ソードアート・オンライン 黒と紫の軌跡   作:藤崎葵

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戦闘描写は頭の神経が焼き切れそうになります。

なぜか?書きながらイメージして興奮してしまうからですwww

それでは30話始まります!


第三十話 回廊の激闘

サラマンダーの集団が使った土魔法によって、街へ入る事が出来ず戦う事を余儀なくされたキリト達。

それぞれが自身の得物を構えようとした時

 

「悪いが、アスナとリーファは後方支援に徹してくれないか?」

 

キリトが黒の大剣を構えてそう言った。

2人は疑問符を浮かべている。

キリトは迫ってくるサラマンダー集団の方を見据えながら

 

「2人の腕を信用してないわけじゃない。けど、後ろで回復に専念してほしいんだ。その方が俺も思いっきり戦える」

 

橋の上は広いと言っても 混戦出来るほどではない。

その中でキリトの大剣は味方の攻撃を阻害する可能性がある。

故にキリトは2人を敢て回復役にさせる事で、そのリスクを回避しようとしているのだ。

彼の意図を読みとったリーファとアスナは

 

「……わかった」

 

「しょうがないね」

 

土魔法の障壁近くまで後退する。

 

「キリト君、気をつけてね。サラマンダーがこれだけの土魔法を使えるとなると、かなりの手練のメイジが混ざってる筈だから」

 

「了解だ」

 

リーファの忠告を聞き、キリトは剣を握る手に力を込める。

やがて、サラマンダーの部隊が視界に入ってきた。

キリトは腰を落として身体を捻り、大剣を身体の後ろいっぱいに引き絞った。

先頭の重戦士のサラマンダーが迫る。

勢いよく地を蹴り駆け出すキリト。

両者の距離はあっという間に縮まり

 

「セィっ!!!」

 

重戦士達に渾身の横薙ぎが放たれた。

青いアタックエフェクトを纏った斬撃は空気を絶ち割るように唸り、橋を揺るがすように震動した。

間違いなく、リーファもアスナもかつて見た事がない程の威力を秘めた攻撃だった……が

 

「え?」

 

重戦士達は武器を振りかぶらず、三人は密集してそれぞれ大型の盾を展開する。

ガキィン!と重い金属音が回廊に響きわたった。

必殺の一撃と思えた攻撃は、防御によって彼らのHPを半分に削る程度に押し留める。

しかも、それは後方に居た回復役のサラマンダー3人によって瞬時にフルまで回復されてしまう。

そのさらに後ろでは、残りのサラマンダー達が火属性魔法の詠唱を行っていた。

詠唱が終わり、無数の火炎弾が重戦士達から距離を取っていたキリトに放たれる。

それは大空洞の天井に弧を描くようにして降り注ぎ、キリトのいる場所に炸裂した。

 

「キリト君!!」

 

「いけない!」

 

直撃を食らったキリトはHPを急減させてしまった。

一気にイエローゾーンまで持っていかれて、片膝をついて息を吐く。

急ぎアスナとリーファは回復魔法を詠唱した。

キリトの身体を優しい光が包み、HPをフルまで回復させる。

立ち上がったキリトは、再び重戦士達に突撃した。

今度は下から上へと大きく斬り上げる。

しかし、それも盾によって防がれてしまい、削ったHPも後方の回復役にフルまで戻されてしまう。

直後にはさらに後方に居るメイジ隊による火炎魔法がキリトに襲いかかった。

再び直撃し、キリトはHPを減らしながら後方に飛ばされる。

 

(これは……キリト君対策だ)

 

思考を巡らせてリーファは歯軋りした。

彼らはキリトの圧倒的な物理攻撃力を知っていた。

おそらくは先日、リーファを狩ろうとしていたサラマンダー達からの情報で知り得たのだろう。

その攻撃力を無効化する方法を彼らは敢行したのである。

前衛の盾持ちが防御に徹し、二列目の回復役が彼らの受けたダメージを回復させる。

そして、最後列に居るメイジ隊の魔法による波状攻撃。

物理攻撃に秀でたボスモンスター用の攻撃陣形。

それを以ってキリトの撃破を狙ってきたのだ。

個人の技量が介在する余地のない戦術は、リーファが最も嫌う戦闘パターンだ。

減ってしまったキリトのHPを回復させたが、どうにも勝利のイメージが浮かばない。

それでも立ち上がるキリトを見て

 

「もう……もういいよキリト君! やられたらまた何時間か飛べばすむじゃない! もう諦めようよ!」

 

悲痛な声で叫ぶリーファ。

隣のアスナも同じ考えなのだろう。

痛ましい視線をキリトに送っていた。

しかし

 

「嫌だ」

 

返ってきたのは拒絶の言葉。

僅かに振り返った彼の瞳には、前方の炎が移されて赤く輝きを纏っているように見える。

 

「俺はまだ生きてる。俺が生きてる間は、パーティーメンバーを殺させやしない。それだけは絶対に嫌だ!!」

 

キリトは強く言い放つ。

それを聞いてアスナは心の中で

 

(そうか……この人は……『生きてる』んだ。この仮想世界でも、『生きよう』としてるんだ!)

