身を粉々にして消えた。

 

「あ……?」

 

「二輪の妖花は枯れ落ちた。その同胞の骸を養分として花開け、禁断の植物獣! 融合召喚、現れろレベル7《捕食植物キメラフレシア》!」

 

ズン……と、地震のような振動が鎮守府を襲った。海上にいるレ級も低い地響きのような音は聞いていた。

 

直後。

 

 

バギンッ!! とコンクリートの地面を割って巨大な蔓が飛び出してきた。

 

 

 

 

「あれは……本当に、()()()()()()()()!?」

 

建物の陰の石動は、目の前の衝撃的な出来事に思わず叫んでいた。

 

通常、ソリッドビジョンではいくらモンスターが暴れたり、地面を割るようなエフェクトが出たりしても実際には傷一つつくことはない。

 

石動の知る範囲だと《No.》というカードに取り憑かれたデュエリストはデュエルの最中に現実にダメージを与えることもあるそうだが、

 

(ということは……長門は《No.》に取り憑かれている? いやしかし、華城司令官の話だとアレの脅威は去ったはず……その情報が誤っていたというのですか?)

 

仮に《No.》に取り憑かれているのなら、先程からの豹変ぶりも納得だ。しかしデリケートな問題なだけに華城がなんの根拠もなく脅威が去ったと言うとも思えないし、その可能性はないと考えていい。

 

(それに、《No.》使用者のデッキに本人すら覚えがないカードが紛れ込んでいるという話は聞きますが、今の長門のようにデッキが丸々変わっているようなことは前例がない)

 

今の長門のデッキに【六武衆】の面影は微塵もない。であればデッキが丸々変わったと考えるべきだろう。

 

では。《No.》以外の何かが?

 

(……もし、そうだとしたら……問題は何も解決していないのでは……?)

 

 

 

 

太い蔓が這い出てきたことで、地面の亀裂はより大きくなっていく。その中から、キメラフレシアが全身を現した。

 

「ひっ……」

 

誰かが短く悲鳴のような声を発した。デュエルを見守る艦娘の中の誰かだろう。

 

それも無理ない話。見慣れた港を破壊しながら、醜悪な化け物が現れたのだ。恐怖してしまうのは仕方ない。

 

「……また随分気持ち悪ィのを出したな。なるほど、攻撃力が2500だから先に出さなかったのか」

 

先程ダイレクトアタックしたオフリス・スコーピオとスピノ・ディオネアの攻撃力の合計は3000。数値だけで言えばキメラフレシアのみでダイレクトアタックするよりダメージは大きい。

 

「さらにカードを二枚セット。私はこれでターンエンドだ」

 

「俺様のターン、ドロー」

 

新たにドローしたカードも含めて、レ級の手札は三枚。墓地にある十枚弱のカードと合わせて考えたレ級は、小さく呟いた。

 

「……ハッ。今回はとっとと動くか」

 

キメラフレシアの効果がわからずとも、レ級は止まらない。

 

「魔法カード《シャッフル・リボーン》発動。俺様のフィールドにモンスターが存在しない場合、墓地のモンスター一体を特殊召喚する。よみがえれ、《インフェルニティ・ジェネラル》!」

 

「最上級モンスター……【インフェルニティ】はシンクロ召喚を主戦法とするのかと思っていたが、メインデッキにもそんなモンスターがいたのか」

 

「……なンなンだテメェ、さっきから。まるで俺様のデッキを知っているよォな口ぶりしやがって」

 

「知っているさ。嫌という程、な」

 

「……ハッ、まァいい。《シャッフル・リボーン》で蘇生したモンスターは効果が無効化され、エンドフェイズに除外される。続いて永続罠《悪魔の憑代》発動、このカードが存在する限り俺様は上級悪魔族の召喚に必要なリリースをなくせる。それにより《インフェルニティ・アーチャー》を召喚!」

 

《インフェルニティ・アーチャー》は上級モンスターだ。

 

「カードを一枚セット。ほらよ、これで手札はゼロ、ハンドレスだぜ。バトル、ジェネラルでキメラフレシアに攻撃!」

 

ジェネラルが手に持った剣でキメラフレシアの蔓を切り落としにかかる。

 

が、

 

「無駄だ。キメラフレシアはバトルを行う際、相手モンスターの攻撃力を1000吸収する!」

 

剣はキメラフレシアに触れたところから錆びていき、やがて自身の重みに耐えかねたように半ばから折れた。ジェネラルも蔓に跳ね飛ばされ破壊される。

 

レ級:LP5000→3200

 

「チッ、ただの壁じゃねェってわけか……だがジェネラルはどのみち《シャッフル・リボーン》の効果でエンドフェイズに除外されちまう。むしろ墓地に送ってくれてありがとよォ」

 

「長い負け惜しみだな。キメラフレシアの攻撃力は現在3500。貴様のアーチャーでは……」

 

ギリリ、という音が長門の声を遮る。アーチャーが弓を引き絞った音だ。

 

「……なんの真似だ」

 

「アーチャーは手札がゼロ枚の時、ダイレクトアタックが可能なンだよ。やれ、アーチャー!」

 

