ソードアート・オンライン 黒と紫の軌跡   作:藤崎葵

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キャリバー編だと思ったか! まだファントムバレット編だよ!!
この話を以てファントムバレット編は終了し、次話からはキャリバー編へと移行です!




では68話、始まります。



第六十八話 友達

冷えた風がゆるく吹く土曜日の午後。

学校が半日で終わった詩乃は、制服姿のまま学校から少し離れた場所にある公園のベンチに座っていた。

公園の中には彼女以外には誰もおらず、詩乃は読みかけていた本を開いて読んでいる。

一度、活字の羅列から目を離して左腕の時計を見ると、時刻は12時33分を指していた。

(まだあの娘達が来るまで時間あるかな……)

思考が巡り、思い浮かべたのは数日前に出会った少女たちだ。

土曜日は半日で授業が終わる上に、昨日から期末テストが始まっている。

今日は彼女等とテスト勉強を兼ねたお茶会をしようと誘われている詩乃。

あの時握られた少女の手の温もりを思い出し、詩乃は無意識に笑みがこぼれた。

再び本を読もうとした―――その時だった。

ジャリッと地面を踏む音が聞こえて、顔を上げて視線を向けると、詩乃はポーカーフェイスを見せながらも内心でうんざりする。

視線の先にいたのは三人の女子生徒。

身に着けてる制服は、詩乃のものと同じであるので、彼女と同じ学校の生徒だという事は明らかだ。

三人の女生徒はニヤニヤと笑いながら詩乃へと歩み寄ってくる。

詩乃は読んでいた本を鞄にしまい、ベンチから立ちあがった。

「……何か用? 遠藤サン」

三人のうち、中央にいる遠藤という女生徒を見据えながら詩乃は尋ねた。

すると彼女は獲物を見つけた猫のような嗜虐的な笑みを浮かべる。

詩乃の問いに応えたのは、遠藤という少女ではなく、取りまきであろう2人の女生徒だ。

「朝田さぁ―、最近ちょっと調子乗ってない?」

「ほんとほんと。朝田のくせにさぁー」

詩乃から少し離れた位置にいる彼女達は、そう言いながらそれぞれ効果的と思っている角度から睨みを利かせてくる。

もっとも、仮想世界(GGO)で殺伐とした戦いをしている詩乃にはまったくもって効果はないが。

そんな彼女に、遠藤はニィっと嗜虐的な笑みを強め

「別にいいよ。トモダチなんだからどう思ってても。そんかしさぁ、あたしらが困ってたら助けてくれるよねぇ? つーかさ、いま超困ってんの」

一度そこで区切ると、左右の取り巻きも嗜虐的な笑みを浮かべてきた。

「とりあえず、2万でいいや。貸してよ」

まるで消しゴムを貸してくれというような軽い感じで遠藤は要求を口にする。

「いいよなぁ、朝田ぁ」

「トモダチなんだし、助けてくれるよねぇ?」

取り巻き達もニヤニヤと笑いながら口々に言ってくる。

そんな彼女らを見据えながら、詩乃は内心で溜息を吐き

(トモダチ……どの口が言ってるんだか……)