 

また一つ、キリトを理解する。

アスナは彼がSAOに囚われていた事を知っている。

だからこそ解ってしまった。

彼にとってこの戦い、いや、MMOは『遊び』ではないのだ。

2年にも渡るデスゲームは、彼にどれ程の重いものを背負わせたのか。

彼の言葉と表情は、それをアスナに理解させるには充分だった。

リーファもハッとしたようにキリトを見ていた。

やがて、炎が晴れて前方の視界が開ける。

瞬間

 

「うおぉぉぉぉおぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

咆哮を上げながらキリトは全速で走りだす。

重戦士達に突進し、右手に剣を持ち、空いた左手をシールドのエッジに掛けると力任せに引き剥がそうとした。

思いもよらない彼の行動にサラマンダー達は動揺する。

僅かに空いた隙間に剣先を差し込み、更にこじ開けようとキリトは力を込める。

 

「くそっ! 何だこいつ!」

 

あまりにも無茶苦茶な行動にサラマンダーの一人が戸惑いの声を上げた。

その様子を見ていたリーファ達に

 

「チャンスは今しかありません!」

 

小妖精のユイが言ってきた。

 

「チャンス?」

 

「残りのマナを使って、次の魔法攻撃をどうにか防いでください!」

 

ユイは頷いて叫ぶ。

 

「で、でも……そんなことしたって……」

 

焼け石に水、と言いかけたが口籠るリーファ。

ユイの見せる真剣な表情は、ただのAIではないと思わせる何かを感じさせたのだ。

まるで、彼女もキリトと同様に確固たる意志を宿しているように……

すると

 

「やろう、リーファちゃん!」

 

アスナがそう言ってきた。

彼女の瞳にも諦めの意思は何処にもなかった。

そして、前方のキリトを見るリーファ。

今も必死に戦う彼を見て、彼女はここが仮想世界である事を忘れたかのように

 

「わかった!」

 

力強く頷く。

アスナは両手を前方に掲げ、リーファは上空へと両手を突き出す。

互いに長いスペルの詠唱に入った。

敵メイジ隊は既に魔法詠唱に入っているが、発射のタイミングを合せる為か、詠唱の速度は緩かった。

2人は高速詠唱でスペルワードを組みあげていった。

スペルの完成はリーファ達が僅かに速かった。

リーファの両手から無数の蝶が飛びだし、アスナからは水色に輝く霧が放たれる。

それはそれぞれキリトの身体を護るように包んでいった。

直後、敵メイジ隊のスペルが完成し、無数の火球が飛んでくる。

次々に咲く火炎の花がキリトに襲いかかった。

 

「っく!」

 

「ふっ!」

 

発動した防御魔法フィールドが、爆裂魔法を中和するたびにリーファ達のマナポイントを削っていく。

そんな中

 

「パパ、今です!!」

 

ユイが叫んだ。

それを聞いて2人は目を凝らしてキリトを見た。

紅蓮の炎の中で、キリトは剣を掲げて直立していた。

微かにスペルの詠唱が聞こえてくる。

 

(これって……幻影魔法の?)

 

耳に届いたのはスプリガンが得意とする幻影魔法のスペルだった。

それはプレイヤーの姿をモンスターなどに変える効果を持つが、ステータスは変わらない特殊な魔法だ。

そんなもの使ってどうするのかとリーファは疑問符を浮かべた。

直後、スペルが完成し、黒い霧がキリトを包んで大きく渦巻いていく。

それは段々と大きくなり、臨界点に達すると同時に弾けた。

そこにいた全てのプレイヤーが、中から現れたモノに驚愕した。

黒い体毛に覆われた巨大な体躯。

山羊のような顔、その両側から突き出た捩れ角。

牙を覗かせた大きな口からは炎の息が漏れ、眼は深紅に輝いている。

そう、現れたのは深紅眼の悪魔だった。

 

「キ、キリト君……なの?」

 

絞り出すような声で呟くリーファ。

それに応えるように

 

「グゥオォォォオォォォァアァァァァァァァ!!!!!」

 

悪魔は巨大な咆哮を上げたのだ。

盾を構えていた重戦士の一人がそれに怯えたように反応した。

瞬間、悪魔は勢いよく駆け出す。

驚異的な速さで迫り、怯え後退した重戦士を鉤爪の生えた右手で貫いた。

一瞬でHPは削り取られ、重戦士は炎に包まれてリメインライトと化す。

 

