ついに元キャラ登場!
・・・・まだ二話目ですけどどうぞ!
音波は屋根から屋根へと飛び移っていく。
「さて、どうするか、やみくもに探すことより現場に行ったほうがいいかな?」
ポケットから携帯を取り出すと地図帳を開いて被害現場の場所を探す。現在地からそこまで遠くなく、歩いてすぐの場所にあった。
「すぐそこか、あのボロアパートなのね、さてどうするか……ん?」
アパートが何やら騒がしくなってきた。窓から警官が突撃している瞬間がみえた。その直後……。
アパートから銃声が鳴り響く。
「銃声!? もしかして感染者か……行ってみるか!」
音波は急いでそのマンションに向かう。そして音波も警官が入った窓から入っていく。
「『
窓から入った瞬間に自分と同業者と思われる少年が細い縦縞の入ったワインレッドの燕尾服にシルクハット、何より自分とキャラ被りの謎めいた仮面の男に強烈の回し蹴りをくらわす瞬間だった。
「なんだよこの状況は?!」
「アンタも同業者か?」
「そうだけど、あんたはいったい何をしてんの?」
「あれを見たらわかるだろ?」
黒い服の少年が指さす方向に見つめる……。
そこで見たものは、さっき突撃した警官の――――死体だった。
「もしかしてこれやったのあの仮面?」
「そうだ、狐の少年、これをやったのはこの私だ!」
「まじかよ、あの蹴りで意識あるとか、人じゃねぇよあんた」
「私は自分のことを人だと思ったことはないが?」
「変な奴だな」
「そんなことより、君、名前は?」
謎の男は仮面の奥の瞳が黒い少年を見つめた。
「・・・・里見、蓮太郎」
男は口の中で「サトミ、蓮太郎くんね・・・・」とブツブツ呟きながら音波の横を通りこし、割れた窓ガラスをくぐってベランダに出ると、手すりに足をかける。
「またどこかで会おう里見くん・・・・・・いや、私から会いに行くべきかな?」
「アンタ・・・何者だ」
「私は世界を滅ぼす者。誰にも私を止めることはできない」
「うわぁ・・・中二病発言して去るとか、はやらないぜ、それ?」
男はこちらに目を向けてから一足飛びにベランダか飛び降りた。
「変なやつだったな、ねぇ里見くん」
「あ? あぁ、そうだな」
「・・・・あんた民警だろ? 今しなきゃならないことがあんだろ」
「・・・そうだな」
「これからどうするのですか? 里見くん?」
「この血の量だ、被害者はもう……『
「了解、何処にいるのかわかるのか?」
蓮太郎はあとから入ってきたエラの張ったごつい顔の男のところに近づいていった。
どうやらその男はここを仕切っている刑事のようだ。刑事は蓮太郎から事情を聞かされると、血相を変えて「パンデミックだとぉ!」と叫んでから回りの仲間に命令をしていく。
「よし、俺たちもいくぞ……えぇっと……」
「音波、春咲音波だよ、よろしく」
「ああ、よろしくな」
二人は自己紹介を済ますと、その部屋から飛び出して感染者を探しに出た。
はい、ご覧くださってありがとうございます。
これは趣味60%恥ずかしさ15%二次小説楽しいからやってみろ!25%でやってます。――――茶番です…………すみません