俺はMUGENの可能性 作:轟く雷鳴のギース
もっと血を…もっと惨劇を…
『人間の持つ可能性とやら…』
絶望を振りまく存在が…
狂気を振りまく存在が…
滅びを振りまく存在が…
殺意を振りまく存在が…
『見せてもらおうか…』
災厄の権化が今、平和の象徴へと牙を剥く!
☆☆☆
『………こいつはやばいね☆』
「いや、やばいね☆じゃねぇよ!どうすんだよ。禍ちゃんあれ魔神化してるよね?よね!?」
禍ちゃん人形出してるもん!
それも3体、全部不気味な雰囲気出してるし
魔神化で呼ぶ人形って終堕天に皇禍に神忌だっけ!?
あれオールマイトたち倒せるん?
魔神化してるとややこしいことなってた気がするんだけど
てか今思ったけどオールマイトもあの覆面野郎もすげぇな
なんで即死系耐えてんだよ…
覆面野郎に関しては白ちゃんのアレ喰らってまだ意識あるんだぞやばいな
『アイツを禍ちゃんなんて…喜ぶだろうな。まぁそれでもギリギリ殺しはしてない時点でやり過ぎないように加減はしてるんだろうよ。アイツらは今あんたを護ろうとしてる。根っこの部分にあんたから離れたくないって気持ちがあっただろうが現状、あんたを危険に脅かすであろう存在の排除に徹してる。オールマイトを敵として認識したのもオールマイトが敵として立ち塞がるみたいな事を言ったからだろう』
過保護過ぎやしないかねぇ、とおろやんはボヤくがこちら側から何かしらのアクションが起こせる訳でもない
俺自身あの巫女たちを超えるような存在を入れてる記憶もない
昔あの4人をとある動画で見て凄かったから興味本位で入れて再現させようとして死にかけてから封印してたから入れてたことも忘れかけてたくらいだし…
「あぁぁあ!あれじゃ俺が
『まぁ落ち着けよ宿主。なにも手がないって訳じゃない。ただそれをするとあんたがやばいことになるがそれでもいいって言うならなんとかなる…かもしれん』
「かもってなに!?かもって!!俺がやばいことになるのはわかってるけど成功するとは限らないってことか!?ハイリスク過ぎやしませんかね?」
『だが逆に言えばそれくらいしか手が見つからん。俺がやっても殺されるだけなのは目に見えてる。宿主であるあんただからこそできる案だ』
おろやんは普段通り芝居掛かったように笑みを浮かべながら淡々と告げる
この辺はやっぱり元が七夜だからだろうなぁ
モデルに引っ張られてるのかな
そういえば七夜で思い出したけど七夜改変そんなに多くは入れてなかったな
今度色々探して入れてみようかな、ザガンとか結構いいかもしれない
「それで…なんだよ、その手って言うのは」
『なに、シンプルなことさ』
そこでおろやんがものすごくいい笑顔になる
うん、嫌な気配しかしない
『あんたをあの4人に捧げる』
「いや待て待て待て待て待て!!」
おろやんに縋り付くように俺はおろやんに向かって詰め寄っていく
「生贄!?生贄ですか!?」
『捉え方が悪い。要はアイツらはあんたから離れたくないがために原因である覆面男を消そうとしてる。つまりあんたがアイツらを殺さなくてもいいと説得できればこの場はおとなしく引き下がる…かもしれない』
大事な部分が不確定なんだよなぁ〜
『元はと言えばあんたがアイツらの事を忘れていたのが悪い。アイツら自分のせいであんたが死にかけたって後悔からずっと陰からあんたを支えてたんだぜ?あの身体で動けてたのは俺もある程度書き換えたとはいえあの4人のおかげだ』
「うっ…分かったよ。けど離れないって約束したとしても俺じゃアイツらを再現できないぞ?」
『その辺は大丈夫だ。今あんたの肉体が崩壊してない時点で既にあんたの肉体をアイツらが別のものに創り変えてる。良かったじゃないか、念願の神ランク突入だ』
