ソードアート・オンライン 黒と紫の軌跡   作:藤崎葵

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さて始まりました第二話。
設定でも書いたとおりこのお話ではアスナはSAOにログインしてません。代わりにオリキャラさんが登場しています。

ではではご観覧どうぞ~


第二話 出会い

辺りを静寂が支配していた。

突然の宣告。

ログアウト不可、HP全損による現実での死。

あまりに突拍子もない出来事にプレイヤー達は茫然としていたのだ。

やがて1人のプレイヤーが持っていた手鏡を落とし

 

「いや……いやぁぁぁ!!」

 

悲鳴を上げた。

その瞬間

 

「ふざけんな! 出せ! ここから出せよ!!」

 

「そんなの困る! この後約束があるんだ!!」

 

「誰か! 誰か助けてぇ!!」

 

「嫌ぁ!! お父さん!! お母さん!!」

 

辺りから怒号と悲鳴が響き渡る。

ようやく事態の深刻さを認識したのだろう。

中には泣きながら茫然自失になって座り込んでいる者もいる。

そんな中、キリトは辺りに視線を巡らせ

 

「クライン、ちょっと来い」

 

そう言って隣にいたクラインの腕を掴んで走り出した。

やってきたのは人気のない路地裏。

キリトはクラインに向かい合い

 

「よく聞いてくれ。俺は今からこの街を出る、お前も一緒に来い」

 

そう提案した。

いまだに事情が呑み込めないクライン。

そんな彼に

 

「奴の言ったことが本当なら、これからひたすら自分を強化しなきゃならない。知ってるだろうけど、MMORPGのリソースは基本奪い合いだ。同じことを考えてるプレイヤーによって、はじまりの街周辺はすぐに狩り尽くされるだろう。今のうちに次の村を拠点にした方がいい」

 

言いながらキリトはマップを操作してクラインに見せる。

 

「俺は危険なポイントも、安全な道も把握してる。低いLVでも安全にたどり着けるはずだ」

 

そう言ってキリトはクラインに視線を向けた。

当のクラインは難しい表情をしている。

 

「けど……けどよ、俺は他のゲームで知り合った奴等と、徹夜でこのソフトを買ったんだ……あいつらはまだ広場にいる筈なんだ! あいつらを置いてはいけねぇ……」

 

それを聞いてキリトは視界の端に映る自分のLVとHPを見る。

 

(クラインだけなら……けど後二人……いや、一人でも増えたら)

 

思考を巡らせる。

デスゲームと化した今のこの状況で自分の身すら守れるのか危うい。

そんな中でもし死人が出たら……

その責任を自分が背負う事になる。

それを考えキリトは言葉が出せなかった。

少しの沈黙。

が、それを破るように

 

「わりぃ、これ以上お前の世話になる訳にゃいかねぇよ。気にすんな! お前に教わったテクで何とかしてみせるさ、前にやってたゲームじゃギルドの頭張ってたからよ!!」

 

クラインは笑ってそう告げる。

キリトの心情を察したのだろう。

その気使いにキリトは苦い表情をする。

 

「そっか……ならここで別れよう。何かあったらメッセージ飛ばしてくれ……」

 

「おう」

 

そうやり取りした後、キリトは背を向けて歩き出す。

そんな彼を

 

「キリト!」

 

クラインは呼びとめた。

振り返るキリト。

 

「おめぇ、本当は可愛い顔してんだな! そっちの方が好みだぜ!!」

 

言ってクラインは笑った。

応えるように

 

「お前こそ、その野武士面の方が十倍似合ってるよ!!」

 

叫んで走り出す。

そのまま一直線に街の外、フィールドへと駆けて行った。

はじまりの街からは未だに悲鳴と怒号が聞こえてくる。

耳に入るそれを振り払うように更に速くキリトは走る。

道を駆けていると直線上に何かが現れた。

狼型のモンスターだ。

キリトは勢いよく背に収まった剣を抜く。

 

(俺は生きる!)

 

「うおぉぉぉぉ!!!」

 

思考を巡らせ叫びながら狼へと突き進む。

瞬間、剣が薄く青い光を帯びた。

片手剣基本ソードスキル『レイジスパイク』

システムアシストにより勢いを増したそれは狼に命中する。

HPを一気に削り狼はポリゴン片となり四散した。

 

(生き残ってみせる!! この世界で!!)