「………………」

 

長門の胸の中心あたりを、アーチャーの放った矢が貫く。

 

長門:LP8000→6000

 

「やっと一発。俺様はこれでターンエンドだ」

 

「……キメラフレシアの攻撃力はエンドフェイズに戻る」

 

3500に上昇していたキメラフレシアの攻撃力が元どおり2500まで下がった。

 

「私のターン、ドロー。……キメラフレシアの効果発動、一ターンに一度、このカード以下のレベルのモンスターを除外する。消えろ、アーチャー」

 

キメラフレシアの蔓がアーチャーに伸びていき、その身体に巻きついて自身の中に引きずり込んだ。

 

「バトル、キメラフレシアでダイレクトアタック!」

 

「通すか、罠カード《ピンポイント・ガード》! 相手の攻撃宣言時、墓地のレベル4以下に破壊耐性を与え守備表示で特殊召喚する。来い、《インフェルニティ・デーモン》! さらにこの特殊召喚成功時、デーモンの効果発動。手札ゼロで特殊召喚された時、デッキの《インフェルニティ》を手札に加える。《インフェルニティ・ネクロマンサー》を手札に加えるぜ」

 

「……破壊できないなら攻撃しても仕方がない、か。ターンエンドだ」

 

「俺様のターン、ドローッ!」

 

レ級の手札は二枚、うち一枚はモンスターの《インフェルニティ・ネクロマンサー》。このドローでモンスターカードを引いた場合、手札をゼロ枚にするのは難しくなるが……

 

「ネクロマンサーを召喚、このカードは召喚された時守備表示になる。さらにカードを一枚セット。これで再びハンドレスってわけだ」

 

「……フン、運のいい。ネクロマンサーは手札がゼロ枚の時、墓地の《インフェルニティ》を特殊召喚できる、だったか」

 

「あァそォそォ、その通りだよ。よみがえれ、《インフェルニティ・リベンジャー》!」

 

「その展開は読んでいたさ、速攻魔法《捕食生成(プレデター・ブラスト)》!」

 

長門の持つ《捕食生成》から二つの種子のようなものが飛び出して、それぞれデーモンとネクロマンサーに噛み付いた。

 

「チィッ、今度は何だ」

 

「手札の《プレデター》カードを任意の枚数見せることで、見せた枚数分の相手モンスターに捕食カウンターを乗せることができる。私は《捕食植物スキッド・ドロセーラ》と《プレデター・プランター》を見せることでデーモンとネクロマンサーにカウンターを乗せる。そして、捕食カウンターはレベルを吸収し、カウンターが乗ったモンスターのレベルを1にする」

 

「何っ……」

 

デーモンとネクロマンサーのレベルが下がり、レ級のフィールドにいるモンスターの合計レベルは3となった。

 

「これでデス・ドラゴンは呼べないな」

 

「…………墓地の《シャッフル・リボーン》を除外して効果発動。自分フィールドのカード一枚をデッキに戻しドローする。《悪魔の憑代》を戻してドロー。そしてリバースカードオープン、装備魔法《堕落(フォーリン・ダウン)》! 自分フィールドに《デーモン》が存在する時、テメェのモンスターにこのカードを装備し、コントロールを奪う。来い、キメラフレシア!」

 

「っ、キメラフレシアのレベルは7……!」

 

「ほらよ、お待ちかねの登場だ。俺様はレベル7のキメラフレシアにレベル1チューナーリベンジャーを」

 

「その前に。私は速攻魔法を発動する」

 

二度目の妨害に、レ級は心底嫌そうに舌打ちをした。

 

「またかよ。もう一回《捕食生成》かァ?」

 

「いいや違う。……本当はこのカードは使いたくなかったんだがな。睦月に悪い影響が出なければいいが」

 

「なンでもいい。とっとと進めろ」

 

「分かっている。私はここに、()()()()()()()! 来たれ、光を蝕む力! 《超融合》発動!!」

 

瞬間。

 

ギャヴゥン!! と大きな音を立てて、()()()()()()()()

 

「ハァ? 何だこーーれェッ!?」

 

レ級が疑問を口にしている途中で、彼女の身体が猛烈な勢いで長門の方に引っ張られた。咄嗟に踏ん張るも、あまりの力に少しずつ両者の距離が近づいていく。

 

直後にレ級は気づいた。この吸引力の発生源はあの穴だ。あの穴がさながらブラックホールのように周囲の万物を取り込もうとしているのだ。

 

空気が吸い込まれることで暴風が吹き荒れ、海水は穴の真下から逆流する滝のように吸い込まれていくことである種現代アートのようになっていた。

 

しかも穴は徐々に大きくなっている。中に入ったものがどうなるかなど考えたくもない。

 

「っ、これは少々よくないな。《超融合》の効果発動」

 

発動した長門自身も穴を制御しきれていないようで、彼女も穴に近づきつつある。

 

「手札を一枚捨て、フィールドのモンスターで融合召喚を行う。このカードに対し、相手はカードを発動できない」

 

