ソードアート・オンライン 黒と紫の軌跡   作:藤崎葵

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対死銃戦、Cパート。


激闘の決着。





では65話、始まります。


第六十五話 幻影の弾丸(ファントムバレット)

繰り出されるエストックによる刺突を躱しながら、キリトは思考を巡らせた。

(強い! SAOにいた時よりも、遥かに強い。足場が悪くてステップが踏み辛いのもあるが、それを差し引いても剣速が速い!?)

ザザの繰り出す刺突の速さは並のものではなかった。

それだけではない。

攻撃と防御のタイミング。

足場の悪さをものともしない姿勢のバランス。

そして移動と剣のスピード。

その全てが完成されたものだと言ってもいい。

だが、キリトは考える。

SAO時代のザザは、キリトやソラと同等以下の戦闘力しか持っていなかった。

その彼が、今はキリトを追い詰める程の強さを発揮している。

何故?

(……俺が弱くなったから? いや、違う。奴が強くなったんだ。SAOから脱出した後も、こいつは憎しみを糧にして、時間の許す限りフルダイブを続けたんだ。そこで何百、何千、何万回も自分の技や動きを磨いてきたんだ)

そう思考を巡らせると同時にこう考える。

(たとえ俺達が負けたとしても、現実の俺達の身体には傷一つ付きはしないだろう。だが、そうなれば、シノンが殺されることになる。負けるわけにはいかない!!)

強く思いつつ、キリトは刺突を躱しながら光剣による斬撃を繰り出す。

けれどそれは、呆気なく躱されてしまう。

キリトは苦い表情をしながら

(くそ! 光剣は軽過ぎて、単発技ならともかく連続技が繰り出しにくい! それに、大技を出そうにも、隙がまるで見つからない!? 一瞬でも隙さえできれば、強力な一撃を見舞う事が出来るのに……)

思考を巡らせる。

ザザはキリトの思考を読みとっているかの如く、隙を作ることなく連撃を繰り出していった。

鋭利な切先が、時折身体を翳めてHPをじわじわと削っていく。

キリトのHPゲージは、すでに残り3割弱といったところだ。

対するザザのHPはまだ8割近く残っている。

更に速く繰り出された三連刺突が、またもキリトの身体を突き穿った。

これにより、遂にHPがレッドゾーンへと突入する。

その上、砂地に足を取られ、キリトはバランスを崩してしまった。

生まれた隙を逃さないように、ザザは渾身の突きをキリトに放とうと右手を引き絞った。

(―――――ここまでなのか?)

そう思った、その時だった。

 

 

 

 

 

―――――頑張れ、キリト!

 

 

 

―――――パパ!!

 

 

 

 

耳に聞き覚えのある声が聞こえ、左手に何かの温もりを感じた。

キリトは目を見開き、迫りくる鋭利な針から視線を逸らして左手を見る。

(今の声……ユイ? それに、この温もりは……木綿季?!)

幻聴かもしれない、けれど、確かに聞こえた大切な娘と最愛の少女の声。

そして、今も感じる確かな温もり。

 

 

 

 

――――まだだ、まだ終われない!!

 

 

 

 

心を支配しかけた諦めを、キリトは振り払う。

同時に身体を思いっきり右へと捻った。

直後、ザザの刺突が空を切る。

それを見てザザは驚愕する。

確実に止めを刺せると踏んでいた攻撃が、躱されてしまったからだ。

さらに、その直後にザザを追い詰める現象が起きた。

キリトの後方から、一条の赤いラインが飛来したのだ。

それはザザのフードの中央を音もなく突き刺す。

実弾――――ではない。

これは照準予測線だ。

間違いなくシノンの仕業である。

予測線を見た刹那、キリトはその意図を悟った。

これは彼女の、予測線による攻撃。

シノンの今までの経験と閃き、そしてありったけの闘志を込めて繰り出した正真正銘のラストアタック―――――幻影の弾丸(ファントムバレット)