いや、笑えねえって…
なんで知らず知らずのうちに俺の体限界突破してんだよ…
魔改造され過ぎて最早人間の身体してんのか、俺…
『とりあえず行けよ。あんたがアイツらを説得している間は…俺が出よう』
「おろやんなら任せられるわ。んじゃなんとかしようか」
俺たちは行動を開始した
その時おろやんがニヤリと嗤っていたことに俺は気付きはしなかった
☆☆☆
『「魔神」死狂い』
その鬼はとうとう三枚目のスペルカードを解禁した
この時、誰も知りはしなかったがオールマイトは既に限界に近く今にも倒れそうになりながらも、それでも「自分の生徒を助ける」という心のみで動いていた
『あら?』
オールマイトは今の嶽京を乗っ取っているのは4人であると見ている
見た目はあまり変化はないが狂ったような嗤いをあげる鬼のような人物
それとほとんど同じように見えるが狂っているわけではなく、ただただ本気の殺意を持って殺しにくる人物
全身が白く染まり、若干攻撃の手が緩むがそれでも凶悪な人物
そして最後、全身が黒く染まり、禍々しい人物
4人とも少しでも気を抜けば殺されかねない実力の持ち主である
『まだ動けたの。それじゃ今度こそちゃんと殺してあげるわ』
殺意の、敵意の対象がオールマイトから別の人物に入れ替わる
「感謝するよオールマイト。おかげで弔たちを別の場所へ送ることができたよ」
その対象となった人物、オールフォーワンは宙に浮きながら横に並び立つ
「別に時間を稼いでいたわけではないよ」
オールマイトはオールフォーワンの皮肉めいたセリフに異を唱える
「けどやはり、彼も君も弔の将来にとって脅威になりかねない。弔の先生としてはここで2人とも排除しておきたいね」
オールフォーワンは明確な敵意を見せる
「やらせないよ。彼は私が助ける。そしてお前も倒す」
『排除?助ける?そんなのいらないわ。彼には私たちが在ればいいの。だから…』
死んでちょうだい、とその存在は笑顔を向ける
『おいで』
その存在が何かを呼んだ
するとふわりと3人の巫女のような人形のような者が現れた
『遊びは終わりよ。徹底的に、潰して、壊して、殺してあげる』
直後、蹂躙というモノがどんなものなのか
その言葉の意味をこの戦いの中継を見ている全ての人たちが思い知ることとなる
☆☆☆
「オイ。なんだよあいつ」
「し、知らないよ!でも、可能性として1つだけ考えられるものはある…」
爆豪が中継されているオールマイトと戦う嶽京の映像を見て思わず問いかける
爆豪自身嶽に一度敗北しているとはいえあそこまで馬鹿げたことが出来るとは思ってもいなかった
そんな爆豪の問いに答えたのは彼の幼馴染である緑谷だった
「嶽君の個性って色々なキャラを再現するためにキャラのデータを入れてるって言ってたから…」
「そのキャラっつーのに乗っ取られてるって言いてぇのか?」
「う、うん。あくまで可能性だよ。でもそうとしか考えられないんだよ。そうじゃないと…嶽君がオールマイトと戦う理由が見つからない」
「確かにそれならば説明はつく。あの悪鬼のような狂気を彼が孕んでいたとは考えにくい」
そういえば、と切島が思い出したように呟く
「オールマイトと相澤先生の会話を聞いちゃったんだけど」
という切島の言葉を聞いて爆豪は露骨に反応を見せる
「【中】に【誰か】いる…みたいな話をしてた。丁度USJの戦いが終わった後くらいだったと思う」
「なら確定だわな。その【中】にいる【誰か】が今の嶽を乗っ取ってる。けど俺らに出来ることはなんもねぇ。ここで黙って結末を見守ることしかやれることはない」
