黒と紫のソードアートオンライン   作:壺井 遼太郎

5 / 57
ひどい内容かもしれませんが、温かい目で見ていってください。


後悔

ホルンカの村の宿屋 午前7時

 

設定した起床アラームによって、ユウキは目が覚めた。

 

「ふぁ~、んにゅ?え!?なんでキリトが一緒に寝てるの!?」

 

ユウキは昨日のことを思い返してみた、

 

(昨日宿屋で部屋を頼んだら、キリトがいきなり倒れたから、アルゴと二人で運んだんだった。)

 

そのアルゴは昨晩、ユウキの部屋に運んでユウキと別れた。

別れる前に、アルゴは出ていく前にこう呟いていた。

 

「はやく戻っテ、攻略本を作らないとナ。」

 

という経緯で、今部屋にはユウキとキリトの二人しかいないのだ。

ユウキは出来る限りの平常心を保ち、キリトを起こすことにした。

 

「キリト~、朝だよ今日からビギナー助けるんでしょ♪」

 

声をかけても起きないので、ユウキはキリトを力一杯揺すった、

だが、揺すりすぎたのか、キリトはベッドから落ちた。

 

「大丈夫キリト!?」

 

「痛てて。」

 

「ごめんね、キリト」

 

「いいよ、おれを起こしてくれたんだし、昨日は怒ってごめんな。」

 

「いいよ♪じゃあ、今日はどうする?」

 

キリトはユウキに聞かれ、どうするかを決めた。

 

「じゃあ、昼は次の村に移動で、朝はフィールドでビギナーの手助けに行くか。」

 

そう言いユウキとおれはフィールドに出た。

 

「やっぱりいないね~。」

 

「まぁ、今は死んだら本当に死んでしまう世界だ、ろくにフィールドに出てる人はいないだろう。」

 

と言い、キリトとユウキはレベル上げをしながら、フィールドを探索していた。

結局、午前中誰とも遭遇せずに過ぎていった。

 

「もう午後だね、次の村に行こうか♪」

 

「そうするか。」

 

と言い、キリトはユウキと一緒に次の村に行くことにした。

 

村に移動する前のホルンカの村では、プレイヤーが何人かいた。

おそらくβテスターだ、ここまでの道のりをビギナーを見捨てていったのだ。

キリトはユウキがいたので気付かなかったが、クラインを見捨てたことを痛感した。

その事に気付いたユウキは、

 

「大丈夫だよ、クラインはキリトの事を恨んでないよ♪ぼくもクラインもキリトには、言い切れない感謝があるんだ、キリトがスキルのモーションを教えてくれなかったら、ぼくもクラインも始まりの街から出なかったかもしれないし、モンスター相手に殺られてかもしれないんだ、だからキリトには感謝しても、しきれないよ♪」

 

キリトはユウキに慰められて自分が泣きそうなことに気付いた。

 

「ありがとうユウキ。」

 

「それじゃあ張り切って、次の村に行っくぞ~♪」

 

キリトはこの時に、ユウキを絶対に命に替えて守ることを決心した。

ユウキは、(キリトが落ち込むのは似合わないからね♪元気になってよかった♪)

 




どうでしょうか?
次回はユウキとキリトで迷宮区にむかいます。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。