東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結   作:ラギアz

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真「はい、今回はラギアが何故か得意とするグロ&シリアス回と言う事でこのままではラギアの精神が流れ星になる・・・ので、特別企画を用意しました。まずはラギアの元へ行ってみましょう!」

五月五日 午後四時ごろ

ラ「ふっへっへ・・・友達とか話せる人が居ないから家で一人寂しく・・・もとい、楽しくpcだ・・・ふふふ、青鬼を35分クリア目指すか・・・?いやでもなあ、それより早苗さんの書くか・・・?いや、グリムノーツしy」

真「ラギアあああああああああああ!!!」

ラ「ごめんなさい小説書きますからあッッ!!!」

真「じゃなくて」

ラ「へ?」

真「新企画――――」


ドキッ☆ラギアの低画力を世に晒しちゃおう!!

真「始まります!」

ラ「嫌だよ!」

真「制限時間は九時まで、やらない場合は一日二話投稿に変更」

ラ「紙とシャーペンは用意できた」

真「三時間は何も出来ません、ではスタート!」

ラ「・・・実質一時間じゃねえかあ!!!」




「Memories of blood 」

その日もまた、何の変哲も無い和かな日でした。

柔らかい日差しが私達の村を照らし、そよそよと吹くそよ風が木々を揺らし木漏れ日を作り、青い空に白い雲を流していく…絵に描いたように綺麗で、そしてありふれた日です。

 

・・・私の母も勿論一代目博麗の巫女の血を継ぐ人物で、その日も私は母に霊力の扱い方、戦い方を師事して貰って居て…

でも、母親に戦いの才能はありませんでした。

優しすぎて、そして病弱過ぎたんでしょう。一回も彼女から戦いに行ったことは無いですし、村の人々もそれを理解しているので戦いに行かせたりは絶対にしなかったですね。

 

 

 

昼過ぎ、でした。

 

お昼ご飯を食べ終え、修行までの短い一時を私は近くの森に行って過ごしてたんです。

兎を撫で、木々や森の匂いを吸い込み、太陽を反射する小川に手を付けたりと。

 

だからこそ、私は…

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

小川から手を離し、水滴を飛ばすように手を振る。

撥ねた水滴が私の頬にかかり、それを左手で拭いながら私は立ち上がった。

 

「・・・そろそろ帰らなきゃ。おかあさんが待ってるし」

 

年齢の割に大人っぽい子だ、と私は良く言われる。

そんなに冷めてる様にみられるのかな?私はおかあさんのお手伝いをしているだけなんだけどな。

 

踵を返しつつ、私は手で太陽を隠した。

私はどっちかと言うと月の方が好きだ。青白い光が夜空に煌々と輝く様は何度見ても深い何かを覚える。

それが反映されたのかは知らないけど、私の能力も月に関係あるしね。

 

そんな事をちっぽけな脳味噌で考えつつ、私が一歩踏み出した瞬間――――

 

遠い遠い空が瞬く間に黒く染まり、そこから一筋の黒い稲妻が落ちた。

 

それが丁度村に落ちたように見えたのは、私の見間違いじゃない筈で。

 

胸がザワザワと喚く中、顔色を変え私は全力で走り始めた。

小さい小さい体で、森を駆け抜けた。

 

 

 

▽▲▽

 

 

バッ! と茂みを飛び出し、霊力を全開にしながら私は森から村へと繋がっている崖の手前で急ブレーキを掛ける。数十mの高い高い崖、その下に広がる村は正に―――――

 

 

 

地獄絵図だった。

 

 

 

肉塊や瑞々しく赤い鮮血、飛び散った神経に踏みつぶされる目玉。

腹から飛び出ている腸や内臓、それらを貪る低級妖怪。

 

「あ・・・ああ・・・っ」

 

胃から逆流してきた物を、私は素直に地面に吐き出した。

黄色い粘着質な液体と一緒に形が崩れている何かが地面にこびり付き、舌を酸っぱい刺激が差すように広がる。

 

おかあさんは。おかあさんは。

 

私が目を逸らしていても、血が飛び散る音や肉が潰され斬られ引きちぎられ咀嚼される音は嫌でも耳に入る。

 

おかあさんは。おかあさんは。おかあさんは…

 

壊れた笛の様に、いや実際に壊れた喉はかひゅ、かひゅと掠れた空気しか発さない。

むせる様に吐き出す胃液。口の中に広がる不快な刺激臭。

 

おかあさんはおかあさんはおかあさんはおかあさんはおかあさんは

 

耐え切れず、私はもう一度、村を見てしまった。

さっきよりも更に酷くなったその光景の、その真ん中に―――――

 

見覚えのある髪飾りを付けた、何か(、、)が貪り喰われていた。

 

三本の角を頭から生やし、黒く筋肉質な体表は鉄の様に煌めき皮の様に滑らかに。

美酒を嗜む様に何かを貪るそいつの、その顔を私は視認してしまった。

眼が、あって、しまった。

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアあああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

震える喉を、体を、私は無理やり動かす。

足元に溜まった黄色い水たまりを踏みつけ、私は全力でその場から逃げ出した。

遠くへ、遠くへ、遠くへ。

 

あの髪飾りが、あの顔が、あの優しい笑みが―――――

 

 

 

 

嘘じゃ無かったと、これは夢じゃないと、言い聞かせながら。




真「終わり!!」
ラ「まって体のバランスとか片目とか色塗りとか全部まだ直してないし仕上げしたいんだけど!!」
真「うっせえ終わらねえ手前が雑魚なんだこの企画続くかもしれねえから絵の練習してやがれ」
ラ「続くの!?この拷問が続くの!?」
真「では、どうぞ!」


【挿絵表示】


真「・・・うわ、ゴミ」
ラ「うっうっっう…」

真「ま、まあ題名は?」

ラ「ねえよんなもん」

真「チャイナ妖夢で良いな。・・・というかさ、この妖夢」
ラ(何となく言いたいこと分かったし重ねるか)


二人「胸大きすぎない?」

真「・・・ですよね、はい。」
ラ「一番治したい所ですね」
真「妖夢的にも絵的にもな。いや絵は全部一からやらなきゃだめだけど」
ラ「うわああああああんん!くっそ、自棄だ!他の方の小説読んで来る!」
真「あーあ、行っちゃった・・・うし、帰るか。それでは皆様、また明日!」




妖夢「フフフ…刀ノ錆が増えマスね・・・?」


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