ワンピースの世界に迷い込んだ2人の物語   作:鬼燼堂

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勢いだけで始まった2人の初めての小説です。おかしな所・誤字脱字などあると思いますがよろしくお願いします!


東の海編
第1話【始まり】


どうしてこうなったんだろう…

 

目の前に広がるのは何処までも広がる海。

空は青く広がり何故か私達は知らない砂浜に立っていた。

 

樹希「…ここ何処?」

 

月泳「えっ、私はだーれ?w」

 

樹希「いや、お前は月泳だろ」

 

月泳「うん、知ってるwwふざけただけ!」

 

樹希「はっ倒すぞ」

 

ふざけていてもこの状況に変化はない。

学校の帰りだった筈だ学校の最寄り駅についてそこから自分たちがどうしたかが思い出せない。

 

月泳「怒らないでよ!冗談だって!てかさここ何処なんだろ?うちら砂浜に元々いなかったよね?」

 

樹希「あえて言うならコンクリートジャングルにいたはずなんだけどな…迷子とかの次元じゃないしヤバくないかこれ?」

 

月泳「それね!んーとりあえず人探しに行く?」

 

樹希「え、動くの?」

 

月泳「まぁ、何処かわからないわけだし。ここに居ても何も始まらないよ。あっちに屋根ポイの見えるし少し歩いても大丈夫じゃない?」

 

樹希「…そうだよね、じゃ行こ」

 

2人は、とりあえず見えた家に向かうべく砂浜の奥のちょっとした林を歩いていると直ぐに視界が開き向こう側に見えたのはアンティークな見た目の村が見えてきた。何処かのテーマパークのような風景に沈んでいた気持ちが好奇心として刺激され浮上した。

見て回りたいという気持ちを抑え今は情報を得るために周りを見渡すも誰もいない。

 

月泳「えぇ、誰もいないじゃん!ここが何処か聞けると思ったのに…」

 

樹希「家の中にいるかもよ?」

 

月泳「なるほどね。じゃあどっかの家訪ねてみる??」

 

そう言って2人は、ここが何処か聞くために近くの家のドアをノックする。

 

 

 

知っている地名を聞けると信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン…

 

月泳「…誰かいませんか?」

 

声をかけても返事はない。

 

樹希「居ないのかな?…」

 

ドアノブを回してみるとドアはきーっと音を出しながら少し開いた。

 

月泳「あ、開いた、空き家なのかな?」

 

ドアを押すと中は暗くよく見えないが見渡すと何故か奥に暖炉と2つの光る箱が見えた。

何だあれ?と気になり中に入った瞬間大きな音を立てドアがしまった。

 

樹希「うわぁぁー!!」

 

いきなり叫んだのも許されると思う。

家の中は今暖炉と2つの箱以外床すら見えない。

 

樹希「な、なんで閉まるの?!」

 

月泳「何これ!!ドッキリかな??撮影かな!」

 

樹希「どっちでもいいけど早くでよ!………ドア何処だよ!?」

 

後ろに振り返り手探りでドアを探すがそれらしき物は無く手は空をさまようだけだった。

 

月泳「んー、かなり手のこんだ仕掛けだね!」

 

樹希「冷静だね?!もう嫌だマジで嫌だ!」

 

なんて会話?をしていると

 

「…ケ……ロ…。ア…ケロ。」

 

と囁き声が聞こえてきた。

 

月泳「ねえ、樹希そんな事よりさ、何か聞こえてこない?」

 

樹希「聞こえるけど、嫌だホントやめて…うちこういうのマジ駄目なんだって…」

 

「アケェ……ロ。」

 

謎の声はどうやら暖炉の方から聞こえているようだ。

 

月泳「何か開けろって言ってない?多分あの箱のこどだよね?開けてみようよ!」

 

と樹希を1人置いて箱に近づく月泳

 

樹希「ちょ、置いてくなよ!」

 

と樹希も後を追う。

近づいてみると同じ箱だが模様の色が青と緑と違った。2人は不思議と目が離せなくなりその箱に手を伸ばす。

 

「…開けろ……。」

 

今度ははっきりと聞こえた。

暖炉を見つめた後2人は顔を見合わせる。

 

月泳「え、めっちゃ怪しいんだけど!」

 

樹希「怪しいとか言いながら開ける気満々だよね?!」

 

月泳「だって気になるじゃん!」

 

月泳は今にも開けそうな勢いで樹希は疑いながらも普段だったら絶対開けることのない状況だが箱の中身が気になってしょうがない。

謎の声も止むことなく開けると訴えてくる。

 

樹希「……せいので開けようよ」

 

月泳「おっ!やった!じゃいくよ」

 

月樹「「せーの!」」

 

2人が箱の中身を除くとそこにはそれぞれ果物が1つずつ入っていた。形と見た目は独特だけどたぶん果物だ。

 

月泳「これは、果物…だよね?」

 

樹希「ぽいけど…偽物じゃない?こんな果物無いでしょ普通」

 

月泳「まぁ、食べてみればわかるでしょ」

 

樹希「え、食べんの?!てか、食えるの?!」

 

月泳「さぁ、どーなんだろ」

 

そう2人で盛り上がっていると

 

「これは、始まり…始まり…」なんてまた野太い声の主が私たちに話しかけてくる。

 

樹希「始まりって…何のですか?」

 

聞いても何も返ってこない

 

月泳「野太い声のおっさん答えてくれないね」

 

樹希「だね」

 

改めて箱の中を見るが、食べれそうには見えない。てか、食べれたとしても美味しそうにはみえないが、、、

 

樹希「月泳これ、食べないといけない感じかな…」

 

月泳「多分ここから出たければー…食べろ的な感じかな!というか実はこんな不味そうな見た目だけど食べたら美味しいとかかもよ!」

 

かなり妄想が膨らむ月泳に対して抵抗ぎみな樹希

 

樹希「えぇ…ゲテモノ感覚なの?」

 

月泳「うん、そうなのかもよ!って事でいただきまーす!」

 

月泳はそう言うと躊躇なくその果物?をパクリっと一口食べてみる。

 

樹希「(うわぁ、躊躇なくいったよ…)食うしかないか…」

 

と樹希も後に続いて一口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月樹「「まっずぅぅ!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月泳「何これ!?やっぱ不味いじゃん!」

 

樹希「知らないよ!!てか、美味しいかもって言ったの月泳でしょ?!」

 

なんて言い合いながら2人はもう変な見た目の物は食べないと誓うのであった。

 

 

 

 

 

 

 




ここまで見てくださったた方ありがとうございます!今後も投稿しますのでどうぞよろしくお願いします!!

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