ザザは、大きく後ろへと跳び退いた。

が、直後にスカルフェイスの奥から怒りの籠った声が漏れる。

「あの、女ぁ!」

彼もすぐに気が付いた。

シノンがキリトを誤射する危険を冒してまで、狙撃してくるはずがないと。

けれど、止めの一撃を躱された事で、動揺して判断が遅れたのだ。

結果、彼は身体が無意識に幻影の弾丸に反応し、回避行動を取ったのだ。

キリトはすぐさま体勢を立て直し、ザザへ目掛けて駆け出した。

これはラストチャンス。

もうフェイントは通用しないだろう。

(シノンがくれたチャンス……決して無駄にはしない!!)

そう思考を巡らせた――――その時。

ザザの身体が消えていく。

『メタマテリアル光歪曲迷彩』による透明化だ。

足跡が残る為、見失う事はないが、姿が見えなくてはクリティカルポイントへ攻撃を叩きこめない。

確実に決めなければ、逆にカウンターでやられてしまう。

が、次の瞬間、またもキリトは驚くべき現象を起こした。

彼の左手が、何者かに操られるかのように、左腰のホルスターへと伸びていったのだ。

キリト自身、存在を忘れていたサイドアーム『ファイブセブン』だ。

自然な動作で抜き放ち

「う、おぉぉぉぉあぁぁぁぁぁ!!!!」

咆哮を上げながら、全身を螺旋回転させ突撃する。

姿を完全に消しつつあるザザに、キリトはまず左手を大きく振りだした。

彼の左手に握られているのは銃だが、構わずに、剣で斬り上げるように動かしながらトリガーを連続で引き絞った。

斜めに線を描きながら弾丸が飛び、不可視のザザに命中する。

激しくスパークを散らし、電光の奥からその姿が出現した。

透明化を破られたザザに――――キリトは時計回りに旋回しながら右手の光剣をザザの右肩口へ叩きこんだ。

二刀流重突進ソードスキル『ダブル・サーキュラー』である。

紫のエネルギー刃が、ザザの身体を斜めに斬り裂く。

その際、左腰に装備されていた黒い銃も斬り裂かれ、澄色の閃光を散らして爆散する。

とてつもなく重い一撃を受けたザザは、HPを一気に持っていかれた筈だ。

勢いよく減っていき、残り一割弱で動きを止めた。

キリトは目を見開く。

(馬鹿な?! 浅かったのか?! いや、違う。こいつ、あの一瞬で身体を後ろに引いたのか?!)

そう、ザザは光剣が右肩口に深く食い込む直前、かろうじて身体を後ろに引く事に成功し、致命傷を避けたのだ。

大技を放ち、体勢が整っていないキリトに

「おしかったな。だが、終わりだ!」

ザザはエストックを突き立てようと右手を引き絞った――――瞬間。

「いや、終わるのはお前さ!」

キリトがニヤリと笑った。

直後、無理矢理身体を捻り、渾身の蹴りを繰り出した。

予想だにしなかった動きに対応できず、ザザは胴に直撃を受けて体勢を崩される。

「今だ! ソラぁ――――――!!!」

キリトが叫んだ直後、ザザの耳に地を蹴る音が聞こえてきた。

視線を向けると、燃えるような灼髪を揺らして青年――――ソラが駆けてくる。

「『刃雷』、だと?!」

(ばかな!? 一体いつの間に、俺の死角に?!)

ソラが駆けてきているのはザザの後方からだった。

けれど、いつの間に彼がそんな位置に移動していたのか、ザザには見当がつかない。

ふとキリトの顔が視界に映る。

その表情は、してやったりというものだ。

刹那、ザザは悟った。

これはキリトの仕業だと。

(こいつ、俺を、誘導したのか?! 『刃雷』が、HPを、回復させる、時間をかせぎつつ、俺の死角に、奴が来るように!!?)

