俺はMUGENの可能性 作:轟く雷鳴のギース
ハイパーシステム、起動
『よぉぉぉし!組み終わったな!?準備はいいかなんて聞かねぇぞ。いくぜ、残虐バトルロワイアルカウントダウン!!』
「「「3」」」
会場の観客が声を揃えてカウントを開始する
「いいか、お前ら。狙うのは一つだ」
俺はペアの3人に目的を再確認する
「緑谷のそれだろう?」
「「「2」」」
「わかってるわよ。京ちゃん信じてるわ」
「「「1」」」
「お、おう!俺だってやる時はやるんだぞ!!」
と3人は俺に答える
峰田だけは不安定要素だが機能さえすれば充分強い
「「「START!!」」」
そして騎馬戦という激闘は幕を開けた
☆☆☆
「実質
とB組の誰かが言ったが実際そうだ
どれだけ他のポイントを取ったってそれには及ばない
逆に言えばそれさえ取れば問答無用で一位だ
「それじゃぁ作戦通りに」
俺はペアの3人にそう言うと騎馬から翔び立つ
『おぉっと!?ここでA組嶽騎馬から飛んだ!?』
すかさずプレゼントマイクが俺の行動を実況する
「ウェヒヒ」
てめぇらにシューティングゲームの悪魔を見せてやるよ
陰らないだけ有情だと思いな!
『どうせ上から狙おうって魂胆だろ。あいつの事だ、一番楽な方法を多数の選択肢の中から選びだす。そういう奴だ』
うむ…相澤先生シケてんなぁ
ここらで度肝抜くようなことしたいが…
ぱっと思いつかないから作戦通りやるか
「峰田、トラップ展開!」
「やってやるぅ!!」
うおおお!!と謎に気合を入れた峰田がそのひっつく玉をフィールドに撒いていく
うまく引っかかって動きを止めてくれればこっちのもんだが足元にも気をつけないといけない状況を作り出すことで動きに制限を与えることができる
「障子5時の方向、蛙吹は2時の方向だ!」
A組の奴らは峰田の個性を知ってるからその玉を躱して緑谷を狙いに行く
俺も緑谷は狙いたいが今はまだだ
ちらっと緑谷組の動きを見てたがやっぱりというべきだろうか、常闇の個性が強い
俺が弾幕を張ったとしても簡単にあれに防がれるだろう
ふぐ刺しとか洗濯機みたいな弾幕も躱すなら難しいが盾を作って防いでしまえばどうって事はない
だから俺は
回避特化型から無理して奪いに行くよりもそれを誰かが攻略してそれを奪う方が幾分か楽だ
例えその渡った先が轟や爆豪だとしてもだ
となれば今はもしも1000万が取れなかった時に上位に入るために他の奴らからポイントを奪っておくことに専念すればいい
「嶽、これを」
「京ちゃん取ってきたわ」
下(舌)から2人が俺が撃ち落としたポイントを持ってきてくれたのでそれを頭に着ける
まだ試合は始まったばかり
さぁ…楽しもうじゃないか
☆☆☆
「単純なんだよ、A組」
試合が始まって7分が経った頃
Bのぱっとしない奴が爆豪のハチマキを奪い取った
それによって爆豪組は最下位に転落する
「ミッドナイトが第一種目って言った時点で予選から数を一気に減らすとは思えない。だから目安をある程度仮定してその順位以下にならないように予選を走る。ま、大体40位以内。それで後ろからライバルになるだろう君たちの個性や性格を観察させてもらったよ。その場限りの優位なんていらないからね」
あ、あいつ終わったな
爆豪相手に煽るとか火事の家屋にガソリンを注ぎ込むのと同じくらい無謀な事だ
ただなんかA組そのものを馬鹿にしてたからちょーっとお灸を据えてやる
爆豪のハチマキは取らんがあいつが元々持ってたハチマキだけは奪い取ってやる
「よぉお前ら。好調じゃねーか」
「な、嶽お前何しに来た?」
俺の登場に切島が反応する
俺が宙を浮いてることは最早驚くような事じゃないらしい
「いやな、今あいつ爆豪だけじゃなくて
「はっ!てめぇの手助けなんかいるかよ。俺は俺の力でポイントを取り返す」
まぁこうなるわなぁ…
けどこうなるの予想出来てたからどう誘導すればいいかも考えついてる
「安心しろ、お前が取られたポイントには興味はない。俺が取るのはあいつ本人のポイントの方だ。俺はそれを取りにいくからお前はお前で勝手に自分の取り返しにいきな」
「当たり前だ。俺のポイントまで取ったら今度はお前をぶっ飛ばす」
「おーけーおーけー。んじゃいくか。という事だ障子。そっちはそっちで動いてくれ」
俺は腕に巻きついている障子の複製腕に声をかける
それから返事は無かったがちゃんと彼には届いている
その証拠に障子は蛙吹と共に一気に周りの騎馬に向かって行く
「さぁて、調子乗った雑魚を力の限り殲滅してやるよ」
俺らに喧嘩売ったことを後悔しろよモブ男よ
死ぬがよい
自分東方や怒首領蜂みたいなシューティングゲームは目が追いつかないので出来ないです
キャラにすごく魅力を感じるんですがどうしてもプレイは出来ない悲しみなんですよね…
死ぬがよい
陰蜂の無理ゲー段幕を張る時の掛け声