心底呆れたように思考を巡らせる。

彼女がこう思うのも無理はない。

何しろ、彼女たちこそが、詩乃とトラブルを起こした女子グループなのだから。

入学当時、詩乃が一人でいた所を彼女等が一緒に昼ご飯を食べようと声を掛けてきたのがそもそもの始まりだ。

やがては帰りに一緒に寄り道したりするようになり、詩乃は久々に友人を得た事が嬉しかった。

しかし、遠藤達が詩乃に近づいたのは、クラス名簿から彼女が一人暮らしである事に当たりをつけたからである。

最初は学校帰りに遊びに寄る程度だったが、やがて、遠藤等は詩乃の部屋で私服に着替え、遊びに行くようになった。

徐々にクローゼットが彼女等の私服で占拠され始め、靴やバックなどと言った小物までもが置かれていくようになる。

酷い時は遊びに出た3人が、どこで呑んだのか酔っ払ってやって来てそのまま泊っていくような事もあった。

あまり毎日来られると勉強できないとやんわり苦言を呈しても、「友達っしょ」の一言で済まされてしまい、更には合鍵まで要求される始末。

そして五月末に、詩乃がいない間に遠藤等は彼女の部屋に男友達数人を呼んで招き入れるという、マナー違反という言葉では済まされない行為をしでかした。

図書館から帰った彼女がそれに気付いて、湧きあがった怒りのままに警察を呼んで、やってきた警官に只管「知らない人です」と繰り返した。

そんな詩乃を、遠藤は警官に連れられていく中、凄まじい形相で睨み「ふーん、そっか」と一言残した。

その事を怨み、彼女等は詩乃が5年前にしてしまった事を調べ上げ、学校中に吹聴して回ったのだ。

それからというもの、遠藤等は詩乃に対してあからさまな金銭要求などの嫌がらせを繰り返している。

ついこの間、第3回BoB開始数日前にも同じような事があったが、その時は新川恭二によって事なきを得ていた。

しかし、今は彼女一人。

周りに他の人影はなく、助けは期待できない。

詩乃は遠藤等を見据える目を鋭くし

「前にも言ったけど、あなた達に貸すお金は無い」

きっぱりと言い切った。

すると、途端に遠藤の目付きが鋭くなり、低い声を放つ。

「あんまチョーシ乗ってんじゃねぇぞ朝田ぁ」

言いながら遠藤は詩乃を睨みつけている。

その時だった。

「詩乃。お待たせ!」

「遅くなってごめんね、詩乃のん」

自分を呼ぶ声が耳に届き、詩乃が振り向くと、そこには黒紫の髪の少女と、栗色の髪をした少女がいた。

「木綿季……明日奈……」

まさかこのタイミングで2人が来るとは思ってなかった詩乃は、苦虫を噛み潰したような顔になる。

そんな彼女を少女達――――紺野木綿季と結城明日奈は不思議そうな目で見やった。

いきなり現れた2人に、遠藤等も呆気に取られている。

彼女達の存在に気付いた木綿季は疑問符を浮かべながら

「あれ? その人達、詩乃の友達?」

尋ねてくる。

詩乃はどう答えるべきか一瞬だけ悩むも、小さく首を横に振って

「いいえ、違うわ」

そう言い切った。

途端に遠藤等の表情に険呑さが混じってくる。

遠藤は木綿季達に視線を向けると、ニヤついた表情で

「なに? アンタ達、朝田のトモダチ?」

尋ねてきた。

木綿季と明日奈は互いに顔を見合わせた後

「そうだけど」

「それが何?」

互いにそう答える。

すると遠藤は益々ニヤついた笑みになった。

「へぇ、そうなんだぁ。悪い事言わないからさ、そいつとトモダチなんてやめた方がいいよ。知ってる? こいつさぁ、『人殺し』なんだよ。本物の銃で人を撃ち殺してるんだ。ね、気持ち悪いっしょ?!」

嗜虐的な笑みをいっそう強くし、遠藤は木綿季達に向かって言う。

左右の取り巻き2人もニヤニヤと笑っていた。

彼女等はこの話を聞いた木綿季達が、詩乃に対してどんなリアクションを見せるのかを期待しているのだ。

しかし、返ってきたのは遠藤等が期待しているようなものではなかった。

「知ってるよ」

「は?」

「知ってるって言ったんだ。詩乃が5年前にしたこと、ボク達は知ってる。知った上で、ボク達は詩乃と『友達』になったんだよ」

出てきた言葉に、遠藤等は今度こそ呆気に取られてしまった。

無理もない。

彼女達は木綿季と明日奈が詩乃の過去を知っているなどとは思いもしなかったのだから。

それだけではない。

木綿季は詩乃の過去を知った上で、きっぱりと『友達』だと言いきったのである。

遠藤は醜く顔を歪めて木綿季達を見る。

その表情を見た瞬間、木綿季と明日奈は眼つきを鋭くし

「話には聞いてたけど、君達が詩乃に嫌がらせしてる人達だね? 今のですぐにわかったよ」

「あなた達、恥ずかしいとは思わないの? 誰だって、知られたくない事の一つや二つは必ずあるものよ。それを無理矢理暴いて、しかも面白半分に吹聴して回るなんて、高校生として……いいえ、人間として最低の行為だわ!」

力強い声で遠藤達に言う木綿季達。

すると、遠藤はいっそう表情を歪めて

「あぁ? あたしらに説教とか何様だよお前ら。朝田もだけど、チョーシくれてるならマジ泣かすぞ」

言いながら彼女はマスコットが大量につけられた鞄から、黒く光るものを取り出してくる。

握られているのは自動拳銃―――モデルガンだ。

覚束ない手つきで引っ張り出した大型のモデルガンを詩乃たちに向けながら

「ビビった? 兄貴から借りてきたんだよ。これさぁ、段ボールとかにも穴開けれんだぜ。絶対人に向けんなって言われたけど、平気だよなぁ? 特に朝田は慣れてるだろうしさ」