助けられた事からか普段よりも冷静に爆豪はそう言った
しかしその内にいつ爆発してもおかしくないような爆弾を孕んでいることに気付いた者は誰1人いなかった
それっきり爆豪はモニターから映されるオールマイト、オールフォーワン、嶽の戦いを見つめ始めた
「うん。オールマイトならなんとかしてくれる」
半ば希望に過ぎなかったが緑谷はその言葉を口にした
それを聞いた飯田と切島も同意したように頷いて爆豪と同じようにモニターを見つめ始めた
☆☆☆
『アハハハハハハ!!』
それは嗤い声をあげながらオールマイトとオールフォーワンの両方を攻撃する
時には天より舞い落ちる賽銭箱が、時には蛇のように唸る紅のオーラが着実に両者の命を削っていく
既に4人の巫女は最初の目的など頭には残っていない
ただ外敵を排除する、己の主人を脅かす存在を消し去る事、それだけを理由に自身らが取れる敵を倒すという行為を作業のように行なっている
『死ね!死ね!死ねぇ!』
その声に呼応するように三体の人形も行動を開始する
禍霊夢によって呼び出された三体の人形
これらを倒さなければ敵は何が起きても彼女らを絶対に倒すことはできない
しかし倒すためには特別な方法が必要であり、その特別な方法を行える者がこの地球上に果たして存在するのだろうか?
非情だが答えは否である
彼女らが君臨するランクは神と呼ばれるランクである
最早人間などの手が届かない場所に存在する彼女らをただの人間が倒せなどしない
それを思い知らせるように彼女らはいたぶる様にチクチクと削っていく
『わかったかしら?』
両者は彼女らの攻撃を耐えはするがどんな攻撃を行っても1つも通らない
『貴方たちは死ぬしかないのよ?』
本気霊夢は微笑みかける
微笑みかけられた対象からすれば絶望に映るだろう
しかしオールマイトは戦意を失うことはなかった
「君たちが僕よりも強いことは身をもって痛感した。だけどそれで僕が諦める理由にはならないよ。オールフォーワンも倒して君も助ける、その事に偽りはない」
『意地を張るのも大変ね。でもそれもここまでよ』
禍霊夢は手に持ったお祓い棒を横に振るう
その瞬間禍々しい気の流れが空間を歪めていく
魔神化している禍霊夢はその性質上全ての攻撃に落下即死と言われる特殊な即死が乗る
当然耐性を持たない者が受ければ即死である
オールフォーワンもオールマイトも地面に叩きつけられたように倒れこむ
両者共その強力な個性の加護により即死を逃れてきたがそれを貫通させる一撃を放とうとしているのだ
『え?』
だがその当然その攻撃の手を止めた
地に伏せる2人は止める理由もないのに関わらず止まったため目を白黒させる
『わかったわ。今すぐ行く』
そう呟くと『今回は見逃してあげる』と告げてこの空間を支配していた力が消え去る
それと入れ替わるように殺意の波動が溢れ出した
☆☆☆
「ストップ!」
俺は【表】で暴れる四大霊夢に向けて呼びかける
俺の声が聞こえた途端4人は嬉しそうにこちらに飛んできた
『やっと会えた』
白ちゃんが俺の手を握る
今の言葉を白ちゃんが俺に向けて言ったが4人全員の心からの言葉だろうということは俺の周りにいる4人の様子で見て取れる
(おろやん…頼むぞ)
俺は心の中で呟くと4人と交渉を開始する
「みんな、もういいよ。もう、戦わなくていい」
『なんで?まだあいつらを殺してないわよ』
すると本気霊夢が首を傾げて問いかけてくる
まるで殺すことでしか解決策を知らないかのように
「もう殺さなくていいんだ。あの覆面男もオールマイトも。俺の目的はもう終わってるんだ。だから…」
『ダメよ』
俺が説得しようと言葉を選んでいると禍ちゃんがキッパリと断ってきた
