黒と紫のソードアートオンライン   作:壺井 遼太郎

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キリトとユウキのアニールブレードは+6まで強化してあります。


ボス攻略会議

会議の開催広場

 

広場についのはいいが、まだ誰も来ていなかった。

 

「まだ誰もいないねぇ。」

 

「じゃ、座って待つか。」

 

と言い、座って間も無く、プレイヤー達がどんどん来た、中にはおれとユウキが助けたビギナー達も居て、おれとユウキを見つけた時にお辞儀をしていった。

 

「助けてよかったね、キリト♪」

 

「ああ。」

 

と、話していたら、声が広場に響いた。

 

「はぁ~い、そろそろ会議を始めます。」

 

そう言ったのは、青い髪のイケメンだった。

ユウキが彼のことを見詰めた時には、流石に頭に来た。

 

「じゃあ、始める前に自己紹介をします。おれの名前はディアベル、職業は気分的に、ナイトをやっています。」

 

ジョブシステムなんてないだろ~、と言われ、皆が笑顔になった。ディアベルが次に真剣な顔になった。

 

「今日、おれたちのパーティーがボス部屋を見つけた。」

 

おぉ~、というどよめきが広場に走った。

 

「そして、攻略本の最新版が先ほど配布された。」

 

攻略本、おれがアルゴに頼んで作って貰った物だ。だが、あくまでβのデータなので製品版とは違う可能性がある、という警告を最初のページに大きく書いてある。

 

「これによると」

 

「ちょう待ってんか!!」

 

広場の外から声が聞こえたので見てみると、トンガリ頭のプレイヤーがいた、彼が広場の真ん中に行くと。

 

「ワイはキバオウってもんや、会議を最中で悪いけど言いたいことがある。ここにおるはずや!汚い手ぇ使ってビギナーを見捨ておった、β上がりのやつがな!」

 

「キバオウさんそれは、βテスターに名乗り出ろと言うことか?」

 

「決まっとるやないか!ワイらビギナー捨ておってレベルを上げていった汚いやつらがな。」

 

それを聞いて、広場が静寂に満ちた。

 

「今すぐここに出てきて、アイテム差し出して、土下座させへんときがす」

 

スッ、と音を立ててキリトは手を上げた、キリトはユウキに隠しているが、アニールブレード+6をもう一本持っている。

 

「ほう、いさぎいいやないか、じゃあ、アイテムを出して貰おか。」

 

と、出そうとした直前に、

 

「キリトさん、アイテム出さなくてもいいですよ!!」と、叫んだプレイヤーがいた、彼はキリトとユウキに命を救われたビギナーの一人だ、伝染するかのように、「キリトさんは他のβテスターとは違う!!」「私達はキリトさんに助けて貰ったのよ!!」と数人のプレイヤーが叫んだ。その中の一人が「発言いいか?」と手をあげた。

 

「おれの名前はエギルだ。おれが次の村についた時や、始まりの街を出るときは、情報が出ていた、これは武器屋で無料配布してあった攻略本だ、あんたもこの本を貰ったんだろ。」

 

無料配布?おれとユウキは500コルはらってアルゴから貰っている。

 

「貰たで、それがどうした!」

 

「配布しているのはβテスターだ、なのに死者が出たのは引くべき所を、引かなかったからだ。それをβテスターのせいにするのは、おかしいんじゃないか?」

 

そこまで言われた所でキバオウは黙ってしまった。

 

「兄ちゃんも、よく出てこれたな。」

 

エギルはおれにそういいながら笑った。

 

「それじゃあ、会議を続けて言いかな。」

 

そうしてボスの名前、体力、メインウエポン、レッドゲージになると武器を、斧とバックラーから、タルワールに変えることを説明し。

 

「じゃあ、レイドを作るから、パーティーを作ってくれ。」

 

え?おれは黙ってしまった。

ユウキとは元々パーティーだが、それ以外心当たりがない。

見回してみると、もうパーティー編成が始まって組んでいた、あぶれがいたのはフェンサーさんだった。

 

「君も、あぶれたの?」

 

ユウキが話しかけていた。

 

「あぶれてない、周りが仲良さそうだったから遠慮しただけ。」

 

「じゃあ、ぼくたちとパーティーを組もうよ♪」

 

「そっちが申請するならいいわ。」

 

そう言い、パーティー申請をOKし、名前が視界左上に追加された。

名前はAsuna。

パーティーを作り終わり、レイドを組み攻略会議が終わった。




キリトが助けたビギナーは、元々パーティーを組んでたってことにしてください。
色々とメチャクチャでしたが、温かい目で見ていってください。

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