 

立ち止り

 

「うおぉぉぉぉぉぁぁぁあぁ!!!!」

 

やり場のない気持ちを吐き出すようにキリトは空に向かい叫んだ。

一頻り叫んでからキリトは剣を納め、息をついて前を見る。

そして行こうと歩き出した。

その刹那

 

「あの!」

 

背後から呼び止められる。

驚いてキリトは振り返った。

視界に映ったのは少女。

紫がかった長い黒髪。

背は自分と同じか少し低い。

年も変わらなそうな少女がいたのだ。

 

「え……と」

 

いきなりの事にキリトは驚いて言葉が出ない。

少女はそんな彼に構う事なく

 

「どこに行くの?」

 

尋ねてきた。

問いかけにハッとして

 

「次の村に行くんだ」

 

キリトはそう答える。

 

「君はどうしてここに?」

 

「ボクは……君が走っていくのが見えたから気になって」

 

キリトの問い掛けに少女はそう答えた。

 

「用がそれだけなら、俺はもう行くよ」

 

そう言って背を向ける。

だが少女は

 

「戦うの? HPがなくなると死んじゃうんだよ?」

 

キリトを呼びとめ再び問いかけてきた。

立ち止りキリトは振り返る。

 

「……だからだよ。そうならない為に戦って強くなるんだ」

 

真剣な表情でキリトは返す。

少女は俯く。

それでもキリトは

 

「現実に帰る為に……俺は生きるんだ」

 

静かに、しかし力強くそう言葉を続けた。

少女は顔を上げてキリトを見る。

目に映る彼の表情は希望を持っているわけでなく、絶望しているそれでもない。

少しの沈黙。

 

「じゃぁ、ボクも連れていって!」

 

意を決したように少女は言った。

キリトは驚いた表情をした後

 

「……危険だぞ?」

 

と問いかけた。

 

「でも、君は行くんでしょ? それに……」

 

少女は苦笑い浮かべて

 

「ボクも帰りたいから!」

 

はっきりとそう言った。

キリトは少し笑って

 

「わかった。俺とパーティーを組もう……えっと」

 

少女の名がわからずに言葉が詰まる。

それに気付いた少女は

 

「ボクはユウキ。君は?」

 

「俺はキリトだ。よろしくな、ユウキ」

 

「うん、よろしくキリト!」

 

互いに名乗りパーティー申請を済ませる。

 

「よし、もうすぐ暗くなるその前に、次の村に行こう。走れるな?」

 

「もちろん!」

 

問いかけに笑って答えるユウキ。

キリトは笑い走り出す。

それを追うようにユウキも走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

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デスゲームが始まって一ヶ月。

未だに第一層はクリアされていなかった。

それどころかボスのいる部屋にすら到達していなかった。

この間に多くのプレイヤーが命を散らした。

その数約2000人。

モンスターと戦いHPを散らした者だけではなく、はじまりの街では自殺した者もいるようであった。

死んでしまった2000人の中には300人程のβテスターが含まれていたという。

そんな状況を打破すべく、迷宮区にもっとも近い街『トールバーナ』にて攻略会議が行われる事になった。

最前線で戦っているプレイヤー達はそれを情報屋から仕入れ、トールバーナへと訪れていた。

キリトとユウキも会議に参加する為に街へと訪れている。

 

「ほぇ~……結構大きい街だねぇ」

 

辺りを見回してユウキは感心したように言う。

 

「迷宮区最寄の街だからな」

 

そんな彼女にキリトはそう言って

 

「ほら、そろそろ会議の時間だ。置いてくぞ?」

 

広場に向かい歩き出す。

ユウキは慌てて

 

「あ、待ってよキリト!」

 

駆け足でキリトを追いかけてきた。

互いに並んで広場を目指す。

始まりの日に出会い今までパーティーを組んできた二人。

ユウキはSAOが初のフルダイブ体験者のビギナーだった。

『スイッチ』『POT』の意味すらわかってなく、道中で実戦をしながらキリトはユウキにレクチャーしていった。

最初はたどたどしかった戦闘も数をこなす毎にユウキは実力をつけていった。

今ではソロでも十分やれるにまで成長している。

そのほかにもいろいろ苦労があったようだが、それは後に語られるかもしれない。

辿り着いた広場には多くのプレイヤーが集まっていた。

総数は45人。

 

「結構いるね?」

 

辺りを見回し、小声でユウキは話しかけてくる。

 

「そうだな……」

 

そう返すキリト。

しかしその表情は少し険しい。

 

(予想より少ないな……)

 

思考を巡らせてキリトは階段に腰を下ろす。

ユウキも隣に腰を下ろした。

そして、時間が来た。

攻略会議が開始された。

 

「はーい! それじゃぁ、始めさせてもらいます! 今日は俺の呼びかけに応えてくれてありがとう! 俺の名はディアベル、職業は気持ち的に『ナイト』やってます!」

 

そう言いながら青髪の青年、ディアベルは人好きのする笑顔を見せる。

彼の言葉で会場に笑いが起こった。

それを収めるようにディアベルは片手を挙げて場を抑えた。

一度眼を伏せ

 

「先日、俺達のパーティが迷宮区の奥でボスの部屋を発見した!」

 