「あァ? 《瞬間融合》の互換カード……いや待て、テメェのフィールドにモンスターがいねェのに発動したってことは……!」

 

「手札のスキッド・ドロセーラを墓地に送り、私が融合するのはーー貴様のフィールドのキメラフレシアと《インフェルニティ・リベンジャー》だ!」

 

先のオフリス・スコーピオたちと同じようにキメラフレシアが枯れていく。リベンジャーは枯れて粉々になったキメラフレシアと一緒に《超融合》発動で空いた穴に吸い込まれた。

 

「一輪の妖花は枯れ落ちた。敵対者の命をも吸い取り芽吹け、獰猛なる植物恐獣! 融合召喚、現れろレベル8《捕食植物ドラゴスタペリア》!!」

 

口上が唱えられた途端、穴の吸引力は収まり、やがて何もなかったかのように消えた。

 

代わりに、キメラフレシアの作ったコンクリートの亀裂をさらに広げながら、『植物恐獣』と形容されたモンスターが姿を現わす。

 

「ドラゴスタペリアが存在する限り、フィールドの捕食カウンターの乗ったモンスターの効果は無効になる」

 

「……攻撃力、レベルときてとォとォ効果もか。つくづくうっとォしいデッキだな、テメェのは」

 

「褒め言葉として受け取っておこう。貴様には言われたくないがな」

 

「だが効果を吸われよォが問題ねェ。《トランスターン》発動。自分のモンスターを墓地に送り、送ったモンスターと同じ種族、属性でレベルの一つ高いモンスターをデッキから呼び出す。ネクロマンサーを墓地に送り、レベル4闇属性悪魔族、《デーモンの騎兵》を特殊召喚! 《トランスターン》が参照するのは墓地でのステータス。レベルが下がっていよォが関係ねェンだよ!」

 

「ならもう一度吸うまで。ドラゴスタペリアは一ターンに一度相手モンスターに捕食カウンターを置くことができる」

 

ドラゴスタペリアが羽を振るうと、《捕食生成》の時と同じ種子がデーモンの騎兵に向かっていった。

 

「そう何度も同じ手が通用すると思うなよ。墓地の《ブレイクスルー・スキル》の効果発動! 除外し、テメェのモンスターの効果を無効にする! ドラゴスタペリアには枯れといてもらおォかァ!」

 

種子が急激に勢いを失い、海に落ちる。《ブレイクスルー・スキル》で効果を封じられたドラゴスタペリアは全身がわずかに黒ずんでいた。

 

「さらに、墓地の《インフェルニティ・ジェネラル》の効果発動ォ。手札がゼロ枚の時にコイツを墓地から除外することで、墓地のレベル3以下の《インフェルニティ》二体を効果を無効にして特殊召喚できる。よみがえれ、《インフェルニティ・リベンジャー》、《インフェルニティ・ドワーフ》!」

 

「……ジェネラルにそんな効果があったとはな」

 

「だから言ったろ、ありがとよってなァ。さァいよいよお待ちかねの登場だァ! 俺様はレベル4の騎兵、レベル2のドワーフ、レベル1となったデーモンに、レベル1チューナーのリベンジャーをチューニングッ!!」

 

即座に長門は察知した。海底から徐々に浮上してくる膨大な気配を。

 

 

「地獄の蓋は開かれた。無限の闇は全てを呑み、煉獄の炎は森羅万象を塵芥に還す!! シンクロ召喚ッ!! 貪れ、レベル8《インフェルニティ・デス・ドラゴン》ッ!!」

 

 

(海中……いや、今回は()()……!)

 

その長門の確信を裏付けるように、海中から一体のモンスターが現れる。

 

……それは禍々しい見た目をしたドラゴンだった。枯れた枝のような四肢、ズタズタの翼、漆黒の全身。『ドラゴン』の名を冠しておきながら、その容姿はさながら悪魔であった。

 

「デス・ドラゴンの効果発動ォ。手札ゼロの時、相手モンスターを破壊し、その攻撃力の半分をダメージとしてテメェに与える。消えな、ドラゴスタペリア!」

 

「………………」

 

長門:LP6000→4650

 

「俺様はこれでターンエンド。……さァどォする? デス・ドラゴンを出させねェために伏せ二枚と手札一枚を使って、結局デス・ドラゴンは出てモンスターもなし。哀れだなァ、こっからどォする気だァ?」

 

「……そうだな。一応貴様にも余分にカードを使わせたとはいえ、こちらの方が消費は大きい。となれば……仕方あるまい」

 

ぐらり。()()()()()()()()()

 

 

『「()()()のチカラの片鱗を、見せようじゃあないか」』

 

 

「…………!」

 

レ級の眉がわずかに動く。彼女の前にいる艦娘は、すでに艦娘以外の何かに変質していた。

 

(それになんだ……今、()()()()()()()()()()……?)

 

まるで、二人の人間が全く同時に言葉を発したかのように。重なって聞こえた声は長門よりも幼かったように感じる。

 

『「ワタシのターンーー」』

 

奇妙なデュエルが、決定的にズレた瞬間だった。

 

『「ーードロー」』




次回、現長門の正体

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