『オールマイトっていうのはともかくあの覆面男だけは殺すわ。あいつがいるんじゃまた引き裂かれちゃうかもしれないもの』
「それは…大丈夫だ。俺は…離れないから。今まで4人のことを忘れてたけどもう…」
『ホント?』
白ちゃんが俺の言葉を聞いて縋るように聞いてくる
それを見て俺は「あぁ、本当にこの4人に悪いことをしたな」と後悔した
『ならいいわ。今あの坊やが出てるみたいだけどこのまま下がってあげる。だから二度と忘れないでね?私達はいつでもあなたの味方よ。他の誰よりもずっと昔からこの先何が起きても』
そう言って禍霊夢を含む4人は【中】に帰っていった
それを見届けた俺は一息吐くと改めて【外】のおろやんの様子を見る
「えっ?」
その様子を見た俺は言葉を失った
「そんなことって…」
それと同時にさっきの禍霊夢の言葉を思い出していた
何故気付かなかったのか
禍霊夢の言葉から察することができたというのに
☆☆☆
「おや、また
『へぇ、その辺りは判るのか』
『本来なら俺がここに居ることはありえない。一定以上の俺たちはここにくることすら宿主に影響を与えちまう。が、今回ばかりは例外だ。俺が起きたという意味、その身を持って思い知るがいい』
スッとその手に1つのナイフが握られる
刃渡りはそれほど無いごく普通に見えるナイフだがそれを手にした今の嶽からは自然と鳥肌が立つような澄んだ殺意が溢れ出ている
『まぁ俺もあんたに怒りを覚えていないかと言えば嘘になる。この場を丸く収める為にはあんたに死んでもらうのが手っ取り早い。安心しろよ、痛みは与えずに一瞬で殺してやる』
「本当に面白い個性だね君のソレは。一体【中】に何体
『言いたいことはそれだけか?逃げるなら、いや…もう遅いか』
瞬間、オールフォーワンの正面に立っていた姿がブレたかと思うと彼の手に存在していたナイフが首に、正確には頸動脈に迫っていた
「速い!」
オールフォーワンは風の音と溢れ出す殺意から狙いが自身の首であると察知すると同時に筋肉増量などの個性や硬化の系統の個性を駆使してそのナイフが致命傷に至らないように対処する
咄嗟の判断でそこまで対処することができるのはオールフォーワンがかなりの実力者であることを示している
最も先の4人の巫女と対等とは言えないが戦いになっていた点からおろやんはこの攻撃が防がれることを察していたようではあるが…
「まて、嶽少年!ここから先は私の、我々領域だ。君が立ち入っていい場面では無い。大人しく下がってくれ。君が居ては私も本気を出せない」
『本気…ねぇ。その消えかけの力で何ができる。【中】から散々あんたの活躍は見ていたがあんたが燃え尽きるにはまだ早い。それともあんたも俺を止めるために立ち塞がるか?』
殺意を未だに垂れ流しにしながらオールマイトに問いかける
『あんたにはまだ他にやるべきことがあるだろう。生憎だが俺に出来るのは
「しかし!『つくづく無能だな、あんた』なっ…」
オールマイトの反論を止めるおろやん
『今のあんたじゃ今のアイツは倒せない。それともなんだ?俺自身の手で最後を迎えたいのか?それならいつでも大歓迎だ』
うぐぐ、とオールマイトは黙り込む
『俺があいつを相手してる間に助けるべき命があるだろう。なに、あんたの出番はちゃんとある。あいつを倒すのはあんただ、俺じゃない。ただ、まだその時じゃないだけさ』
オールマイトを言い伏せると再びオールフォーワンの方へ向き直る
『さて、仕留めるか』
殺意の化身はその力を解放する
『あんたがこれ以上罪を重ねない内に処理しないと面倒でね。あんたも裁かれたくはないだろう?』