「ひ、ひぃぃ!!!」

 

残りの重戦士達は目の前で起きた事に怯え竦んだ悲鳴を上げた。

直後、後方からリーダーらしきサラマンダーから怒号が飛んできた。

バカ! 態勢を崩すな! 奴は見た目とリーチだけだ、元の陣形を保てばダメージは通らない!!」

 

しかし、それは重戦士達は届かなかった。

悪魔は取り乱す重戦士の一人を巨大なあぎとで頭から咥え、もう一人を鉤爪を持つ手で掴みあげた。

咥えられた重戦士は噛み砕かれ、掴みあげられた者は橋へと叩きつけられる。

一瞬でHPを全損させられ、また二つのリメインライトが浮かんだ。

それを驚愕の表情で見ているサラマンダー達。

リーファとアスナも起きている事象を呑みこめていない様子で見ていた。

 

「ば、爆裂魔法だ!!」

 

活を入れるようにリーダーの指示が飛ぶ。

回復役を含むメイジ隊が、慌てながら攻撃魔法の詠唱に入った。

しかし、悪魔はそれを許そうとはしない。

 

「ゴァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

再び咆哮し、凄まじいスピードで駆け出す。

あっという間に距離を詰めて、悪魔は身体を捻って蛇頭の尻尾を叩きつけた。

それにより、数名のメイジがリメインライトと化す。

あまりに圧倒的な悪魔の侵攻に、スペルをファンブルさせてしまったメイジ隊のリーダー。

驚愕の表情を浮かべたまま

 

「た、退却! 退却ぅぅぅ!!」

 

生き残っているプレイヤーに後退の指示を叫んだ。

慌てふためき、逃げようとするサラマンダー達。

そんな彼らを悪魔は次々となぎ倒した。

リーダーのサラマンダーは辺りを見回し、橋から身を躍らせた。

水柱を上げて、湖を泳いで行こうとした……その直後だった。

彼の身体が何者かによって水中へと引きずり込まれたのだ。

おそらくリーファが言っていた水竜型モンスターだろう。

 

「ぎゃぁぁぁ!!!」

 

悲痛な叫びが回廊に響く。

直後、水面に赤いリメインライトが浮かんできた。

悪魔はそんなメイジリーダーの末路など気に留めず、不運にも生き残っていた最後のメイジを掴みあげる。

 

「やっ……やめっ……」

 

悲鳴を上げて懇願するメイジを今にも捻じ切ろうしていた。

あまりのバイオレンスシーンに呆然としていたリーファ達はここでようやく我に返って

 

「キリト君、駄目!」

 

「そいつは生かしといて!」

 

いいながら2人は駆け出した。

リーファの肩に乗っているユイは

 

「すごかったですね~」

 

と、何とも能天気な口調で言っていた。

悪魔は眼を細めて、掴みあげていたメイジを離す。

ドスリと尻餅をついて倒れるメイジに2人は駆けよった。

リーファは愛剣を抜いて切先をメイジに突き付ける。

 

「さぁ。誰の命令で動いてたのか、教えてもらえるかしら?」

 

威圧を込めた声で問うリーファ。

それによって逆にショックから覚めたメイジは、顔面蒼白になりながらもブンブンと首を振って

 

「殺すなら、殺しやがれ!!」

 

叫んで抵抗の意思を示した。

何があっても情報は渡さないつもりだろう。

 

「このっ……」

 

その時だった。

悪魔はその体躯を黒い霧に変えて霧散していく。

宙に溶けていく霧の中から小さな人影が現れて橋に着地した。

 

「いやぁ、暴れた暴れた♪」

 

リーファ達の視界に映ったのはキリトだった。

首をこきこきと鳴らしながら彼女らに近づいてくる。

呆気にとられているメイジの隣に座り込んで

 

「よ、ナイスファイト!」

 

言いながら彼の肩を叩いた。

唖然とする彼に向って、爽やかな口調で話し続けるキリト。

 

「いい作戦だったよ。俺一人だったら速攻でやられてたなぁ」

 

「キ、キリト君?」

 

「ちょっと……」

 

動揺した様子で声をかけてくるアスナとリーファをキリトは手で制し

 

「まぁまぁ。さて、モノは相談なんだが君ぃ」

 

言いながらキリトはメニューを開く。

そこには様々なアイテムや、結構な額のユルドが表示されていた。

 

「こいつはさっきの戦闘でゲットしたアイテムとユルドなんだけど……質問に答えてくれたら君にあげちゃおうかなぁーって思ってるんだけどなぁー」

 