「ぐ、おぉぉ!!」

蹴りを受け、崩れた体勢をザザは無理矢理戻す。

その間にもソラは距離を縮めていた。

左手にはホルスターが握られ、光剣が納まっている。

右手はその金属筒に添えられていた。

それを見たザザは

「無駄だ! 貴様の、技は、見切っている!」

身体を左側に傾けた―――その時。

「いや、これは貴様にも見切れない!」

ソラが言いながら思いきり踏み込む。

同時に思考を巡らせていた。

(感じる……右手に彼女の温もりを。明日奈の存在を!)

構えて駆けながら、彼はその右手に愛しい少女の温もりを、その存在を確かに感じていた。

脳裏に過る彼女の顔。

そして、GGOへ赴く前に、かけてきた電話で言った彼女の言葉。

 

 

 

 

 

 

――――――私、空人さんを信じてますから!

 

 

 

 

 

(明日奈。君が信じてくれるなら……それならば!)

「恐れるものなど、なにもない!!!!」

思考が巡ると同時に叫び、光剣が抜かれる。

それは赤い輝きを放ち――――横一閃、水平に振り抜かれた。

赤い閃きが、ザザの胴を切り裂く。

だが、そこで終わりでない。

身体を捻って時計回りに一回転し、光剣をザザの右肩口から左下へ振り、更に刃は軌道を変えて左肩口へ上がりそこから右下へと振り抜かれる。

「おぉぉぉ!!!!」

そして咆哮を上げ、地を蹴り、すれ違いざまに超高速の斬り払いがザザの胴へ叩きこまれる。

これは、彼がかつてのSAOで取得していたユニークスキル『抜剣』の上位ソードスキル『斬覇雷閃刃』。

旧SAOの74層で、青眼の悪魔と戦った時に見せた技だ。

回避する事も出来ず、直撃を受けたザザのHPは一瞬でゼロへと落ちていく。

膝を突き、ザザはうつ伏せになり倒れる。

攻撃を受けた瞬間、宙へと舞っていたエストックは、彼の近くに突き刺さった。

大きく息を切らしながら、ソラは身を翻し、ザザに視線を向ける。

その隣にキリトが並び立った。

直後、金属質な声が聞こえてくる。

「まだ、だ……まだ、終わら……ない。俺は、『笑う棺桶』……の――――――」

そこで彼の背の上に『Dead』の表示が現れ、言葉を強制的に遮った。

横たわるザザを見下ろしながら

「いや、終わりだよザザ。共犯者もすぐに割り出される」

「『笑う棺桶』の殺人は、これで完全に終わりだ。そして、夢を見る時間も……」

キリトとソラが口々に告げた。

「お疲れ、ソラ」

「あぁ、キリトもね」

言いながら互いの右拳を打ち付け合うキリト達。

身を翻し、2人はシノンの元へと歩き出した。

「……なぁ、ソラ」

その道中、キリトが横目でソラを見ながら尋ねてきた。

「お前さ、ザザとリアルで知り合いだったのか?」

「……まぁ、ね」

少し間を空けるも、ソラは応える。

「彼は……僕の中学時代の後輩なんだ」

次いで出てきた言葉に、キリトは納得したような表情になる。

ザザが見せた憎悪はあらゆるものに向けられていたが、ソラに対しては一層強く向けられたように感じていたからだ。

リアルで知り合いだったというならば納得もいくというものである。

「流石にリアルネームは伏せるが、彼は総合病院のオーナーの息子でね。跡取りとして幼いころから勉強漬けだったらしい。でも、身体が弱く病気がちで、よく学校を休んでいたよ。それでも、登校してきた日は放課後の図書室で何度か一緒に勉強をしたんだ」

歩きながら、懐かしむように話すソラ。

「『赤眼のザザ』が彼だとわかって、SAOを脱出した後、他の後輩に彼の事を聞いたよ。なんでも中学卒業まで入退院を繰り返して、高校も一年入学が遅れたらしい。それで、父親から早々に見切りをつけられたんだそうだ」