再び嗜虐的な笑みを浮かべて言う遠藤。

突如出現したモデルガンに、木綿季と明日奈は詩乃を庇うように立ちはだかった。

木綿季達は事件の事だけでなく、彼女が抱えている発作の事も聞いている。

詩乃が発作を起こさないように庇っているのだ。

自分達を危険に晒さらしてでも詩乃を守ろうとする木綿季達に、彼女は小さく深呼吸した後

「……2人とも、大丈夫だから」

そう言って詩乃は一歩前に出た。

「詩乃のん……」

「でも……」

心配そうな表情で詩乃を見る2人に、彼女は今できる最大の笑顔で返す。

それが気に入らなかったのか、遠藤は小さく舌打ちし

「うっぜぇ。おい、泣けよ朝田。土下座して謝れよ。でないとそこの2人のどっちか撃つぞテメェ」

そう言って銃口を向けてくる。

木綿季達の表情に緊張が走る。

詩乃が自分達の要求に従う素振りを見せない事に苛立った遠藤は、人差し指をトリガーに添える。

ニヤリと笑ってトリガーを引いた――――が、弾は出ない。

「な、なんだよこれ!?」

毒づき、2度3度と撃とうとするが、プラスチックの軋みが聞こえてくるだけだった。

呆気にとられる木綿季と明日奈。

詩乃は大きく息を吸い、鞄を地面に置いてから遠藤へと歩み寄る。

両手を伸ばし、左手で遠藤の右手首を強く握って握力を緩めさせる。

その隙に右手で銃を奪い取った。

トリガーガードに人差し指を入れて、くるりと1回転させるとグリップがすっぽりと詩乃の右手に収まった。

ずしりとした重みが伝わってくる。

「『1911ガバメント』か。お兄さん、ずいぶんと渋い趣味してるのね」

呟いてから、詩乃は銃の左側面を遠藤等に向けて見せた。

「ガバメントは、サムセーフティの他にグリップセーフティもあるから、こことここを解除しないと撃つことができないわ」

言って2か所の安全装置を外す詩乃。

「それと、シングルアクションだから、最初は自分でコッキングしないと駄目」

親指でハンマーを起こすと、カチリという音と共に、トリガーが僅かに動く。

呆気にとられる遠藤達を余所に、詩乃は辺りを見回した。

目にとまったのは、ゴミ箱のすぐ下に立てられていた空き缶だった。

左手をグリップに添えて、構える詩乃。

照準を合わせ、息を溜めてからトリガーを引くと、バスッという音と共にオレンジの弾が放たれた。

弾は空き缶に命中し、高い音を響かせてクルクル回ってから倒れた。

一息吐いて、銃を下ろした詩乃は遠藤等に視線を向ける。

浮かべていた嗜虐的な笑みは何処にもなく、毒気を抜かれたように呆然としている遠藤達。

そんな彼女等をジッと見ていると、やがて怯んだように数歩後退さった。

「や……やめ……」

上ずった声が漏れると同時に、詩乃は視線を緩め

「確かに、これは人に向けない方がいいわ」

ハンマーをデコックした後、二つの安全装置を元に戻す。

グリップを向けて差し出すと、遠藤は恐る恐るそれを受け取った。

詩乃は鞄を拾い、同じように呆気に取られていた木綿季達に視線を向けて

「行きましょう」

そう言って遠藤達に背を向けて歩き出す。

ハッとしたように、木綿季と明日奈も詩乃を追って歩き出した――――その時だった。

「ふ、ふざけんな! 待てよ朝田!!」

遠藤の怒鳴り声が耳に届き、3人は振り返る。

「オトモダチの前だからってカッコつけてんじゃねーよ!! あたしに恥かかせやがって! こうなったらアンタの過去を、アンタの写真付きでネット中に拡散してやるよ!! もう陽のもとで生活できないようにしてやる! この『人殺し』が!!!」

凄まじい形相で捲し立てる遠藤。

そんな彼女の様子に、取りまき2人はどうしていいかわからずに困惑した表情だ。

詩乃は呆れたような溜息を吐いて「好きにすれば」と言おうとし、口を開きかけた―――――その瞬間。

目の前を、艶やかな黒紫の髪が靡いた。

詩乃が口を開く前に、木綿季が動いたのだ。

素早く遠藤の前に立ち、夕方から雨が降ると予報があった為に持っていた傘の先端を、まるで刺突を繰り出すかの如く、凄まじい勢いで突き出した。

目の前に傘の先端が現れた事で、遠藤はまたも怯む。

そんな彼女に構うことなく

「……君はさ、詩乃の何が解かるの?」

冷えた声で木綿季は言った。

「……は?」

「詩乃が今まで、どれ程苦しんできたか……君には解からないよね?」

「解かる訳ねぇだろ! テメェもふざけてるとぶち殺すぞ!!」

それを聞いた瞬間、木綿季の目にいっそう怒りの色が浮かんできた。

「……その意味さえ解かってない君が、『殺す』なんて言葉を軽々しく使わないで」

次いで出てきたのは先程以上に冷えた声。

「人を『殺す』って事は、『殺した』人の人生を背負う事だよ。それだけじゃない、殺してしまった人の家族や親しい人達から、一生怨み続けられるんだ。君にはその覚悟があるの? ないよね? だからそんな簡単に『殺す』なんて言えるんだ。ボクはね、詩乃以外にも、人を殺さざるを得なかった人を知ってる。その人は、今でも苦しみ続けてるんだ」