わざとらしい口調でそう言った。

メイジは一瞬驚いて、辺りを見回す。

仲間のリメインライトが全て消滅しているのを確認して

 

「ま、マジ?」

 

と、尋ねてきた。

 

「マジマジ」

 

そう返すキリト。

直後、2人の男はニヤリと笑みを交わした。

その様子を見て

 

「男って」

 

「身も蓋もないですねー」

 

リーファをユイは腕組しながらそう言い

 

「なるほど……そういう交渉法もあるんだぁ」

 

と、アスナは感心して頷いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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メイジのサラマンダーは話し始めると饒舌だった。

 

「───今日の夕方かな。ジータクスさん。さっきのメイジ隊のリーダーなんだけど、あの人から携帯メールで呼び出されてさ、インしてみたらたった数人を十何人で狩るっていうじゃん。イジメかよって思ったけど、昨日カゲムネさんをやった相手だって言うからなるほどなって……」

 

「カゲムネって?」

 

アスナが疑問符を浮かべて問う。

 

「ランス隊のリーダーさ。シルフ狩りの名人なんだけど、昨日珍しくコテンパンにやられて逃げ帰ってきたんだよね。あんたがやったんだろ?」

 

メイジの男は言いながらキリトに視線を向ける。

静かにキリトは頷いた。

リーファは腕を組んだまま疑問符を浮かべて

 

「で、そのジータクスさんはなんで私達を狙ったの?」

 

問いかけにメイジは難しい表情をして

 

「もっと上の命令だったみたいだぜ? なんか『作戦』の邪魔になるとか……」

 

そう答えた。

 

「作戦?」

 

「俺みたいな下っ端には教えてくれないんだけどさ、相当でかい事狙ってるみたいだ。今日インした時、すげぇ人数の軍隊が北に飛んでくのを見たよ」

 

「北……」

 

それを聞いたリーファは少し俯いて思案する。

顔を上げて

 

「『世界樹』攻略に挑戦するつもりなの?」

 

問いかけた。

メイジは首を横に振って

 

「まさか。最低でも全軍に古代級武具の装備が必要ってんで金貯めてるとこだぜ。俺が知ってるのはこんなとこだ。───さっきの話、本当だろうな?」

 

言いながら、最後は小声でキリトに問う。

キリトはニヤリと笑って

 

「あぁ。取引でウソはつかないさ」

 

そう言い、トレードウインドウを操作する。

取得していたアイテムとユルドをトレードし、送られてきた事を確認したメイジは小さくガッツポーズをする。

そして元来た方へと消えていった。

その姿を見送ったキリトは

 

「さ、街に入ろうぜ」

 

そう言って歩き出した。

リーファ達も頷いてその後に続く。

が、不意に

 

「ねぇ。さっきの悪魔ってキリト君だったんだよね?」

 

リーファが尋ねてきた。

 

「ん? 多分な」

 

あっけらかんと返してくるキリト。

リーファは呆れた表情になる。

 

「俺、あるんだよ。戦闘中にぶち切れて記憶が飛ぶ事が」

 

「うわ、こわぁ」

 

キリトの言葉を聞いてリーファは引いたような声で呟いた。

 

「今の戦闘も記憶が飛んでるの?」

 

苦笑いでアスナが問いかける。

キリトは唸りながら

 

「いや、さっきのはなんとなく覚えてるよ。ユイに言われるまま魔法を使ったら、なんか自分がえらく大きくなってさ。剣もなくなるし、仕方ないから手掴みで……」

 

「ボリボリ齧ったりもしてましたよ~」

 

ユイが楽しそうに注釈する。

 

「あぁ、そういえば。モンスター気分が味わえてなかなか楽しかったな」

ニヤニヤと笑うキリトにアスナは終始苦笑いしている。

 

そんな中、リーファはある疑問が湧いて恐る恐るキリトに尋ねてみる。

 

「その、味とかしたの?」

 

「焦げかけの焼き肉の風味と歯応えが……」

 

そこまで聞いてリーファは眼を逸らし

 

「あ、もういい。言わないで」

 

キリトに向かってブンブンと手を振った。

すると、キリトはだしぬけに振り向いて彼女の手を掴み

 

「あぐぅ!」

 

一声唸って口を開き、彼女の指先をパクリと咥えこんだ。

 

「ぎゃ──────────!!!!!」

直後にリーファの叫び声と

 

「キリト君!!」

 

「あべし!」

 

アスナに頬を叩かれたキリトの悲鳴が回廊に木魂した。

 

 

 




サラマンダーと内通していたシルフのプレイヤー。

彼らに手によって、シルフ、ケットシーの領主会談場に襲撃の危機が迫っていた。

事態を把握した少年たちは、会談場へと飛び急ぐ。


次回「会談場へ」

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