「なるほどな……だから、奴はああ言ったのか。『望まぬ道を強いられて、望まれた結果を出せずに見限られた』って」

「彼には『自由』がなかったんだ。そんな彼にとって、『ソードアート・オンライン』の世界は夢のようだったんだろう。あの世界でなら……いや、あの世界で初めて、彼は『自由』を得たんだ」

言いながらソラは目を伏せる。

そんな彼を横目で見ながら

「けど、だからといって、あいつがやった事は許されることじゃない。どんな理由があっても、奴は罪を犯したんだからな」

「わかってる。だからこそ願うよ……これから先、彼が自分のしてしまった事の意味を、しっかりと考えて受け止める事をね……」

キリトの言葉に、ソラは頷きながら言った。

そうして短くて、長いような距離を歩いた視線の先に、シノンの姿をとらえる。

彼女の傍まで歩み寄り

「終わったな……」

「ええ……」

キリトが言うと、ソラは無言で頷き、シノンが短く返してきた。

ふと空を見上げると、いつの間にか大きく雲が切れ、その向こう側で星々が輝いていた。

透きとおるような夜空に、キリト達は言葉を失ったかのように見入る。

しばし、無言で夜空を眺めていたが、やがてシノンが口を開いた。

「……そろそろ大会を終わらせないとな。ギャラリーが怒ってそうだし」

「そうだな……っていうか、中継されてるんだったな」

夜空のあちこちに中継カメラが浮かび、キリト達を撮影していた。

RECマークの点滅が、苛立ちを表しているように思えて、心なしか笑えてくる。

「……この大会での危険は去った。『死銃』が倒された事で、共犯者も姿を消してるだろう。奴等は定めた制約は必ず守るが、ログアウト直後は気を付けてくれ」

「でも、110番して、どう説明すればいいの?」

シノンの言う通りである。

VRMMOの中と外で同時殺人を企んでいる人達がいると言ったとしても、すぐには信じてもらえないだろう。

「そこは問題ないよ。俺達の依頼主に、今回の件のカラクリを話して警察に動いてもらうから」

「出来れば、君の住所や名前も聞いておきたいが……ここでは流石に……」

「……いいわ。教える」

本来、VRMMOの中でリアル情報を訊ねるなど、重大なマナー違反だ。

けれどシノンは少し迷うものの、彼らに自分の名前等を教えることにした。

「いいのか?」

「なんかもう、今更って感じがするもの。それに……自分から過去の事を話したのって、貴方達が初めてだし……」

キリトとソラは互いに顔を見合わせる。

が、すぐに頷く。

「確かに今更感はあるよな」

「そうだね」

シノンは抱えていたヘカートⅡを肩にかけると、2人に聞こえる程度の声で囁いた。

「私は名前は『朝田詩乃』。住所は、東京都文京区湯島―――――」

「湯島!? こりゃ驚いたな……」

「僕達は今、千代田区の御茶ノ水からダイブしてるんだ」

本当に驚いた表情で言う2人に、シノンも驚いたようで

「え……えぇ?! 目と鼻の先じゃない……」

間の抜けた声で言う。

彼らのいる都立病院からシノンの自宅であるアパートまでは、春日通りと蔵前橋通りを挟んでいるのみだ。

「うーん……これなら、僕達が行った方が早くないか?」

「だなぁ……」

「え……」

2人の言葉に、シノンは「来てくれるの?」と言いかけて、その言葉を喉の奥へ引っ込める。

軽く咳ばらいをし、改めて言う。

「……大丈夫よ。近くに信頼できる友達が住んでるから……それにその人、お医者さんの子だから、いざって時にはお世話になるしね」

「それはあんまり洒落にならないな。俺達がログアウトしたら、すぐに依頼主に連絡して、警察に動いてもらうよう、状況を説明させるよ」

「もしかしたら、共犯者がまだ近くに潜んでいる可能性もある。最低でも15……いや、10分でパトカーがいけるようにしてもらう。だから、警察、もしくは僕達が行くまで、部屋で待ってて欲しい。他の誰が来ても、決して招き入れないで、ドアにも施錠をしててくれ」

