福袋でオルタニキ出てご満悦の私です。シャドバやってるんだけど虫にワンターン17打点されたりヴァンプにアグロされたりで現環境なかなか厳しいですね。A帯だからなの……?
そういや最近ようやく友人に物語シリーズを借りてチマチマと読み始めました。二次創作でたまに見るキャラだし気になってたんだけど、化物語しか読んでないからここからどうやって忍と仲良くなるのか(てか二次創作で見るような仲。化物語だと会話ろくに無いよね? まだ途中だから確定じゃないけど)楽しみ……!
本編そのものと考えるとかなり久々に執筆するので結構というかほぼ完全に忘れててやばいです。ま、いつもどうりなんとなくやって行きます。えっと、恋愛バトル突入するって所からよね。
何かに巻き込まれそうだなぁ、と半ば諦めながらに「真の八舞になるには森羅万象を嫉妬させるほどの色香が必要」だの、冷静そうな夕弦も思案しておきながら「なるほど」などと同意を示す始末。どこから突っ込んだらいいものか、この状況をどうすればいいのか。鞠亜に鞠奈、折紙と十香。誰一人としてどうもしないのはやはり諦めているとかそういう事では?
『……シン、聞こえるかい?』
眠たげな声が右耳から聞こえてきた。令音さんがインカムで話しかけてきたみたいだな。
「令音、ラタトスクの方はどうしているのですか?」
『鞠亜か。それがどうも上手く通じない。この暴風の影響か、はたまた別の――』
「ま、別にいいわよ。あたし達の判断で行かせてもらうわ」
『……ん。わかった、そちらに任せよう。バックアップは任せてくれとは言えないのが申し訳ないね』
「令音のせいじゃないし、別に責めてもいないわよ。ね、十香?」
「! う、うむ、そうだな!」
「鞠奈さん、今の十香さん、確実に理解していなかったんじゃ」
「そ、そんな訳が無いだろう! ともかく、悪くないのだ!」
鞠奈のやつ、分かってて十香に話を振ったんだろうな。それも、悪気があった理由ではなく令音へのフォローとして。
「あちらさんの話もそろそろ纏まりそうだけど、キミはどうしたいのかしら?」
「鞠奈の判断に任せる……けど」
それでも。
「「出来ることなら、救いたい」」
俺の発言と同時に鞠奈がそう言い放つ。「そう言うと思ったわ」なんて可愛らしく笑いながら。
「では、私達で交渉を行いましょう。折紙と十香は万が一を警戒して士道の傍にいてあげてください」
「うむ!」「わかりました」
あってほしくない万が一を案じて、皆に霊力を回しておく。霊装を展開するに十分な量を。
「で、そこのあんた達、話はついたのかしら?」
「……む? ほう、脆弱な人間如きが我らに話しかけるか」
「解答。おおかた話し終えました」
「そうですか。では、どうしますか?」
「ククク、そちらのだけでなくお主もまた我らに声をかけるか」
「思案。どう、とは未定ですが惚れさせた方の勝ち、とするつもりですが?」
三人だけで会話が進んでしまっていて、一人痛い発言をする耶倶矢が完全に放って置かれておるせいか段々と涙目になっているように見える。
「貴女達、頭湧いてるんじゃないの?」
早速、鞠奈が火を放った。それも、念入りに油で濡らされた場所に。
「なっ」「疑問。どうしてそうお思いに?」
耶倶矢は驚きながらも風を纏い、敵意を剥き出しにする。一方の夕弦はただ質問をしてくる。
「惚れさせる、だなんて簡単に出来ないからに決まってるじゃないの。本人の意見を無視して勝手に話を進めて、勝負のために惚れさせるなんて言われて頷くと思うのかしら? 第一印象もよろしくない上、勝負の為だなんてことになれば上っ面の言葉にしか聞こえないでしょうに」
「納得。言われてみれば、確かにそうですね」
「ふ、ふん! 真なる八舞の色香を持ってすればそのような些事はどうにでもなるのだ」
「ならないからこうして馬鹿って正面から言ってるんじゃないのよ。そう言われることも分からないなんて貴女、筋金入りのお馬鹿さんじゃないの? というか、そうね」
決めつけてしまった。耶倶矢が涙目で鞠奈を見ている。というか、封印も何もされてない精霊を正面から言い負かして涙目にするなんて、そうそうできることじゃないよな。琴里やDEM、ASTの隊員達が見たら、もしかすれば卒倒するんじゃないだろうか。
「この真なる八舞に相応しき我を馬鹿と呼んだな!」
「言ったわよ。事実だもの。それとも、今あたしが言ったことを否定できるのかしら?」
「そ、それは……」
「鞠奈、それ以上はストップです。そこからは私に任せてください」
「ええ、分かったわ。任せたわよ、鞠亜」
「もちろんです。私は鞠奈の妹ですから」
鞠奈のベースにフラクシナスのAIがハマって生まれたのが鞠亜だから確かに妹でも間違いないんだろうけど、そんなの決まってたっけ?
「質問。それで、そこまで私達に言うからにはアイデアなどあるのでしょうか?」
「その前に、貴女達がどうしたいのか聞かせてもらえませんか?」
「首肯。先ほどの貴方達を見る限り恋人なのではと推測しますが、しかし私は真の八舞として、そちらの――士道と呼ばれていた少年を惚れさせてみせます」
「わ、わたしだって!」
「補足。鞠奈の言う通り、今の私たちでは士道は振り向いてくれないと予想します。ですから――まずは、士道を楽しませてみせます」
「あら、アイデアを求めるまでもなくもう決まってるじゃないの」
「し、真なる八舞の座は譲らんからな! 私の方がめちゃくちゃ楽しませるんだから!」
「反論。耶倶矢のようなおこちゃまな方法では士道を楽しませることなど出来ないでしょう」
「そ、それなら、夕弦は出来るっていうの?」
「否定。それは恐らく私にも難しいと推測しますから――」
唐突に、鞠亜の手を取って。
「立案。私は士道のことをよく知る鞠亜に手助けをお願いします。
請願。よろしいでしょうか、鞠亜?」
「ええ、構いませんよ」
「そ、それじゃあ鞠奈! お願い!」
「ま、いいわよ」
そうして二つのコンビが生まれたのだった。
この後、美少女が二人増えたことで少し騒ぎになったが令音さんがどうにかしてくれたのだった。
最初は令音さんともっと話して解決任せる感じだったんですが、鞠奈が黙ってないというか精霊目の前にしても普通に言っちゃう性格なので噛み合わず断念。おかげで出番が減った模様。
鞠亜妹設定説。そんな設定出したっけ? 一応生まれ的に鞠奈が少し先なはずなので戸籍とかは鞠奈が上のつもり。以前に真逆の書いてたらどーしよ。その時の自分は多分性格で決めてるね。
折紙いるからどうにか混ぜたかったけど十香いるし余らせるのも可哀想なのでやめてたり。
新年初更新、楽しんでくれると幸いです。
今年も一年、宜しくお願いします!
サブタイは今回決めたものであり話のテーマというかそんな所にあった勝負。勝負のことで揉めてた訳だし。