真剣な表情でそう告げる。

その言葉にプレイヤー達は少なからず息をのんだ。

 

「俺達はボスを倒し、このデスゲームも、いつかクリアできるんだって事を、はじまりの街で待ってる皆に伝えなきゃならない! そうだろ、皆!!」

 

力強くディアベルは訴える。

この演説にプレイヤー達は頷き合い拍手と喝采が起こる。

ありがとうとディアベルは言い、再び場を制した。

 

「よし、それじゃぁ、六人一組でパーティーを組んでくれ! ボスは一つのパーティーじゃ戦えない、パーティーを束ねたレイドを造るんだ!」

 

ディアベルの言葉が終わると同時にプレイヤー達はパーティを組み始めた。

 

「ボク達はもちろん一緒だよね?」

「ああ……けど、他はもう組み終わってるな……見事にあぶれたか」

 

そう言ってキリトは溜息をつく。

その時

 

「あの、よかったらパーティーに入れてもらえませんか?」

 

背後から声が聞こえてきた。

二人は振り返る。

視線の先には男性プレイヤーがいた。

赤みを帯びた髪に空色の瞳が印象的だ。

 

「周りは皆、知り合い同士みたいだったので」

 

「そうみたいだな、俺は別に構わないよ。ユウキは?」

 

「キリトがいいならボクもOKだよ」

 

二人の承諾を得て青年は安堵の息をつく。

パーティ申請を済ませ視界の端に新しいプレイヤーネームとHPバーが表示された。

 

「SORA? ソラって読めばいいのか?」

 

キリトは尋ねる。

青年は頷いて

 

「ええ、改めましてソラと言います。よろしくお願いします」

 

「俺はキリトで、こっちがユウキ。こっちこそよろしく頼む。後、敬語は無しにしよう」

 

「そう……か、分かったよ。よろしくキリト、ユウキ」

 

互いに自己紹介を済ませ再び三人は再びディアベルに視線を向けた。

皆がパーティーを組み終えた事を確認した彼は

 

「皆、組み終わったかな? それじゃ――」

 

「ちょぉまってんか!!」

 

会議を続けようとしたディアベルの言葉を遮る声が響いた。

声の主は颯爽と階段と駆け降りて舞台の上にあがる。

サボテンのような頭をした男性プレイヤー。

一息ついて

 

「ワイはキバオウってもんや。ボス攻略ん前に、言わせてもらいたい事がある!」

 

言いながらプレイヤー達に視線を向ける。

 

「こん中に、今まで死んでいった2000人に、詫びいれなアカン奴がおる筈や!!」

 

勢いよく叫ぶ。

ディアベルはキバオウに視線を向けて

 

「キバオウさん。貴方の言う奴とは元βテスターの事かな?」

問いかけた。

 

「決まっとるやないか! β上がり共はこん糞ゲームがはじまったその日に、ビギナーを見捨てて消えよった! 奴等はボロいクエストやウマイ狩り場を独占して、自分らだけポンポン強なってその後もずーっと知らんぷりや!!」

 

そこまで言ってキバオウはプレイヤー達に鋭い視線を向ける。

 

「こん中にもおる筈やで、β上がりの卑怯者が!! そいつらに土下座させて、溜めこんだ金やアイテムを全部吐き出してもらわんと、パーティーメンバーとして命は預けれんし、預かれん!!!」

 

腕を組んで堂々と宣言するキバオウ。

場に居るプレイヤー達はざわついている。

その中に居るキリトは苦い顔をして息を殺していた。

彼は元βテスターだ。

もしバレればどうなるか……

そう考え沈黙を保っていた。

その時だった。

 

「発言いいか?」

 

野太い声が耳に入る。

視線を向けると、褐色の肌をした大柄の男性プレイヤーが手を挙げて立ちあがっていた。

キバオウに歩み寄り

 

「俺の名はエギルだ。キバオウさん、あんたの言いたい事は、元βテスターが面倒を見なかったからビギナーが沢山死んだ、だからその謝罪と賠償をしろ。ということか?」

 

「そ、その通りや!」

 

エギルの問い掛けにキバオウは不機嫌な様子で答える。

 

「このガイドブック、あんたも持ってるだろう? 道具屋で無料配布してるからな」

 

言いながらエギルはポーチから一冊の本をとりだした。

キバオウは不遜な態度を崩さずに

 

「もろたで? それがなんや!」

 

噛みつくように答える。

 

「配布していたのは元βテスター達だ」

 

キバオウを見据えながらエギルは言う。

その言葉にキバオウを始め、多くのプレイヤーが驚いた。

エギルは振り返り

 

「いいか! 情報は誰にでも手に入れられた、なのに沢山のプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえて、この場で論議が行われると俺は思っていたんだがな?」

 