「わかったわ。2人か警察が来るまでそうする。で、私にだけ個人情報を開示させて終わりなの?」

言いながらシノンは不機嫌そうな表情で2人を見た。

キリト達は苦笑いになり

「あ、ごめん。俺の名前は『桐ヶ谷和人』。ダイブしてるのは御茶ノ水だけど、自宅は埼玉県川越市だ」

「僕は『天賀井空人』。ダイブしたのはキリトと同じ場所で、住所は東京都世田谷区だよ」

「へぇ……本名からもじってキリトにソラね。安易なネーミング」

「君だってそうじゃないか? 詩乃だからシノン、だろう?」

意地の悪い笑みを浮かべて言うソラ。

シノンは少々、本当に微妙にだが頬を膨らます。

「なに? 文句あるの?」

「いいや、そんな事はないけど。兎に角、ログアウトするにはBoBを終わらせないといけないな」

「と、言う訳で……シノン、君のやり方で決着をつけるか?」

そう言った後、キリトとソラはシノンに視線を向ける。

当の彼女はキリト達の姿を見て

「2人とも、全身ボロボロじゃない。そんな人達に勝っても自慢にすらならないわ。次の大会まで、勝負は預けといてあげる。今度はソラとも全力勝負したいし」

「おいおい。それって次のBoBまで再コンバートするなってことか?」

「なるほど。君はトコトン負けず嫌いなようだね」

「なっ!」

2人の言葉にシノンが小さく声を上げる。

次いで不機嫌そうな目で彼らを睨んだ。

するとソラが一歩前に出て

「まぁ、僕も君とは戦ってみたいからね。次の機会を楽しみにしてるよ」

そう言って軽くシノンの肩を叩きそう言った。

シノンは頬を微かに紅潮させる。

それを隠すようにマフラーを口元まで上げて

「……それじゃぁ、そろそろ大会を終わらせましょう」

早口でそう言った。

少し様子がおかしい彼女に疑問符を抱くも、キリトとソラは頷く。

が、そこでキリトが

「でも、どうやって終わらせんるんだ? 俺達全員のHPを同時に全損させる方法なんてあるのか?」

尋ねる。

するとシノンはニヤッと笑った。

それを見てソラが「ああ」と納得したように頷いた。

「『お土産グレネード』だね?」

「えぇ、そうよ」

ソラの言葉にシノンが頷く。

キリトのみが疑問符を浮かべていた。

「オミヤゲグレネード?」

「負けそうな人が、死に際にグレネードを転がして巻き添えを狙う事よ。――――はい、これ」

言いながらシノンはポーチからグレネードを取り出し、反射的に差し出してきたキリトの右手に乗せた。

そして、突き出た雷管のタイマーを五秒間ほど捻る。

いやな予感がしたキリト――――しかし

「観念しろ、キリト」

「ソラの言う通りよ」

ソラがキリトの右腕を掴み、反射的にグレネードを放り捨てようとしていたの阻止。

そしてその2人の腕を纏めるようにシノンが抱きついてホールド。

直後、タイマーのアラーム音が鳴り

「そんな、バカなぁぁぁ!!!」

キリトの絶叫と同時に白い閃光が三人を包み、次いで大爆発が起こった。

 

 

 

―――試合時間 2時間4分37秒。本大会終了。

 

 

―――リザルト 『Sinon』、『Kirito』、『Sora』同時優勝。

 

 

 

 

こうして、第三回バレット・オブ・バレッツは幕を閉じた。

 

 

 

 

 




銃の世界から帰還した2人。


彼らは少女の元へと走り出す。


一方、少女は友人の豹変に――――




次回「妄執」

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