言いながら思い浮かべるのは、恋人の少年。

自分を護る為に、あの仮想世界で3人もの命を奪う事になってしまった大切な人。

アレからもうずいぶん時間が経つが、彼は未だに苦しんでいるだろう。

そんな彼を知っているからこそ、木綿季は許せなかった。

その意味も知らず、知ろうともせずに『殺す』という言葉を言い放った遠藤が。

「……だから、覚悟も持たない癖に、『殺す』なんて言葉軽々しく使わないで。それと、これ以上詩乃を、ボクの大切な『友達』を傷付けるなら……ボクは絶対に許さない!」

木綿季は怒気を纏った声でそう言った。

発せられている雰囲気も、普段の彼女からは想像もできない程の怒気を纏っている。

そんな彼女に、遠藤は完全に圧倒されて後退ざり、尻餅を吐いて座り込んでしまった。

遠藤は知る由もないが、木綿季はあのデスゲーム『ソードアート・オンライン』を生き残った生還者だ。

命がけの戦いをしてきた彼女が発する怒気や覇気は、ぬくぬくと過ごしていた遠藤達にはとても受け止めきれるものではない。

怯えたような目で見上げてくる遠藤を一瞥した後、木綿季は背を向ける。

「ごめん、行こう」

そう言って歩き出す。

その後に明日奈が続き、詩乃も続こうとして足を止め、遠藤等に視線を向けた。

彼女等はその場から動こうとせず、ただこちらを見ているだけだ。

詩乃はすぐに遠藤等から視線を外すと、木綿季達の後を追って歩き出した。

公園を出て、駅前方面にむかって歩いていると、不意に木綿季が立ち止り

「ごめんね、詩乃」

振り返った彼女がそう言って頭を下げてきた。

「え?」

訳がわからず間の抜けた声を出す詩乃に、木綿季は続ける。

「だって、ボクがしゃしゃり出た所為で、詩乃が余計に嫌がらせに遭うかもって……」

次第に小さくなっていく声。

すると詩乃は

「気にしなくていいわよ」

「え……でも……」

「それより、私ね、すごく嬉しかった。2人が私の事を『友達』って言ってくれて……こんな私を……本当に、ありがとう。木綿季、明日奈」

小さく微笑んでそう言った。

そんな詩乃に、木綿季達も笑顔になり

「こっちこそ、ありがとう詩乃。ボク達と友達になってくれて」

「もし、詩乃のんが困ったら、私達が絶対に助けるから」

そう言った。

「私も、2人がピンチの時は絶対に助けるわ」

2人の言葉に、詩乃はふわりと微笑んで応え返す。

クスクスと三人で笑いあってから、彼女達は再び歩き出した。

「でも、さっきの詩乃カッコよかったなー。一発で空き缶に命中させるなんてさ」

「あれは運がよかっただけよ。それを言ったら木綿季だって凄かったじゃない。流石は『絶剣』ね」

「うわー! 二つ名はやめてよ恥ずかしいから!」

「って言うか木綿季。アレは流石にやりすぎよ? あの娘達、完全に怯えてたじゃない」

「ぶー。だって許せなかったんだもん」

先程の行動を嗜めてくる明日奈に、木綿季は唇を尖らせて講義する。

そんな二人を見ながら、詩乃はクスリと笑って思考を巡らせた。

(ありがとう、木綿季、明日奈。あなた達と出会えて、『友達』になれて、本当によかった)

立ち止り、自身の右手を見る詩乃。

かつて、この手で本物の銃を握り、一人の命を奪ってしまった。

今でも銃を見るのは怖い。

先程の行動は木綿季達がいたからこそ出来た行動だろう。

けれど、詩乃は思う。

これは最初の一歩。

過去を否定し忘れるのではなく、背負って受け入れながら生きていく、その第一歩を踏み出したのだと。

思考に耽っていると

「詩乃のーん。どうしたのー?」

「早く行こうよー。リズ達も待ってるからさー」

少し離れた位置から、木綿季と明日奈の声が聞こえてくる。

詩乃は一度目を伏せ

(……私はもう逃げない。今はまだ無理だけど……いつかきっと、過去の全てを背負ってみせる)

思考を巡らせてから

「今行くわ!」

長らく忘れていただろう、心の底からの笑顔を浮かべて、詩乃は彼女達のもとに歩き出した。




黄金の聖剣が手に入るというクエストの情報を聞いた少年。


彼は仲間を集い、かの地を目指す。


邪神蠢く地下世界へと



次回「黄金の聖剣」

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