「ふふふ、私を裁くとしたらそれは
『あぁ、俺みたいな最低な存在が他者の罪なんてもんを裁けやしない。罪を裁く奴はそれに適した名を冠してる。俺が出来るのは精々殺すことだけさ』
「殺すことのみに特化した人格か。確かに君の殺意の刃は私に届きうる。だけどそれは今じゃない」
そう言い切るやオールフォーワンの腕がメキメキと音を立てて変形していく
そして1つの巨大な棍棒のように肥大化するとそれを持ち上げ、一瞬で背後に回り込む
あまりにも速すぎる一連の流れにおろやんはオールフォーワンの姿を見失いキョロキョロと辺りを見回すが見当たらない
「そら、ここだ」
オールフォーワンの声が聞こえ、その方向へおろやんが振り返るとその巨大な腕が目の前に存在していた
オールフォーワンは戸惑うことすらなくただ作業のようにその腕を振るう
潰すために、倒すために、殺すために
オールフォーワンは叩き潰す
己が教え子の障害と成り得る存在を消すために
『なんだよ、もう終わりか?』
「なに…!?」
確かにオールフォーワンの腕はその者を叩き潰した
腕にその感覚はあったし、これまでの経験から控えめに言っても息の根が止まっているはずである
だがしかし、奴は生きている
生きて目の前にゆらりと立ち上がっている
視覚を失ったために他の感覚を研ぎ澄ませることによって外敵を判断しているオールフォーワンはここで初めてこの少年が気持ち悪い、と恐怖を感じたのだ
「君は一体何者だね?」
『俺はただのデータさ。宿主の【中】に宿る何の変哲も無いデータ。それが宿主の力によって個を与えられ具現化しただけ。言わばただの幻想さ。触れたら消えちまう、そんな儚い夢の先の存在だった。そんな俺たちは知ってしまったのさ。ただの幻想が得るものなどなにもないと高を括っていた俺たちは気付かない内に宿主から色んなモノを貰ってた。それは宿主自身も気付いてないだろうよ。だがな、俺たちは知っている。宿主から貰ったモノを。故に俺たちはそれを脅かすあんたの事を許しはしない。今ここで俺が消えたとしてもまた別の誰かがあんたを殺す。その誰かを消したとしてもまた別の誰かがあんたを殺しに来る。この肉体が滅びるまでな』
尤もその肉体はあの巫女によって強化されてるわけだが…と、呟く
『さぁ、脳髄が蕩けちまう程、殺し合おうぜ』
おろやんが決め台詞のようなものを言った直後だった
「益々君のそれが欲しくなったよ」
横っ腹に鋭く伸びたオールフォーワンの指が突き刺さったのは…
『くっ…。俺を
「あわよくば個性をね」
『ふっ、救われないなぁ、俺も、お前も』
「救いなど、この世界に存在しないさ。あるとしたらそれは救いではない」
『さて、後の事は他の奴らに任せるとして、俺は次の夜まで消えるとしよう』
おろやんはそのままナイフを振るい突き刺さっていた指を切り裂く
『最期にこれだけは言っておく。俺たちは宿主を真のヒーローにする。それに嘘偽りはない』
すると糸が切れた操り人形のように体が落ちる
「ふむ、データということは確かなようだ。彼は私の中には存在していない。それにしても真のヒーローか。そんなもの存在しないというのに…」
オールフォーワンは奪い取ったおろやんを確認するが存在しないため今度はオリジナルから奪い取ろうと指を伸ばす
しかしそれは別の誰かによって遮られる
「くっ、すまない。君に頼りすぎていたようだ」
嶽のピンチに駆けつけたのは
「随分長い間何をしていたかわからないが、ここで登場か。ヒーローは遅れてやってくるとは言うがこれはもう手遅れだよ」
「あぁ、だけど…」
「私はお前を倒す準備が整った!」
今、地上最強のヒーローが反逆の狼煙をあげる!!