プレイヤー達にそう言葉を投げかける。

対するキバオウは不機嫌な表情をしたままだ。

すると

 

「ボクもいいかな?」

 

キリトの隣に居たユウキが立ちあがり階段を下りていく。

キバオウのもとまで歩み寄り

 

「ボクはユウキ、ビギナーだよ。ねぇキバオウさん、死んだ2000人の中に元βテスターが何人いたか知ってる?」

 

ユウキは問いかける。

 

「知らんわそんなもん!!」

 

声を荒げるキバオウ。

 

「300人だよ。『鼠』っていう情報屋さんから買った情報だから間違いないみたい」

 

静かにユウキは言葉を紡ぐ。

それを聞いたキバオウは眼を見開いて見せた。

その他のプレイヤー達からも戸惑いの声が聞こえてくる。

 

「これってつまりは元βテスターが絶対って訳じゃないよね? だって色々知ってるはずの人たちがこんなに死んでるんだもん」

 

「う……ぐぐっ……」

 

ユウキの言葉にキバオウはなにも言えずにいる。

それに構う事なく

 

「貴方は元βテスターが皆悪人みたいな言い方してるけどさ、ボクに色々教えてくれて、ここまで連れて来てくれたのは元βテスターさんだよ? その人がいなかったらボクは今頃死んでたかもしれない、だからボクは凄く感謝してるんだ」

 

冷やかに、それでも怒りの籠った声でユウキは言う。

たじろいだキバオウはそっぽを向いて舞台から降りる。

そして不遜な態度で階段に腰を下ろす。

ユウキとエギルも元の場所に戻って腰を下ろした。

それを確認したディアベルは

 

「よし、会議を再開しよう」

 

そう言って会議を仕切り直す。

 

「ユウキ……どうしてあんな事……」

小さな声でユウキに言うキリト。

ユウキは未だ怒りが収まらないのか

 

「だってキリトの事悪く言うんだもん、それにああいう自分勝手な事言う人ってボク嫌いなんだ」

 

頬を膨らませて言うユウキ。

 

「確かに、あの態度は頂けなかったなぁ……」

 

更に隣でソラがそう呟いた。

 

「なんにしても……ありがとな、ユウキ」

 

キリトは苦笑いで礼を言う。

それを聞いたユウキは「えへへ~」と少しにやけた顔になった。

 

 

 

 

 

 

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「さて、実はさっき言っていたガイドブックの最新版が配布された! この中の情報によればボスの名は『イルファング・ザ・コボルトロード』。取り巻きに『ルイン・コボルト・センチネル』がいる。ボスの装備は斧とバックラー、四段目のHPバーがレッドゾーンになった時、武器を曲刀カテゴリのタルワールに持ち替えるらしい」

 

気を取り直して再開した会議。

ディアベルはガイドブックを開いて内容を皆に読み聞かせた。

そして本を閉じ

 

「攻略会議は以上だ。最後に分配についてだけど、金は全員で自動均等割り、経験値はモンスターを倒したパーティーに、アイテムはゲットした者の物とする。異論はあるかな?」

 

そう問いかける。

皆は納得したように頷いていた。

 

「よし! 明日は朝10時に出発する! では解散!!」

出された号令。

皆は腰を上げて広場を後にした。

キリト達も広場から離れ

 

「明日はいよいよボス戦か……まぁ、俺達はあぶれ組だが」

 

キリトは苦笑いでそう言った。

 

「それは仕方ない事だよ。僕らは僕らの最善を尽くすだけさ」

 

その言葉に答える様にソラは言う。

 

「うん! 明日はがんばろー!!」

 

元気よくユウキが答える。

 

「それじゃぁ、僕はあっちの宿だから」

 

「あぁ、また明日」

 

ソラは手を上げて二人と別れる。

彼の姿が遠のいていくのを確認し

 

「俺達も宿に戻るか?」

 

「うん」

 

キリトは宿に向けて歩き出す。

がそれを

 

「キリト!」

 

ユウキが呼びとめる。

不思議そうにキリトは振り返り

 

「どうした?」

 

問いかけた。

ユウキは一瞬口ごもる。

しかし、すぐにいつもの笑顔になり

 

「ボクはキリトの味方だからね?」

 

そう告げてきた。

 

「ユウキ……?」

 

突然の言葉にキリトは疑問符を浮かべている。

そんな彼を気にするでもなく

 

「さ、宿に帰ろ!」

 

ユウキは歩き出した。

未だに疑問符を浮かべるキリト。

二人は並んで宿へと向かっていった。

 

 

 

そして翌日……いよいよ第一層ボス攻略戦の時が訪れたのである。

 

 

 

 




いよいよ開始されるボス戦。

繰り広げられる激闘を制しプレイヤー達は第二層にたどり着けるのか

次回「コボルトの王」


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