黒と紫のソードアートオンライン   作:壺井 遼太郎

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投稿が遅くなって申し訳ありません。テスト期間だったので。ホロウフラグメントはやったことないので、オリジナルになる所が多くなります。それとスランプ気味です。


ユウキとフィリアとホロウエリア

ホロウエリア管理区

 

「フィリアー!!いるかー!?」

 

「叫ばなくてもここにいるよ。」

 

キリトは管理区につくと、フィリアが近くにいるか確認するために叫んだのだが、どうやら休憩中だったようで、すぐ近くに座っていた。

 

「悪い。」

 

「別に良いよ、で、そっちにいるのは前に言ってた仲間?なんでにらんでるの?」

 

「あぁ、気にしなくて良いよ。ぼくはユウキ、キリトの奥さんだよ♪」

 

「それ別に毎回言わなくても良いだろ。」

 

「私はフィリア。」

 

二人は握手をすると、キリトの方を向いた。

 

「で、今日はどこを探検するのキリト?」

 

「なんでもお見通しか。フィリア、ここのダンジョンに連れてってくれないか?」

 

「別にいいけど、ダンジョンに何しに行くのよ?」

 

「いや、ここのダンジョンだったら、良いアイテムがドロップしそうだから。」

 

「そう、じゃあこっち。後、宝箱やトラップがあったら私に言って、私、《トレジャーハンター》だからそう言うのは、全部マスターしてる。」

 

「おお!!じゃあ頼りになる。」

 

「そうだね、ぼくたちの中に、解除系のスキル持ってる人いないからね♪」

 

会話をしているうちに、キリトは別の事を考えていた。

 

(最初会った時はピリピリした空気だったけど、フィリアも段々関わりやすくなってきたな。)

 

「ここ。」

 

「ここがホロウエリアのダンジョンかー。」

 

「ホロウエリアは5階層に出来てる。ここにいるのは私だけだから、エリア探索も私一人でやってる。」

 

「へぇ、だからあんなに強いのか。」

 

「今はちょうど半分の3階層。」

 

「3階層!?」

 

「一人でボスを倒してるのか!?」

 

「そう。」

 

「もしかして、レベル、100に近くないか?」

 

「うん。私のレベルは97。」

 

「え!?ちょっと待って!!ぼくたち、攻略組だからトッププレイヤーの名前は基本覚えるけど、フィリアって名前は聞いたことないよ!?」

 

「それもそうよ、だって私、ここに飛ばされる前は《中層ゾーンのプレイヤー》だったんだから。」

 

「え!?」

 

「中層ゾーンのプレイヤー!?」

 

一体何度目か解らない驚愕の反応を繰り返していた。

 

「じゃあ、前のレベルは!?」

 

「50ちょっとだけど。」

 

「シリカよりレベリングに励みすぎだろ。」

 

飽きれ、驚愕等を混ぜた声で反応していた。

 

「うわぁぁぁ!!」

 

「何!?」

 

「ホロウデータ。ここにはアインクラッドのプレイヤーのホロウデータがあるんだ。」

 

「じゃあ、今の声は!?」

 

「多分、HPがゼロになったんだと思う。」

 

「な!?」

 

「安心して、ホロウデータは時間はかかるけど、復活するよ。」

 

「そうなのか。」

 

「そういえば、全プレイヤーのホロウデータがあるのに、キリトとユウキには一回も会わなかったよ。」

 

「ちょっと、自分に会いたい気持ちと会いたくない気持ちが出そうだな。」

 

「なんか複雑だね♪」

 

二人の発した言葉には悪意はなかった。だが、フィリアにはこの会話の内容を少しだけ気にしていた。

 

「ま、まぁ、そろそろ中に入るか。いつまでもこんな文字化けした剣なんて使えないし、とっとと、素材集めて、リズに新しい剣を作らせてやる。」

 

「それはちょっと酷くないかな。」

 

「じゃ、入るよ。言っとくけど、ここに出てくるモンスターはレベル的には80層クラスだから。」

 

「一応、おれとユウキは90層の安全マージン取ってるから、大丈夫だと思う。」

 

「もしかして、レベル100越え!?」

 

「お、初めて驚いたな。そういう可愛い所があるんだから大切にしろよ。」

 

キリトは冗談を言っていたつもりだが、フィリアには通じていなかったなのか、剣を抜こうとしていた。

 

「ストップ!!ストップ!!冗談だから!!」

 

「キリト、冗談も程々にしないと。で、ぼくたちのレベルは104だよ♪」

 

「高すぎるでしょ。」

 

驚き半分、飽きれ半分の声が聞こえたと同時にメッセージが届いた。

 

「アスナからメッセージだ。えーと、内容は明日のボス戦に参加するかどうかだって。」

 

「じゃあ、集合時間に間に合わなかったら、参加しない。って感じのメッセージ送っといてくれ。」

 

「解った。」

 

「所でフィリア?ここのダンジョンって、どっかのフロアに似てるとかないか?あったら教えてくれ。」

 

「確か30層のトラップが多かった迷宮区に似てる。トラップもあるからそっくりそのまま移した感じがするけどね。」

 

「あぁ、あそこか。」

 

「確か、サチちゃん達とトラップにかかったところだね。」

 

「ま、さっさと終わらせるか。」

 

「早くリアルに帰りたいしね♪」

 

3人はダンジョンに入っていった。フィリアもバレないようになのか、うっすらと笑っていた。だが、ダンジョン入り口にハイドしていたプレイヤーが現れた。

 

「Wow、《フィリア》のやつ、うまくやりやがったじゃねーか。」

 

キリト達にバレないように隠れているプレイヤーがいたのだ。普通のプレイヤーなら隠れる必要はないのだ。あくまで普通のプレイヤーは、だ。

 

キリトとユウキはこのプレイヤーを知っていた。黒ポンチョに、料理に使いそうなでかい肉切り包丁を持つこのプレイヤーを。




フィリアイベントはこのまま一気に終わらせたいと思います。

最近、ぼくの小説、全く読んで貰えなくなりました。ぼくの小説つまんないのかなぁ。

なんて弱気も考えるようになってきましたけど、めげずに頑張って行きたいと思います!!

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