俺はMUGENの可能性   作:轟く雷鳴のギース

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本気にさせた











長いやついきます
スタートは常闇視点








40話

「まだいけるな、黒影(ダークシャドウ)…」

 

『マカセロ!マカセロ!』

 

なんとか拮抗はしてはいるものの元の技量の差が明確に現れている

おかげで俺や『黒影(ダークシャドウ)』には疲労が目に見えて出ているが相手であるエクトプラズムにはなに1つそんなものは浮かんでいる様子はない

俺がまだここまで戦えているのは確実に絶対エクトプラズムの足が不自由だという点だろう

俺個人としてはそんな攻め方をしたくはないが…

相手が格上となればそんなことなど言ってもいられない

そしておそらくだがそろそろ…奴が来る

残り時間も少ない

俺は奴が作った隙を逃さずカフスをエクトプラズムに取り付ければいい

 

(頼むぞ…嶽…)

 

俺はこの場のどこかにいるだろう男に最後の希望をのせた

 

 

☆☆☆

 

 

んじゃそろそろか…

流石のエクトプラズムも俺が『抜け』てることに気付いてるだろうし完璧なな不意打ちは出来ないだろうな

となると、だ

基本的にぶっぱは無理だと考えろ

コンボを繋げるキャラ又は投げ始動キャラが候補に挙がってくる

しかし…コンボねぇ…

頭に北斗勢が浮かんだのは悪くないよな?

 

けどまぁ常闇とエクトプラズムが戦ってるのを見て得た情報もあるわけでして

(ヴィラン)にやられたって足

それのせいでエクトプラズムには極端に機動力がない

まぁ機動力なんかあの分身の個性の前じゃ特に必要でもねぇっぽいからなぁ

とりあえずぱっといってぱっとコンボ始動しなきゃいかんな

 

「うし、こいつで行こう」

 

俺はデータで再現させた奉天画戟を手にする

 

「常闇後は頼むぜ…」

 

そして俺は物陰から飛び出した

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「ソロソロ来ルト分カッテイタゾ」

 

物陰から飛び出した俺の方に視線を向けエクトプラズムはそう言いいながら分身を出して盾にする

だがそんなもの今の俺の前には無意味だ

手にした奉天画戟で一刀両断にすると、とてとてと走りながらエクトプラズムに張り付く

 

「分かっててもこれは避けられんだろ?」

 

「投ゲカ!」

 

俺の狙いに気付いたエクトプラズムは逃れようともがく

 

「ナ、ナンダト!?」

 

MUGENの再現という俺の特殊な個性の補正によってそんなことは許されない

一度俺に技を始動させてしまったが最後

無敵やアーマーがない技以外はどんなに攻撃しても止めることはできないし『抜け』を持たない俺以外の人達には俺のコンボから逃れることは不可能だ

今回のエクトプラズムの最大の欠点は俺の個性をある程度しか知らなかったことだろう

これが相澤先生やオールマイトが相手だったら俺に個性を発動させる前に制圧するだろう

 

俺は上空に投げたエクトプラズムが落ちてくるのを待つ

そして地面に落ちたエクトプラズムに向けて俺は重い蹴りを放つ

 

その勢いのまま壁に激突したエクトプラズムを視界に収めながら俺は中腰姿勢になり力を溜める

 

 

「董卓軍所属、第一師団師団長呂奉先」

 

ぼそぼそと俺は再現させているキャラのセリフを述べていく

すると俺の溜めていく力が赤きオーラとなって俺の体から溢れ出ていく

それを動かなくなった体でこちらを見るエクトプラズムにも視認できたことだろう

 

「目的 北上してくる黄巾族の殲滅」

 

溜めた力を纏い手に持った奉天画戟で縦横無尽に地を宙を翔けながらエクトプラズムを切り裂いていく

 

「…だから…蒼天は死なず…」

 

そして最後に地面に倒れこんだエクトプラズムの服を奉天画戟で引っ掛けて上空に高く放り投げる

 

「…しかして駆けるは羽虫にあらず…」

 

そのまま最後に最大の威力の一撃を放つために

俺はもう一度力を溜めていく

 

「…蒼天は龍が駆ける場所…」

 

溜めに溜めた力

それを一気に解き放つかのように上空に投げたエクトプラズムに向かって跳びあがる

 

「だから…」

 

そのままエクトプラズムの体に引っ掛けていた奉天画戟を掴み取る

 

 

 

 

 

 

「羽虫は死ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

空中で掴み取った奉天画戟を振り下ろす

すると当然のことだがエクトプラズムは地面に叩き落とされる

叩きつけられたエクトプラズムの体によって地面が抉れる

その近くに俺は着地すると奉天画戟の石鎚の部分を地面に着ける

 

 

「常闇!後よろしく!」

 

技の都合上今すぐは動けないためカフスの装着は常闇に任せる

 

「あ、ああ…」

 

ん?なんか常闇の様子がおかしいな

まぁちゃんとカフスを着けてるし別にいいか

 

 

 

『常闇、嶽組試験クリア!』

 

 

常闇がカフスを着け終わったと同時にアナウンスが入る

それは俺たちが合格したという合図だった

 

 

「1ツ聞キタイ」

 

カフスを着けられたエクトプラズムが俺に話しかけてきた

大方俺の技から逃げることができなかったことだろう

 

「答えは簡単っすよ。先生も格ゲーやりましょう」

 

俺は笑いながらそう先生に答えた

 

 

 

 

 





恋姫シリーズに登場するキャラ
呂布
とてとてとした走り方が可愛い
このキャラの代名詞と言えるのは星?が光った時に発動可能となる演出が1分を超えるとても長い一撃技だろう
追加パッチによって常時一撃可能になったり相手の残HPの制限がなくなったり一撃が短いバージョンがあったりする
この一撃技は一度見ればお腹いっぱいになるくらいかっこいいため必見




正直みしおと恋悩んだ
そんな中であえて描写が難しい恋を選んでいくスタイル
相変わらず描写が下手くそですなぁ
恋の長いの知らない人にはなんのこっちゃって感じですね
けど恋の長いのマジかっけぇんすよ…

てか長々と恋のセリフ書いたけど間違ってたらすまん
ぼそぼそ言うから正確に聞き取れてないかもしれん

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