俺はMUGENの可能性 作:轟く雷鳴のギース
清姫ちゃん!
面構さんに連れられて警察署に着いたと同時に面構さんに別の警察の人が走ってよって着て何かを伝えた後真剣な顔で何かを考えて俺にこう言った
「本来、今君に伝えるべきではないかもしれないワンがプロヒーローグラントリノの要請もあったため伝えることにしたワン。オールマイトがあの覆面の男を倒したらしい。そして我々は彼を逮捕したワン。もし君があの男と繋がっていたというのなら正直にそう言って欲しいワン。我々もまだ若いヒーローの芽を摘みたくはないワン」
俺は面構さんの言葉を聞いて素直にホッとした
だけどそれと同じくらいオールマイトのことが心配になった
あの時のオールマイトは完全に覆面の男に負けていた
その状態から勝ったというのは
それこそヒーローとしての寿命を縮めるようなことを
「そうですか。それで…オールマイトは無事なんですか?」
「それはどういう意味だワン?」
「そのままの意味です面構さん。ただ貴方がそんな反応をしたということはオールマイトは無事ではないんですね」
俺がそう言うと面構さんはため息を1つ吐いて俺をテレビなどでよく見るなんの特徴もないコンクリの部屋、取調室に連れて行った
「まだ公表はしていないワンがオールマイトは事実上プロヒーローから引退となったワン。その原因は先の現場にいた君もよく分かっているとは思うワン。だけど彼もただでは終わらないワン。プロヒーローは引退したが教師を引退した訳ではない、雄英の教師として優秀なヒーローを育てることを目標としているようだワン」
面構さんの目は真剣そのもの
その情報が嘘ではないことを物語っていた
だからこそ俺を驚きとそれ以上の喪失感を襲っていた
俺があの時巫女たちに呑み込まれたりしなければオールマイトがあんな重症にならなかったかもしれない
結果論でしかないが俺がしたことがオールマイトをヒーローとして終わらせてしまったのだ
そう思うと俺は後悔による涙が止まらなかった
1人の
「確かに君が、君たちがしたことがオールマイトを終わらせたかもしれない。だけどね、嶽君。これはオールマイトからの伝言だ。『君が居なければ私は奴に勝つことは出来なかった。君のヒーローとしての心が、私を奮い立たせたのさ。だから君が気に病む必要はない、今まで通り自由気儘に自分の信じる道を歩いて行きなさい。今回は少し駆け足すぎただけ、君がその
俺は面構さんから伝えられたその言葉を聞いて顔を上げることが出来なかった
「我々も君が
「成る程、訳はわかりました。けど先に言っておきますよ面構さん。アレは確かに俺の個性が暴走した結果です。これは俺の個性に関係することなのであまり公表して欲しくないことなのでそれだけは伝えておきたいです」
「分かったワン。約束するワン」
面構さんがそう答えたのを聞いて俺は自分の個性について、あの時起きたこと、何故あのような破壊の限りを尽くしたのかを説明した
はじめは信じられないと言った表情を浮かべていた面構さんも俺が中からトキなどのできるだけ温厚で話のできる人たちを表に出したことで信用してもらえた
だけど面構さんは難しい表情を変えることはなかった
面構さん曰く「君の個性で他者を再現させることが出来るのは分かったワン。でもその個性を公表せずに他の一般市民に君が無実であると信じさせるだけの手札が少なすぎるワン」だという
そのため何か手はないか考えていると面構さんが「今日はもう遅いワン、この警察署から出るのは許可できないワンが明日の取り調べまではゆっくり休んでいて欲しいワン」と言われて小さな部屋へと案内された
「面構さん。俺はヒーローになることを諦めた訳じゃありません。もし雄英を退学になったとしても他の学校に行ってまたヒーローを目指しますよ」
そう言ったら面構さんは笑って俺にこう言った
「君のような優秀なヒーローの卵を雄英が手放すとは思えないワン。なんていったってあのオールマイトのお墨付きなんだからワン」
面構さんはそのまま扉を閉めると俺は部屋に1人になった
待たせたなベネット!
理由は沢山あり大きな理由は学生から社会人にランクアップ(?)エクシーズチェンジしたせいです
本当は12巻発売ときをみて投稿したかったんです
思った以上に大変でそれが出来なかったとです
そして遅いですが数vs単騎などMUGEN界を騒がせていた大会も終わりを迎えてしまいましたね
まあそれ以上に奇天烈な大会が始まりましたが…
因みにですが閣下杯で自分はエルトナムやばんきっきの復活を楽しみにしてましたがそれはもう叶わないのですね
あとは帝督や師匠、謙虚なナイトや戦闘狂に頑張ってもらいたいものです